ログ解析スクリプトAWStats 7.7ドキュメント |
AWStatsエクストラセクション機能は、AWStatsがデフォルトで提供しなかった、個別のレポートを利用できるようにする強力なセットアップオプションです。特別なレポートを造るのに使用できます。たとえば、特定の製品の販売数、特定のユーザかエージェントの数のようなマーケティングレポートのように。
#----------------------------------------------------------------------------- # エクストラセクション #-----------------------------------------------------------------------------
この後の構成ファイルの説明が読まれると、ExtraSection構成を構成ファイルに加えて追加レポートを得る方法がわかります。同じものがエクストラセクションに掲載されています。
次の例は貴重なチュートリアルです…
ウェブサイトは80個の異なった製品を販売する電子店舗としましょう。それぞれにはidがあります。だれかが製品49を注文するたびに、order.cgiかorder2.cgiスクリプトが起動され、URLクエリパラメタに、製品のidがあると想像してください。つまりログファイルで次のようなヒットがあることになります:
これが、製品注文の追跡するようにエクストラセクションにセットアップする必要がある内容です。
これがエクストラセクションのセットアップ例です
AWStatsは標準で「最後に閲覧」ページの統計を取っています。しかしながら、自分のサイトのページで、外部のリンクをクリックして、自分のサイトにないどこのページに行ったかは分かりません。これを追跡したいなら、エクストラセクションと(AWStatsの提供する)awredir.plツールを使用することです。このツールはCGIwrapperとして動作します。'A HREF'リンクから呼ばれると、必要なページを見せるようにリダイレクタをブラウザに返します。このスクリプトを使用するために、外部のウェブサイトを指すHTML hrefタグを取り替えなければなりません。
ウェブ訪問者にとっては違いは全くありません。しかしながら、これで、リンクで外部のウェブサイトに移動するクリックを追跡できます。サーバログに次のようなエントリーが記録されるので:
そして、「url=」パラメタから見出したキーとともにawredir.plのすべての呼び出しをに追跡するチャートをAWStatsに加えることができます。これによって自分のサイトを出た後に訪問者が見たすべての外部ページの統計が手に入ります。
このチャートのために、エクストラセクションをどのようにセットアップしなければならないかを示します:
中止したダウンロードはログファイルに206エラーで報告されるので、その追跡のチャートを加えるようにエクストラセクションをセットアップする方法を示しています:
1つのウェブサイトがあり、このウェブサイトで、いくつかのドメイン名を持っていることがあります(例えば、同じサイトdomain.comにdomain.com, www.domain.com、www.otherdomainname.com、www.againadomainname.org…といったいくつかのurlで到達することができます。)どのドメイン別名が最も使用されているかを知りたいとします。
まず最初に、ドメイン別名がログファイルに記録されているのを確認します。Apacheを使用しているのなら、%Vタグを含むカスタマイズされたApacheログファイルを使用していなければなりません。例えば、Apache httpd.confファイルで新しいApacheログ書式を加えることができます(これはAWStatsではなく、バーチャル・ドメインを含むアパッチログ書式を定義するためにはApacheディレクティブです。):
次に、Apache CustomLogディレクティブが下記ように定義されるのを確認してください:
Apacheを再開した後にログ形式はこのようになるべきです。
ウェブサーバーログファイルがドメイン別名を含んでいれば、使用するようにAWStatsにセットアップできます。これには、カスタマイズされたAWStatsログ書式と%extra1タグをドメイン別名があるのと同じ位置に使用してください。例えば、combinedv Apacheログ形式に、次の形式を使用できます。
エクストラセクションでパラメタを抽出するのに名前extraZ(Zは整数である、必要なだけのタグを使用できる)によって定義されたタグを使用できます。ExtraSectionFirstColumnValuesXパラメタ(Xは追加レポートの数である、必要なだけのレポートを追加できる)で、ログファイルのどこの値を使用するかをAWStatsにしめすのにextraZタグを使用できます。例えば:
そして、結果は
Domains aliases | |||||||||||||||||||
|
エクストラセクションにはもっとたくさんの使用法があります。
#----------------------------------------------------------------------------- # エクストラセクション #----------------------------------------------------------------------------- # 独自のチャートを作成することができます。この場合、列と行のキーを自分で選択 # する必要があります。この機能は、例えばマーケティング用途や、商品の注文の # トラッキングを行う場合などに特に有用でしょう。 # この機能を利用するには、エクストラセクションのパラメータを全て自分で編集する # 必要があります。一連のパラメータのセットで一つのチャートを構成します。 # 複数のチャートを作成する場合は、セクションをコピーして数値を変更すると # いいでしょう。 # 註: エクストラセクションごとにAWStatsの処理速度が8%低下します。 # # 警告: エクストラセクションのセットアップを誤ると、メモリを食い尽くすほど # 巨大な配列ができてしまい、数回更新しただけでAWStatsが利用不可能な状態に # 陥る可能性があります。このため、慎重にセットアップを行ってください。 # ほとんどの場合、この機能を利用する必要はありません。 # # ExtraSectionNameXには、独自チャートのタイトルを指定します。 # ExtraSectionCodeFilterXには、レコードコードフィールドがマッチしなければ # ならないコードのリストを記述します。コードに対するテストを行わない場合は, # 空の文字列を指定してください。 # ExtraSectionConditionalXには、ヒットとしてカウントする条件を指定します。 # (URL, URLWITHQUERY, QUERY_STRING, REFERER, UA, HOST, extraX)のうちの一つ # を指定し、","の後に正規表現で条件を指定します。OR条件を指定する場合は # "||"を利用します。 # ExtraSectionFirstColumnTitleXには、チャートの最初のカラムのタイトルを指定 # します。 # ExtraSectionFirstColumnValuesXには、いずれから(URL, QUERY_STRING, REFERER, # UA, HOST)、どのように(正規表現を利用して指定)値を抽出するかをAWStatsに # 教える文字列を指定します。検出された値の種類が、レポートの最初のカラムに # 個別に表示されます。値の種類は無限ではないので、注意してください。 # ExtraSectionFirstColumnFormatXには、値を書き込むための文字列を指定します。 # ExtraSectionStatTypesXには、カウント対象を指定します。標準的なコード文字 # (Pはページ数、Hはヒット数、Bはバイト数、Lは最終アクセス)を利用できます。 # ExtraSectionAddAverageRowXを指定すると、チャートの最下部に平均値の列が追加 # されます。 # ExtraSectionAddSumRowXを指定すると、チャートの最下部に合計値の列が追加 # されます。 # MaxNbOfExtraXには、チャートに表示する最大列数を指定します。 # MinHitExtraXには、チャートに表示されるために必要とされる最小ヒット数を # 指定します。 #警告: ExtraSectionConditionXはAWStats6.0以降はregex値を使用しなければなりません。