今月も格安のモバイルWi-Fiルーターのレンタルサービス『FUJI Wifi(フジ・ワイファイ)』の『月間100ギガプラン』が、「どれだけデータ通信量 使い放題なのか?」という内容の記事を載せる。
●「FUJI Wifi」に関する1話目はこちら 田舎でITレビュー:そろそろケーブルTVや光ネット回線を解約する時期 |
「FUJI Wifi」の「月間100ギガプラン」のプランは基本、その名のとおり、月100GBのデータ通信ができるインターネットサービス。
要するに、「FUJI Wifi」の「月間100ギガプラン」では、“超”大容量のパケット通信ができる。
調べ事、メール、チャット、ソーシャルメディアなどでインターネットを利活用しても、月100GBもの大容量を超えることは、ほぼないと言っても過言ではないので、その点に関しては心配ないだろう。
だが、最悪、「FUJI Wifi」の「月間100ギガプラン」で、月100GBを超えると、その5日後から通信速度が劇的に遅くなる。
「100GBを超えて、通信速度が劇的に遅くなるのはいつごろなのか?」と、「FUJI Wifi」のオペレーターに電話で問い合わせたところ、「100GBのデータ使用量を超えると、『3日後』から通信速度が低下する」とのことだったが、実際、ここ3ヶ月間、試してみたところ、通信速度が劇的に遅くなったのは『5日後』だった。
(2021年7月2日追記: この記事公開当時、「5日後」だったが、2021年5月、6月ぐらいからだろうか、100ギガ使い切ると、ぴたっと、速度制限がかかるようになり、劇的に使えない状態になる)
そして、翌月1日午前中から、再び月に使用できるデータ通信量が100GBに戻り、速度も復活する。
プランの費用は、驚くことにわずか約3500円。
「FUJI Wifi」の「月間100ギガプラン」はそんな内容だ。
お知らせ:能登半島にある小さな田舎町<石川県穴水町>にシェアハウス、コワーキングスペース、バンライフ・ステーションなど多目的・多用途の家『田舎バックパッカーハウス』をオープンしました! |
『FUJI Wifi』の『月間100ギガプラン』の速度制限はどうなの?月100GB以上使ってみた結果
格安SIMを使い、安定した通信速度でインターネットを楽しむことは、まだまだ課題となっている。
各社、格安SIMサービス提供会社は、「データ量使い放題」と謳いつつも、数日で数ギガ以上など「異常なデータ容量の使用」と判断されると、大抵、速度制限がかけられてしまうのが実情。
多くのユーザーは、「なんでこれで“放題”って言うんだ?」と、通信量と速度に疑問に感じているはずだ。
ここ4ヶ月間の「FUJI Wifi」の利活用から、現時点で、その不満を“そこそこ”解消してくれるのが、この「FUJI Wifi」だと思っている。
それに関しては、以下記事にも書いている。
田舎でITレビュー:ソフトバンク回線のデータ通信『FUJI Wifi』の『100ギガプラン』で500ギガ使用すると…どうなる?! |
さて、前回に続き、9月と10月はどんだけのデータ量を使って、大丈夫だったのか?!
というわけで、「FUJI Wifi」レンタル開始から試しているのが、「毎月100ギガのデータ通信量を超えるとどうなるのか?速度は?」
今回も試してみた。
2カ月の合計は約1200GB
先月の記事に続き、今回も記事タイトルのとおり、9月は668GB、10月は約500GB以上、2ヶ月 合計約1100GBを超えるデータ通信量を「賢く」使ってみた。
冒頭のほうにも書いたとおり、「FUJI Wifi」の「100ギガプラン」で100GBを超えるデータ量を使ってしまうと、100GBを超えた日から5日後に速度制限がかかり、月始めの1日まで、ネットの速度が劇的に低下する。
実際、速度の低下ぶりを経験したが、使えたもんではない。(劇的に遅くなったときのお話しはこちら)
通常のLTEクラスの高速通信速度に戻るのは、月始めとなる1日。
「賢く使ってみた」というのは、「毎月、月始めの1日が近い、月末まで、100GBを超えるデータ量を使う楽しみを待とうじゃないか!」という考え方だ。
月始めとなる1日の5日前の毎月25日から、高速データ通信量が使い放題となり、映画・音楽・写真・動画など大容量データのダウンロード・アップロード・ストリーミングを自由に行うことができるというわけだ。
この使い方をしたのは、7月から10月末の4カ月間。
2017年9月は、25日から徹底的にヘビーなデータ通信を行い、30日午前6:30の時点で、603GBのデータ量を使用。
結果、約670GBの使用で9月は終わった。
2017年7月から「FUJI Wifi」を活用開始して、9月のこのデータ量はこれまでの最高記録。
とにかくヘビーな動画視聴、重いデータのアップロードやダウンロードを繰り返した。
結果、5日間、徹底的にデータを使用したが、9月30日の段階で、速度制限はかけられることなく、「FUJI Wifi」を使うことができた。
同じく、先月10月末は、26日から31日までの5日間、データを盛り沢山使い、結果500GB以上使い倒した。
しかし、10月も速度制限かけられることなく、使用することができた。
「FUJI Wifi」をヘビーに使えるのは月終わりの5日間。
…などなど、「ヘビーな使い方の例」を書いたものの、これはあくまでも極端な例。
さすがに、このテスト以降は、もうここまでは使えないし… (他にもたまたま使用者がいたという背景があるが)自分では、もうこの例を真似することはできないだろう。
普通に使えば、100GBを超えることは滅多にないだろう。
この「FUJI Wifi」は、バックパッカー旅、クルマ旅、出張など、いわゆる外出先や自宅でインターネット通信を行うために、データ容量の制限を考えることなく、活用できるインターネット・サービスで、田舎暮らしや旅にも、お薦めだ。
安定速度の「FUJI Wifi」「0SIM」で通信費○万円節約
通信の費用に関しては、格安SIMの音声含めたデータ通信サービスを活用することで、5000円〜10000円も節約できることは、今や古い話しだが、通信費用に関しても参考までに、書いておこう。
まず、データ通信の費用に関してだが、他社 イオンの格安SIMデータ通信サービスプランは、50GBで10000円以上もする。
「FUJI Wifi」のデータ通信量はイオンの倍の100GBで、3500円、約1/3以下の利用料金で済む。
2017年7月から4カ月間、「FUJI Wifi」を活用してきたが、「FUJI Wifi」で、自宅の光インターネット回線も代替でき、スマホのパケット回線もこれで統一することができている。
その費用はわずか3500円程度。
自宅の光インターネット回線が約5000円、月々のスマホ通信代金が約10000円だとしたら、インターネット回線を「FUJI Wifi」に統一することで、月々の通信費用を最大約10000円削減することができる。
10000円削減はあくまでも、ぼく自身の実例。
通話に関しては、通話の基本料金が最安のソネット「0SIM」に申し込み、可能な限り、従来型の音声通話を避ける。
音声での通話は基本、フェイスブック・メッセンジャーやLINEなどを活用して、「無料通話」を行うなど、音声通話料金や使い方を見直すことで、大幅に費用を削減することができる。
ちなみに、スマホの通話は、毎月基本料金が700円のソネット「0SIM」を活用。
「0SIM」の専用アプリを使うことで、通話料金は10円/30秒、データ通信は500MBまで無料だ。
2017年8月から、「0SIM」を利用し始めて、これまでの月々の請求額は約800円で収まっている。
田舎でITレビュー:格安SIM 音声通話だけなら“評判悪い”ソネット『0SIM』がお薦め!? |
格安モバイルWi-Fiルーターでのインターネット「FUJI Wifi」と、音声通話最安の「0SIM」の活用で、ここ数ヶ月の月々の通信費用は合計約4300円となった。
ただ、一点だけ、「FUJI Wifi」の不満を書いておこう。
「FUJI Wifi」が不向きな人願わくは…SIMカードのみの提供開始も!
ぼくは「FUJI Wifi」をかなり気に入っている。
旅、出張、リモートワークなどで最も使えるデータ通信サービスだ。
しかし、ネットに接続するためには、スマホのほか、「FUJI Wifi」のモバイルWi-Fiルーターを持ち運ばなければいけない。
どこかへ行くときは、スマホとルーターの2台持ちだ。
なので、「可能であればこうなってほしい」という点を一つ挙げると、モバイルWi-Fiルーターのレンタルの他に、データ通信用SIMカードの提供も開始してほしい。
旅人、ビジネスマンなどで外出や出張の際、手持ちアイテムを減らしたい人は多いだろう。
従来の格安SIM提供会社からSIMカードを手配して、そのSIMカードをユーザーが購入した1台のスマートフォンに差し込んで、インターネットを使う手法ではない。
ルーターから、SIMカードを取り出して、スマホにそのSIMカードを挿入しても、データ通信を行うことはできない。
2台持ちとなると、手持ちアイテムが増え、外出時、スマホだけでなく、ルーターの充電も心配しなければいけない。
またルーターを忘れたとき、高速インターネットにつなげられないのは困る。
それを気にせずに「0SIM」で、無料範囲500MB以上のデータ通信を行うと、通信費用がどんどん加算されてしまう。
手持ちアイテム・モノを減らしたい「ミニマリスト」的思考を持つ人には、向いていない。
「通信費が削減できればよい」「ルーターは小型でポケットサイズ、携帯性ある端末だ。それに常にバッグも持ち歩いている。スマホやパソコンのほか、もう一台ぐらい軽い端末が増えても全く問題がない」など、そういったことが気にならない人にとっては、心地よく使えることだろう。
ということで、9月、10月も、プランの基本データ容量を遥かに超えても全く問題がなかった、というお話でした。
お知らせ: 田舎バックパッカー、牡蠣販売のサポート開始!能登牡蠣 販売サポート中!水揚げ直後の牡蠣があなたの手元に“最速”翌日届く! |
【お知らせ】『田舎バックパッカーハウス』をオープン!日本初の“住める駐車場” 能登半島にある小さな田舎町<石川県穴水町川尻>にシェアハウスとオフィス、コワーキングスペース、そして、住める駐車場・長期間滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も! |
この記事へのコメントはありません。