先週おこなわれたTEDxTokyoで改めて考えさせられた内容がありました。
- 長時間労働が常習化している社員・経営者
- これから家庭を持つ人、持った人
- これから(現在)出産や育児に携わる人
のような人に特に見て頂きたいと思います。
小室さんは昔からお美しい…。動画は中盤から本質的な話になるので、だまされたと思って全部見てください!
日本の労働
近年の日本人の労働の実体は
- 平均残業時間60時間/月
- 労働生産性は先進国の中で最下位
とのことである。国土も、人口も、資源も、少ないと言われる国なのに、そのうえ生産性が低いときたら…。
だが一方で…
「30%の残業が減っても、売上の上がる企業がある」
これは、私の経験からも事実であると感じます。
私は過去に経営に携わった会社では、月の残業時間が20時間を超えると人事評価を落とす制度にしたことがあります。
もちろん、これが平社員であれば、マネージャーの評価も同時に落としました。。マネージャー本来の仕事ができていない証拠だからです。
もし、ずっと長時間労働を続けると…
経営が傾くとコストをカットする。その対象は人件費(固定費)となる。よって、人員カット。
すると、仕事は残った人に集中していきます。そして、優秀な人は去って行く企業となるのです。
人を採用しようとしても、魅力ある優秀な人がいない会社に入りたいと思う人はいません。
企業存続が難しくなるスパイラルに陥っていくのです。
現状を変化させ、残業を削ると…
削った残業代で若者を正規雇用する。これは長期的な企業存続を構築するの力となります。
また、時間制約のある女性を積極的に雇用する事によって生産性を上げる。
特に時間制約のある人は集中力が高く、短時間で成果を生む可能性が高い。
プログラマで考えてみる
1人が12時間プログラミングするよりも、2人が6時間プログラミングして、残りの時間はコードを書く以外の業務をした方が、生産的であるはずです。
長時間集中してコードを書くことは難しいので、長ければ長いほど1日の生産性は落ちていくでしょう。
お人好しな経営者
人間の脳は、朝起きてから13時間しか集中力が持たないそうです。
それ以降の時間に、割増の残業代を払っている経営者はお人好しすぎませんでしょうか?
あなたは経営者を尊敬できますか?
サービス残業しかない会社
そもそも、サービス残業しか存在しない会社では、残業代という概念がない。これは、あなたの人生を切り売りしていることになる。
サービス残業している時間を、あなた自身へ投資する時間へ使えれば、今よりも、あなたの収入は短時間で高いものになるかもしれない。
ですが、このまま人生を切り売りし続ければ、時間あたりの単価は上がることはなく、むしろ下がっていくことになるでしょう。
これは、あなた自身の価値を下げていることになります。
あなたの人生の評価をしてくれるのは会社ではない
年齢や経験を重ねて、会社を抜けると、評価してくれるのは家族や会社以外の存在である。
時間は有限である。どこまで会社や仕事に縛られるかを考え直すべき人も多いのではないだろうか。
TEDxTokyoでトークした小室さんの著書はこちら
「そうはいっても…」という方向けの記事は「サービス残業よさらば!
残業をしないためにも仕事の効率を高めたい人向けの記事は「集中力を発揮するために誰もが知っておくべき知識!
エンジニアとして時間の管理を改めたい人は