イソライト工業
イソライト工業株式会社(イソライトこうぎょう、英: ISOLITE INSULATING PRODUCTS CO.,LTD.)は、大阪市北区中之島に本社を置く、耐火断熱煉瓦やセラミックファイバーなどの工業製品の製造販売をおこなう企業である。
本社所在地の中之島ダイビル(左側) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | イソライト |
本店所在地 |
日本 〒530-6108 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番23号 中之島ダイビル8階 |
設立 | 1927年(昭和2年)11月25日 |
業種 | ガラス・土石製品 |
法人番号 | 9120001059610 |
事業内容 | 建材・セラミックファイバー生産 |
代表者 | 代表取締役社長 飯田栄司 |
資本金 | 31億96百万円 |
発行済株式総数 | 23,606,573株 |
売上高 |
139億400万円 (2024年3月期)[1] |
営業利益 |
21億7,200万円 (2024年3月期)[1] |
経常利益 |
31億5,200万円 (2024年3月期)[1] |
純利益 |
26億6,400万円 (2024年3月期)[1] |
純資産 |
176億3,100万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
228億円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 |
連結:655[92]人 単独:317[44]人※1 |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
品川リフラクトリーズ 100% (2022年3月31日現在) |
主要子会社 | 関連会社の項を参照 |
外部リンク | https://www.isolite.co.jp/ |
特記事項:特記なき経営指標は 2021年3月 第131期 有価証券報告書 ※1:従業員数に関し臨時雇用者数は、年間の平均人員を[ ]内に外数で記載している。 |
会社概要
編集断熱煉瓦とセラミックファイバーの製造をおこなう。創業当初は、煉瓦建築向けに建材として工務店・建築会社に販売していた。1920年代から1940年代にかけては、藻土焜炉と耐火断熱煉瓦の生産が主力であったが、1967年よりセラミックファイバーを手がけ初め、各方面に応用化できる新素材開発に注力するようになっていった。
1970年代には温水ボイラーを発売し、ラジオ・ホーロー看板で全国的にPRをした。1983年以降は海外でも生産・販売網を拡大し特に建材メーカーとして高い評価を得ている。2004年には品川白煉瓦(現・品川リフラクトリーズ)の子会社入りし、共同事業として環境関連事業や新素材の開発・研究をおこなっている。
沿革
編集主な商品
編集工業炉の耐火物には炉内の高温環境に耐えられるだけの耐熱性や化学的安定性が求められるが、省エネルギーやカーボンニュートラルへの関心の高まりから、炉のエネルギーロス削減に寄与する材料として断熱性能の高い耐火物も求められている。
耐火煉瓦の内部に意図的に気孔を存在させることで断熱性を高めた耐火断熱煉瓦や、セラミックスを数μmの太さの繊維にすることで綿状にしたセラミックファイバーなどの断熱材料を主軸に、各種セラミックス製品を製造・販売している。
- 高温断熱ウール
- リフラクトリーセラミックファイバー(RCF)
- アルカリアースシリケートウール(AES)
- アルミナファイバー(AF)
- 耐火断熱煉瓦
- 粘土質耐火断熱煉瓦
- 高アルミナ質耐火断熱煉瓦
- 不定形耐火物
- 耐火モルタル
- 無機質接着剤
- 不定形耐火断熱材
- コーティング材
- 高機能セラミックス
- 高温集塵フィルター
- 電子部品焼成用セッター
- マイクロポーラス系超低熱伝導率ボード
支店・営業所
編集営業所・研究所・工場
編集関連会社
編集国内
編集- イソライト建材株式会社
海外
編集脚注
編集- ^ a b c d e f イソライト工業株式会社 第134期決算公告
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、99頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 支配株主である品川リフラクトリーズ株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ - イソライト工業
- ^ 品川リフラクトリーズ株式会社による当社株式に係る株式売渡請求を行うことの決定、当該株式売渡請求に係る承認及び当社株式の上場廃止に関するお知らせイソライト工業 2022年3月2日
関連項目
編集- 品川リフラクトリーズ
- 日本の企業一覧 (ガラス・土石製品)
- 宮本工業所
- 日本板硝子 - 上場当時は日本板硝子の子会社であった。
- 大気汚染防止法
- 和倉温泉