みどり会
概要
編集日本万国博覧会「みどり館」の責任者であった、三和銀行副頭取・高山義雄のアイデアによって、「みどり館」への共同出展グループを母体とする事業法人として設立された。三和グループの親睦会としては、他に三水会(各社の会長、社長が参加)やクローバ会(各社の副社長、専務などが参加)等があるが、みどり会はそれらよりも多くの企業が参加している。三和銀行が大阪に本店を置いていた3つの銀行が合併した銀行だったため、関西系の企業が多い。三菱金曜会や白水会などの旧総合財閥系の企業グループと比較して、メンバー企業同士の結束は弱く、三和銀行の融資系列企業のサロン的団体とされた[1]。
株式会社みどり会
編集種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋2-2-3 ORE心斎橋ビル |
設立 | 1970年12月 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 1120001090457 |
事業内容 | 一般労働者派遣事業、有料職業紹介事業、他 |
代表者 | 長裕章(取締役社長) |
資本金 | 9億4,500万円 |
売上高 |
46億900万円 (2024年3月期)[2] |
営業利益 |
5,300万円 (2024年3月期)[2] |
経常利益 |
3億3,200万円 (2024年3月期)[2] |
純利益 |
2億3,100万円 (2024年3月期)[2] |
総資産 |
122億4,300万円 (2024年3月期)[2] |
従業員数 | 90名(2005年) |
外部リンク | https://www.midorikai.co.jp/ |
みどり会のメンバー175社(2023年6月時点)が出資する企業として、株式会社みどり会(英:The Midori-Kai Co.,Ltd.)がある。同社は労働者派遣事業、職業紹介事業、保険代理店事業などを行う他、メンバー会社の社員、家族向けに各種斡旋サービスや優待販売会、ブライダル事業、ECモールなどを行っている。
大和銀行(現・りそなホールディングス/りそな銀行)が主催する大輪会にも参加している企業が多数ある(双日、大林組、積水ハウス、野村證券[注釈 1]など)。三和銀行の後身・UFJ銀行やその親会社・UFJホールディングスがそれぞれ東京三菱銀行や三菱東京フィナンシャル・グループと合併して三菱UFJ銀行や三菱UFJフィナンシャル・グループが誕生してからはMUFG傘下の企業や(MUFG傘下ではないが)田辺三菱製薬が三菱グループと重複加盟しており[注釈 2]、他に芙蓉グループや第一勧銀グループにも参加している企業がある(日立製作所、神戸製鋼所など)。
みどり会の取締役会メンバー輩出企業(2024年6月現在)
メンバー企業
編集メンバー企業には、かつての三和銀行と同様に近畿地方を地盤としている企業が多い。メンバーのうち、宇部興産(現・UBE)、帝人、日立造船(現・カナデビア)の3社は三和御三家と呼ばれていた。
現在のメンバー企業については、公式サイトのメンバー会社一覧(#外部リンク)を参照。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 『産経新聞』大阪朝刊 1999年7月31日 9面
- ^ a b c d e 株式会社みどり会 第54期決算公告
- ^ “大輪会(だいりんかい)とは”. 泉佐野丘陵緑地公式サイト. 泉佐野丘陵緑地パークセンター. 2024年6月27日閲覧。
- ^ “メンバー会社一覧|みどり会”. みどり会公式サイト. 株式会社みどり会. 2024年6月27日閲覧。
参考文献
編集- 『国際科学技術博覧会公式ガイドブック』国際科学技術博覧会協会、1985年3月16日第1刷発行、ISBN 4-06-201979-5