2009年01月31日
100年企業の任天堂の強さ
今、多治見の強運会計士の曽根康正先生の「自分の会社を100年続く企業に変える法」を読んでいます。
まだ、前半ですが、実に経営を考えさせられる内容で、猛反中です。

自分の会社を100年続く企業に変える法 (アスカビジネス)
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ちなみに、本の売れ行きも好調との事なので、皆さんも読んでみて下さい。
さて、100年続く企業といえば、1889年創業から続く任天堂がありますが、この不景気にとんでもない事になっているようです。
それにしても、SONYや日本市場で上手くいっていないXbox(microsoft)と、任天堂の違いはどこにあるのでしょうか。
それは、任天堂がゲーム機を作らなかった事にあると思います。
SONYのPS3やPSPが、ドラクエやFFなどのゲームタイトルで勝負する、「普通のゲーム機」で売ろうとしたのに対して、任天堂はニンテンドーDSでは「ファミコン世代の大人に向けた教育ツール(脳トレ、英語漬け、料理レシピ集など)」という、子供のゲーム機を上回った利用法を大々的に提案。
Wiiでは、年末にCMでやっていたように、お年寄りから幼児まで、家族が一緒になって楽しめる、世代を超えた家族のコミュニュケーションツール、はたまた家族の健康管理ツール(Wii Fit)として、大々的に展開をしています。
これが、PSP等と同じく、「ゲーム機」としてだけ、商品展開を行っていたならば、今の大成功は絶対にありえなかったに違い有りません。
任天堂の強みはゲーム業界の視点を脱した位置から、商品戦略を考えている事であり、つまり、業界の常識を越えた経営戦略が大成功を齎した、という事です。
そして、自分の業界を越えて、もっと大きな視野で戦略を考えて、それを果敢にチャレンジする事。
それこそが、この大不況でも大きく勝ち残る唯一の道であると、結果を以って示したのが、任天堂だと言えるのではないでしょうか。
P.S
ちなみに任天堂は、仮に明日から全社員が一切働かずに給料だけを払い続けたとしても、内部留保だけで雄に100年は持つらしい。
これ迄も、これからも、正真正銘の100年(越え)企業なんですね。
本当に凄い…。
まだ、前半ですが、実に経営を考えさせられる内容で、猛反中です。

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ちなみに、本の売れ行きも好調との事なので、皆さんも読んでみて下さい。
さて、100年続く企業といえば、1889年創業から続く任天堂がありますが、この不景気にとんでもない事になっているようです。
トヨタの5倍超、従業員1人で10億稼ぐ高収益企業「任天堂の究極目標」SONYが、ゲーム機部門が不振でPS3から撤退するのでは?という噂話がネットで囁かれる一方で、任天堂は、どえりゃー事になってりゃーす(名古屋弁)
消費全体が冷え込む不況にあっても任天堂は強かった。米調査会社NPDがまとめた2008年12月の米国内ゲーム機販売統計では、1位が任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」、2位が据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」で合計500万台以上を売り上げ、年間販売にも大きく影響を与える年末商戦で圧勝した。
(中略)
財務諸表からも任天堂の好調ぶりが確認できる。任天堂の単体決算の売上は1兆4400億円。同じ日本を代表する優良企業であるトヨタ自動車株やキヤノンの売上がそれぞれ12兆800億円、2兆8900億円なので規模では下回るが、従業員1人あたりの売上高はトヨタの1億7400万円に対し、任天堂はその 5倍強となる9億8000万と、10億円近く売り上げている。一人当たり当期純利益は1億3200万円でこれもトヨタの8倍だ。
(後略)引用元:2009年01月31日付 マネージンより
それにしても、SONYや日本市場で上手くいっていないXbox(microsoft)と、任天堂の違いはどこにあるのでしょうか。
それは、任天堂がゲーム機を作らなかった事にあると思います。
SONYのPS3やPSPが、ドラクエやFFなどのゲームタイトルで勝負する、「普通のゲーム機」で売ろうとしたのに対して、任天堂はニンテンドーDSでは「ファミコン世代の大人に向けた教育ツール(脳トレ、英語漬け、料理レシピ集など)」という、子供のゲーム機を上回った利用法を大々的に提案。
Wiiでは、年末にCMでやっていたように、お年寄りから幼児まで、家族が一緒になって楽しめる、世代を超えた家族のコミュニュケーションツール、はたまた家族の健康管理ツール(Wii Fit)として、大々的に展開をしています。
これが、PSP等と同じく、「ゲーム機」としてだけ、商品展開を行っていたならば、今の大成功は絶対にありえなかったに違い有りません。
任天堂の強みはゲーム業界の視点を脱した位置から、商品戦略を考えている事であり、つまり、業界の常識を越えた経営戦略が大成功を齎した、という事です。
そして、自分の業界を越えて、もっと大きな視野で戦略を考えて、それを果敢にチャレンジする事。
それこそが、この大不況でも大きく勝ち残る唯一の道であると、結果を以って示したのが、任天堂だと言えるのではないでしょうか。
P.S
ちなみに任天堂は、仮に明日から全社員が一切働かずに給料だけを払い続けたとしても、内部留保だけで雄に100年は持つらしい。
これ迄も、これからも、正真正銘の100年(越え)企業なんですね。
本当に凄い…。

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