シバナ科
シバナ科(シバナか、学名:Juncaginaceae)は、単子葉植物の科。両半球の温帯から寒帯にかけて分布する。湿地に生育する多年草で、淡水・海水それぞれに適応したものがある。花は両性の風媒花で、多くは花被及び雄蕊各6個、雌蕊1個からなり、総状又は穂状花序になる。
シバナ科 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | |||||||||||||||
| |||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||
Juncaginaceae Rich. |
日本ではシバナ(塩場菜) Triglochin asiatica が九州以北の海岸湿地に、ホソバノシバナ Triglochin palustre が北日本の淡水湿地に分布する。
シバナ科は、かつて形態・生態的に似たホロムイソウ科 Scheuchzeriaceae に含められていたが、現在では分けるのが普通。
分類
編集3属に30種以上を含む[1]。
- Tetroncium - 南米南部からフォークランド諸島・ゴフ島
- Cycnogeton - オーストララシア淡水域。根は塊根となる。染色体数は8の倍数。
- Triglochin シバナ属(Lilaea 属を含む) - 全世界に分布。根は球根状。染色体数は6の倍数。
外部リンク
編集- ^ von Mering, Sabine, and I. W. Kadereit. (2010), Phylogeny, systematics, and recircumscription of Iuncaginaceae—a cosmopolitan wetland family
- Juncaginaceae in L. Watson and M.J. Dallwitz (1992 onwards). The families of flowering plants: descriptions, illustrations, identification, information retrieval. Version: 1st June 2007. http://delta-intkey.com
- Alismatales(Angiosperm phylogeny website)