常に自らを傍観者の立場に置き、自分の論理の欠点は巧みにごまかしつつ、論争相手の弱点を徹底的に攻撃することで、明らかに間違った主張や学説をあたかも正しいものであるかのようにして、その主張を通す論争の技法であり、それを支える思考方法だそうです。 |
2020年もあと10日すれば年が明けます。
今年はあなたにとってどんな一年だったでしょうか。年初から新型コロナの話題で溢れ、年の暮れまでコロナ禍が続いている状況下、想うように活動できなかった人たちに向けて名作「来月から本気を出す」の言葉を贈りたいと思います。
1月の最初から全力を出して逃げ切れるほど世の中は甘くありません。周囲の様子を探りながら全力を出す機会を伺うべきでしょう。
2月は寒さが最も厳しい季節であり、ここで無理をしたら体調を崩してしまいます。やるからには最良のタイミングでやりたいですもんね。まだ時は来ていません。
3月は年度を締める会社も多く、慌ただしい季節です。周りに巻き込まれて調子を崩されてはよろしくありません。
4月は花粉が飛び本調子が出せない人も多いでしょう。全力を如何なく発揮できる時期で行動を移した方が効率的です。
5月はスタートダッシュするにはちょっと遅いですね。4月に幸先の良いスタートを切ったライバルと真っ向勝負をするより、時期をずらして相手を出し抜きたいです。
6月は梅雨で長雨続きです。こんなタイミングで本気を出しても気持ちは湿って奮いません。もっと陽気なタイミングで仕掛けましょう。
7月で全力を出すのは賢くありません。これからさらに体力を消費する時期を迎えるのにスパートをかけても息切れしてしまいます。
8月は年間で最も暑い時期。全力を出すべく活動量を増やしたら熱中症で倒れてしまいかねません。うだるような暑さに気分も乗らないでしょう。
9月は残暑でダメージが残っています。万全の状態ではないタイミングで頑張ってもよい成果は得られません。
10月は中途半端です。暑すぎもせず寒すぎることもありませんが、どうにも気が引き締まりません。ここは我慢のしどころです。
11月は冷え込みが急にに厳しくなる時期です。何度も言いますが気力と体力の両方が揃ってこそ万全の状態で頑張ることができます。寒暖差が激しい時期は避けるべきでしょう。
そんなことを言っている間に12月もあと少しで終わりを迎えます。来年のチャンスに備えるなんて悠長なことを言っていたら、今までの話のようにどこのタイミングでも頑張れません。思い立ったが吉日。このエントリーを読んだあなたは今すぐ何かを頑張ってみましょう。
一番難しいのは最初の一歩です。それを超えればあとは続けるだけですよ。残り僅かの今年のうちに何かを始めてみましょう!
]]><![CDATA[ ]]>4/17に新刊が出ました! 『仕事力に差がつく「超・整理術」』
私のコンサル仕事術の粋を集めた「整理しない整理術」です。 少ない労力で結果を出す、周りからも一目置かれ、自由時間〓も増やします。
在宅勤務で家事との両立に苦労してる人にもおススメです
本書は仕事を効率化するための整理術を「整流化」という仕組みに落とし込むことで、日々の煩雑な仕事をシンプルに片づけていくやり方を解説したものです。
働き方改革の旗が振られて、ビジネスパーソンの働く環境は日々良くなっているというものの、日々膨大なメールを受け取っていたり、日中は会議に忙殺されていたり、リアルタイムで舞い込んでくるチャットに対応したりで、自分の仕事がどんどん後回しになってしまう人は、残念ながらまだ多くいます。
私が勤めるコンサル会社も働き方改革を全力で進めていますが、同じくらいの勢いで仕事の密度が増えているため、なかなか仕事時間が減りません。
そうした状況でも私が執筆活動できるくらいの時間を捻出できているのは、ノートやメールで情報をうまく捌くルールを徹底しているからです。
本書は最低限身につけてほしいビジネススキルとして、仕事の整理術を一式パッケージ化したものです。1冊手渡して「これを読んで仕事の非効率なところを見つけてみよう」と伝えてみれば、それだけでも効果が期待できます。
]]><![CDATA[ ]]>巷で話題の「100日後に死ぬワニ」が、そのクロージングの悪さで大変盛り上がっています。
もともとは、主人公であるワニが死ぬ日を100日後だと明言したうえで、毎日19時にその日のワニの4コマ漫画が投稿されていました。次第に口コミが増え、数日後には日々100万以上のアクセスがされる人気ツイートになっていました。最初の頃はワニの人気に喜んでいた作者のツイートが散見されましたが、途中からそうしたツイートが一切なくなり、黙々と日に1回のワニマンガツイートがされるだけになってきます。この辺りから広告代理店による商業化の話が具体化してきたのでしょう。
そして100日目を迎え、最後のツイートを待つだけの状態になったときに、いきなり「ワニ追悼企画」の数々がツイートされます。書籍化、グッズ化だけではなく、なんと映画化までも。ワニ展示も翌日からロフトで大々的に開かれることが知らされ、ゲームセンターやガチャポンコーナーのある店では、「3月21日以降に開封可」という表記が印刷されたワニグッズの段ボールが届いていることもリークされます。別アカウントで100日後に死ぬワニの公式アカウントが立ち上がり、その運営に絡んだプロデューサーや組織が電通に関わる人たちであることが明らかになります。
ここまでわかってしまったのが、なんとまだ100日目の投稿がされる前です。
これによって、今までの読者の中にいる非商業主義派閥がアンチになり、作者や電通のやり方を非難することになりました。100日目のツイートは76万RT、220万いいねを超える記録的なものになりましたが、それゆえに大量のアンチも生まれてしまいました。良くなかったのは、電通という組織が数年前に社員を過労死させており、それがワニの死ぬ姿と被ってしまったことです。1日目から電通の企画だったと邪推する人たちも多くおり、「電通とタッグを組んで死を商売のネタにした」と捉えられてしまいました。
翌日のラジオ番組で、作者自らが音楽ユニット(いきものがかり)と一緒に「電通とは関係ない」「一生懸命に各チームが企画を進めた結果、100日目ツイートを前にして企画がオープンになってしまった」ことを説明していましたが、すでにその声が届かない人々も多く、届いた人たちにも「それにしてもうかつすぎる」と叱咤を受ける事態になっています。
そうした声を気にせず応援してくれるファンも多いため、イベント活動やグッズ販売は一定の成果を得ているようなのは幸いなところです。
とはいえ、盛り上がっている人々の中で、1日目から100日目までのワニのストーリーをはっきりと覚えている人は、実はそれほど多くないのではないでしょうか。私もそんな一人であったため、1話目から最後までの流れを図解してみることにしました。
図解はパワーポイントで作成しています。欲しい方がいらっしゃればTwitterでご連絡ください。
https://twitter.com/juntoku_y/status/1241077627839893504
]]><![CDATA[ ]]>「#100日後に死ぬワニ」のストーリー図解#図解作成の基本(#相関図)
— 吉澤準特 / 図解ツイート多め / Amazon総合7位 (@juntoku_y) March 20, 2020
1~100日目までの流れを
・ワニ男
・ネズ男
・イヌ男
・ワニ子
・ヒヨコ
・雲ぶ
と
・楽しいこと/残念なこと
・食べたもの
の視点で描きだしました。
34話から切なさが積り、各視点がひとつになる96話で盛り上がります。 pic.twitter.com/BpvxSrCGr2
何でも偏差値で比べたがる人は多いです。偏差値教育の弊害という人もいますが、江戸時代の大相撲番付からもわかるように、ランクをつけて比較するという行為は、対象の優劣をシンプルに表現するわかりやすいアプローチなのです。
その比較を会社員の恋愛力に当てはめた『恋愛四季報』が先日公開されました。婚活や合コンでよく出くわす企業の男性社員(一部女性)を女性目線でランク付けした恋愛偏差値データです。
これらの企業データはS~Dまでの5ランクに区分され、「平均年収」「性格」「合コン満足度」「華やかさ」の4要素を定量評価し、偏差値表でまとめられています。
たとえば、Sランクには外資系金融、コンサル、マスコミ関連企業がランクインしています。一方、合コンの素行が悪い一部のマスコミ関連や労働条件が悪い官僚などはCランクやDランクに評価を落としています。
恋愛四季報:会社別恋愛偏差値#図解作成の基本(#マトリクス)
— 吉澤準特/『図解作成の基本』Amazon全体7位 (@juntoku_y) 2018年12月23日
Sランク:
年収、合コン満足度、性格ともに高い
Aランク:
安定志向の女性から人気
Bランク:
年収と華やかさにより浮上
Cランク:
結婚相手には刺激が強いというシビアな意見
Dランク:
平均年収の低さ・労働環境の悪さなどが要因 pic.twitter.com/S3IXK8kVQ5
元の恋愛四季報では企業ごとにデータカード形式になっていたため、全体を俯瞰できるよう、平均年収と恋愛偏差値の2軸で図解しました。
上記データは、恋愛四季報の中から、Sランク:全部、Aランク:一部、Bランク:一部、Cランク:一部、Dランク:全部を対象として、以下の通りデータを読み込んでいます。
ポジティブに捉えれば、ミーハーな女性陣からどのようにみられているかを認識し、自分の行動を見つめ直すのに使うことができるかも?
図解すると発見があります。興味を持たれた方、Twitterのタイムライン(@juntoku_y)をご覧いただき、興味があればフォローください。
]]><![CDATA[ ]]>『図解作成の基本』(すばる舎)に登場する図解について、実際にパワーポイントやエクセル形式で公開してほしいという声を多数の方から頂きました。そこでそれらを同形式でダウンロードできるようにします。
※おかげさまでAmazon Kindle総合ランキング 7位
各ファイルはパスワードで保護されています。Twitterやブログ、amazon書評で本書への興味や感想を述べて頂けた方は、当方(@juntoku_y)までDMでその旨(URL)をご連絡ください。Twitterを使用していない方は、直近のメルマガに返信する形で同様にご連絡ください。パスワードをお知らせいたします。
ダウンロードファイル:
http://it-ura.up.seesaa.net/image/zukai_chapter-1_figures.pptx
1-1.
フォーム:線ではなく「面」であらわす
1-2.
カラー:テーマカラーではなく「ベースカラー」あらわす
1-3.
ポジション:言葉ではなく「位置」であらわす
2-1.
フォーム:「枠線」で強調する
2-2.
カラー:「アクセントカラー」で強調する
2-3.
ポジション:「コントラスト」で強調する
3-1.
【a】概念:情報や概念を表す
3-2.
【b】つながり:つながる向きと強弱を表す
3-3.
【c】まとまり:集合関係を表す
3-4.
【d】変化:時間の流れや変化を表す
3-5.
【e】抽出:理由や説明を表す
4-1.
【f】変形:標準にはない図形を表す
4-2.
【g】組み合わせ:手間が生じない図形を用いる
4-3.
【h】重なり:順序と透かしを設定する
5-1.
一覧で図解する (タテヨコ:マトリクス図)
5-2.
優先順位を図解する (タテヨコ:象限図)
6-1.
ロジック構造を図解する (関係性:階層図)
6-2.
グループ分けを図解する (関係性:集合図)
6-3.
関係性を図解する (関係性:相関図)
7章以降も順次公開していきます。
]]><![CDATA[ ]]>IT業界と一口に言っても、そこにはSI業界、Web業界、SES業界、セキュリティ業界、クラウド業界・・・と様々なサブカテゴリ―に分かれています。もちろん、この中で一番大きなボリュームを占めているのはSI業界に違いなく、その中もクライアントの業界別にさらにカルチャーが異なっています。
そうした巨大な業界の中にいる人たちは、Twitterを使って日々の出来事や不平不満、面白かったことをツイートしており、この5年間くらいでいくつかのハッシュタグに自然集約されてきました。
このエントリーで紹介するハッシュタッグをチェックしておくと、IT業界の愉快で奇妙な世界を覗くことができます。すでにIT業界にどっぷりつかっている人も、これからこの業界を目指してみようと思っている人も、一読すると心の持ちようが変わるに違いないでしょう。
(例)
「プロ意識とは給料分以上の仕事をしないことだ」
→品質を上げても単価が上がらない世界があります。
「HDDはいちばんヤバいときに飛ぶ」
→マーフィーの法則です。障害リカバリーで徹夜が続きます。
「眠いときはトイレで大きいのしてるふりして15分位籠っててもいいよ」
→30分くらい仮眠してもばれません。シエスタみたいなものです。
「帰れるうちに帰ってください、帰れなくなるんだから」
→働き方改革が進んでも、まだこういう現場は残ってます。
(例)
「ファイル名、~$〇〇編集済み最新版_★★★【最重要】■無断編集禁止■旧版ー平成29年度 下半期経費報告書1227更新最終②★★★ - コピー (2) - コピー.xls.xlsx」
→ホントにこういうファイルあるんです。更新するたびに状態を名前に加えるなと。
(例)
「このシステムを刷新して下さい。仕様書はないですが今まで通りにしてください」
→SEはエスパーのような透視能力が使えると思われています。
「今まで壊れてないから冗長構成やめて大丈夫でしょ?」
→たった数千万をけちると、マーフィーの法則がこのあと発動して、損失額が数億円になります。
「仕様凍結時も仕様が全然決まってないけど納期には間に合わせてください」
→やはりSEはエスパーだと思われているようです。
「何もしていないのに壊れました」
→たぶん顧客もエスパーなんだと思います。…何もしていないわけないだろ、と。
(例)
「こいつ…動くぞ…!」
→これは「動いてよかった」ではなく「動かないはずなのになぜ動く?」という想定外の事態で発している言葉です。条件判定間違えたのかな。
「(文系の)僕だって……やればできるんだ!」
→IT業界の半分は文系ですし、プログラミングしている人の1/3くらいも文系です。プログラムはロジックの塊だから、論理的に考えることができれば概ねOK。
「『運用でカバー』ってのはなぁッ! 設計と開発のミスをインフラに押し付ける言葉に過ぎないんだよォッ!!」
→「運用でカバー」が3回以上聞かれるシステムはだいたいが設計不足です。
(例)
「信じるものは救われる。でもIT業界は違うらしい」
→すべてを疑ってかからないと基幹系システムは動きません。
「明けない夜はない。だがIT業界は違うらしい」
→ユーザーから電話がかかってこないからゆっくし仕事できます。
「明日はお休みです。だがIT業界は違うらしい 」
→システムは24/365で止まらないため、運用管理者はみなし日で1日のサイクルを整えます。24時にバッチ実行、30時にバッチ完了とか。
(例)
「男子400人月メドレー」
→基幹系システムの段階リリースかな?
「まるなげ」
→プライムベンダーのPMが競技者かな?
「プロジェクト高跳び」
→SPIかCPIの上振れ度合を競うのかな?
「さじ投げ」
→デスマーチ案件の現場担当者が競技者かな?
「システム障害物競争」
→担当システム別のチーム戦かな?
「男子床寝(団体)」
→いす3つを並べて横になり熟睡度を競うのかな?
「個人メドレー(設計、コーディング、試験、ドキュメント作成)」
→スーパーエンジニアが競技者か、超小規模システムかな?
「残業(男子 140h超級)」
→1日7時間の時短ではなく、160+残業月140時間で系300時間労働かな?
(例)
「一晩寝かせたらバグがなおった 」
→再現性がないたけど、客向けの説明が余計困難になります。
「プロトタイプを作って見せたら、プロトタイプのまま製品に組み込まれた」
→可用性とか災対の設計が全然できてないですけど、いいんでしょうか。
「霞が関系のパスワードがpassword」
→それ以外もデフォルトパスワードをずっと使用とか。最近の管理者権限IDは「使うたびにパスワード変更」を自動化してきてます。
「脆弱性怖いので脆弱性のないソフトを採用してください」
→原発の安全神話と同じことをITに求めるクライアントが時々います。
こんなどうしようもない愚痴が続く業界ですが、少しはいいところもあるんですよ。是非このハッシュタグを見てください。
(例)
「誰もが知っている憧れのあの企業のオフィスで働くことができます!」
「自分でも思いも寄らない語彙力で悪態がつけるようになる」
「家にいない時間が多いので、ガス・水道代が節約出来る。電気代は人による。」
どうですか、いいでしょう? えっ、さっきの愚痴の言い方を変えただけだって?
]]><![CDATA[ ]]>Twitter上で私が感心したことや興味を感じたことを定期的に図解していくシリーズの第2弾。前回は『二項対立』でした。多くの方にパワーポイントファイルをダウンロードしていただきありがとうございます。
今回は『文章を書く or で伝える』です。
クロネさん(@kuroneblog)の言葉に共感し、
— 吉澤準特/『図解作成の基本』6/23発売 (@juntoku_y) 2018年7月25日
「文章を書くこと」
と
「文章で伝えること」
を図解しました。 https://t.co/LpijZCgdyT
作成した図解はパワーポイント形式で以下のURLからダウンロードできます。
ダウンロードURL:
http://it-ura.up.seesaa.net/image/zukai_20180725_bunshowokaku.pptx
どうやってそれぞれの図形を組み合わせているか、位置が揃っているかを確認し、これから作るパワーポイントなどの図にテクニックを活用してみてください。
]]><![CDATA[ ]]>いままで理解できなかったことや納得できていなかったことが、図解でスッと頭に入ってくるという経験があるでしょうか。
私は今までにそうした経験を何度もしました。
ぜひ皆さんにも共感してもらいたく、Twitter上で私が感心したことや興味を感じたことを定期的に図解していこうと思います。
今回は『二項対立』です。
二項対立の図解#図解作成の基本(フローチャート:簡易)
— 吉澤準特/『図解作成の基本』6/23発売 (@juntoku_y) 2018年7月23日
クロネコ屋さん(@NINJAkusokuso)の
「書くべき内容を見つけるには
批判的思考が役立つ」
をゆきやさん(@yukiya0322kabu)がチャート化
私も図解してみました。
1枚目:元
2枚目:そのまま図解
3枚目:ロジック拡張して図解 pic.twitter.com/9gO9ii0SeM
作成した図解はパワーポイント形式で以下のURLからダウンロードできます。
ダウンロードURL:どうやってそれぞれの図形を組み合わせているか、位置が揃っているかを確認し、これから作るパワーポイントなどの図にテクニックを活用してみてください。
]]><![CDATA[ ]]>あなたの伝えたいことをプロコンサルが無料で図解にします。
図解には「伝える力」があります。文章で説明するにはわかりにくい内容も、図に表すと一瞬で理解することができます。
そのノウハウを書籍にまとめて『図解作成の基本』として発刊しましたが、この内容を皆さんにも感じてもらいたく、無料図解の企画をやろうと思います。
私の図解の実績としては、イベントやコミュニティ活動向けの図解を多数手がけてきました。ビジネスの場では、過去十数年で現場向け図解、社長や役員向けのエグゼクティブ図解も膨大な数を作成しています。他の人が1時間かけて説得できなかった内容を、私の図解と説明でチャレンジしたらたった5分で承認されたという経験も多数あります。
図解のテイストは以下リンク先のエントリーをご覧ください。
http://it-ura.seesaa.net/article/460290538.html
希望される方は Twitter DM( @juntoku_y )でお声がけください。
]]><![CDATA[ ]]>
新しいことにチャレンジするとき、自分の抱える気持ち次第でその成功率は大きく変わります。そのことを図解したのが「Chance of Success」というインフォグラフィックです。
あなたが今新しいことに挑戦しようとしているなら、それに対する自分の気持ちに近いものを「Chance of Success」の図から見つけてみてください。
たとえば、「この案件、頑張ればできるかもしれない」と思える状況なら、「I think I might」(できるかもしれない、と思える)の段階です。この段階では勝率は50%だと考えられ、成功に導くカギは「Risks must be taken」(リスクを受け入れること)という姿勢です。
以下、『勝率:あなたの考え、成功するためのアクション』という順に0%から100%まで列挙してみます。私自身の言葉で相当意訳している点はご了承ください。
痛みを感じるのは一時のことだが、やめてしまったという後悔はずっと残り続ける。まずチャレンジしてみよう。やらずに後悔するより、やって後悔した方がずっといい。
自分を不安にさせるものに対して、毎日1つずつでいいから向き合ってみよう。一つずつ着実に前進していくはず。一回転すればほんの少しだが前に進む、それがドリルなんだよ。俺のドリルは、天を突くドリルダァァァ!
大切なのは、知識よりも想像力だ。知っている範囲でしかできないならば新しいことを成功させるのは難しいかもしれないが、想像力が豊かなら知らない範囲のやり方を思いつくかもしれない。
あなたが見たいもの(望む変化)に対して、あなたが自身が率先して向き合おう。そうすれば周囲の状況があなたについてくるだろう。
やりたい気持ちがあるなら、その挑戦が実現することが当然であるかのように振舞おう。できるという気持ちを掲げ続けるから、そのゴールを達成することができる。
失敗するリスクを受け入れ、その発生率を下げるためにコントロールしよう。むしろ、リスクを受け入れずに変化を避けることこそが、人生におけるリスクを高める主要因だ。
ただひたすらにどん欲であれ。「何とかなる」という気持ちを持ち続けることは、挑戦を成功に導く大切な心構えだ。考え込んで足踏みするのではなく、成功を強く思い浮かべて行動し続けよう。
あきらめない人間を失敗に追い込むことは難しい。「いずれはできる」というポジティブな姿勢を崩さない人間には常に成功のチャンスがある。
「できるかも」ではなく「できる」と言い切れる姿勢は挑戦者にとって最も重要。その気持ちをすでに持てているなら、その挑戦は成功するだろう。インテリジェンスに優れるよりもパッションに優れる方が劇的に勝率を高める。
行動に移しているものだけが成功し、行動していないものは成功するチャンスがそもそもない。すでに実行しているあなたには成功するチャンスがそこかしこにある。あとは成功するまでやり続けるだけだ。
天才は1%の才能と99%の努力からなる。ひらめきは重要だが、やり続けた努力がなければ成功には至らない。すでに実施した数々のアクションには必ず何かしらの結果が伴う。失敗しても経験は蓄積し、次の成功率を高めるのだ。
さて、あなたがプロジェクトリーダーなどの挑戦する活動をけん引する立場にあるなら、常に90%の姿勢でアクションを率先するべきですし、リーダーに従うメンバーの立場であれば、少なくとも50%以上の姿勢で臨みましょう。
]]><![CDATA[ ]]>今年もIT業界の就職活動は、大手企業を中心に終盤を迎えようとしています。私も新卒採用面接を担当しましたが、自分の実感や周りで見聞きした感覚からは、やはり学生側の期待と企業側の認識がこのタイミングで埋まらないケースはままあったと思います。
先日Twitterで就活時と就業後の需給ギャップを図解してみました。
この図解は、元のツイートで学生時代から就業後の流れで若者に求められていることが変わりすぎていることを皮肉っていた部分を表したものです。
高校生までは「教師に従順なタイプ」を若者に求めてきたところを、大学生から急に「個性的であることの重要性」が強調され、就職活動では企業側から「他の人にはない個性的なエピソード」を求められる。にもかかわらず、会社に入ってからは上司に忠実な存在であることを期待され、反論するとマイナス評価を受ける。
そのように捉えれば、たしかに就職活動の前後で「話が違うじゃないか」と皮肉を言いたくもなります。学生は個性的なエピソードのために、学業以外での活躍に奔走しなければならず、しかしその成果を評価されるのは就活の時期だけだというなら、ひどい話です。
一方で、企業側の立場で上述のようなことを考えていたかというと、まともな企業はまったくそんなことはないと断言できるでしょう。企業が求めているのは、状況に応じて自律的・自発的に行動できる人材です。そうした人材である可能性を探り当てるため、採用面接では「自ら率先して成果を出したエピソード」を求めます。世界旅行で得た経験、会社を立ち上げたこと、バイトで業績を向上させたことだけではなく、学業に打ち込んで周囲から一目置かれたことでもよいのです。しかし、これを「個性的なエピソード」だと考えない学生がいます。そうした学生は企業側と認識がずれ、アピールもうまくいかないことがしばしば。
ちなみに、自ら率先して成果を出したエピソードを持っている学生の多くは、自分の可能性を信じる一方で、企業で新しい経験をすることになると予見しています。だからこそ、どのようにでも進めるよう、複数の選択肢を保持できるモラトリアム期間を求めます。
その受け皿が商社とコンサルティングファームであることは、今年2月に実施されたアンケート結果を見るとわかります。
https://www.onecareer.jp/articles/1300
これら企業は人材輩出企業として転職業界でよく知られており、優秀なモラトリアム層がその源泉になっています。「何者か」にはなりたいけれども「それがまだ定まっていない」という人は、様々な経験ができるこれら企業には確かに向いているでしょう。
今の30代、40代の人に話を聞いて、「入社当時に今のキャリアステップ・経験を想像できていていた」という人はとても少ないです。キャリアは自分の意志が半分、運が半分、いや最初の10年は2:8くらいの比重かもしれません。すべてを運に任せてはいけませんが、自分の想像を超える成長をしたい人は、運に身を任せる比重を高めにすると良い結果を得られると思います。
]]><![CDATA[ ]]>日本は世界と比べてベンチャー気質やクリエイティビティを発揮する土壌が弱いと言われています。国民性がそうさせている部分はあると思いますが、そもそもクリエイティブな活動がどのようなマインドセットから生まれるか、学ぶ機会が与えられていないというのは大きいと感じています。
海外ではどのようなマインドセットが教育されているのか、それを「クリエイティブになる31の方法」として図解しました。あなた自身や周囲の方がクリエイターになる/あり続けるために必要となる、実践的な心構えをメニューマトリクスで整理しています。
「クリエイティブになる31の方法」の基本理念は、『考え続けて行動しないよりも、少しの考えだけですぐ実践してみる』ことです。IT業界でも「DevOps」「アジャイル」というコンセプトはこの理念が取り込まれています。
全体サマリーとそれぞれの方法を1枚ずつスライドにまとめた『クリエイティブになる31の方法<保存版>』をアップロードしてあるので、必要に応じて参照ください。
この図解はアンナ・ヴィタル氏のマトリクスを意訳したものです。オリジナルソースはこちらを参照ください。
以下、サマリー1枚の図解と31の方法の考え方を列挙します。
クリエイターの数が増えて豊かなアイデアがあふれるだけでなく、それを受け入れる土壌が周囲の人々にも培われることで、価値創造が適切に評価される社会に近づきます。このエントリーがその一助になれば幸いです。
]]><![CDATA[ ]]>IT業界ではシステム開発で用いるツールは膨大な数が存在します。中には同じような機能のツールも複数あり、何を遣えばよいのか迷子になってしまう人もいます。同じ苦労は海外でもあり、これに一石を投じる情報整理を試みた図解を紹介しましょう。
この図解が素晴らしいのは、ITエンジニアが知りたいと思う情報を俯瞰的に体系整理している点です。
左の上から順に、
黄土「SCM」
橙色「DB管理」
翡翠「Build」
朱色「テスト」
灰色「リポジトリ管理」
青色「継続開発」
緑色「開発管理」
薄灰「構成管理・プロビジョニング」
濃紫「コンテナ管理」
濃紺「クラウド基盤」
紫色「リリース管理」
水色「コラボレーション」
薄黒「ビジネスインテリジェンス・監視」
黄緑「ログ管理」
青緑「セキュリティ」
となるようきれいに各ツールをパネル状に並べています。ツールにはライセンス規約が必ず定義されており、それを次の分類に沿ってパネルの右上に記載してあります。
Os:オープンソース
Fr:フリー
Fm:フリーミアム
Pd:有料
En:SWベンダー製品
この周期表の各パネルをクリックすると、詳細情報、ツールリンク先、関連情報が表示されるようになっており、ITエンジニアは必ず一読しておきたい図解になっています。
メニューの遷移先には、そのツールのアイコンと説明、ツールの公式サイトとWikipedia、関連ツールのアイコン群が表示されます。上記はGitHubのメニューですが、説明文には次のようなツールの要点が説明されています。
『GitHub is a web-based Git repository hosting service, which offers all of the distributed revision control and source code management (SCM) functionality of Git as well as adding its own features. Unlike Git, which is strictly a command-line tool, GitHub provides a web-based graphical interface and desktop as well as mobile integration.』
各DevOpsツールの詳細情報を最初から表示する形になっていたら、120個ものツールを網羅的に把握することは相当な労力を伴います。1つのツールだけで1スクロールするなら、120ツールで120スクロール。そんなに辛抱強く眺めてくれる人は多くありません。
しかし、情報の導線としてメニュー形式のグラフィカルな図が最初に表示されていると、相手はじぶんの知りたいツールを最初に特定でき、そこからドリルダウンで情報を掘り下げていくことができます。周期表を最初に見せることで、相手は自分のペースで情報にリーチしていくのです。
こうした「相手への配慮」が感じられる図解はある特徴を備えます。それは【1】論理的にわかりやすい内容、【2】感覚的に心地よい見た目という点です。
1つめは、図形のカタチ(フォーム)と配置(ポジション)で生み出される「要素のバランス」、2つめは、色の使い分け(カラー)によって醸し出される「コンテンツの強弱」がその効果を生み出しており、どちらも図解キューブを使ったルールを知っていれば実現できます。
6/23発売の以下書籍『図解作成の基本』で図解キューブを解説しているので、興味を持った方は参照いただけると嬉しいです。
]]><![CDATA[ ]]>最近、Twitter上で三段活用の大喜利をやっています。
あるテーマに沿って、
正面突破のアプローチを「ロジカル」
見方を変えたアプローチを「ラテラル」
そもそもの本質を見直すアプローチを「クリティカル」
として案を考えていく方法です。
これまでに次の三段活用を整理してみました。
【ログイン情報を面倒がらず入力させるアプローチは?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/991264381374640128
ロジカル:入力するよう指示する
ラテラル:入力すると楽しい変化が起こるようにする
クリティカル:他サイトのログイン情報を流用する
【勉強への前向きな姿勢や自信を別の言葉で言い換えると?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/986582471469756417
ロジカル:努力
ラテラル:好奇心
クリティカル:教養
【訪日観光客向け旅行ケースロッカーの利用を促進するには?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/986570016400203777
ロジカル:主要言語で貼り紙で説明
ラテラル:使い方を動画で流す
クリティカル:見本で使用例を実際に示す
【新元号発表が改元1か月前、IT改修をどう間に合わせる?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/997396606910525440
ロジカル:政府に前倒しを陳情
ラテラル:次のリプレースまで平成を使い続ける
クリティカル:政令で「Excelへエビデンス全貼付を禁止」させる
【B2C企業は就職活動の場をどのように捉えるか?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/991261526894956544
ロジカル:優秀な学生を獲得する場
ラテラル:活動を通して将来の顧客に対するアピールの場
クリティカル:ファンを生み出しSNSを通じて影響力拡大を目指す場
【相手の期待に応えるにはどうする?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/994572962832379909
ロジカル:過去の傾向から推測
ラテラル:目の動き等からマインドリーディング
クリティカル:要望を直接聞く(ノーゲス)
【定時退社を咎められた新入社員はどう回答すべき?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/993744908111433728
ロジカル:時間内に自分の仕事は終えていると説明
ラテラル:働き方改革に貢献していたとアピール
クリティカル:会社へ貢献できるよう業後に自己学習していたと説明
【ファンをキープするための方法は?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/991274850172915712
ロジカル:常にファンの興味を誘う
ラテラル:ファン同士を競わせる
クリティカル:目移りしないファンを集める
【コンサートでコールを間違えたとき、どうアクションする?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/987953225717317632
ロジカル:すみません、と謝る
ラテラル:練習しているフリをする
クリティカル:そのまま新しいコールを生み出す
【セールス訪問を断るには?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/986214279052324864
ロジカル:セールスお断りの札で訪問を断る
ラテラル:意味不明の札で相手から避けさせる
クリティカル:インターホンを外す
※どうしても用がある人だけ扉をたたく
【学生がシャツをだらしなく着ないようにするには?】
→https://twitter.com/juntoku_y/status/986062306059550721
ロジカル:風紀指導する
ラテラル:裾に名前欄をつけて自発的に隠させる
クリティカル:裾が出ても自然なポロシャツで統一する
このようにテーマを決めて制約に基づく発想を繰り返していると、
何か課題に直面したときに様々な観点で対策を考えつきやすくなります。
新人研修ワークショップやロジカルシンキングのトレーニングで実施すると
参加者同士でいろいろな気づきを得られますよ。