クローズドボドゲフリマを開催しました
はじめに
9月22日に僕が主催として川崎の産業振興会館4階でボードゲームのフリーマーケットを開催いたしました。その開催に至るまでの経緯や当日の様子などを以下に書こうかと思うのですが、その前にまず。
今回のクローズドボードゲームフリーマーケットに参加頂いた方々、ありがとうございました。
日程や交通手段の都合などでは参加できる状態でありながら、参加人数を絞ったクローズドと形だったことで参加できなかった方々、申し訳ありませんでした。詳しくは以下に記述しますが、僕の力量不足のため、イベントをオープンにすることができませんでした。
開催に至る経緯
偽エッセン会という名前でたる田さん、しのぽさん、ぐんまさんと月に一回遊んで頂いているのですが、僕もたる田さんもぐんまさんもそれなりにゲームを購入する方なので、「フリーマーケット、やらないんですかねー」という話が会の中で何度か出ていました。
自分らでやればいいじゃんと思いはすれど、仮にどんな小規模のフリマにしたとしても絶対にこちらの想定以上のかなりの人数が押し寄せることは目に見えており、なかなか踏ん切りがつかないというか、そもそも、人を捌くスキルも、捌けるようスタッフに指示する才覚もない、そもそも大人数を収容するような会場を借りるとしたら結構なお金がかかるだろうし…といくらなんでも無謀だよなーとも思ってました。
しかし、よくよく考えてみると、これらの問題は、”人が大勢来る”ということに起因してます。つまり、僕でもなんとかできる程度の人しか呼ばなければなんとかできるんじゃない!?と、ここまで考えたのですが、まあ、前に参加したボドゲフリマの第二回が開催されれば済む話だしと考えるだけで止まってました。
そこに今年は開催はしないとアナウンスがありました。
んー?これは…と、川崎の施設(川崎市産業振興会館)の予約状況や利用料金を調べたところ、2.3ヶ月先の今年の夏の予定も案外空きがある&利用料も数万程度と案外安いというのがわかりました(川崎市は登録していれば市民施設の予約や施設の空きの確認がネット上でできるのです)。
その川崎の施設の容量は200人程度と、僕の数少ない知り合いの方々だけでは持て余してしまう広さはあったのですが、このちょっと前に、とある方に複数のゲーム会の主催の方々とボードゲームで遊ぶ機会を作っていただいた(主催だからというわけでもなく、たまたま主催の方だったのですが)こともあり、なんとか会場を埋めて、それなりの規模の(知り合い+知り合いの知り合いとはいえ)フリーマーケットができるのでは?と調子に乗って走り始めました。
といってもまともイベントを仕切るスキルがないのは変わりないので、
・1ブース3千円でイベントに参加できるチケット10枚付き。
・参加チケットはブースを取らないと入手不可。
・全ての参加者が出展者であり、売るだけ、買うだけはなしで、全ブースが売る用のゲームの持ち込みとある程度の参加者確保をする。
・参加者の面倒はその人にチケットを配った人が取る。
・予定確認のために場所は仕方ないにしてもできるだけ場所は内緒で。
という条件で色々な方々に声かけしたところ、何人かの方に色よい返事をいただけました。
※そんなわけでブースを取り、チケットを配っていた参加者の方も無尽蔵にチケットを配れたわけではありませんでした。このチケットの配り方のせいでボドゲフリマ開催の前後で不快に思われた方もいらしたかと思います。僕からの注文のせいです。すいません。
ブースを取ってチケットを配って頂いた方々は、足りなくなるようには配れないし、かといって話を知った人に配らないというのも辛いしで苦労された思います。
と、相変わらず、前振りが長いのですが、「人が会場&主催(僕)のキャパシティ以上に集まらない」、「主催スキルがなくてもなんとか運営できそう」、「売り物も買い手もそれなりにそろいそう」という好条件をみなさんのおかげで準備できました。
あとは、こまごまとした雑用はありましたが、開催にこぎつけることができました。
余談ですが、といっても開催のひと月くらい前までは、人がもう一歩集まらず、どうしようかと思ってました。関東全域に知り合いがいればよかったのでしょうが、川崎、横浜近辺に偏っていたため、AさんとBさんにブースを取って頂いたとしても、Aさん、Bさんは同じCさんに声をかける、僕がブースを取ってくれるようお願いした人が既にAさんに誘われているということが相次いだためです。
そこで、前述の”とある方”がまた何人か紹介してくださったり(全ブースの3割がこの方介してます)、あるコミュニティに顔が利く方が紹介してくださったりと本当に周りに助けられました。
イベント当日!
そもそも自分が売りたいものがあるから、フリーマーケットがあるといいとか言ってたのに、なんか予定が混む時は混むもので、あわや自分の売り物の準備が出来ないとかありましたが、それはなんとかなって、当日。
当日のタイムスケジュールはこんな感じでした。
9:00~10:00 会場設営
10:00~12:30 荷物搬入、ブース設営
12:00~12:45 予約
12:45~12:55 予約確定
12:55~13:00 予約で抽選が発生した商品の当選者発表
13:00~16:00 通常販売
13:00~15:00 オークション
15:15~15:45 オークション落札者への引渡し
16:00~17:00 片付け、撤収
・会場設営
さすがに机や椅子の準備は参加者の方にやって頂くのは心苦しかったので、たる田さん、しのぽさん、如月さんにお願いして4人でやりました。
設営といってもブースの広さにテープ貼って、机と椅子を置いただけですが。
僕:「ブースの広さ、予定ではこれくらいだったんですけど」
しのぽさん:「机を50センチくらい前に出しても余裕じゃないです?」
如月さん:「通路も余裕あるし、広くしていんじゃないですかねー」
僕:「では広くするということで」
というやり取りがあり、実は当日に2割くらいブースが広くなったりしてましたw。
・荷物搬入、ブース設営
ここで僕は受付に入って入場してくる方の参加チケットのチェックと、この後の予約のための予約券を渡す作業を。
しかし、予約券を番号順に並べておくつもりが入場開始に間に合わず、毎回どこだどこだとやっていたら、初めの頃に入場してきた方々が見かねて手伝ってくださいました。本当にありがとうございました。
ただ、(これは僕のミスで参加者の方を攻めるつもりはないのですが)開場時間前に会館にいらした方々がロビーにたまっていたとのことで、「ロビーもダメよー」って言うの忘れてたーと早くも1失点です。
開場1時間して落ち着いてきたあたりで、受付は事前にお願いしていたタロ吉さんに変わっていただいて、オークションの品の受け取りをしたりしていると予約時間になりました。
・予約
これもスタッフを減らすためのもので、今回のフリマでは開幕ダッシュ防止のため、参加者は会場内で1つだけゲームを予約できるようにしてました(そのための予約券を入場時に渡してました)。
45分ある予約時間中に欲しいゲームの名前を書いて、それを売ってるブースに渡すだけなのですが、予約で売れてしまったゲームはフリマ時には当然もう買えないし、自分が欲しいゲームは他の人も欲しがっているのか? 自分が一番欲しいゲームを予約していいのか?そのゲームは自分しか欲しい人がいないかもしれないのに?などなど、なかなか悩ましかったらしく、みなさん会場を何周もして決めていらしたようです。
(後で聞いたら、これは予約しなくていいだろうと思ったゲームjがフリマ開始直後に売れてしまい、こっちを予約しとけば良かったーということがいくつかあったようです)
予約が被ったゲームは抽選を各ブースでやってもらい、結果を事務局(僕)が読み上げたんですが、会場全体で10個くらいしか抽選は発生しなかったようです(案外少ないなと思いましたが、予約が入ったゲームを下げたブースがあったり、予約入ってるか確認したうえで予約したりと、みなさん工夫して抽選を避けて頂いていたようです)。
・通常販売(フリーマーケット時間)
予約あるといっても、もっとうわーっとなるか?と身構えていたのですが、混乱もなく、開始もスムーズ、終始、落ち着いていました。
この日の参加者は140人前後だったのですが、持ち込まれたゲームは1000個以上。各ブースから申告のあった数の概算でも1200個は超えており、前日に、各ブースの責任者の方々には、「供給過多です」という話はしていました。
落ち着いていたのは、みなさん紳士淑女だったことや、供給が多かったせいなのでしょうが、開始1時間で値引きが始まり、最後の1時間は500円や1000円など、持ち帰るよりはいいの精神で投売りが行われてました(各ブースの安売り情報や宣伝をマイクで放送していたので、煽りあいになったのかもしれませんが)。
もちろん、供給過多だから、参加者が140人と少なかったからというのが、各ブースが思っていたよりも売れなかった。どんどん値引いていった主な理由かとは思うのですが、値引きが進んだのは、開始時に所持金のほとんどを使ってしまったため、欲しくても買えない→値引かれてもまだ買えない→ブースの値引き加速ということもあったんじゃないのかなと思います。
ブースで売りこされてた方に話を聞くと、何回もブースに来て、悩んで悩んで買ったという方もいれば、売れてしまってがっかり&安心してた方がいらしたり、逆に買い手として会場を回ってた方に話を聞くと、開始時に平均的に高めだったのであまり見なかったブースが最終的には一番値引きしてたり(たぶん開始しばらくが売れなかった、安くしても高いイメージのせいで見に来ないので売れない、さらに安く…になったのではと分析されてました)、ブースごとにどういうのが売れたか傾向が違ったりと面白かったです。
(僕が持ち込んだのも結構売れ残ったので売り手としては面白かったじゃねえよって話なんですが)
参加頂いた方のほとんどが、「なんか大半の人のこと知ってる/見たことある」という状態だったこともあってか、会場は開始から終了まで終始、とてもいい雰囲気でした。
・オークション
オークションはここでもスタッフは割かない方針だったので、紙に入札額を書いて、入札するという、オークショニアを置かない方式だったこともあり、さらにオークションやってますと放送してもみんなフリマに夢中で聞いてくれてなかったりで初めの内は入札があるやつの方が珍しいというような有様でした。
が、ここで救世主。レエルさん、ナフタレンさん、ゴトウさんのお三方がオークションに出ている品々の概要と面白さを紹介してくださることに。約30ゲームを得意分野で分担しつつ、魅力を紹介してくださったおかげか、この後はどんどん入札が増えました。
(紹介してくださっているお三方。もっとレアなゲームの時に写真撮ればよかったです)
しかし、結局最後まで入札がなかったゲームもあり、ここらへんも参加者がもっと多ければ違ったんだろうなとは思いました。まあ、参加者増えても琴線に触れる人が少なければ入札もないし、金額もあがらないのでやっぱオークション形式にするなら多少の手間は我慢してヤフオクなどのネットオークションがベターなんだろうなとは思いました。
僕はたぶん二度と見れないであろうレアゲームも見れて楽しかったですが。
・片付け、撤収
オークションの落札品の受け渡し後、最後のラストスパートという名の投売りも終わり、無事閉会となりました。
片付けもぎりぎりまでかかるんじゃないのかと思ってましたが、みなさん素晴らしく手際がよく、30分もかからずに退出されてました。
その後は仲のよい方々が手伝ってくださって机、椅子も撤収して施錠。さらば会場となりました。
正直な話、まず、クローズドですいませんとか、正直な話、反省点も多々あるのですが、あーだこーだの分析は、いま各ブースの責任者の方にアンケートを取っているのでその結果を待って、別記事にする予定です。僕は少なくとも同じ形式で2回目をやろうとは思ってないのですが、このクローズドという形式での良かった点、悪かった点、改善すべき点は整理して、同じこと、似たことをやる人に出てきて欲しいなと思ってます。
というわけで、本記事の最後は某サイトのNさんの真似ですが。
きっかけを与えてくれた偽エッセン会のたる田さん、しのぽさん、ぐんまさん。当日の諸々も含めありがとうございました。
Sさん、ブース責任者になりえる方々を多く紹介してくださってありがとうございました。
Hさん(&Gさん、Tさん)、あのコミュニティに話をしてくださってありがとうございました。
ブース責任者の方々、海のものとも山のもの知れないイベントに興味を持ってくださり、たくさんの参加者の方々を誘っていただきありがとうございました。
レエルさん、ナフタレンさん、ゴトウさん、オークションの解説ありがとうございました。
タロ吉さん、如月さん、後輩のS、当日、受付や色々スタッフ仕事手伝ってくださってありがとうございました。
キノさん、ねんそさん、moonさん、当日のブースをまかせっきりですいません。ありがとうございました。
一味さん、いずみっくすさん、最終撤収の手伝いありがとうございました。
Nさん、ロゴ作ってくれてありがとうございました。
何か手伝えることはないか色々気にしてくださった方々、ありがとうございました。
そして、もちろん全ての参加者の方々。ありがとうございました。
そして、最後に。参加できなかった方々、僕の力量不足です。申し訳ありませんでした。
最後の最後に。相方さん。思いついてから開催までの間の数日、家事できなくてすいませんでした。いつも寛大さと理解をありがとうございます。
当日の色々写真です。色々思われることはあるかもしれませんが、記録ということでご容赦ください。
各ブース設営直後の様子(全ブースというわけではないですが)。
頑張れば名札も見えるものもいくつか。各ブース、大抵は複数人で持ち寄っているんですが、なんとなーくブースごとに個性があるように見えるのは面白いです。
うーん。自分とこのブースの変さが際立っているように見えるんですが、きっと贔屓目でしょう(何枚目かは伏せます)。
会場内、色々なボドゲTシャツを着てる方がいらしたのですが(相方は”大会”と揶揄しますが僕は好きです)、見事にペアルックになってしまったおふたり。このお二方が同じブースというのが…。
(2年位前、イスタリのサイトで販売されていたものですね。今はもう扱われてないようですが)