庄司薫など
石破 茂 です。
派閥政治とは何であったのか、これからどう変わるべきなのかは検証と議論が必要です。
かつてのロッキード事件やリクルート事件の構図は、派閥領袖などの有力政治家が、金繰りに苦しむ傘下の議員を支援するために不動産や株の売買などの「危ない橋」を渡ってまで資金を作り、それを配分した、というものだったと理解しています。これに対して、今回の派閥パーティ券問題では、派閥を構成する議員がパーティ券を売ってそれを派閥に上納し、ノルマ分以上のカネは政治資金報告書に記載されずに議員に還元される、という今までにはないシステムが構築されていたようです。谷川弥一元衆議院議員が議員辞職時の会見で「大臣並みのカネを集めて力を付けたかった」と赤裸に述べておられたように、多額のカネを上納することがポストの獲得に繋がっていた、あるいは少なくともそう認識する所属議員が多数だった、ということなのでしょう。
私は幸運にも閣僚や党役員に就く際に派閥にカネを上納したことはありませんでした。しかし私の役職就任は、有事法制の国会審議、自衛隊のイラク派遣、テロ特措法の延長、事故米騒動、自民党の野党転落など、その時々の緊急時を受けてのものがほとんどだったと思います。
付き合いが悪い、とのご指摘をしばしば頂くことについて。飲み食いが嫌いなわけでは決してなく、特に酒はその種類を問わず吞みますし、ありがたいことにそれなりにお誘いもいただくので、正直なところ「付き合いが悪い」と言われるほど会食が少ないとの自覚はあまりありません。ただ、自分の知識が足りないことを日々痛感しておりますため、少しでも時間があれば論文や文献を読むことを心掛けてはおります。
当然のことながら、議員であれ閣僚であれ、その役職に就くことはあくまで何かを成し遂げるための手段なのであって、それ自体が目的なのではありません。目的は国民のためになる(と考える)政策を遂行することであり、国会質疑や記者会見はその政策に対する国民の理解を深める機会と考えるべきで、政治のプロとしては可能な限り広く深く答えられるようでありたいと思っています。
高校生の頃に読んだ庄司薫の「白鳥の歌なんか聞(こ)えない」(昭和46年)は、浪人生の主人公が膨大な内外の蔵書を持ち、それをすべて読破した死期の迫る老人の姿に圧倒されるという内容でしたが、自分の知識の乏しいことへのコンプレックスは日々強まるばかりです。父の没年(73歳)までそれほど多くの時間が残されていないことを思うと、一層焦燥感が募ります。なお、庄司薫の「薫くんシリーズ4部作」は、昭和40年代の青春を甘く切なく描きながら、多くを考えさせられる作品で、半世紀が経った今読み返してもしみじみとした懐かしさを感じます。
何故自民党がこのような状況になってしまったかについては諸説がありますが、一つの原因として第2次安倍政権下において頻繁に総選挙が行われ、参議院選挙とも相まって、有権者が政権運営や政策に対する評価を十分に行うことがないまま、自民党として選挙に勝ち続けたことにより党が劣化した、ということが挙げられています。刹那的な人気取り政策や理解が十分でない政策も、選挙に勝ったことで「国民に支持された」とされ、異論が唱えにくい雰囲気が醸成されていきました。岸田総裁は党大会で「モノが言えない雰囲気があった」と述べられ、野中尚人・学習院大教授は「民主主義の破壊」とまで酷評しておられますが、あまりに頻繁な選挙が、かえって民主主義の機能を低下させることは事実です。この立場からも、総理の解散権は、あくまで不信任案の可決や重要法案の否決のように衆議院と内閣との見解の相違が明らかになり、主権者の審判を仰ぐ場合に限定されるべきものと考えられ、総理がいつでも解散出来るとするいわゆる「7条解散」は否定的に解すべきものと思います。
本日はこれから空路地元に戻り、午後8時まで明後日24日投票の鳥取県議会鳥取市選挙区補欠選挙の街頭遊説。明日も終日街頭遊説を行います。20日春分の日も、霙模様の強風の中で遊説したのですが、反応にはなかなか厳しいものがありました。単独の県議補選は鳥取市では48年振りなので、選挙があること自体あまり周知されていないためなのかもしれませんが、自民党に対する批判も相当にあることは間違いありません。
当欄へのコメントに「本来立憲から立候補する予定だった候補を石破代議士が無理やり自民党に引き入れた」的なご指摘があり、根拠のない流説がこのように飛び交うのだなと驚かずにはいられません。流言飛語に惑わされることなく、最終日までひたすら愚直に、真摯に訴えて参ります。
今週は「熱狂する『神の国』アメリカ」(松本佐保著・文春新書)を面白く読みました。「もしトラ」(もしかしたらトランプ)「たぶトラ」(たぶんトランプ)から「マジトラ」(マジでトランプ)へと移りつつあるとするのが我が国の多数派の見方ですが、アメリカ社会の分断・変容と宗教との関係を少しでも理解したいと思っております。
トランプ氏に確実に勝てるのはオバマ前大統領のミシェル夫人しかいないと言われているそうですが、彼女は政治に全く関心がなく、オバマ氏が民主党の大統領候補になったことを電話で夫人に伝えた際に「そんなことはどうでもいいから今晩の夕食の材料を買ってきなさい」と答えたのはアメリカでは有名な話だそうです。政治には様々な要素が虚々実々、複雑に入り混じって、何年やっても未だによくわかりません。
皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。
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コメント
石破様こんばんは。国民のための政治が政治の原点であることを感じました。すべては天下万民のためと言った劉備玄徳の求めた世界のための政治まで成熟できればもっと良いのかもしれません。政治の基本は王道ではないかと思います。天下万民のための政治に石破様の理想の国造りが成熟していかれますことをお祈りしています。石破様期待しています。
投稿: hitomugi | 2024年3月22日 (金) 19時57分
石破閣下
ポンコツモデラーのポンコツコメントです。
人が集まれば派閥が出来ます、それの政治版が一筋縄では無い事は論を待たないでしょう。政治家には人並みでは済まない先見性が必要になります。そのような人の集まりでも派閥は出来るのでしょう。欲に目がくらみ凡人になってしまうでしょうから。とどのつまりは権力が麻薬の様な中毒性を発揮するからでしょう。
高度に組織化された現代社会に見合う政治システムは依然として発見されては居ません。現状の社会構造はそのコントロールしようとするエナジーに対して朴訥に過ぎます。人としての限界と言ってしまえばそれまでですがやむを得ないことでしょう。つまり人としての限界が到来しているのです。
外に手法を求めるのは限界なのでは無いでしょうか。我が国に見られる政治システムを俯瞰するにこれを遅れていることは無いと思います。「君臨すれども支配せず。」という統治方式がまかり通る下地とは何かと考えたとき、それには先を見通す慧眼が秘められていると言えます。派閥問題を見通したその慧眼とか。それが政治システムを担うと思うのは素朴すぎる考えでしょうか。乱文・乱筆お許しください。
投稿: 野村嘉則 | 2024年3月22日 (金) 20時45分
石破先生へ
お疲れ様です。
自民党の裏金問題、私は「問題無し」と常々言っているのは、決して開き直りや無関心ではなく、小泉政権以降の町村派からずっと続いていたことであり、政治資金集めをどのように配分分配していくかの完成形がこの裏金問題であると考えるからです。
日本政治において、「派閥」は容認せざるえを得ません。
私が考えるに、自民党の派閥は「名望から思想信条」により誕生し、旧社会党の派閥は「思想信条から名望へ」誕生するものとみています。
つまり、自民党の政治家志望は「角栄先生を尊敬」「宏池会/鈴木善幸先生、宮沢先生を私淑」や「小泉総理を支える、安倍政権を熱烈支持する」といった名望からスタートし、派閥が大きくなっていく、
旧社会党系の政治志望は、出身母体や支持労組との関係性から、右派左派の大別がされたのち、「左派の論理はよくわからないから、一貫して右派で行く」「自民党の農政では日本はダメになる、私は中間派で勝間田清一さんについていく」「右派や中間派はだらしない、私は生涯、左派で戦う」といったようにして、社会党の派閥形成が構築していったと思います。
安倍派が解散して、安倍派幹部だった方が、政倫審で「私は知らなかった、承知していない。」と嘘八百のシラを切ったのも、安倍派幹部こそ、「名望により集まった政治家」の極地ですから、自分を守るというよりも、安倍元総理や細田前議長、森元総理や町村元外相の名誉名声に傷や泥をつけてはならないという信念からだと推測できます。
単純に考えれば、安倍元総理がご存命中の安倍派政治資金パーティの盛況、安倍政権時代の細田派パーティの集まりを鑑みれば、派閥会長が、集まり過ぎたパーティ収入を事務総長や参院幹部が忖度して、再分配するのは至極当然です。
「知らない・承知していない」は、当たり前過ぎて、呼吸や水を飲む、切手を貼ること以下に当然の事だった裏金を今更問われても、真実を答えることは上記を含めて、できないとしたのが、真の答えかと私は安倍派幹部の胸中心中を察しました。
以上は全て、私の推理推察推測なので、間違っている点多々あると思いますが、ほんの少しは正解が含まれているものと確信しています。
長文駄文、失礼しました。
投稿: 正木公二 | 2024年3月22日 (金) 21時30分
【 日本国民は押付け憲法、押付け歴史と永遠に訣別しなければならない! 】
『 何故自民党がこのような状況になってしまったかについては諸説がありますが・・・ 』
→ それは緊張感が無いからだと思います。
自民党がどんなに自堕落になっても、日本は潰れないと高を括っているからでしょう?
自民党議員にも有権者の国民にも、これだけ自民党が弛緩しても、日本は大丈夫といった誤った自信が在るからでしょう?
普通の国だったら、隣国が侵略するチャンスとばかり、ウクライナを襲ったロシアの様に、日本を侵略するでしょう?
しかし、そんな心配もせずに、安心して、不祥事を連発出来るのも、在日米軍が日本の周辺国に睨みを利かせているからです。
外交を失敗しても、日本を攻める国など在りません。
政治で一番大切で難しい外交と安全保障を、好い加減にやっても、在日米軍が在る限り、日本は滅亡しないのです!
それ故に、自民党は堕落して行ったのだと思います。
自民党議員も国民も緊張感を取り戻すには、日米安保を解消して、日米不可侵条約を締結するべきだと思います。
勿論、憲法も日和った安倍総理が提唱する中途半端な改憲案ではなく、自民党が野党時代に発表した日 本 国 憲 法 改 正 草 案 (自 由 民 主 党 平成24年4月27日( 決定))です(注)。
民主党時代に鳩山由紀夫総理のことを米紙が、ルーピー【loopy】と言ったことがありましたね?
これを聞いた自民党寄りの人間が鳩山総理を叩くネタにしたところ、日本はやっぱり半独立国家なのだなあと思いました。
鳩山総理を侮辱することは、日本国家と日本国民を侮辱することなのに、何故、失礼なことを言った米紙に抗議しないのでしょうか?
何故、在日米大使館前で抗議しないのでしょうか?
愛国心が在れば出来た筈です。
日本の保守と右翼の愛国心ってその程度のものです。
右翼・左翼、保守・革新に関係なく、総理は総理、総理を侮辱する者は、日本国家と日本国民を侮辱する者なのです。
もう70年以上も前にGHQに押し付けられた嘘の歴史と米国製日本国憲法を廃棄して、米国頼みの政治と訣別しなければ成りません!
米国に頼ることを止めれば、外交と安全保障は真剣勝負!
小金稼ぎに現を抜かす余裕は一切在りません。
組織的不祥事など起こり得ません!
(注)【 日 本 国 憲 法 改 正 草 案 (現行憲法対照)
自 由 民 主 党 平成24年4月27日( 決定)
https://storage2.jimin.jp/pdf/news/policy/130250_1.pdf 】
投稿: 三角四角 | 2024年3月23日 (土) 00時12分
「立憲から立候補」とは言っていない。立憲を蹴られた人である。国政に次ぎ今回補選は2度目の面接だったらしい。情報は裏を取っている。選挙戦終盤になっても、石破氏の後援会婦人部?『五月会」だけが頑張っていて、市議、県議の足跡は見えない。自民に信義の為に無償で動く議員はおらず、図らずもこの選挙がそれを証明している。
投稿: 岡本繁男 | 2024年3月23日 (土) 03時56分
先日、北陸新幹線の金沢~敦賀間が延伸開業しました。以前にもコメントしましたが、整備新幹線事業は、半世紀前の田中角栄内閣で整備計画が決定されて以来続いている自民党政治そのもので、将来の国民負担になる大型の公共投資ですから、いち鉄道ファンとしては、マニアの戯言と思わずに多くの人に関心を持ってほしいと思っております。
今回の延伸では、福井県にようやく待ち望んた新幹線がやって来て、地元には歓迎ムードもあるでしょうが、利用者視点から見れば、関西・岐阜名古屋方面から敦賀で在来線との乗換を余儀なくされる状態が今後長期間に及びますから、これまで京都から福井までノンストップの特急などもあったことを考えれば、やはり手放しでは喜べないと思います。
なぜこうなるかと言えば、ほとんど誰も触れませんが、北陸新幹線とは東京から大阪までが整備計画区間になっているからです。
すなわち、田中内閣以降、歴代の内閣は時代が変わっても計画の変更や修正をしなかったため、大阪までの整備を前提に都度予算をとって少しずつ延伸して来たからで、この結果、決定から50年経っても未だに完成することなく中途半端な形になってしまいました。残る敦賀から大阪までの区間は「小浜・京都ルート」に決まっていますが、これは最も費用が高く工期が長くなる選択であり(試算2兆700億円、工期不明)、反対の声もあるため、全く見通しが立っていないのが現状です。
このルートは、京都市内を縦断するため地下鉄の下をくぐる難工事になります。トンネル掘削、しかも地下深くとなれば地上にレールを敷設する場合に比べて数倍もの建設費がかかります。工事中に何らかのトラブルが起きないとも限らず、上記の試算通りの費用で済まないであろうことは容易に想像できます。
私は、今でも北陸新幹線の残りの部分は最も費用と工期が抑えられる米原ルートにして東海道新幹線に接続させるのがよく、関西にお住いの方が早く低負担で全通の恩恵を受けることが大事ではないかと思っています。米原で東海道新幹線に合流する場合、ダイヤ上の余裕がないことが問題ですが、北陸方面への列車と1時間に1本の「こだま」を併結運転させ、米原で分割併合をする形にできそうです。「こだま」は、米原駅で「のぞみ」などの通過待ちのため退避時間がありますし、新幹線の分割併合の運転形態は既にJR東日本で実施中ですから、JR西日本・東海が協力し合ってできない事はないと思います。これでもし輸送力の不足があれば当面湖西線の特急でも補完できるでしょう。将来リニアが大阪に延伸されれば、東海道ダイヤには余裕が生まれます。
過去の政府決定を修正できるのは今の政府しかありません。私は、田中内閣の決定を修正して、北陸新幹線は東京から米原までとすれば、関西の人にとっても喜びが早くやって来ると思います。
私が鉄道ファンとして地元の方に是非知って頂きたいことは、整備新幹線の整備費用は鉄道・運輸機構から営業主体のJRへの貸付料、及び国、地方の負担で賄われますので、結局これを一番多く負担することになるのは新幹線沿線の住民になるということです。なぜならば、地元自治体の負担割合が一見小さくとも、住民は当然国にも税金を納めており、経営分離された並行在来線の運営には地元の予算が入ってもいるからです。ちなみに、小浜・京都ルート開通の場合、小浜線の敦賀~小浜間も3セク化の対象になり得ます。
ですので、整備新幹線が開通したら、地元の人は「新幹線や並行在来線を使って他所からのお客を呼び込む努力」(=利用客が貸付料負担)をしないと、自分達が苦しくなることになります。
人は、本来受け取れるはずの収入がないこと、または余分な支出の必要がないことには気づきにくいものだと思います。長年の自民党政治は、こうした盲点を利用して、利点ばかりを強調して党勢拡大に腐心するあまり巧妙な利益誘導をし、きちんと地域住民に向き合わず、地方を衰退させているのではありませんか? 正直胡散臭い部分も感じます。私はとても支持する気にはなれませんし、国会議員の方々は政治家を気取るならば、もっと国の将来を真面目に考えていただきたいと思いますね。
投稿: コジュケイ | 2024年3月23日 (土) 08時30分
>何故自民党がこのような状況になってしまったか
ズバリ,私は小選挙区比例代表制だと思います。
候補の選出に当たって、間違いなく当選出来て,波風が立たない候補を選ぶという課程で、世襲という安全パイを摂ってしまった。
世襲議員の能力や主張や信条などどうで用い政治が生まれてしまったのです。
そこに比例代表制が加わって選挙民の選択の余地が奪われたのです。
中選挙区で,自民党員同士が争う態勢こそ自民党を磨いてきたのです。
2世のボンボンに国を任せられるか,と言う選挙民の選択が必要です。
それでどうしようもない世襲議員の大量生産になり,悪貨が良貨を駆逐してしまったのです。
さて、本題です。
アップルが,独占政策を調査され処罰の対象にありそうです。
一国を支配する巨大独占体制がもたらす危険を承知しているからです。
日本でこの独裁体制を考えるなら、電力村という根源的な独裁体制がこの国を支配しています。
電力の自由化など笛吹けどおらないのは、この大独占記号が,日本という国を支配してしまっているからです。
巨大な電力消費とそれにまつわる利権を10電力会社で独占しています。
総額20兆円を超えています。
其の巨大利権が,完全なカルテルを組んで,総括原価方式、供給保安路、供給保安を名目に,巨大システム個構築して独占しているのです。
自由化を阻害する様々の排除が無言の圧力として働いています。
この支配構造の中で、技術を政策を支えているのは重電五社という製造業の寡占です。
さらに加えて,国立大学における独法化と,研究資金の援助という首枷によって、不都合な発信を完全に制御しています。
しかも監督官庁たる計算資源エネルギー庁環境省も支配下に取り込んで、あらゆる法制を独占体制維持に振り向けてしまっているのです。
メディアも、業界の意向を害するような発信があると電事連に呼びつけられて厳しく宣教されるというのが公知の事実としてあります。
実態は,其の巨大電力システムが,極めて脆弱な基本構造の上に成り立っていることです。
巨大化したために、例えば発電所へのミサイル攻撃や、ハッキングによって系統に侵入されれば,全く対処も出来ずに一瞬にして崩壊して再起不能になってしまう構造を作り出しているのです。
この巨大システムが持つ脆弱性について、議論したり,対処したりすることを一切許さない構造が断固としてできあがってしまっているから、其の議論も発信も封じ込められているのです。
技術に精通して分析が出来る学者が,電力業界の意に反する発信をすれば,間違いなく学者生命を奪われます。
中小企業でも,ベンチャー企業でも革新を興そうとする発信があれば此も又一瞬に潰されます。
政府の研究機関も,次世代エネルギーや,次世代供給体制について,巨大化を否定するようなテーマ設定は既に出来ないのです。
先日もエネルギー関係の展示会を一通り見てきましたが、次の盛大を革新する新技術も展望も全くないのです。
脱炭素と言いながら、この国の発電は,石炭火力と天然ガスに100%依存しています。
原発があるとは言えほんの僅かです。相変わらず,太陽ことバイオマスと,蓄電池としか言いません。
未来を語る技術がないからです。
出来もしない核融合などで未来を誤魔化しています。
未来を作るエネルギー技術は既に完成しています。
其の方向は,小規模分散電源です。
この方向は,電事連とは全く逆の方向です。
巨大化電源による独占支配を完全に破壊する物だからです。
それは,エネファームです。
燃料電池で、電力を起こし廃熱を利用して熱源とすることで,家庭用の電力を94%の高効率で発電出来るシステムです。
燃料は,当面天然ガスと石炭ガスでやります。
現行の巨大システムで使っている物と全くナジ燃料を使って、94%の高効率発電が出来るのです。
現行火力発電所で,旧来型の物は42%が限界効率です。最近、廃熱回収するだとして高効率型が出来てきていますが、それでも,54%が限界です。
そこから5%の配電ロスが引かれますから,実質効率は,49%ないし37%の熱効率しかないのです。
さらに,夜間の余剰電力ロスなどと考えると、電力業界は絶対明らかにしませんが、総合効率はさらに低い物になっているのです。
エネファームは家庭に設置しますから配電ロスは発生しません。94%のエネルギーが其の儘使えるのです。
しかも,日本では,ガスと電力の熱源配分がほぼ同等になっていますから、熱効率が倍になれば燃料の使用量は半分になるのです。
つまり,現行のガスインフラで供給されているガス使用量を増やすことなく、電気と熱が併給出来るのです。
エネアームを導入すれば,炭酸ガス排出量は,現行体制で直ちに,其の儘で,半分に出来るのです。
此、エネルギー革命です。
しかも,安定電源ですから,太陽光や,風力などの不安定電源と組み合わせることで、sの不安定な欠点を補って,完全な安定電源を全国に構築出来るのです。
燃料の供給は,都市では都市ガス配管を其の儘使います。燃料電池に配管を繋ぐだけで明日から発電と熱供給が出来ます。
都市ガスのない地方では,LPGの供給インフラが全て完成していますから、此も気温のネットワークで其の儘発電と熱供給が出来ます。輸送も補充も現行通りで良いのです。
それで,巨大発電所も,原発も.大規模長距離送電線網もいらなくなります。
巨大な変電設備もいらないのです。
何より有効なのは、全国各地に分散電源が出来ますから、例えば地震で一地域が潰れても,ガスさえあれば[被災しない地域では,其の儘電気を使うことが出来るのです。さらにガスを貯留するガスタンクを,夫々の発電機に設置すれば、完全孤立した状態でも其の施設だけで,制限なしの電気の使用が可能になります。
電気があれば,水も排水処理も,トイレも其の儘使えるのです。水道が破損したら,簡単な浄水装置を設置するだけで,安全で飲料可能な水源を確保出来ます。
ポンプで川の水をくみ上げて,トイレを流すことも出来ます。
此は,病院や軍事施設、或いは交通管制などの国家機能を維持するために絶対必要なインフラを震災でも戦災でも完全に維持出来るシステムを手にすることが出来るのです。
信号機に,燃料電池とガスボンベ一本設置するだけで24時間制御出来るのです。
その為必要なコストは、3kwの燃料電池発電機、エネファームを全国に8000万台設置することです。
此で,24000万kwの発電が出来ます。
1台100万円で8000万台80兆円の投資で実は此民活で出来ます。
軽自動車1台の値段で,日本の8000万台の自家用車保有と同じことだからです。
現在、エネファームは0.75kwに出力が制限されています。
政府から補助金は出ていますが,此で300万円くらいかかります。
しかも,0.75kwでは.それだけで自律発電として家庭の電力を賄うことが出来ません。
300万円かけても電会社の電気を使わなければ生活出来ないのでは効率が悪くて使うことが出来ないのです。
だから普及しません。
現行使われているのは15万台くらいです。殆ど使えない物を宣伝もせず、ガス抜き程度に展示しているのが現状です。
理由は全く簡単です。エネファームが普及すると,電力会社の電気が売れなくなるからです。
安全上も,制御上も.系統安定上も全く何の問題もないのです。
エネファームを設置することは,マイナスの負荷設備を設置するだけのことだからです。
電力会社が恐れるのはそのことだから、エネファームを使えない状態にしておくために、炭酸
ガスが出るからと言う理由で、0.75kwという低出力に制限しているのです。
出力制限を外して、無制限の自由化を実現することで、300万円の売値は1/10にすることが出来るのです。
液晶テレビと同じです。kw30万円で3kw100万円の発電機を作り全国に設置します。
300kw3億円の設備を病院に設置して,ガスボンベも置けば、震災でも戦災でも全く何の支障もなく業務を続けることが出来るのです。
燃料は,当面天然ガスと石炭ガスですが,勿論将来的には水素インフラが完成すれば其の儘で設備の更新なしに同じ燃料電池を使うことが出来ます。
移行期に,水素ガスと天然ガス、石炭ガスの混合ガスで運転することも何の問題もなく実現出来ます。
天然ガスは,ロシアの大地の下にほぼ数百年使っても使い切れないだけの埋蔵量があります。
日本近海の海底にも大量の埋蔵されています。
この夢のような大革命がすでに完成された技術として日本にあるのです。
それを使わせなくしているのが,電力会社のエゴという巨悪なのです。
全く簡単です。燃料電池の発電制限を外して完全に自由化して,配電系統に接続することを認めさせてください。
燃料電池は,直流発電ですから,太陽光発電のパワーコンディショナーが其の儘使えます。
余剰電力を系統に売ることも現行太陽光発電と同じことが出来るのです。此も既に太陽光発電で完成している技術ですから、異論も反論もなしに実現出来るのです。
ここでも全ての技術はすでに完成しています。
各家庭で発電して余った電気は系統に売ることで,燃料電池を設置していない家庭の電気も賄うことが出来ます。
次世代エネルギー革命がそこにあるのです。
どうぞ是非問題適してください。
少なくとも専門家チームに諮問し其の可能性について検証してください。
電力会社抜きです。
電力会社が入ると必ず潰されるからです。
その点ご留意ください。
投稿: かも | 2024年3月23日 (土) 11時19分
石破さん
ブログのご更新、有り難うございます。
今年の最初の開花予報@東京は3月19日でしたが(以下省略)…21世紀の天気予報は数千億円を懸けた最新鋭システムなんですけどね…w。
引用≫当欄へのコメントに「本来立憲から立候補する予定だった候補を…無理やり自民党に引き入れた」的なご指摘があり…
⇒あっはっは~!石破さんのこの鋭さが心地よくて痺れますw。
今の世上にはそれを嫌がる≪好い歳した餓鬼≫ が多い世情。
⇒時とともに石破さんのブログを訪れる人たちも入れ替わり、石破さんも頻繁にコメントされることではないからでしょうが…
≪石破さんがここのコメント欄を読むように努めておられる≫
とは知らない人が増えているのでしょう。
そもそも、流言飛語は ブログ主や主催者や主宰者の≪無責任さが拡散した環境≫ でこそ発生する。そのような「主人」が良識Decenciesにあふれ真摯Integrityの持ち主であり、きっちりとした経営Managementを担えるご仁であるなら、見苦しいし聞き苦しい流言飛語も自ずから抑えられるし、20世紀的な悍ましく反吐がでるような裏金疑獄など起こる道理もない。
(余談)ソクラテスの名言として伝わる「無知の知」は、その深意に沿って選べば「不知の自覚」が断然に解り易い。「無知/不知は恐ろしい」という戒めが浮き彫りになっている。特に日本語の「不覚を取る」の戒めに通底するから痛さが増す。
付録:最近の私がお気に入りの名句「燕雀安知鴻鵠志(史記)」。
投稿: 黒山椒無躇 | 2024年3月23日 (土) 11時43分
朝日;航空評論家の青木謙知さん、「反対です。哲学の問題です」
https://shorturl.at/mptU1
⇒あっはっは~!わっはっ!簡にして明。単純にして明解。
これは国家の理念です。「ならぬことはならぬものです」と。
⇒罔く殆い昼行燈には高邁で高潔な哲学はおろか思想もない。理念も国家観もない。憲法を無視することなんか屁でもない。
著書が実質的に一冊しかない。然も、その一冊たるや総裁選用の ≪急ぎ働き、一夜漬け≫ という紛い物とくる…以下省略。。
付録:そんな昼行燈を嘲り偲んで詠める~♪
★淀みに漂うたかたの 流れのままに 消えて散るらむ~♪
(その愚劣さを安倍愚猿と比べても意味がないから“やらぬ”)
蛇足:燕雀安知鴻鵠志(史記)
投稿: 黒山椒無躇 | 2024年3月24日 (日) 17時15分
【ロシアで起きたテロ事件を利用しようとしているプー】
Isが掃討されていたような話があったが、それを確定した人はいなかったらしい。モスクワで起きたテロ事件は犯行声明があってもそれが真実なのかどうかは不明と云うしかない。しかし、プーが事件の背後にウクライナがいるというのは根拠のない妄想だろう。プーは以前モスクワの高層アパート爆破事件を証拠もないのに、チェチェン勢力の犯行と勝手に断定して侵攻作戦をやって無実の人々を殺戮して自身の出世に利用した前科がある。今回のコンサートホール襲撃事件は、大統領選挙の直後に発生している点を考えると疑惑が起きるだろう。ロシア軍の特別部隊の救援ですら事件が終わった1時間30分後だったらしい。という指摘が早速拡散している。自国民を助ける気があったのかという点が大きな問題となっている始末だ。これに対して道路の渋滞が邪魔をしたという言い訳でこたえているらしい。モスクワにはヘリコプターすら1機もないのだろうか?
その辺りからの説明がなければ、交通渋滞の言い訳が通用するとは思えない。ウクライナ戦争でヘリコプターが使えない、あるいは首都モスクワにはないという事態が発生していたとすればその責任はプ~にある。彼がウクライナ戦争を引き起こしていなければモスクワにはヘリコプターは普通にあって特種部隊を急襲させることができたはずだ。プーの責任は重い。
まあ、今回の襲撃事件でイスラム過激派が名乗り出たのが真実であれば、敵を増やした事になる。独立を目論むイスラム系共和国の存在もある。内戦の再来もあるかもわからない。年齢的に見ても、プーは何を考えているのかわからない。後継者は苦労するだろう。
投稿: 旗 | 2024年3月25日 (月) 02時23分
こんにちは。
石破さんが応援された候補者が当選されましたね。
大谷翔平さんの通訳の方がニュースになってます。日本にも相撲という国技がありますが今回のことで大谷さんのアメリカでの活躍を願うように、外国人選手に対しても公平な見方をしないといけないなと痛感しました。
投稿: くま | 2024年3月25日 (月) 19時56分
石破先生
今晩は!!。
先ず、昨日3月24日投開票の鳥取県界議員の補欠選挙は、石破先生並びに舞立参議院議員の強力な支援があって、山本暁子さんがトップ当選を果たされ、大変おめでとう御座います!!。
3人の候補者のうち、若くて異例の経歴の持ち主の新人ながら、トップ当選とは自民党鳥取県連による強力な支援による賜物と存じます。
それにしても、2位は維新の候補者の当選とは?このような県議選まで、浸透して来ているとは驚きであります。然し、竹中平蔵氏の「ベーシック・インカム論」に毒された、「維新の会は」、あれはいけません!!。国会審議の大変な時期での応援は大変おつかれさまでありました。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。
この一週間の刻々と変化して行く、国内外の情勢について拙論を述べて見たいと存じます。
さて、本日3月25日は夕方より歯科医院に予約していて、そこのテレビを見て居りましたが、今回岸田総理が北朝鮮を訪問予定について北朝鮮のナンバー2であります、金総書記の妹金与正の談話がニュース解説によって流されました。
曰く「日本の岸田総理が首脳会談を当方へ打診している」と述べ、「岸田総理自身の政権基盤の支持率の回復を願ってではなく、真に我が国との首脳会談を願っているのであれば、拉致問題を議題に乗せてはならない」と述べて居りました。
北朝鮮は我が国の今年の元旦に発生した能登半島地震の被災の弔意も述べて居り、中国の何もなく大人気ない論評とは違い、唐突とも想える思いがけない弔意には我が国政府は困惑したものの、岸田総理は有効なシグナルと捉え乗り気になって居りました。
北朝鮮からの何らかの我が国に対するシグナルであると想われ、首脳会談の開催には賛成であります。然しながら、金与正氏の云う「拉致問題の棚上げ」などは絶対あってはならず、首脳会談を開き今回は「拉致問題を議題に乗せないとしても」先方北朝鮮の何らかの思惑を得る事は出来るものと思います。その為には「具体的な約束事」は行わず、石破先生が常々主張して居られます「双方の連絡事務所の開設」などにとどめた方が良いと思います。
過去には外務大臣も経験した岸田総理の外交的手腕の程は見えず、北朝鮮の思惑は此処の所長距離弾道弾ミサイルの発射と成功によりかなり自信をもって居り、首脳会談が成功すれば「日・韓・米」の間にクサビを打てると思っているのに違いがありません。
又、その裏腹に北朝鮮は此処の所食料事情が更にひどくなり国民の飢餓状態は深刻であると云い、その辺りの手探りではないかとも想われます。
何れにしても、独裁体制による非情に危険な隣国北朝鮮とは、「何かがあれば中国を通じて連絡を取る」方法ではなく、相互に直接連絡を取る手段は絶対必要であります!!。
次に、昨日の夕方よりニュースにより取り沙汰されておりました
与党自民党のドンとも云える元自民党幹事長二階俊博議員が、次期衆議院選挙には出馬をしないと表明し、テレビによって会見が行わました。派閥の政治資金不記載の責任を取っての事も述べたようであります。然し、安倍派の多くの幹部連とともに、派閥の解散を行い、議員を引退したからと云っても政治責任を取った事にはなりません!!。道義的責任からではなく「政治資金規正法」との立派な法律違反であるからであります。他の裏金問題による自民党議員諸氏も同じであります。国会審議によって法律を作る立場の国会議員が、法律違反を行っても何ら罰せられないとなれば、一体一般国民は何を信じて社会生活を営む事が出来ると云うのでありましょう!!。
これらの政治資金規正法違反や裏金問題は、与党自民党内の「特権階級意識の表れ」ではありませんか?国会議員は国民の代表ではなく、『国民の代弁者たる事を忘れた結果』であります。
今年の予算員会でも、野党により長らくこの「裏金問題」が取り上げられながら、岸田総理は「火の玉となって説明責任に努め、国民の支持、納得を得たい」と云いながら、自民党には疑惑議員が81名も居りながら、「政倫審」へ出席した議員は衆参とも合せて数名のみであります。加えて岸田総理は「その事は国会にてお決めになる事」と云い、与党自民党の総理自らの指示は少しもないようであります。
岸田総理の行政府のトップとしての資質も疑問であり、指導力もなければ、予算成立後には政権を投げ出すことも考えられ、解散総選挙しかないようであります。
投稿: 桑本栄太郎 | 2024年3月25日 (月) 21時30分
【今年は西暦2024年なのだが、恒例の年号を暗示する数字がようやくナンバーズー4で発現したようだ。】
3/25のナンバーズ4のラッキー数字は「0224」となったようだ。これは2024年を少し順番を入れ替えただけの数字であり、いつもなら20例ほどのストレート当選者が50例になっていることや、セットストレート当選が倍以上の139口になっていることで、「2024」の影響を受けていることが予想できる。毎年の年号数字が当選数に現れるのは周知の事実である。但し順番が予測できないだけでセットボックスに当選することは間違いがない。問題はそれがいつ発生するかということだ。だから、(待ち受け数字)として毎回購入するか、思い出したときに購入するかで対策する。今年になって、年号数字は出ていなかったことに気が付いた。だから、「4022」を購入した。今はくじ売り場に出かけなくても便利だ。しかし予算というものもあり、しかも、これが当たるという保証はない。私は超能力には縁がないという自覚はあるので、のめりこむように金をつぎ込むこともない。大谷選手の通訳はスポーツくじに6億円をつぎ込んでいたらしい。そして、自らを「ギャンブル依存症」であるとコメントしてるのだそうだ。スキャンダルに縁がないまっすぐな野球選手の身近に起きたはじめてのスキャンダルに成長する可能性があると心配する人もおられるようだ。
それはともかく、ナンバーズの数字当てくじも、ギャンブルの要素がある。というか、博打なのだ。胴元は政府というだけの違いだ。ナンバーズ依存症という症状がこの世にあるのかないのか知らないが、これに6億円の金を注ぎ込む人がいるとすれば・・・・・・あほだと思われるだろ。
ナンバーズのサイトは数多くあり、よく出る数字を親切に教えてくれるので便利だ。悩むことは絶対にない。タイミングだけがわからないということだ。果たして「ギャンブル依存症」になる「ギャンブル」なのだろうか?
生活を圧迫するほどの脅威があって、大谷選手の通訳は何もかも失う事態となったらしい。本人だけに起こりえる自業自得の災難だ。人生に起きる落とし穴と言う人もいるらしいが、客観的に自分を見ることができないのではないか?
まあ、何事においても衝動的に判断をするのは危険である。政治家がそういう行動をとれば危険なことに事に突き進む。例えば、ウクライナの国境周辺に軍を集めて、威嚇だけをしていると世界中が思っていた3年前の2/24に、軍を侵攻させてしまった行為は、大きな賭けにでたのではないか? 3年後の今になれば大失敗としか思えない惨状がある。スウェーデンやノルウェーがNATOの加盟国になった事実だけを見ても大きな敗北である。衝動的に動いたのだろうと思いますね。プーはギャンブル依存症なのだろう。すべてを失う寸前である。
ロシアはこの指導者のおかげで沈むことになる。残念な事実である。
投稿: 旗 | 2024年3月26日 (火) 00時01分
【間違いの訂正】
先の一文でNATOの新規加盟国をスウェーデンとノルウェーと書いてしまいましたが、スウェーデンとフィンランドが正しいので訂正しておきます。北欧は勘違いすることがあるので要注意ですね。
訂正しておきます。
投稿: 旗 | 2024年3月26日 (火) 00時50分