イルカ交通
イルカ交通株式会社(イルカこうつう、Dolphin traffic )は、富山県高岡市二塚に所在する貸切バス・路線バス・タクシー事業者。小矢部市内に本社を構える大和トランスポート[2] グループ(YTPグループ)の一員。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒933-0816 富山県高岡市二塚418-1 北緯36度41分5.7秒 東経136度53分36.9秒 / 北緯36.684917度 東経136.893583度座標: 北緯36度41分5.7秒 東経136度53分36.9秒 / 北緯36.684917度 東経136.893583度 |
本店所在地 |
〒932-0814 富山県小矢部市赤倉169[1] 北緯36度39分20.5秒 東経136度53分28.1秒 / 北緯36.655694度 東経136.891139度 |
設立 | 1999年2月10日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 1230001008695 |
事業内容 |
一般貸切旅客運送事業 一般乗合旅客運送事業 一般乗用旅客運送事業 |
代表者 | 西村寛(代表取締役社長) |
資本金 | 2100万円 |
従業員数 | 62人 |
外部リンク | https://www.iruka-net.jp/ |
沿革
編集- 1999年(平成11年)2月10日 - 会社設立[3]。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)4月 - ドルフィンライナーの運行を開始[3]。
- 2011年(平成23年)9月 - きときとライナー 名古屋に五箇山インター口停留所を設置[3]。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 7月 - 小矢部市下後亟(しもごぜ)の小矢部東インターチェンジ前に大駐車場を完備した「小矢部高速バスターミナル」が完成したことに伴い[3]、きときとライナー 名古屋・東京ともに従来の「小矢部東インター口」から停留所を移転し乗り入れを開始。
- 9月 - きときとライナー 東京を休止。
- 2018年(平成30年)10月11日 - 高岡スポーツコア向かいに高岡バスターミナルを新設。併せて高岡営業所がバスターミナル内に移転するとともに本社営業所に改称[4]。跡地は後に富山市の貸切バス会社「新富観光サービス」と賃貸契約を結び、同社の高岡店として営業している[5]。
- 2019年(令和元年)10月10日 - きときとライナー 名古屋の「小矢部高速バスターミナル」を閉鎖し、砺波ICから高速道路に入るルートに変更される。代替としてスーパーマーケット「サンコー砺波インター店」前に停留所(サンコー砺波)を新設[6]。
- 2020年(令和2年)8月7日 - 開業が延期されていた高山 - 白川郷 - 高岡線が、1日3往復で運行開始[7]。
- 2021年(令和3年)1月1日 - 斐太バス(岐阜県高山市)の事業を継承し、旧斐太バス本社をイルカ交通高山支店とする。
- 2022年(令和4年)4月20日 - きときとライナー 名古屋に新高岡駅停留所を新設[8]。あわせて「高岡駅南口」を「高岡駅瑞龍寺口」に改称[8]。
高速バス
編集きときとライナー 名古屋
編集「きときと」とは富山弁で「新鮮な、生き生きとした」を意味する言葉である。高岡市・砺波市・南砺市と愛知県名古屋市を国道156号・北陸自動車道・東海北陸自動車道・名神高速道路・名古屋高速道路を経由して結ぶ。
- 高岡駅瑞龍寺口 - 新高岡駅 - 高岡バスターミナル - (国道156号) - 砺波駅南口 - サンコー砺波 - (北陸自動車道 - 東海北陸自動車道) - 城端サービスエリア - (東海北陸自動車道) - 五箇山インター口 - (東海北陸自動車道 - 名神高速道路 - 名古屋高速道路) - 名古屋駅前
- 運行本数 - 2008年4月20日に1日4往復でスタートしたが、翌月20日より3往復に減便された。2009年7月18日より休日限定ながら4往復運行を復活したが、翌年再び3往復に戻っている。幾度の増減便を経て、2016年10月には6往復での運行に拡大している。
- 城端サービスエリアと五箇山インター口はデマンド運行のため前日までに予約が必要で、予約が無い場合は経由しない。また、1往復はダイヤ上も五箇山インター口を経由しない[9]。
- 座席 - エコノミーシート(4列シート)26席、スーパーシート(2列 - 1列シート)7席。近年は全席3列シート28人乗り(料金はエコノミーシート扱い)の車両が主流になりつつある。便によっては全席エコノミーシート仕様車両で運行する場合もある。
- 全席指定制のため乗車には予約が必要。以前は電話予約並びに営業所内、バス車内での直接購入のみに限られていたが、近年ではウェブ予約も可能になっている。
- 3列・4列合造車や全席エコノミーシートの車両にはパウダールーム付きのトイレを装備しているが、全席3列シート車は中央床下にトイレを配している。
- 当初、イルカ交通本社 - 高岡駅間は回送区間とする予定であったが、小矢部市側の強い要望で開業より約1年間営業区間に含められていた。後に代替として前述の「小矢部高速バスターミナル」に駐車場を設け、同停留所の廃止後はサンコー砺波停留所を新設して利用者の利便をはかっている。
- ほぼ全線で加越能バスが運行する名古屋 - 高岡・砺波線と競合している[10]。
- 2022年4月20日より「新高岡駅」を新設し、「高岡駅南口」を「高岡駅瑞龍寺口」に改称するとともに高岡市内の停車順序を変更[8]。
高山 - 白川郷 - 高岡線
編集高岡市から岐阜県大野郡白川村を経由して高山市までを結ぶ高速バス。一部の便は小矢部市と砺波市の停留所にも停車する。高岡 - 名古屋間で長年競合してきた加越能バス[10]、および高山側のバス会社である濃飛乗合自動車との共同運行。当初は2020年4月10日運行開始予定だったが[11]、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開業3日前の4月7日に延期が発表された[12]。その後、同年8月7日より運行を開始した[7]。
- 高岡バスターミナル(イルカ交通) - 高岡駅前 - 新高岡駅 - 三井アウトレットパーク北陸小矢部 - 砺波駅南口 - サンコー砺波 - 白川郷 - 高山濃飛バスセンター
過去の路線
編集きときとライナー 東京
編集後述のツアーバス「ドルフィンライナー」が乗合移行する形で開業した。
- 金沢駅西口 - イルカ交通(芹川) - イオンモール高岡南口 - 高岡駅南口 - 富山駅北口 - イルカ交通滑川営業所 - 東京駅鍛冶橋駐車場
- 運行本数 - 1日1往復。
- 座席 - 3列独立シート28席
- 有磯海サービスエリア、妙高サービスエリア、佐久平パーキングエリア、三芳パーキングエリアにて休憩停車を行う。
- 全席指定制のため乗車には予約が必要。
ドルフィンライナー
編集正規の高速バス路線であるきときとライナーと異なり、ツアーバスとして運行された。「新高速バス制度」施行に伴い、2013年7月に高速ツアーバスとしての運行を終了。8月8日より、先述の高速乗合バス「きときとライナー 東京」として運行を再開した。専用車として導入されたハイグレード車「ドルフィンライナー雅」はエルム観光バスに転籍した。
脚注
編集- ^ “イルカ交通株式会社の情報”. 国税庁 (2019年9月11日). 2020年3月10日閲覧。
- ^ 会社概要:大和トランスポート
- ^ a b c d e f g “会社概要”. イルカ交通. 2020年8月8日閲覧。
- ^ a b “10月11日 高岡バスターミナル オープンについて”. イルカ交通 (2018年9月23日). 2020年8月8日閲覧。
- ^ “社長就任のご挨拶”. イルカ交通. 2020年8月8日閲覧。
- ^ “10/10ダイヤ改正とバスのりば変更:サンコー砺波新設と小矢部高速バスターミナル閉鎖”. イルカ交通 (2019年10月9日). 2020年3月10日閲覧。
- ^ a b c “加越能バスなど3社、高岡―高山線開設 8月7日から”. 日本経済新聞社 (2020年7月9日). 2020年8月7日閲覧。
- ^ a b c “高速バス名古屋便 4月20日ダイヤ改正お知らせ ” (2022年3月20日). 2022年11月21日閲覧。
- ^ “きときとライナー 名古屋”. イルカ交通. 2020年3月11日閲覧。
- ^ a b “日本のど真ん中、東海・北陸の高速バス事情 外国人が押し寄せる山間部 海沿い路線も変化”. メディア・ヴァーグ (2019年8月18日). 2020年3月11日閲覧。
- ^ a b c “高岡市と高山市を結ぶ高速バス路線の新設について申請”. イルカ交通 (2020年2月19日). 2020年3月10日閲覧。
- ^ “高山~白川郷~高岡線 運行開始の延期について”. イルカ交通 (2020年4月7日). 2020年4月7日閲覧。
- ^ “高山~白川郷・高岡線”. 濃飛乗合自動車. 2020年3月11日閲覧。