ブラウザでとりあえずブックマークしたサイトを、後からiPhoneで読める「Instapaper」と「Read it Later」
Instapaperはテキストモード(WebサイトをiPhone/touchに最適化したものをキャッシュ)をオフラインで読むのに向いていて、Read it Laterは、Webサイトを丸々キャッシュして読むのに向いています。そのため、iPhoneやiPod touchから利用する場合には、どうしてもテキストモードへの変換が優秀なInstapaperの方に分があり、優先的にInstapaperを使ってしまう人が多いのではないでしょうか。
しかし、Read it Laterも負けておらず、1.2.0にバージョンアップしてからは、テキストモードの表示が(サイトによっては)結構まともに表示されるようになりました。(日本語環境においてはShift_JISで文字化けという厄介な不具合がありますが・・・)
というわけで、今回はそんな2つを簡単に比較してみます。
それぞれの特徴を簡単に書き出すと、以下のようになります。
有料版のアドバンテージとして、Free版ではあえて制限されている機能があります。ちなみに、有料版の価格にはかなり開きがあって、Read it Later Proは350円なのに対して、Instapaper Proは1200円もします。
Instapaper Free版の特徴
- テキストモードの表示が抜群に読みやすい。
- Shift_JISのページをWebモードで表示すると文字化けする。
- アイコン(ファビコン)表示、検索機能は無い。
- ページの登録は、主にブックマークレットを使う。
Read it Later Free版の特徴
- オフラインWeb表示は使いやすいが、テキストモードは表示されない場合が多く不安定。
- Shift_JISのページでも文字化けしない。
- アイコン(ファビコン)表示、検索機能があって機能的。
- ページの登録は、ブックマークレットより、Firefoxアドオンを使うとより便利。
Read it Later Free版(1.2.0)による変化
- アイコン(ファビコン)表示が無くなった。
- テキストモードでもちゃんと表示されるページが増えた。(構造のシンプルなサイトでエンコードがUTF-8の場合のみ?)
- 逆に、Shift_JISのページがオフラインモードとテキストモードで文字化けするようになった。
(同じページをテキストモードで表示した例。左がRead it Later、右がInstapaper)
百聞は一見にしかず。
過去記事
AppStore
- Instapaper Free - AppStore
- Read it Later Free - AppStore
- Instapaper Pro - AppStore
- Read it Later Pro - AppStore