都立家政にやって来た … 活魚・うなぎ「鳥八(とりはち)」(都立家政)
活魚の美味しさに引かれて大勢の常連客でにぎわう「鳥八」。その「鳥八」が、都立家政商店街に移転してきたという噂を聞きつけて、金曜日の帰り道、西武新宿線・都立家政(とりつかせい)駅で途中下車です。
新しい「鳥八」は、駅から都立家政商店街を南下すること約5分(約300m)、右手角にありました。
前の店が鷺ノ宮駅から徒歩15分ほど、都立家政駅からも徒歩17~8分ほどだったことを考えると、ものすごく便利になりました。(わが家からだと、前の店のほうが少し近かったのですが…。)
「こんばんは」と店内に入ると、
「あら、いらっしゃいませ」と迎えてくれる店主夫妻。いやぁ、ものすごく明るい店内で、おふたりのニコニコ笑顔も一段と輝いて見えますねぇ。
ここにもともとあった店の内装を大幅に改装したという店内は、隅から隅までピカピカの新店舗です。机も椅子も、床も壁も、みな新しい。入口の左側にはL字カウンター8席ほど。そのカウンターの背後壁際に2人掛けのテーブルが2卓。そして入口の右手が、フローリングの座敷席1卓で、詰めれば8人くらいは座れそうです。けっこう高さのある座敷席は、下が収納スペースになっているんだそうです。
金曜日、午後9時半過ぎのこの時間帯、先客は入口に入ってすぐのところのカウンター席で、うな重を食べている女性客お二人のみ。私はL字カウンターの一番奥のほうに座り、まずは瓶ビール(キリンラガー中瓶、500円)をもらって喉を潤すと、すぐに出されるお通しはメカブ酢です。
メニューは、カウンター背後の壁にあります。
飲み物や、いつもある定番のものは短冊メニューです。その短冊メニューは、お刺身もり合せ1,200円、国産うなぎ蒲焼(大串)1,500円、うな重(吸物、お新香付き)1,800円、生ビール(アサヒスーパードライ)500円、ビール(中瓶)500円、冷酒(久保田千寿か越後杜氏)700円、お酒(松竹梅豪快)360円、かめ出し焼酎600円、ウーロンハイ450円、レモンサワー450円。
日替りのものは、同じ壁にかけられている黒板に手書きされています。今日は、くじら刺1,000円、ほたて貝刺天然(大)880円、スミイカ刺850円、本生まぐろぶつ890円、しめさば850円、しじみ酒むし750円、まだい揚煮750円、さより唐揚700円、レバー砂肝ぴり辛炒め690円、かぶじゃこ炒め690円、げそきゅうぴり辛サラダ650円、にしん昆布巻600円、ぬた580円、花わさび580円、ハタハタ丸干焼500円、活サザエつぼ焼(大)950円、というのが黒板メニュー。
そして、おそらくしばらくは出続ける季節ものだろうと思うのですが、半紙に手書きされたメニューが、黒板の下に張り出されています。こちらは、とり大根煮580円、うるめ丸干焼500円、焼とり1人前460円、菜の花辛子和え500円、山うど酢みそ500円、せりごま和え500円。焼とりもこのジャンルなんですね。
どの料理も美味しそうですねぇ。迷ったときには盛り合せをいただきましょう。刺身の盛り合せは1,200円。天然真鯛(まだい)と〆鯖(しめさば)、そして鮪(まぐろ)の3点が、それぞれ3切れずつ美しく盛り付けられています。表の看板にも「活魚・うなぎ 鳥八」とあるとおり、活魚はこの店の看板メニュー。それぞれ素晴らしい魚を仕入れているのです。刺身が出たところで、飲み物も燗酒(豪快、360円)に切り換えます。
以前の「鳥八」は、カウンターの中の厨房スペースがとても狭くて、うなぎの寝床風だったのに、新しい「鳥八」はゆったりと広い。それなのに、店主と奥さんとがぶつかりそうになったりするのが面白い。
「まだ新しい店に慣れなくて」とお二人。この厨房で毎日毎日、何年も過ごすうちに、自然と効率のいい動線ができあがっていくんでしょうね。
女性二人連れが席を立ったかと思うと、入れ替わるように6人連れくらいのお客さん。どうやら前の「鳥八」の常連さんたちのようです。こっちに移転しても、ちゃんと店を追いかけて来てくれるんですねぇ。
刺身のあとは、花わさび、イカぬた、カブ漬物などをいただいて、ちょうど日付けが変わる午前0時までの滞在。今日のお勘定は2,300円でした。
都立家政には「竹よし」、「魚がし寿司」、「おいらせ」に、ここ「鳥八」も加わって、美味しい魚がリーズナブルに食べられる、いい地域になってきましたねぇ。
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