iPhoneのNFC、サードパーティにも開放へ―Apple Pay以外も使えるように
フランスのキャリアOrangeのCEOが数週間以内にiPhoneで「Orange Cash」なる自社の決済システムを利用可能にすると明らかにしました。仮に実現すれば、iPhoneのNFCがサードパーティに開放された初のケースとなります。
インタビューから発覚!
iPhoneのNFCチップにアクセス出来るシステムが現状ではApple Payしかないことからも分かる通り、現在アップルはサードパーティのNFC利用に制限を設けています。
しかし、フランスの大手キャリアであるOrangeのCEOであるStephane Richard氏が01net.comでのインタビューで明らかにしたところによると、アップルはNFCチップをサードパーティに開放する用意があるとのことで、10万人のユーザーを抱える決済サービス「Orange Cash」が数週間以内にiPhone上で利用可能になる予定だそうです。
これまでにもRichard氏はアップルのティム・クックCEOにサードパーティでもNFCチップにアクセス出来るよう直訴したことを公表していましたが、リクエストが実際に通ったかどうかは謎のままでした。ところが今回、「統合の用意がある」とRichard氏が同インタビューで言明したことによって、計画が密かに進んでいたことが判明する形となりました。
近距離無線通信技術のNFCはApple Payや今回の「Orange Cash」など、セキュリティ保護を伴ったモバイル決済システムのためのテクノロジーとして活用されています。iPhoneにはすでに発売されているiPhone6/6s、そして発売日が近づいているiPhone SEに搭載(予定)されています。
Source:Apple Insider
(kihachi)