スエズ湾
紅海の北端に位置し、東のアカバ湾と共に西からシナイ半島を挟んでいる湾
スエズ湾(スエズわん、アラビア語:خليج السويس、Khalyj as-Suways)は、紅海の北端に位置し、東のアカバ湾と共に西からシナイ半島を挟んでいる湾である。アフリカとアジアの大陸の境界は、スエズ湾の中央線上とされている[1]。長さ314km、幅最大32km。水深は最大でも18m。
スエズ湾は、2800万年前にできた比較的新しいリフト盆地である[2]。アフリカ大陸から伸びた大地溝帯が紅海をつくり、さらにスエズ湾とアカバ湾に分かれたと考えられている。この割れ目はアカバ湾からさらに死海へと続く。湾の入り口から北北西に延びた終端には、エジプトのスエズ市とスエズ運河の入り口がある。湾の入り口付近に古いジェムサ油田・ガス田がある[3]ほか、湾内には多数の油田が分布する。
範囲
編集脚注
編集- ^ “Limits of Oceans and Seas, 3rd edition”. International Hydrographic Organization (1953年). 1 January 2018閲覧。