ムーアの法則は2020年で終了 79
ストーリー by headless
終了 部門より
終了 部門より
tarbz2 曰く、
元IntelのチーフIA32アーキテクトで、現在は米国防高等研究計画局(DARPA)でマイクロシステム技術研究室(MTO)のディレクターを務めるRobert Colwell氏が、ムーアの法則は早ければ2020年に終わるとHOT CHIPS 25の基調講演で述べたそうだ(EE Times Japanの記事、 EE Timesの記事、 マイナビニュースの記事)。
Colwell氏はムーアの法則が終わる日が来る一番早い時期として2020年を選び、「2022年とすることもできるが、それが7nmなのか5nmなのかが重要だ」と述べたとのこと。EE Timesの記事では、リソグラフィ技術の進歩に陰りがみられ、プロセスの微細化が限界に近づいているという技術的な要因と共に潤沢な開発資金を得られるか不透明という経済的な問題も示唆されている。半世紀近くの間、コンピュータ業界はこの一つの法則にとらわれてきたわけだが、果たしてあと数年で法則を脱する時がくるのだろうか。
どう転ぶのか (スコア:2)
私個人としては法則の脱し方に興味があります。従来通りの開発を続けていき悪い意味で脱するのか、あるいは何か革新的な技術が生まれて急激に発展するか……。後者を望みたいところですが、実際のところは厳しいのだろうか?
自由の行使には責任を伴わなければならない
すぐ復活 (スコア:1)
しばらくして分子回路やら量子箱による単電子素子でも実用化されれば、結局法則どおりになるんだろ。
the.ACount
「ムーア(の法則)は死んだ!」 (スコア:0)
と暗殺されるんですね(´・ω・`)
数年前に11nmは目途が立っているけど、その先はねぇ………という話を聞いたような聞かなかったような。
Re: (スコア:0)
どうせなら日経で報道してくれれば「まだまだ終わらんよ」と読み取れるんですけどねw
実際問題としてかなりプロセスが分子サイズのオーダーに近づいてきているのは事実で
どっかで頭打ちするのは事実でしょうが、こうも数年おきに「もう限界」ニュースを聞くと
正直「またか・・・」と思ってしまうのでした。もちろん現場の技術者が頑張ってるからこその
結果であって、放っておいてもクリアできるような生ぬるい話ではないって事はわかりますが。
当面はフラッシュメモリのように積層化で時間稼ぎ?
その前にタレコみというか元記事にあるように開発費の問題でアウトかもしれませんが・・・
微細化の限界≠ムーアの法則の限界 (スコア:0)
ムーアの法則は別に平面内に限定してるものではないし、微細化のコストより積層化のコストが低くなればそっちに流れるというのは当然。
今までよりコストが増えるのは避けられないとしても、際限のないクライアントの願望の前に,「他社とおなじでいいや」なんていっていたら生き残れない現実があるわけで、微細化が限界だからといって集積化が止まることは無いはず。
Re: (スコア:0)
ムーアの法則の背景にあるのは最小加工寸法を1/Kに微細すれば、チップサイズは1/(K^2)になって、チップの収量はK^2になるという単純な事実がある
他にもLSIには微細化するとベキ乗で効いてくる性能指標があって、それらの効果を平均化するとムーアの法則になると理解して良い
というわけで積層化のみに頼ると指数関数的なLSIの高集積化が、直線的なペースにスローダウンすることになる
(多層配線の配線層の数だって指数関数的には増えなかった)
まだまだ安泰か (スコア:0)
終わる終わると言っているうちは終わったことにしたい人がいるだけ。
本当に終わったときは「ムーアの法則? ああそんなのあったね」と振り返られる。
そうえいばNANDフラッシュが「技術的な限界に到達した」こともあったね。
Re: (スコア:0)
実際、フラッシュメモリの密度増加は鈍ってるでしょ。
もう物理的な限界だよ。
だからNAND以外の不揮発メモリ技術に注目が移りつつある。
当面はNANDフラッシュを積層して容量を稼ぐけどコスト増は避けられない。
CPUだと次は量子コンピューター?
いつ実用的な製品ができるか分からないけど。
ムーアの法則は悪なの? (スコア:0)
> 半世紀近くの間、コンピュータ業界はこの一つの法則にとらわれてきたわけだが、
> 果たしてあと数年で法則を脱する時がくるのだろうか。
「とらわれてきた」?「脱する」?
この書き方だと、ムーアの法則がさも悪いものであると印象づけられてしまうんだけど。
Re: (スコア:0)
肯定的な言い方もなくはないとは思う。まあちょっとキツい言い方だけど。
まあ実際に、それを死守するほうこうでがんばってたのは事実かも。実費にかかわってくるし、今デカくて熱いのも次は小さくなって回収できる、みたいな後押しはあったしねぇ。
Re: (スコア:0)
> 「とらわれてきた」?「脱する」?
半導体プロセスの開発でムーアの法則を目標に寝る間もなく苦労した(させられた)人ならそう感じるかもね。
私の髪の毛 (スコア:0)
18ヶ月ごとに半分の薄さになっています
Re: (スコア:0)
18ヶ月ごとに半分の薄さになっています
つまり、何年たってもツルツルにはならないんですね。
Re:私の髪の毛 (スコア:1)
アキレスのハゲ?
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:私の髪の毛 (スコア:1)
現実にはある時刻を過ぎたら、無常にもツルツルになってしまうということか。
Re: (スコア:0)
最後の1本が抜けるかどうかは確率的な事象です。
Re: (スコア:0)
水平線効果ならぬ、波平効果で、いつまでも確率を算出できません。
Re: (スコア:0)
よくいるよね、波平の髪の毛が1本しかないと勘違いしてる人。
Re: (スコア:0)
横にある奴か?あれは髭じゃよ。
終わりの始まり (スコア:0)
いよいよ終わりの始まりだね
半導体の微細化は大昔からもう駄目だ、技術の限界だ、信頼性を保てないと言われてきたけど、常に技術の進歩で乗り越えてきた
今はもう技術よりも投資コストの問題になりつつあるから、本当に終わりなのかもしれない
その昔、当時最先端とされていたDRAMメーカーが日本に何社あって、DRAMのファブが日本にいくつあったか覚えてる人はいるだろうか?
現在の最先端の微細化技術を持つ半導体メーカーが世界に何社あって、そのファブはいくつある?
過去のデータを外挿すると、最先端のファブは世界に一つ以下しか作れないという時代が近づきつつあるということさ
Re:終わりの始まり (スコア:2)
Re:終わりの始まり (スコア:2)
Re: (スコア:0)
ウェハーの大口径化(450mm化)も大変だが、リソグラフィ関連の開発も大変だな
ふと思ったんだが、昔あったウェハースケールLSIの技術で450mmウェハー丸ごと一枚使ったプロセッサを作ると、どの程度のパフォーマンスになるんだろう?
ムーアの法則は何度死ぬ? (スコア:0)
いままでにも、ムーアの法則の限界は何度も何度も何度も何度も叫ばれてきました。
ムーアの法則を支える中の人(微細化・高集積化のための技術を開発する研究者)にとっては、
もう今度こそ物理的限界だからもう今度こそ本当に終わる、と思われてきましたが、
そのたびに、なんらかの方法が編み出され、限界を突破してきました。
今回もまたオオカミ少年で終わるのでしょうか。
Re: (スコア:0)
いつかオオカミは来る。
私が生きてそれを目撃するのも確かと言ってよさそう。
それまでにオオカミ少年が何度発言するかはわからない。
Re: (スコア:0)
オオカミ少年と一緒にするなよ。頭悪すぎだろ。
このままだと終わる → 新技術開発に、ありったけの開発費と人材を投入 → 延命 → 振り出しに戻る
を繰り返してきたのが人の歴史。
しかしいつもいつもうまい具合に新技術があるとは限らない。
むしろない時の方が多い。
今度もあればいいねえ。
Re: (スコア:0)
> このままだと終わる → 新技術開発に、ありったけの開発費と人材を投入 → 延命 → 振り出しに戻る
もちろんそれも込みでオオカミ少年と表現しました。
本来の意味のオオカミ少年は、最初から嘘だと分かっていて嘘を言うことですから、
そういう意味では、本来の意味のオオカミ少年とは異なることは認めます。
> しかしいつもいつもうまい具合に新技術があるとは限らない。
> むしろない時の方が多い。
ムーアの法則の危機は何度もありましたが、今まではなんとか回避されてきました。
つまり、この件に限って言えば、歴史を振り返れば「ない時の方が多い」とは言えません。
もちろん、だからといって次も回避されるだろうとは言えませんが。
> 今度もあればいいねえ。
そうですね。
Re: (スコア:0)
これはまさにクラークの三法則(の一)を適用するべき状況ではないか。
回路の集積率 (スコア:0)
半導体の集積率がウエハ一枚のトランジスタ数のことだけだって、いつから錯覚してた?
積層と言わず立体構成だったり、トランジスタじゃない素子だったり、2020年なら意外と何が飛び出すかわからないよ。
Re: (スコア:0)
錯覚も何も、小さくすればそれだけコストが下がるのだから、加工寸法を小さくしていったまでのこと。積層とかすれば単にコストが上がるだけだし、集積度もせいぜい数倍しか上がらなくて、あまりおいしいとも思えない(製造コストが一世代ごとに半分になっていくならあるかもしれないが)。
2020年に何か飛びださせるなら、今頃めぼしいものがないといけないはずだが、何かあるの?
ソフトの大きさが18ヶ月?ごとに2倍重たくなるのは何の法則 (スコア:0)
Win95は、200メガ程度あれば全部入ったような記憶がある。それで基本的な事は全てできた。Win8は20ギガは必要だ。100倍だ。
なんでこんなに肥大化したんだ。これは何の法則なんだ。
Re: (スコア:0)
エントロピー増大の法則
#割と本当
Re: (スコア:0)
怠惰と銭の法則
CPUが速くなったし、メモリ増えたんだしと、努力を放棄してソフトが大きくなるため、と
売るために余計な機能を入れたり、互換性を無くしたりする、金儲けのためです。
Re: (スコア:0)
最小要件なので、現実にはもっとでしょうが、(使う機能によっても増減があるようですし)
●Microsoftサポートページよりシステム要件
・Windows 95
http://support.microsoft.com/kb/138349/ja [microsoft.com]
35~40MB (+20MB)
・Windows 98
http://support.microsoft.com/kb/182751 [microsoft.com]
120MB~295MB
・Windows Me
http://support.microsoft.com/kb/253695 [microsoft.com]
320MB
・Windows XP
http://support.microsoft.com/kb/314865/ja [microsoft.com]
1.5G
・Windows Vista
http://support.microsoft.com/kb/919183/ja [microsoft.com]
20GB
・Windows 7
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows7/products/system-requirements [microsoft.com]
16GB (32bit) / 20GB (64bit)
・Windows 8
Re: (スコア:0)
もし、単純に、増える機能の量と容量が対応すると考えると、
容量の増え方は指数関数的ではなく直線的でもいいのではと思います。
同じ機能を実現するために必要となる容量も時代につれて増加しているのではないでしょうか?
Re: (スコア:0)
Microsoftは名前に偽りのある企業だと常々思う。
巨大なソフトばっかり作りやがって!
Re: (スコア:0)
OSの基本機能のプロセス管理、メモリ管理、ファイルシステムはやってることが別次元の代物だし、
ドライバ類、API関連も全く多く、表の機能も裏の仕組みも別物だから、
中身を想像できる人には、まあこんなもんなサイズに思えるんだけど。
洗練はされてないと思うけどね。
95年当時のウェブとテキストメールでちょこっと画像が表示できればいいや、ってんなら
当時よりも小さいの作れるんじゃないかな。誰も需要ないから誰も作らないけど。
Re: (スコア:0)
>中身を想像できる人には、まあこんなもんなサイズに思えるんだけど。
100倍なのも、そう思いますか? それは、中にいるから、感覚が麻痺しているのではないですか。
どう考えても、100倍機能が増えたとは思えないが。行数も100倍ですよね。
Re: (スコア:0)
むしろwin95からwin8って高々100倍程度で済むくらいなんですか?
そもそも機能が100倍だからコードも100倍って本当?
win95からwin8って機能が100倍ではないというのは理解できる気はしますけど。
プログラマーの居る業界には縁がなかったので、教えてエロい人
Re: (スコア:0)
同じ機能を実現するにしても、安定性や堅牢性など考慮して書けばコードは増えると思いますよ。
逆に「とりあえず動けばいい」だけなら、コードとしては単純になるはずです。
どっちも使う側からすれば同じように動くけど、中身は別物というのはよくある話だと思います。
実際、XP以降と比べ、Windows98とかMeとかは頻繁にフリーズしてた覚えがありますし。(NT系とアーキテクチャが違うといえばそうなのですが)
石油 (スコア:0)
石油はいつ掘り尽くされるんでしたっけ?
Re: (スコア:0)
あと40年ぐらい? どこまでコストをかけられるかの問題
Re:石油 (スコア:1)
無頼石油が台頭してるんじゃないかな?
らじゃったのだ
Re: (スコア:0)
今の勢いで使って、自噴式の油田(いわゆる普通の油田)は30年くらい、加圧式の油田が70年(違ったかも)くらい、石油外化石燃料全部の埋蔵量は300年分くらい
と、あるシンポジウムで石油元売りの人が言ってました。
昔と違って埋蔵量推定の精度は上がってますから、それなりに信用できると思われます。
#なので、300年以内に核融合をモノに出来なきゃ人類は緩やかな滅亡に入ることになりそうです。
Re: (スコア:0)
> #なので、300年以内に核融合をモノに出来なきゃ人類は緩やかな滅亡に入ることになりそうです。
ふつうの原子力(核分裂)ではだめなんですか?
Re:石油 (スコア:2)
そんなに悲観することはないかもしれないが、これはあまりにも楽観視しすぎるな。経済の問題を無視しているし、国境が無くならない限り地球規模の送電網などありえない。技術も万能視し過ぎ。国家規模の電力需要を一本の送電線で賄うにはどれだけの太さがいるのだろう。
Re:石油 (スコア:2)
>> 国境が無くならない限り地球規模の送電網などありえない。
>それは視野が狭すぎる。
>国をまたいだ送電網なんて、ヨーロッパではとっくに当たり前で現実に使われてますよ。
>EU加盟国だけではなく、中東やアフリカ諸国を巻き込んだ送電網構築の構想もある。
>「DESERTEC構想」でググれ。
「同じイスラム圏」「同じキリスト教圏」だけの話じゃないか。国境のあってないようなEUの話など問題外。
太陽光発電の問題点は「初期投資が高すぎる」。たとえ後で元がとれたとしても、最初から多額の借金をする余裕が無い。故に経済的に踏み込みにくい。
>冗長性の観点を考えても、一本のわけがないでしょう。
>複数本引くに決まってます。
どっちにしろ多量の銅資源が必要なのは違いない。
Re: (スコア:0)
石油は枯渇せず、ただ高騰するのみ。
石油、天然ガスの可採料は価格で変わる。
特に天然ガスはシェールみたいな非在来型だけでなく在来型でも新鉱脈が新たに発見され続けている。
イランの天然ガスみたいに政治的な理由で掘れないところもあるけど。
現時点で判明し、現在の価格水準で掘れる量はロシアに匹敵するんだよな。
アメリカのシェールなんて鼻くそレベル。
二次元万歳? (スコア:0)
トライゲートで垂直方向に積み上げれば
平方面積を変えずに集積度を上げられそうだけど
無理ってことなのかな?
一番上の発熱はグリス経由とはいえ放熱しやすいけど
一番下の発熱は放熱しきれず歩留まり悪化とかなんだろうか
そんなに距離はないはずだけどダメなんかね
# それとも三次には興味ないってこと?
Re: (スコア:0)
トライゲートと、縦方向への積み上げは、別物ですよ。