お手軽・簡単・楽チン!冬磯ヒラスズキ

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お手軽・簡単・楽チンな冬磯ヒラスズキ?

んなモンあるわけねーだろ。

ちなみに今はまだ厳冬期ではないので夜明け前でも5,6度あって、日が昇れば10度超えますけど、それでもやっぱり色々とキツいです。
これがマジモンの厳冬期になると夜明け前は1度とか2度で日が昇ってやっと5,6度です。
ミゾレ混じりの寒風に叩かれ、手はかじかみ震え、頭から波飛沫を被り凍えながらする釣りがお手軽で簡単で楽チンなわけがねーです。
ちなみに太平洋側は日本海側より気温も水温もぐっと楽で、しかもサラシの性質上、風も波飛沫もそこまでキツくないです。





ま、それでも好きなんですけどね、人口密度が極端に減った冬の磯。
盛大なサラシに裏切られ続けるのもよし、不意の青物にブッチギられて叫ぶのもよし。
どんよりした灰色の空と誰一人いない磯こそが我が舞台、いざ踊ろうではありませんか・・・


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みたいなキッショイ即席ポエムをブツブツ呟きながら某磯にin・・・・ぱっと見、普通にヤレばかなり濡れることになる波模様です。

うーん、これ、5磯ランガンするつもりなら前半の磯で濡れないほうがエエんとちゃうか?
やっぱり早々に体温が奪われてしまうと後が続かんのですよ。
つーことで、極力濡れない立ち回り(←当然いつもより撃てるサラシの数は減る)を意識して・・・




1磯と2磯はノーヒットノーバイト




○ねよバーカ!

何が舞台だよ、もう二度とこねーよこのクソ磯(ペッ!



まぁいいんですけどね・・・前回の釣行で今年の冬の「傾向」(←これはあくまで傾向であってそれ以上の意味はもたない・・・不変不動の冬ヒラの法則など存在しないのだ)がなんとなくわかってきたので、この3磯からが本番だと思うとるんですよ。
1磯と2磯はいわば前菜でありプレリュード・・・この3磯の引き立て役にしか過ぎんのです。


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そう思えばこのジャングル踏破も全然苦にならんとです。


からの・・・


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怒りで脱○モノのノーヒットノーバイト。

ちょっとだけだけどマイクロベイトの姿を目視したから気合入れたのに。

ここなら濡れてもいい・・・寒さを堪える価値があるはずと思って奮闘したのに。

クソが。


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仕方がないのでそそくさと4磯に向かい糸を垂れつつ、すぐ近くの5磯の様子(5磯は干潮限定磯なので波と潮位を確認する必要性がある)を見てると・・・なんと5磯に人の姿が。

うーん、この荒れ具合でまだ最干になってない時間に渡りおるか。
相当の猛者だとお見受け申す(何故か武士風の口調となる)

さて、人は人、自分は自分・・・といいつつ、どうも5磯の人の動きが気になる。

だってぼらおさんが4磯で不毛なサラシ掬いをしているのに、向こうでは何か起きてるっぽいんです。


だっておかしいじゃないですか。

あれほどボウズの時は一緒って約束した仲じゃないですか。

よく見えないけど何か釣れてるっぽいじゃないですか。

膝を落としたり立ったり、なんか釣れてるよーな動作してやがんの。

取り込み中なんか?

ただの移動か?

いや、きっと釣れてるに違いない。

向こうの磯からぼらおさんの4磯を眺めつつ「さっき俺が焼き尽くした磯で頑張ってるアホがいるwwww」みたいなことを言ってるに決まってる。

帰りの農道(を埋め尽くしている落枝とか小石で)でパンクとか脱輪とかして苦しめよクソが。









みたいな感じで被害妄想が徐々に深刻になっていきますが、これには理由があって:


一つ、マジでガチで何一つカスリもしないこと。

一つ、この4磯が彼の人によって既に焼かれた後なんじゃないかと疑心暗鬼になってしまったこと。

一つ、4磯と5磯狙いのために捨てた別磯のことが猛烈に惜しくなってしまったこと。


隣の芝生がめちゃくちゃ青く見えるようになって自分の釣りに身が入らなくなってしまったんですね、はい。


いかに百戦錬磨の磯ヒラキングと讃え称されるぼらおさんといえど、敵(誰?)の高度な心理戦によって動揺してしまうこともあるんですね、はい。

いかんいかん、もしここが5磯野郎に焼かれてしまった後だとしても、時間的にみて2級3級のショボサラシを虱潰しに探る余裕はなかったはず・・・というわけであまり有望でないサラシも一つ一つ丁寧に探っていると


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やだァ・・・

出ちゃった・・・


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食べごろサイズのゴーキューとかゴーパチのフッコ。

まぁサイズに関係なくエラを著しく損傷させてしまったため〆。

なんとなく、ですが5磯マンは彼の本命の磯である5磯に渡れるタイミングを虎視眈々と待っていたため、この4磯は焼いてないんじゃないかなと思いまする。

つまり今日という一日はただひたすら渋かったんじゃないかな、と。
何のヒネリもない結論ですが、多分そう。


まぁいうて冬磯なんてこんなモン。

ちなみに胃袋の中からは「溶けたマイクロベイトのような何か」が出てきたので、ここにもそういうベイトが入っていたんやろうね(3磯と違って目視確認はできなかった)。

おそらく彼の5磯がエリア最高のアタリ磯だったはず・・・撃てるサラシの数が少ない磯なのに滞在時間が長かったことからして、彼が複数匹釣れていたのはほぼ間違いないでしょう。

そういうワタクシめは時間的にも疲労的にも

>4磯と5磯狙いのために捨てた別磯

を回ることがギリギリ可能だったのですが、暗闇の山抜け撤退戦になる危険性を考慮してここで納竿としました。

くそー、5磯いいなぁ羨ましいなぁ・・・冬のアタリ磯を当てた快感でご飯5杯はイケてるだろうなぁ

使ったルアーズ

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波が荒くてシンペンの出番が中々なかったんですけど
最後の磯の頃になると落ち着いた感じのサラシが増えてきたので
サラシの中でフワ~っと揉ませているとたまらずドンッ!
てな感じで出ました・・・1本550円。



こんなタックルを使っています









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