アヲハタ
日本の食品メーカー
アヲハタ株式会社(あをはた、英: AOHATA Corporation[4])は、広島県竹原市に本社を置く食品会社。「アヲハタ」ブランドで缶詰・ジャム類を製造している。東京証券取引所スタンダード市場に上場。
本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒729-2392 広島県竹原市忠海中町一丁目1番25号 北緯34度20分15.4秒 東経132度59分35.7秒 / 北緯34.337611度 東経132.993250度座標: 北緯34度20分15.4秒 東経132度59分35.7秒 / 北緯34.337611度 東経132.993250度 |
設立 |
1948年12月28日 (青旗缶詰株式会社) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 3240001037171 |
事業内容 |
(1)農畜水産缶壜詰の製造販売 (2)佃煮、漬物、乾燥食品、冷凍食品、畜産加工、ソースその他各種食料品の製造加工販売 (3)農畜水産加工用包装資材・調味料等の配合資材ならびに食品の加工および製造に係る機械類の販売 (4)環境衛生のための防虫、防鼠、サニタイズ、機械クリーニング等 他 |
代表者 | 代表取締役社長 山本範雄 |
資本金 |
9億1510万0000円 (2020年11月30日現在)[2] |
発行済株式総数 |
829万2000株 (2020年11月30日現在)[2] |
売上高 |
連結: 204億3926万7000円 単独: 198億9428万6000円 (2020年11月期)[2] |
営業利益 |
連結: 7億8068万9000円 単独: 7億3322万9000円 (2020年11月期)[2] |
経常利益 |
連結: 7億6492万2000円 単独: 8億1314万0000円 (2020年11月期)[2] |
純利益 |
連結: 5億9209万8000円 単独: 6億5580万6000円 (2020年11月期)[2] |
純資産 |
連結: 125億0344万3000円 単独: 121億8576万2000円 (2020年11月30日現在)[2] |
総資産 |
連結: 187億9123万1000円 単独: 189億1968万0000円 (2020年11月30日現在)[2] |
従業員数 |
連結: 598人 単独: 453人 (2020年11月30日現在)[2] |
決算期 | 11月30日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人[2] |
主要株主 |
キユーピー株式会社 44.55% 株式会社中島董商店 11.04% アヲハタ持株会 3.20% 株式会社ユー商会 2.42% 廿日出多真夫 1.69% 東洋製罐グループホールディングス株式会社 1.28% 廿日出郁夫 1.01% 株式会社広島銀行 0.53% 三井住友信託銀行株式会社 0.42% J.P.MORGAN SECURITIES PLC 0.35% (2020年11月30日現在)[2] |
主要子会社 | #子会社参照 |
関係する人物 | 廿日出要之進(創業者)[3] |
外部リンク | https://www.aohata.co.jp/ |
概要
編集- 自社販売ブランド
- アヲハタ
- ヴェルデ
- ランプ
沿革
編集- 1932年(昭和7年) - 廿日出要之進が中島董商店の全額出資を得て株式会社旗道園として創業[3]。
- 1948年(昭和23年) - 地元企業出資の下、青旗缶詰株式会社として再度設立。[要出典]
- 1988年(昭和63年) - アヲハタ株式会社に商号変更。[要出典]
- 1998年(平成10年)7月24日 - 広島証券取引所に上場[1]。
- 2000年(平成12年)3月1日 - 広島証券取引所廃止により、東京証券取引所2部に上場。
- 2008年(平成20年)6月 - 自社生産品の販売先を中島董商店からキユーピーに変更[5]。
- 2012年(平成24年)4月5日 - ジャム工場敷地内に、体験施設「アヲハタジャムデッキ」開設。[要出典]
- 2014年(平成26年)12月1日 - キユーピーの会社分割によりパン周り商品の販売事業を引き継ぎ、一部製品を主に自社で販売化。これに伴う株式移動などにより筆頭株主となったキユーピーが親会社となる[6][7]。
- 2018年(平成30年)12月3日 - 中島董商店からアヲハタの商標権を譲受すると同時に、中島董商店に対して第三者割当増資を実施[8]。
事業所
編集子会社
編集- レインボー食品株式会社 100.0%
- テクノエイド株式会社 100.0%
- 杭州碧幟食品有限公司 100.0%
- Santiago Agrisupply SpA 100.0%
「アヲハタ」のルーツ
編集中島董商店創業者である中島董一郎が、イギリス滞在時に、ロンドンのテムズ川でのケンブリッジとオックスフォード大学の伝統のボートレースのフェアプレーに感動して、両校の青い旗に強い印象を受けた。帰国直後の1918年(大正7年)に「アオハタ」を商標登録したが、「オ」は頭が出てバランスが悪いと感じ、1928年に「アヲハタ」 で再出願した。
1918年(大正7年)の出願時には、青以外に、緑、赤、黄色の旗マークを登録した。これは、中身が見えない缶詰だからこそ正直者たれという、中島の信念によるもので、カニ缶詰の特級品に青旗マーク、1級品に緑旗、2級品に赤旗を付し、格付けを明確にした。
アヲハタの商標権は長年中島董商店が保有していたが、前述の通り2018年12月3日付でアヲハタへ譲渡された[8]。
脚注
編集- ^ a b “外食産業年表(平成10年1~12月)”. Quarterly外食産業研究 69号 第17巻(平成10年度)第4号 (外食産業総合調査研究センター) (1998年5月).pp93
- ^ a b c d e f g h i j k アヲハタ株式会社『第72期(2019年12月1日 - 2020年11月30日)有価証券報告書』(レポート)2021年2月22日。
- ^ a b #創業者7頁
- ^ アヲハタ株式会社 定款 第1章第1条
- ^ 親会社等である株式会社中島董商店の重要な契約の変更に関するお知らせ (PDF) - キユーピー・2008年4月4日
- ^ キユーピーとアヲハタがグループ再編を行います - アヲハタニュース・2013年12月24日
- ^ 親会社及び主要株主の異動に関するお知らせ (PDF) - アヲハタ・2014年12月1日
- ^ a b 商標権の取得、第三者割当による新株式発行及び主要株主の異動に関するお知らせアヲハタ 2018年10月17日
参考文献
編集- 『日本の創業者 近現代起業家人名事典』日外アソシエーツ、2010年。
外部リンク
編集- アヲハタホームページ
- キユーピーホームページ
- 中島董商店ホームページ
- アヲハタ (@aohata_official) - Instagram
- アヲハタ (@aohata_official) - X(旧Twitter)