【比較レビュー】iPadをNexus7の代用品として3週間使用した感想【超私的】

2013.02.09 18:23 

120308_newiPad

 

以下の記事の続きです。

Apple社が苦手な僕がiPadを購入してみました

 

上記記事にてiPadの第三世代を今更ながら中古で購入したことをお伝えしましたが、

実は購入したのは2013年1月17日と少し前になります。

 

その日から我が愛機Nexus7を封印し、iPadを使用し続けてきました。

3週間経過したのでそろそろNexus7とiPad、AndroidとiOSの比較レビューをしたいと思います。

 

長くなりますので以下の「続きを読む」をクリックしてください。

 

 

良くiOSは「直感的に使用できる」ということを売り文句にしていることを耳にします。

 

約7年前からWindows Mobile → Android → iOSというスマートフォン使用経験のある、

僕の「直感」はAppleの言う「直感」とどれぐらいズレがあるのか、

そういう部分を書いて行きたいと思います。

 

 

まず簡単にiPadを使用して良い・悪いと思った点を箇条書きで。


良いと思った点

・ 2048×1536という超高解像度ディスプレイ(今となってはWQXGAのNexus10以下ですが、、、)

・ 質感が良い(iPhone・iPadユーザーがAndroid端末をプラスチッキーと卑下する意味が何となくわかる)

・ タッチパネルの性能、追従性の高さ

 

悪いと思った点

・ 物理キーが一つ。そのキーを多用することがやたらと多い。

・ ホーム画面がアイコンを羅列しただけで、変更できるのは背景画像ぐらい

・ Dockコネクタという独自の規格を使用している。(Micro USB等の統一規格を使用していない)

 


こんな所でしょうか。

 

次に使用していて感じたことを細かく書かせていただきます。

 

-ホームボタンについて感じたこと-

特に自分がiPadを使用していて気になるのはホームボタン使用用途。

ホーム画面に戻るのは勿論ホームボタン。現在実行中のタスクを確認するのもホームボタン。

 

とても直感的とは思えなかったのは、ホーム画面でのアプリ削除時の操作。

ホームにある削除したいアプリのアイコンをロングタップ。そこまでは極普通。

アイコン左上に削除らしきアイコンが出るので、そこをタップして削除。そこまでも普通。

 

そこでアプリを削除してはい終わり。ならば僕にとっては「直感的」でした。

 

が、、、

 

このアイコンロングタップから入ったアプリ削除モード(?)からの抜け方がわかりませんでした。

他のアイコンが無い部分をタップしてみてもダメ。他の画面にスワイプしてもダメ。

 

結局そのアプリ削除モードから抜ける方法はホームボタンでした。

そこはホームボタンに依存する必要があったのでしょうか。

 

 

現在実行中のタスクを表示する方法も最初わからず、適当に操作していたら、

4本指で上に向かってスワイプすることでタスクが表示されました。(結構時間を要した)

 

そして http://hatoya.tv/ にて放送中に、視聴者の方よりホームボタン2度押しで、

同じ事ができることを知りました。

 

何故そんな操作まで一つのハードウェアキーで行う必要があるのだろう??

 

現行のAndroid OS4.0や4.1はナビゲーションバーという物があり、

そこにホームキー・タスク一覧・戻るの3つの機能がソフトウェアキーとして存在します。

 

最近のAndroid端末はハードウェアキーはボリュームキーやマナーモードなどの、

端末のサイドキーにのみ存在する物が増えて来ました。

 

iPhoneやiPadにはずーーーーっとこのホームボタンというハードウェアキーが存在し続けており、

私的にはそのホームボタンを取っ払ってソフトウェアキーを追加することで、

もっと洗練されたデザイン。良い点に挙げた見た目の良さの向上へと繋がるのではないのか。

またそのホームボタンの分、端末下部への無駄に広いベゼルが必要になる。

 

ホームボタンという謎のハードウェアキーに依存している意味がわからないですし、

それを多用するのなら耐久性も気になるところでもあります。

 

既存iPhone・iPadユーザーへ向けた「直感的」な操作感を維持する為だけの存在でしかないように感じます。

既存ユーザーからすれば、最新型iPhone・iPadへ乗り換えた際に、

今まで存在していた唯一のハードウェアキーが消えたら、大変混乱することでしょう。

 

新規ユーザーの自分からしたら無駄にしか感じませんでした。

 

そこまでしてハードウェアキーにこだわるのなら、ホームボタン両端のガラ空きの無駄なスペースに、

いくつかの視覚的に「直感的」にわかるアイコンを描いたハードウェアキーを作ったら良いのではないか。

 

もしもハードウェアキーが1つだけあることに何らかの様式美・美学があるのだとしたら、

単なるガジェットオタクの僕には理解しかねます(゚∞゚;)

 

 

-アプリ間の連携-

 

例えばウェブブラウジング中、echofon等のTwitter閲覧中などに、

指定したブラウザで開きたい、指定したクライアントでツイートしたい。

 

そんな時にAndroidではインテントという機能で好きなようにアプリ間の連携を行えます。

 

しかしiOSではechofonからURLを開こうとするとビルトインされたブラウザが開く。

ウェブブラウジング中にそのページをTwitterなどで共有したい、

その際そのウェブページ上のツイートボタンからしかツイートすることができません。

 

Androidユーザーの僕にはその点が機能面でのiOSの決定的な致命的欠点に思えました。

 

簡単にアプリ間を行き来すると大量のアプリが起動してしまい、

動作がモッサリする可能性を考慮しているのか。

 

それは「直感的」では無く、面倒を増やしているだけではないのか。

(例えばウェブブラウザからURLをコピーして、Twitterクライアントを立ちあげてペーストする等)

 

アプリ間の連携。これは本当に不便に感じました。

 

 

以上2点は不思議に、むしろ驚くレベルで感じたことです。

「OSが違うので仕方ないだろう」という言葉で済ませてしまえば良いのでしょうか。

 

 

-独自規格について-

 

Apple社は昔Adobe社のフラッシュプレイヤーについて、「オープンでない物は採用しない」という見解を述べ、

iOS端末はフラッシュプレイヤーに対応させず、オープンであるHTML5を使用することにしました。

 

また、現在Google Chromeなどが採用しているブラウザエンジン「Webkit」は、

Apple社がウェブブラウザSafari作成に辺り、作られた物でオープンなものにしています。

 

オープンな物を使用するこだわりは凄く共感できます。

 

 

 

しかし何故でしょうか

 

iOSデバイスはPC・Macからアプリをインストールするという行為だけで、

iTunesという専用ソフトウェアのインストールを強要します。

 

Apple社のホームページ上の動画を閲覧するにはQuick Timeという、

専用の動画プレイヤーのインストールを強要します。

 

ソフトウェア面だけではなく、ハードウェア面でもそうです。

悪いと思った点にも挙げましたが、充電や同期に使用するために使うケーブルが、

DockコネクタだのLightningケーブルだのと、iOS端末専用の物しか使用できない。

 

Lightningケーブルに至っては無許可の模倣品が出回らない様に、専用のチップを搭載し、

そのチップが載っていない模倣品はiOS端末の充電もできません。

凄く閉鎖的に思えます。

 

一方のAndroidはMini USBやMicro USBの共通規格の物を使用しています。

また、AndroidはOS自体がオープンなものです。

 

 

Apple社の提唱する「オープン」の定義が僕には少し理解出来ません。

 


 

私はiOS端末のネガティブキャンペーンを行う為に当記事を書いている訳ではありません。

もちろんiOSにはAndroidより優れた部分があります。

 

iOS端末はApple社のみが販売しています。

Android端末のように様々なメーカーが独自機能を用いたり、OS自体に手を加えたりなど、

OSのアップデートを行う際に生じる端末毎へのアップデートを用意しなければならない為、

機種ごとにアップデートが来る時期が大きく違うこと、アップデート自体が来ない端末すら多々あります。

 

Android端末は様々なメーカーの機種を選んで購入することが出来る反面、

そういった問題が付きまとっているのが現実です。

 

 

その点でiOS端末は世界共通。アップデートは確実に来ます。

致命的な不具合があろうとも迅速な対応が行えます。

 

これはApple1社だけがiOS端末を作っていることに依るメリットだと感じます。

それにより液晶保護シートやケース等のアクセサリも充実させることが出来る点も大きいですね。

 

Androidの場合、マイナーな機種を買うと本当に悲惨ですからね(゚∞゚;)

 

 

もう一つ良い点だと思うのはアプリのクオリティの高さ。

 

DTM等クリエイターに向けた、有名メーカー製のアプリが本当にたくさんあり、

それらアプリの為だけにiOS端末を購入する方々も居るのではないかと思いました。

 

Androidにはそのようなアプリはほぼ皆無と言っても良いレベルです。

 


 

長くなりましたが、以上のことから僕なりの結論を言うと、

 

 

Android端末は

・ 機種を選びたい

・ 特にクリエイティブな活動にスマートフォンを用いない

・ メーカー独自機能、日本の場合赤外線・お財布ケータイ・ワンセグなど

・ 上述したアプリ間の連携などをスムーズに行いたい

 

iOS端末は

・ 純粋に見た目が気に入った

・ クリエイティブな活動をスマートフォンでも行いたい

 

という方へ向けた物なのだろうという感じです。

 

 

現状まだiOSに慣れきっていないこともあるので、

圧倒的にNexus7の方がiPadより使いやすいです。

 

まだしばらくはNexus7を封印してiPadのみ使っていく予定です。

次に同じレビューを書くときは内容が変わっているかもしれませんねっ

 

 

長々と超私的なレビュー失礼しました。

 

 

そいではまたっヽ(゚∞゚)ノ

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テーマ : iPad
ジャンル : コンピュータ

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