エイリアンズ
エイリアンズは、キリンジの6thシングルである。
「エイリアンズ」 | |
---|---|
キリンジ の シングル | |
初出アルバム『3』 | |
B面 |
イカロスの末裔(radio mix) 銀砂子のピンボール(special Christmas version) |
リリース | |
ジャンル | J-POP |
時間 | |
レーベル | ワーナーミュージック・ジャパン |
プロデュース | 冨田恵一 |
チャート最高順位 | |
| |
概要
編集前作「君の胸に抱かれたい」より3ヶ月ぶりとなるシングル。オリコンチャートによると、キリンジのシングルとしては3番目の売上となった[1]。タワーレコード渋谷店のシングルランキングでは4位(2000年10月9日〜10月15日)を記録した[2]。世代を超えて様々なアーティストにカバーされている。
テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』にて行われた「プロが選んだ最強のJ-POPベスト30」(2021年3月3日)にて16位にランクイン[3]。さらに同年5月16日放送の冨田ラボ(冨田恵一)特集では同曲の魅力が解説された。「令和に活躍する若手アーティストが選ぶ平成最強ソングベスト30」(2022年5月6日)では2位にランクインされた[4]。
2021年5月1日深夜 25:00 - 25:55にはBSフジで『アワー・フェイバリット・ソング 私が「エイリアンズ」を愛する理由』と題して、本曲の魅力を深掘りする番組が放送された(BSフジ オンデマンドでは2021年7月4日23:59まで配信され、2021年7月3日深夜 25:00 - 25:55には再放送が行われた)[注釈 1][5]。
作家・燃え殻の原作によるメディアミックス作品『あなたに聴かせたい歌があるんだ』では、作品を通してキーとなる楽曲として大きくフィーチャーされており、2022年5月20日から配信サイトHuluで配信されたドラマでは、テーマ曲として使用されている[6]。
「ミュージック・マガジン 2024年8月号」特集「2000年代Jポップベスト・ソングス100」において、2位に選出されている。表紙は同曲収録アルバム「3」のジャケットを描いたイラスト。
収録曲
編集- エイリアンズ (6:04)
- 作詞・作曲:堀込泰行
- キリンジの代表曲。
- 作詞作曲した堀込泰行は、この曲の着想を「日本の大部分を占める『ノンカルチャー』な場所に合うようなものを作りたかった」と述べている(『ミュージックスクエア』(2008年、NHK-FM)より)。
- ミュージックビデオは「SPACE SHOWER Music Video Awards 2000」BEST SHOOTING VIDEOを受賞した(監督は吉田喜子)。
- キリンジファンである宮崎哲弥は、宮台真司との対談集の書名を『エイリアンズ 論壇外知性体による「侵犯」的時評'03-'04』 (インフォバーン、2004年)としている。
- LINEモバイルCMソング(2017年3月)
- ドラマ『カラスになったおれは地上の世界を見おろした。』(2018年11月10日、NHK BSプレミアム)挿入歌
- 2022年、映画『明け方の若者たち』及び、Huluオリジナルドラマ『あなたに聴かせたい歌があるんだ』の劇中で使用された[7]。
- イカロスの末裔(radio mix) (5:31)
- 銀砂子のピンボール(special Christmas version) (3:54)
- 作詞・作曲:堀込泰行
全曲編曲:キリンジ・冨田恵一
収録シングル・アルバム・コンピレーション
編集- オリジナル『3』(2000年11月8日)
- リミックス『RMX』(2001年4月25日)
- TinyVoice,Production Smooth Mix
- オムニバス『北青山的13曲1000円』(2001年8月8日)
- オムニバス『One Nation』(2003年6月18日)
- Groove encounters mix
- オムニバス『Love-51』(2003年11月26日)
- オムニバス『The Best Of J-AOR「Mellow」』(2004年1月21日)
- ベスト『KIRINJI Archives SINGLES BEST』(2004年6月23日)
- シングル「朝焼けは雨のきざし」(2008年2月20日)
- Live ver.
- ベスト『KIRINJI 1998-2008 10th Anniversary Celebration』(2008年12月10日)
- ベスト『Melancholy Mellow I-甘い憂鬱-19982002』(2018年11月7日)
- コンピレーション『センチメンタルデイズ ~アノ頃、夕暮れ、帰り道~』(2019年10月30日)
- DJ BLUEによるREMIX
カヴァー
編集音源化作品
編集- 鈴木康博:オムニバス『Re-Cover』(2004年5月25日)収録。
- ミズノマリ:オムニバス『Voice Colors ~あなたといたころ~』(2007年3月21日)収録。
- SANDII:オムニバス『Fly Me To The Paradise - 1st Destination ~Hawaii~』(2007年12月12日)収録。
- Gen Tamura(田村玄一) feat. 土岐麻子:オムニバス『LOVERS COVERS SWEET』(2008年11月19日)、オムニバス『大人の、セツ泣きBEST』(2013年7月16日)収録。
- 秦基博:シングル「アイ」(2010年1月13日)、アルバム『Documentary』(2010年10月6日、初回限定盤)収録。
- たなかりか:ジャズカヴァーアルバム『Japanese Songbook』(2012年4月18日)収録。
- UNCHAIN:カヴァーアルバム『Love & Groove Delivery』(2013年2月6日)収録。
- ハナレグミ:カヴァーアルバム『だれそかれそ』(2013年5月22日)収録。
- KOHEI JAPAN:ベストアルバム『コーヘイジャパンはかく語りき The Best of KOHEI JAPAN/K.J.』(2014年1月15日)収録。
- Goose house:2016年7月25日にYouTubeで歌唱動画を公開。
- THE CHARM PARK:オムニバス『PEACEFUL2』(2016年10月19日)収録。
- のん:配信シングル「エイリアンズ」堀込泰行がプロデュース。 LINE MUSICLINE RECORDSにて配信及びダウンロード販売(2017年7月13日)[8]。
- 堀込泰行:シングル(配信・ANALOG)「エイリアンズ(Lovers Version)」(2017年8月9日)収録。Dub Versionも併録。
- コンピレーション『RELAXIN' WITH JAPANESE LOVERS VOLUME 6 WE LOVE JAPANESE LOVERS MORE THAN EVER COLLECTIONS』(2018年3月14日)ではYASUYUKI HORIGOME & THE NEW SHOES名義にてDUB Ver.を収録。さらに同年8月22日、このアルバムから10曲をセレクトしてアナログ化、『RELAXIN' WITH JAPANESE LOVERS VOLUME 6 WE LOVE JAPANESE LOVERS MORE THAN EVER SELECTIONS』として発売。
- 鈴木雅之:カバーアルバム『DISCOVER JAPAN III 〜the voice with manners〜』(2017年8月23日)収録。
- 比屋定篤子:アルバム『風と鱗』(2017年12月13日)収録。
- Awesome City Club:EP「TORSO」(2018年3月14日)収録(Studio Live ver.)。
- 丸本莉子:アルバム『COVER SONGS』(2018年2月28日)収録。
- DJ SASA:アルバム『スロー・アイランド』(2018年6月20日)収録。ボーカルはUECHI MANAMI。
- やなぎなぎ:アルバム『やなぎなぎ ベストアルバム -MUSEUM-』(2019年1月9日)初回限定盤収録。ライブ音源。
- 田村芽実:アルバム『舞台』(2019年8月21日)初回限定盤B収録。ライブ音源。
- 南佳孝:アルバム『ラジオな曲たち II』(2019年10月30日)収録。
- 森恵:アルバム『COVERS2 Grace of The Guitar+』(2020年4月29日)収録。
- JUJU:シングル「STAYIN' ALIVE」(2020年2月26日)カバーアルバム『俺のRequest』(2020年10月21日)コンピレーションアルバム『CITY POP Voyage - STANDARD BEST』(2021年3月21日)収録。
- 花譜:2020年11月1日にYouTubeで歌唱動画を公開。
- スピサ(声:大地葉):音楽プロジェクト『AKROGLAM』の楽曲として、2021年にYouTubeで歌唱動画を公開。同年9月10日発売のカバーアルバム『NEON SKY』に収録。
ライブ・番組収録
編集- 田島貴男:BSフジ『MUSIC INDEX Hi-Vision Studio LIVE』(2001年3月23日)
- JUJU:カヴァーライヴ『JUJU苑』(2008年6月30日、東京)
- 小田和正、JUJU、松たか子:TBS『クリスマスの約束』(2012年12月25日)
- 藤井隆:日本テレビ『ザ・狩人』(2013年8月2日)
- 杏:ニッポン放送『杏のAnytime Andante』(2013年8月10日)
- 星野源:ニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』(2016年12月12日)
- 安藤裕子:『Premium Live 2017 ~夜明け前~』(2017年6月3日)
- 私立恵比寿中学:『エビ中 秋空と松虫と音楽のつどい 題して「ちゅうおん」2018』(2018年9月22日)
- 中山莉子のソロ歌唱。
- GRANRODEO:『GRANRODEO Live Session "Rodeo Note" vol.1』(2020年11月29日)
- 町あかり:『YANO MUSIC FESTIVAL 2021 ~ヤノフェス 歌うスタジオ~』(2021年1月30日)
- 堀込泰行:BSフジ『アワー・フェイバリット・ソング 私が「エイリアンズ」を愛する理由』(2021年5月1日)ギター弾き語りにて演奏。また、『ONE PARK FESTIVAL 2021』(2021年11月14日、福井市中央公園)でもギター弾き語りを披露し、スペースシャワーTV系列のYouTubeにて公開されている。
- 堂珍嘉邦(CHEMISTRY):『”Drunkboat” TALK & LIVE 2021~夏~』(2021年7月13日)
- 田所あずさ、鷲崎健:『鷲崎健のアコギFUN!クラブ #55お誕生日回SP』(2021年10月15日)
脚注ヘルプ
編集注釈
編集出典
編集- ^ KIRINJIのシングル売上ランキング | ORICON NEWS
- ^ シングルランキング、産経新聞
- ^ 【関ジャム 完全燃SHOW】プロが選ぶ最強のJ-POPベスト30曲、TOWER RECORDS ONLINE、2021年3月4日。
- ^ 【関ジャム 完全燃SHOW】令和に活躍する若手アーティストが選ぶ最強平成ソングベスト30曲、TOWER RECORDS ONLINE、2022年5月9日。
- ^ “『アワー・フェイバリット・ソング 私が「エイリアンズ」を愛する理由』”. BSフジ. 2021年5月2日閲覧。
- ^ “カツセマサヒコ、燃え殻原作映画も 名曲「エイリアンズ」が“青春の記憶”に与える作用”. Real Sound|リアルサウンド映画部. blueprint (2022年2月12日). 2024年3月4日閲覧。
- ^ カツセマサヒコ、燃え殻原作映画も 名曲「エイリアンズ」が“青春の記憶”に与える作用(文:松本侃士、Real Sound映画部)
- ^ “のんが歌う「エイリアンズ」がフルバージョンになってLINE MUSICより配信開始です!”. のん 公式サイト (2017年7月19日). 2018年7月1日閲覧。