米Appleは18日、「Safari 3.1」をMacとWindows向けに発表した。
Appleは、Safari 3.1を“世界最速ブラウザ”と銘打っており、他のブラウザとの速度比較結果を公開している。Appleの発表によれば、Safariはページの読み込み時間がInternet Explorer 7の1.9倍、Firefox 2の1.7倍速い。さらに、JavaScriptの動作速度が向上し、他のブラウザよりも最大で6倍速いとして、Web 2.0サイトを利用するのに最適だと説明する。
さらに、Web標準規格への対応も進んだ。例えばCSS 3 Web font、CSS transforms、CSS transitionsへの対応、HTML 5の<video><audio>エレメント対応、WebアプリケーションのSQLデータベースへのオフラインストレージに対応など、主に6つの新しい標準規格に対応している。
またWindows版では、「戻る」「進む」のパフォーマンスが向上、署名済みJavaアプレット対応、日本語、中国語、韓国語表示の改良、国際化ドメイン名対応、プラグイン利用時のポップアップブロック機能の動作が改良されている。
そのほか、互換性が向上して多くのWebサイトが正常に表示されるようになったほか、安定性も向上している。また、幾つかのセキュリティ上の脆弱性も修復されている。
Safari 3.1は、Appleのソフトウェアアップデートを通して提供されるほか、Safari公式サイトでも無償公開している。
Safari 3.1の稼働要件は、Mac版ではOSがMac OS X Tiger 10.4.11またはLeopard、最低メモリが256MB、IntelまたはPowerPC 3/4/5に対応する。Windows版では、OSがWindows Vista/XP、最低メモリが256MB、CPUは最低500MHzのPentiumプロセッサが必要となっている。
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Appleによる各ブラウザのパフォーマンス比較グラフ。上がHTML、下がJava Scriptのパフォーマンス(棒が短い方が速い)
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関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.apple.com/pr/library/2008/03/18safari.html
Safari 3.1の改良点一覧(米Apple、英文)
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=307467
Safari公式サイト
http://www.apple.com/jp/safari/
( 青木大我 [email protected] )
2008/03/19 11:54
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