アールエスコンポーネンツは2013年3月26日、クレジットカード大の小型パソコン「Raspberry Pi」の廉価モデル「Model A」(写真)を発表、同日販売を開始した。組み込みアプリケーション開発者などに向く。価格(税別)は1台当たり2150円で、既存モデル「Model B」(2950円)からメモリーやI/Oポートなどを省いて低価格化を図った。
CPUはARM 11ベースで、ストレージとなるSDカードからOSを起動させて利用する(Linuxをインストールした容量4GバイトのSDカードを1600円で別途販売している)。I/Oポートは、SDカードソケットとUSB2.0ソケット(microUSB)。映像出力はHDMIとRCAコンポジット。音声出力ジャックを搭載する。外形寸法は、幅85.6×高さ53.98×厚さ17ミリメートル。
新モデル(Model A)は、既存の上位モデル(Model B)から部品を省いた廉価モデルに当たる。具体的には、Model Bには備わっていたLAN接続用の100BASE-TXポートを省略した。また、メインメモリー容量を512Mバイトから256Mバイトに半減、USB2.0ポートの数を2ポートから1ポートに半減させた。