NTTデータは2012年4月4日、財団法人車両情報センターの次期競輪電話投票システムの稼働を発表した。同システムは、「BizXaaS COBOLクラウドサービス」を導入して実現した。

 COBOLクラウドサービスは、クラウド上にCOBOLの実行環境を用意。COBOLで構築していた業務アプリケーションなどをクラウド環境に移行し、既存資産を継続して利用できる。従来メインフレーム上で稼働していた業務アプリを移行するには、新たにサーバーを購入しCOBOLの実行環境を構築する必要があった。

 今回のシステムは、COBOLクラウドサービスと、COBOLで構築した業務アプリの移行サービスである「BizXaaSマイグレーションサービス」を組み合わせて構築した。移行期間は約半年。車両情報センターの入札結果によると、開発費は約1億1000万円。NTTデータは今回と同様の移行サービスを年間20件受注することを目指す。