ロウきゅーぶ! 7話とWHITE ALBUMと8話の感想
僕の8月は消えてしまったんだ!
ということで何もなかったかのように、むしろ3日ぶりぐらいじゃない? みたいな雰囲気で更新しましょう。
■吉田泰三とWHITE ALBUM
7話は脚本コンテ演出がWHITE ALBUMの吉田泰三さんということで、たぶん脚本は初めてだと思うんですけどどうなるかな思っていたらよくできていましたねえ。
ロウきゅーぶ!のバスケ以外の要素が上手いことふんだんに入っていて楽しめました。
具体的には ・少女とイチャイチャ ・少女に勘違い告白まがい ・少女が卑猥な意味に取れる発言 ・少女の成長とそれを見守り助ける昴 って感じですか。
あとはバスケと、昴自身の成長でロウきゅーぶ!は構成されてる感じですね。
愛莉がプールに潜るシーンで、みんなで手をつないで輪になっていたのはロウきゅーぶ!の象徴的なシーン。
EDのラストカットでも吉田さんはやっています。
水に潜ることも以前言った落ちることと関連付けられたりもするかなとか思ったり。
あとは昴のボディータッチは基本。
で、この7話はそれに加えて葵の視点が入り込んでいるわけだけど、この辺はWHITE ALBUMを感じますねえ。
一番ホワルバ的だったのは、バスに乗った昴の回り込みっぽいカットですかね。
ああいったコンテを、吉田さんはWHITE ALBUMで少なくとも2回、担当回でやってます。
コンテ演出をやった4話と14話ですね。
ただし、ホワルバのそれは乗り物に乗った人間からの主観カットなので、ロウきゅーぶ!とは視点が逆となっていますね。
14話のは吉成カットなので当然チェックしましょう。
26でも背動使った無茶な回り込みしてますが、これはむしろ3話の水野さんの「メディック!」のやつのが近いかな。
今回のひなたのシャチアタックも結構カロリー要求してる感じはあるんですが。
その他にも、駅が出てくるとホワルバを感じたり。
ホワルバ4話は駅でのすれ違いの話でしたし。
「別に駅くらいアニメなら普通に出るだろ」と言いたくなるかもしれませんが、今回雨の描写をするのに駅を出す必要性は全くないんですよね。
2話での葵登場シーンでも駅が出たため韻を踏んでるとも言えますが、そもそも2話で駅を出したのは吉田さんです。
あれも駅である必要性は無かったでしょう。
それに、雨の公園もはるかとマナを思い出します。
これは雰囲気がかなり似てる。
さらにもう一つ、喫茶店。
昴が智花と入った喫茶店はホワルバ1話アバンを思い出します。
というかですね、小学生をあんな喫茶店に連れ込むのは普通できませんよ。
ファミレスあたりにしとけよお前! と、突っ込みたくて仕方ない。
で、ここまで来ると葵の自室すらマナの自室に似てるなとか思い始めてさすがに自重するわけですが。
コンテの特徴としては、カメラの高さを変えてカットのリズムを作ってるのかなあとか。
例えば智花との練習シーンでは正面からの遠景から始まり、昴の主観である智花の俯瞰と、智花の視点の高さからからの昴のアオリを交互に映してリズムを作ってますね。
これは、昴と智花の身長差を表現する演出でもあるわけです。
こうした連続してカメラの高さの違うカットを使ってアクションを見せるのは以前からやっていて、例えばセキレイ2話での浴室での戦闘や、ロウきゅーぶ!2話のスバル対智花でもやっています。
こうしたあまり枚数を使わずに、しかし動きが感じられるアクションをやれる人という印象があったりします。
あ、吉田さんはアニメーター出身だと思うんですけど、2話のバスケシーンはほとんど手を入れているそうですよ?
最後の葵の追跡パートでも頻繁にカメラの高さを変えて緊張感を煽ってます。
あとはみんなで手をつないだとこのPANがDOG DAYS4話のリコの大見得のとこのPANを思い出したりしたけど、それはこじつけかな。
でも変わったPANだったかと。
それから昴が葵に謝る辺りで微妙に視聴者に対してミスリードっぽくなってるというか、最初は日曜のことを誤ってると見せかけて実は違うっていう、よくわからない脚本なんだけど、これもホワルバっぽい。
まあそんな感じで取り留めもなくなってきてしまったけれど、面白かったですね。
自分で脚本までやるのはホワルバの佐藤博暉の影響があったんじゃないかとか妄想膨らますのも楽しいですね。
そして愛莉は可愛い。
えへへって笑顔が可愛い。
■そんでもって8話
葵と愛莉の関係いいよねー。
アレなんですよ。
昴は愛莉への接し方おっかなびっくりというかわかってないというか、優しすぎますね。
相手が智花なら最初からビシッと力を貸してと言ってるでしょう。
この二人はバスケ通じてならツーカーなので。
まほまほは自分からガツガツぶつかってくるし、紗季は空気を読める。
ひなたはあれでしかっりしてるんだけど、愛莉は自分から動けないんですね。
ひなたは4話で自分から昴にヤル気を表明してる。
でも愛莉は昴が騙すことでしか力を出せない。
基本的に豆腐メンタルだから昴も距離感測りかねてると思うんですよ。
で、葵はそこに普通に敵として接してあげた。
あれくらい、昴も智花にならできただろうに、愛莉にはできない。
相手の性格を鑑みてのことだけど、愛莉をなめてるわけです。
これにはもうひとつ、試合がほとんどできない環境であることも関係してる。
敵として厳しくぶつかってきた相手がいなかった。
男バス相手なら高さでは勝てるしね。
だから、葵のように真正面から向きあってくれた人が現れたのは愛莉にとって幸福なんだろうな。
そりゃあ葵お姉さま状態になりますよ!
総じて昴は甘くて遠慮しすぎだったと言えるわけで、その辺りのバランスもきちんと取ってくる辺りしっかりしているなあ、と。
そんな感じで愛莉に愛を注いで見ていました。
うん、思ったより長くなってしまった!
あ、あと葵は基本的に正論ですよね。
高校入ったら全国目指すとかいってたくせに、あまりにもその目標達成のことを考えていない。
以前ならともかくバスケ部復活のための同好会にも参加をしている以上、昴の行為は裏切りでしかない。
それを「そんなこと頼んでない、おせっかいだ」と言うことはできない。
自己管理できてないし無自覚すぎる。
ということで何もなかったかのように、むしろ3日ぶりぐらいじゃない? みたいな雰囲気で更新しましょう。
■吉田泰三とWHITE ALBUM
7話は脚本コンテ演出がWHITE ALBUMの吉田泰三さんということで、たぶん脚本は初めてだと思うんですけどどうなるかな思っていたらよくできていましたねえ。
ロウきゅーぶ!のバスケ以外の要素が上手いことふんだんに入っていて楽しめました。
具体的には ・少女とイチャイチャ ・少女に勘違い告白まがい ・少女が卑猥な意味に取れる発言 ・少女の成長とそれを見守り助ける昴 って感じですか。
あとはバスケと、昴自身の成長でロウきゅーぶ!は構成されてる感じですね。
愛莉がプールに潜るシーンで、みんなで手をつないで輪になっていたのはロウきゅーぶ!の象徴的なシーン。
EDのラストカットでも吉田さんはやっています。
水に潜ることも以前言った落ちることと関連付けられたりもするかなとか思ったり。
あとは昴のボディータッチは基本。
で、この7話はそれに加えて葵の視点が入り込んでいるわけだけど、この辺はWHITE ALBUMを感じますねえ。
一番ホワルバ的だったのは、バスに乗った昴の回り込みっぽいカットですかね。
ああいったコンテを、吉田さんはWHITE ALBUMで少なくとも2回、担当回でやってます。
コンテ演出をやった4話と14話ですね。
ただし、ホワルバのそれは乗り物に乗った人間からの主観カットなので、ロウきゅーぶ!とは視点が逆となっていますね。
14話のは吉成カットなので当然チェックしましょう。
26でも背動使った無茶な回り込みしてますが、これはむしろ3話の水野さんの「メディック!」のやつのが近いかな。
今回のひなたのシャチアタックも結構カロリー要求してる感じはあるんですが。
その他にも、駅が出てくるとホワルバを感じたり。
ホワルバ4話は駅でのすれ違いの話でしたし。
「別に駅くらいアニメなら普通に出るだろ」と言いたくなるかもしれませんが、今回雨の描写をするのに駅を出す必要性は全くないんですよね。
2話での葵登場シーンでも駅が出たため韻を踏んでるとも言えますが、そもそも2話で駅を出したのは吉田さんです。
あれも駅である必要性は無かったでしょう。
それに、雨の公園もはるかとマナを思い出します。
これは雰囲気がかなり似てる。
さらにもう一つ、喫茶店。
昴が智花と入った喫茶店はホワルバ1話アバンを思い出します。
というかですね、小学生をあんな喫茶店に連れ込むのは普通できませんよ。
ファミレスあたりにしとけよお前! と、突っ込みたくて仕方ない。
で、ここまで来ると葵の自室すらマナの自室に似てるなとか思い始めてさすがに自重するわけですが。
コンテの特徴としては、カメラの高さを変えてカットのリズムを作ってるのかなあとか。
例えば智花との練習シーンでは正面からの遠景から始まり、昴の主観である智花の俯瞰と、智花の視点の高さからからの昴のアオリを交互に映してリズムを作ってますね。
これは、昴と智花の身長差を表現する演出でもあるわけです。
こうした連続してカメラの高さの違うカットを使ってアクションを見せるのは以前からやっていて、例えばセキレイ2話での浴室での戦闘や、ロウきゅーぶ!2話のスバル対智花でもやっています。
こうしたあまり枚数を使わずに、しかし動きが感じられるアクションをやれる人という印象があったりします。
あ、吉田さんはアニメーター出身だと思うんですけど、2話のバスケシーンはほとんど手を入れているそうですよ?
最後の葵の追跡パートでも頻繁にカメラの高さを変えて緊張感を煽ってます。
あとはみんなで手をつないだとこのPANがDOG DAYS4話のリコの大見得のとこのPANを思い出したりしたけど、それはこじつけかな。
でも変わったPANだったかと。
それから昴が葵に謝る辺りで微妙に視聴者に対してミスリードっぽくなってるというか、最初は日曜のことを誤ってると見せかけて実は違うっていう、よくわからない脚本なんだけど、これもホワルバっぽい。
まあそんな感じで取り留めもなくなってきてしまったけれど、面白かったですね。
自分で脚本までやるのはホワルバの佐藤博暉の影響があったんじゃないかとか妄想膨らますのも楽しいですね。
そして愛莉は可愛い。
えへへって笑顔が可愛い。
■そんでもって8話
葵と愛莉の関係いいよねー。
アレなんですよ。
昴は愛莉への接し方おっかなびっくりというかわかってないというか、優しすぎますね。
相手が智花なら最初からビシッと力を貸してと言ってるでしょう。
この二人はバスケ通じてならツーカーなので。
まほまほは自分からガツガツぶつかってくるし、紗季は空気を読める。
ひなたはあれでしかっりしてるんだけど、愛莉は自分から動けないんですね。
ひなたは4話で自分から昴にヤル気を表明してる。
でも愛莉は昴が騙すことでしか力を出せない。
基本的に豆腐メンタルだから昴も距離感測りかねてると思うんですよ。
で、葵はそこに普通に敵として接してあげた。
あれくらい、昴も智花にならできただろうに、愛莉にはできない。
相手の性格を鑑みてのことだけど、愛莉をなめてるわけです。
これにはもうひとつ、試合がほとんどできない環境であることも関係してる。
敵として厳しくぶつかってきた相手がいなかった。
男バス相手なら高さでは勝てるしね。
だから、葵のように真正面から向きあってくれた人が現れたのは愛莉にとって幸福なんだろうな。
そりゃあ葵お姉さま状態になりますよ!
総じて昴は甘くて遠慮しすぎだったと言えるわけで、その辺りのバランスもきちんと取ってくる辺りしっかりしているなあ、と。
そんな感じで愛莉に愛を注いで見ていました。
うん、思ったより長くなってしまった!
あ、あと葵は基本的に正論ですよね。
高校入ったら全国目指すとかいってたくせに、あまりにもその目標達成のことを考えていない。
以前ならともかくバスケ部復活のための同好会にも参加をしている以上、昴の行為は裏切りでしかない。
それを「そんなこと頼んでない、おせっかいだ」と言うことはできない。
自己管理できてないし無自覚すぎる。