【音楽】「マクロスF O.S.T 1 娘(ニャン)フロ。」　レビューと感想魔法先生リリカル☆ハギま！

■「マクロスF O.S.T 1 娘フロ」商品画像

パッケージ自体は凄くシンプルなCDなので特に必要もないですけど、適当に。
ジャケット画像・CDレーベル面・初回予約特典・歌詞カード（ライナーノーツ）などなどを。

裏面。アルトのメサイア-VF25とシェリルのイヤリング。
シェリルここでも完全勝利ですね、分かります。

CD面。イッツシンプル。

特典なのか何なのか良く分からないステッカー。後述する歌詞カード記載の解説によると
アニメ第01話のシェリルのLIVE時のもの。スタッフにご返却ください等の注意書きのネタが細かいなｗ
以前、シェリルblogでシェリルが自分のサインについて記事を書いてましたが、
オーダーメイドのレインボーペンで書いたのが本物だって事で、これはまさに本物ってことですな。

ボーカル曲が多いっのでサントラなのに歌詞カードがボーカルアルバム並に厚かったりします。
何気にこの歌詞カードの素材なんですが、良いもの使ってて驚きました。
中身のデザイン凝ってるから印刷のノリを重視したんだろうなぁ。手触りいいわぁ。コスト高そう。

[背景のシェリルかっけぇぇぇぇ！！！]

で、実は全くノーチェックだったんですけど、最後に楽曲解説なんていうものが書かれてます。
解説者は作品中の人物（フロンティアの評論家とか）って立場から、それぞれの楽曲を紹介するんですが
これが地味に面白いんですよ。どう考えても菅野さん監修で、ボーカル曲以外全く解説する気がない
っていう、ある意味自虐ネタを披露してます。オケ曲の解説のやる気のなさといったら必見です（笑）
あと、時系列的にランカが超時空アイドルになった後のようで地味にネタバレ満載です（笑）

軽くまとめると、「バードヒューマン」という映画にチョイ役で出演予定だったランカでしたが、
撮影の合間にアイモを歌っているところを監督に見られてしまいます。
すると監督が何かビビッと来るものがあったのでしょう、重要な役に彼女を抜擢します。
ついでに、ED曲もそのとき彼女が歌っていた「アイモ～鳥のひと」に変更。
そして、その映画が大ヒットすることで超時空アイドル、ランカ・リーが誕生するという経緯。

うーん、これまさか2クール目の最後らへんとかじゃないよなぁ・・・。１クール目のラストかな？
バードヒューマンってタイトルからアルトの臭いもかなりしてくるんですけど、あぁ不安。（何がだ

■「マクロスF O.S.T 1 娘フロ」収録曲目

01. Frontier 2059
02. Welcome To My FanClub's Night!　(Sheryl On Stage)
03. What 'bout my star?　(Sheryl On Stage)
04. 射手座☆午後九時Don't be late　(Sheryl On Stage)
05. Vital Force
06. トライアングラー
07. Zero Hour
08. What 'bout my star? @Formo
09. Innocent green
10. アイモ
11. ビッグ・ボーイズ
12. Private Army
13. SMS小隊の歌～あの娘はエイリアン
14. ニンジーン　Loves you yeah !
15. 「超時空飯店　娘々」　CMソング（Ranka Version）
16. Alto's Theme
17. TALLY HO!
18. The Target
19. Bajura
20. キラキラ
21. アイモ～鳥のひと
22. Take Off
23. インフィニティ
24. ダイアモンドクレバス

全ての楽曲で作曲・編曲・菅野よう子。太字がボーカル曲になります。
曲数が多いため作詞者・ボーカルの明記は省かせていただきました。

■「マクロスF O.S.T 1 娘フロ」楽曲感想

ボーカルアルバムのつもりで買ってもいいサントラ
（もちろん、サントラ本意のオケ曲等も非常に良質なものばかりです。）

まずこのCDの一番の売りは、シングル3曲を含むボーカル曲が全てフルサイズで収録されてること。
当初は、流石に12曲もあったら、ほとんどミニサイズとかTVサイズだろって意見がほとんどでしたが
まさに開けてビックリ！何とシングル曲も全てフルサイズで入れてある！ある意味暴挙ですよコレは！
正直、この中にトライアングラーのフルがあるのは不自然極まりなかったりするんですけど、
シングル買ってない人達にはかなーりお得なアルバムになっております。

で、サントラ全体を通して言える事ですが、非常に曲順等の構成を考えてあると思います。
初めは絶対M1から順に聞いていってください！ストーリーを感じさせてくれるハズです。

例えばM1～M4の流れですが、初めに配置されてるM1曲はアニメではアバンで使われてるあの曲です。
フルオケによって静かに、しかし確実に物語の始まりを予感させる盛り上がりを見せるBGMです。
そして、そのM1が再び静かに幕を降ろすと、間髪をいれずに我らが歌姫シェリル・ノームの登場！（M2）
設定によるとシェリルが必ずLIVE１曲目に歌うというこの曲、頭にストリングスの刻みがある事によって
オケの流れをスムーズに引き継いで、シェリルのLIVEパートへ突入していく事を可能にしています。
M2の終了付近からは客の歓声・拍手などもトラックに収録されLIVE特有の臨場感を感じさせます。
そのような客席とバスドラの刻みに引き継がれて、曲はさらに進み、M3「What 'bout my star?」へ。
この曲の中でもところどころに客の歓声や拍手が入れてあり、ついには指笛なんて聞こえてきます（笑）
そして、最も人気のあるLIVEナンバーであるM4.射手座で最大の盛り上がりを見せ、LIVEは終了。

自分が例にあげた部分は、このCDでも特に流れが秀逸な部分だと思うのですが他のボーカル曲の
配置についても意図が十分に伝わってきました。できるだけオケばかり聞かせて飽きさせないように
しようだとか、前後の繋がりを意識しようって曲順になってると思います。

M13～M15のボーカル曲がネタソングになってる事もあり、M16～M20の間がややアクセント不足の
気はしますが、例えば同じオケ曲でも菅野先生曰く「ヒーロー三拍子、悪人四拍子」といった具合に
差異が明確にあり、イメージを掴みやすいので、まぁ自分は結構どの曲でも楽しめました。
（というか、奏者として食指が動く曲が多くて集中して聴けた。弾き応えがありそうな曲が多いな今回）
この辺りは、解説書がネタに走らずにもっと有益な事でも書いてあったら良かったかなと思います。

全体の流ればかり書いてしまって個別の楽曲の感想書けてなくて申し訳ないので軽く。

08. What 'bout my star? @Formo
作詞：hal　作曲・編曲：菅野よう子
Vocal：ランカ・リー＝中島愛、シェリル・ノーム starring May'n

元々シェリルの曲を5話でランカがカバーして歌ったやつですけど、それが収録されるのかなと
思ってたら、更にその音源をシェリルがアレンジして、ついでに一緒に歌ったって設定で収録。
１コーラス目終了した時点でシェリル出てくるんですが、リードボーカル←→コーラスと絡み合うように、
時にはユニゾンで、まめぐとMay'nが協力して歌ってるのを聞いたら何かちょっと感動した( ；∀；)
流石に菅野さんお得意のコーラスワークってのもあるんですけど、
2人とも独自の色でアレンジされてて、それでいて綺麗に混ざってると思いました。
May'nは短音で入れてきたりロングでもフェイク主体で、まめぐはノンビブラートのハイロングトーンだったり。
お互いの持ち味・得意なとこで、綺麗に重なり（鳴り）合うって素敵。音楽っていいなぁと思った１曲。
ついでに。まめぐ上、May'n下のウルトラユニゾンが予想外だった。色々やりようがあるものなんだなぁ

21. アイモ～鳥のひと
作詞： Gabriela Robin、坂本真綾　　作曲・編曲：菅野よう子
Vocal：ランカ・リー＝中島愛

胸の置くに眠る大きな大きな悲しみは
つなぐ手のひらの温度で静かに目を覚ますよ
（中略）
むかし　みんなひとつだった　せかい
おいで　あったかな宇宙だよ

おなじみのランカソングであるアイモですが、歌詞が追加されたverです。解説通りなら物語の中で
いづれ出てくるんでしょうけど、本当の記憶を取り戻して、歌詞を最後まで思い出すとか、
☆から続きの歌詞を教えてもらうとかシナリオとの関連が気になった。音楽的な感想じゃなくてｿﾏｿ
こんな予想してて、まさか「私、作詞します！」的なシナリオだったらどうしよう‥‥‥（；＾ω＾）

そして、追加部分の作詞者が真綾さんという思わぬサプライズ。
これはいつか真綾カバーverも聞けるというフラグ立ったんじゃないか？
多分、上手すぎﾜﾛﾀｗｗｗｗｗｗって感想になると思うけど（ｵｲ

インフィニティも書くけど、ちょっとCD聞きすぎて疲れたので明日くらいで。
アニメの感想も書かなくちゃ。ごめんなさい(´；ω；`)

うーむ、今日は珍しくMay'nの事についてあんまり書かなかったなぁ。
とりあえず、M2のMay'nのボーカル聞いただけでゾクゾクして嬉しさのあまり吐きそうになった。
S・O・S！S・O・S！

頑張った2人の若い歌姫（候補）に素直にありがとうと言いたくなったアルバム。
菅野さんもお疲れ様でした。