

Game*Sparkのスタッフが(なるべく)毎週気になるゲームを紹介していく“気になる*Spark”。今回はPC版『Fallout: New Vegas』の大型MOD『Fallout: Project Brazil』です。
『Fallout』シリーズは、最近のPCゲームの中でも特にユーザーコミュニティが盛んなタイトルですが、数あるModの中でも群を抜いているのがそのボリューム。完全オリジナルのストーリーは勿論の事、ゲームの舞台には『Fallout 3』のキャピタルウエイストランドとほぼ同じ大きさのフィールドマップを用意。その他、ボイスアクターを起用した5000行以上にも及ぶダイアログや20曲のオリジナルトラックを収録した新たなラジオ局など、拡張パックレベルの追加要素がフィーチャーされています。
その期待度の高さは、Bethesdaの公式ブログでもプレビューが度々取り上げられる程で、およそ3年の製作期間を経て先月5月31日に正式リリースを迎えました。
ゲームは、内戦が勃発し大混乱に見舞われるVault18からスタート。プレイヤーはVault-Ball(Vault内で流行するアメリカン・フットボールのようなスポーツ)のスター選手として活躍する主人公となり、まず最初にパニックに陥った住居区からの脱出を試みる事になります。
メインクエストでは、夢の中に現れる謎の崇拝者や、人間・機械を交えた派閥同士の争いなどミステリアスなストーリー展開が多く、序盤をプレイした感想として、マップをうろつきながら様々なサイドクエストを攻略していく同系統の人気大型Mod『A World Of Pain』等とはまた違ったストーリーに軸を置いた作品という印象です。



本編よりもスピリチュアルなストーリーが多く散りばめられています。

Vault脱出後はいよいよ広大なワールドマップを自由に散策出来るようになります。マップはオリジナルに比べるとどうしてもロケーションの数が少なかったり、地形の作り込みが甘い部分も目立つものの、ファンメイドのModとしては水準以上。ローカルマップの外観に関してはどれもバラエティに富んでいて、非常に作りこまれています。


『Fallout: Project Brazil』は、『The Elder Scroll』や『Dark Souls』Modでもお馴染みのNexusmodsから無料でダウンロードが可能。導入にはNexus Mod Managerが推奨されているので、同サイトへの登録とクライアントの準備を済ませてから是非プレイしてみてください。

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