SECRET DISTRICT IN TOKYO ON THE BACK STREET OF OMOTESANDO

裏・表参道物語──裏通りから世界へ発信!

骨董通りを中心とした青山エリアに新店のオープンが相次いでいる。静かな熱が満ちるこのエリアを「裏・表参道」と命名してみた。上質を知る11の最先端ショップをご紹介しよう。 骨董通りを中心とした青山エリアに新店のオープンが相次いでいる。このエリアを「裏・表参道」と命名してみた。上質を知る11の最先端ショップをご紹介。
裏・表参道物語──裏通りから世界へ発信!

骨董通りを中心とした青山エリアに新店のオープンが相次いでいる。静かな熱が満ちるこのエリアを「裏・表参道」と命名してみた。上質を知る11の最先端ショップをご紹介しよう。

TOKYO CALLING
新しいトウキョウが呼んでいる──東京のファッション特集

新時代の東京ファッションを5つに分けて大解剖。ガイドとしても役立つゆえ、東京人もツーリストの気分で楽しめる!トウキョウ・ファッションの大特集。
Photos:Shinji Serizawa Text:Tsuzumi Aoyama

今、日本で一番アツい!! 裏・表参道のショップを紹介

the POOL aoyama CHATEAU TOYO MINAMI AOYAMA 1F 5-12-24,MINAMIAOYAMA,MINATOKU,TOKYO,JAPAN

・the POOL aoyama
・1LDK AOYAMA HOTEL
・Bloom&Branch
・DECOdeBONAIR
・The General Store
・CAFÉ KITSUNÉ TOKYO
・7×7
・KAMILAVKA / Fetish
・IKEUCHI ORGANIC TOKYO STORE
・Drawing Numbers Minami Aoyama

the POOL aoyama

青山学院大学側の小さな看板がショップの目印。POOLオリジナルのレタリングトートはスーベニアアイテムとして人気。奥のスペースではシーズンテーマである「OLIVE」をキーワードにアイテムが陳列。右のuniform experimentのPコートは8万円。
青山学院大学側の小さな看板がショップの目印。POOLオリジナルのレタリングトートはスーベニアアイテムとして人気。奥のスペースではシーズンテーマである「OLIVE」をキーワードにアイテムが陳列。右のuniform experimentのPコートは8万円。

古いプールを改装した空間から、東京の新しい価値観を世界に発信

ガラス張りの床がまるで水を張ったプールのように見えるのも無理はない。the POOL aoyamaは1970年代に建てられたマンションの居住者用プールだった場所をリノベーションしたショップ(設計は荒木信雄)だ。品よく並べられたアイテムたちは主にthe POOL aoyamaオリジナル。そこにナイキのスニーカーや、別注のジョンスメドレーのニットといったアイテムが差し込まれる構成。流行に左右されないベーシックなアイテムが中心となるが、決してそれらが地味に感じられないのは、常に最新の東京の空気感でデザインされたアイテムが補充されているという商品サイクルのスピード感ゆえ。奥のスペースではシーズンのテーマを反映したアートスペースを常設。

ザ・プール 青山
東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山1F
tel.0120-298-133(ジュンカスタマーセンター)
(営)11:00〜20:00 不定休

1LDK AOYAMA HOTEL

各部屋には203、204とルームナンバーが振られている。このドアは? と開けてみるのも面白い。タオルや歯ブラシといったアメニティも充実。 Hender Schemeのスエードシューズはショップエクスクルーシブのアイテム。各4万2000円。
人気のUNIVERSAL PRODUCTSのロングコートは6万8000円。

ホテルをイメージしたショップ非日常感に包まれて買い物を

青山通りから骨董通りを奥へ奥へ。ひときわ心地よい抜け感のあるファサードが、1LDK AOYAMA HOTELだ。まさにホテルそのもののラグジュアリー感を醸し出す深い青の絨毯張りの廊下を歩きながら、衣類からルームフレグランス、コーヒーなどの嗜好品に至るまで幅広い商品が陳列された小部屋をめぐる体験は、ここでしか味わえない。

ワンエルディーケー アオヤマホテル
東京都港区南青山6-8-18
tel.03-5778-3552
(営)12:00〜20:00 不定休

Bloom&Branch

併設のCOBI COFFEEではサードウェイブスタイルのコーヒーを日本伝統のネルドリップで抽出。ここにも「和洋折衷」というコンセプトが貫かれている。
陶器作家の山田雅子さんによる陶器で、特に人気のアイテム。

シューシャインバーと喫茶を備え、最旬から民芸まで広く再構築

今らしい“和洋折衷”を提案するショップ。日本の伝統的な民芸品や職人技による生活用品、キッチングッズも充実。奥にはシューシャインバー「THE BAR by Brift ..H」で靴のケアも。併設のCOBI COFFEEは平日は8時から営業。

ブルーム&ブランチ
東京都港区南青山5-10-5 第1九曜ビル101
tel.03-6892-2014
(営)11:00〜20:00 不定休

DECOdeBONAIR

ヴィンテージの什器類もすべて値段がつけられた商品。併設のギャラリーでは定期的にアーティストの個展を開催。
バッグはcornelian Taurus by daisuke iwanagaのもの。船具からインスパイアされたパーツが特徴。9万5000円。

「或る男の日常の美意識」でエッジの利いたアイテムを展開

大人の男に向けて「ほんのすこしだけ人生に色気があってもいい」と提案するのはディレクターの上尾智昭氏。DECO、FASHION、ART、BEAUTYを軸にセレクトされたアイテムは、現代のグラマラスを表現。刺激に満ちたショップだ。

デコデボネア
東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1
tel.03-6427-5710
(営)12:00〜19:30 (休)月曜・最終日曜

The General Store

オープン当初から扱っているアンソニー・クレバリーのシューズは、この靴を目当てに訪れるお客さんも多い人気アイテムだ。
エルゴポックのバッグ。シボ革と国産のヌメ革のコンビで落ち着いたトーンに。5万2000円。

日本製の革鞄をはじめ、コスメ、グルーミングの提案も

ショップの哲学を象徴する、職人技による日本製の革鞄エルゴポックを中心に、現代の紳士のワードローブを提案するジェントルマンズ・スペシャリティストア。ニット、シャツ、バッグのほか、コスメやグルーミングも充実。

ザ ジェネラル ストア
東京都港区南青山5-3-10 FROM-1st 205
tel.03-6427-9915
(営)11:00〜20:00 (休)火曜

CAFÉ KITSUNÉ TOKYO

エスプレッソマシンはスレイヤー。隣には月ごとに変わる盆栽が置かれ和テイストを表現。ニットキャップやレコードなど、MAISON KITSUNÉの小物も販売。
和菓子の老舗「とらや」によるCAFÉ KITSUNÉ限定スイーツ。各480円。

茶室文化の薫り漂う、日本伝統家屋を思わせるカフェ

日本杉の寄せ木細工が敷き詰められた床に、石畳と竹垣に包まれたアプローチ。コンパクトなCAFÉ KITSUNÉは訪れる相手と近い距離で親睦を深めることに重きをおいたカフェ。奥には24席程度の席と立ち飲み可能なカウンターも。

カフェ キツネ 東京
東京都港区南青山3-17-1
tel.03-5786-4842
(営)9:00〜20:00 不定休

7×7

店内には明るい自然光が差し込み、こだわりをこめた洋服たちの生地感をあますところなく見せてくれる。オリジナルアイテム、ヴィンテージの衣服のほか、川上氏自身がサンフランシスコで買いつけてきた小物類も充実している。

純白の壁面に囲まれて、じっくりと洋服に向き合う

サンフランシスコの愛称「7×7」を冠したショップは、同地でヴィンテージのバイイングの経験が長い川上淳也氏がディレクター。生地、縫製、染色にこだわったオリジナルも展開。川上氏による洋服愛に満ちた語りは一聴の価値あり。

セブン バイ セブン
東京都渋谷区渋谷1-5-11 1F
tel.03-6427-6315
(営)11:30〜20:00 無休

KAMILAVKA / Fetish

Fetishではナイトウェアや肌着、コスメなどを「自分自身と一番近い距離にあるもっとも大切な身にまとうもの」として山藤さん自身が一点一点解説してくれる。メンズアイテムも充実。
ワイドブリムハットはともに2万6000円。

日本発のクチュール帽子と、大人のオーガニックショップ

古澤正和氏による帽子ブランド「KAMILAVKA」の旗艦店は白い壁に陳列された帽子たちがアートのよう。ディレクター山藤陽子氏が“カラダと心に気持ちいいものを集めた”併設のセレクトショップ「Fetish」とは行き来可能。

カミラフカ/フェティッシュ
東京都港区南青山5-3-10 FROM-1st 1F
tel.03-3400-0300(kamilavka) tel.03-3400-0340(fetish)
(営)11:00〜20:00 不定休

IKEUCHI ORGANIC TOKYO STORE

ショップのロゴはD&Departmentを手掛けるナガオカケンメイ氏。EUの厳しいオーガニック認証に加えて、今治タオル認証も取得。安全かつ最小限の環境負荷で生地を作る、トータルオーガニックテキスタイルカンパニーだ。

歴史ある今治のタオルメーカーが名前もあらたにスタートさせた旗艦店

創業から60年の歴史を持つ池内タオルが2014年にIKEUCHI ORGANICへと社名変更しロゴも一新し、旗艦店を3月にオープン。充実したタオルやガウンなどの品揃えに加え、設置した洗濯機により風合いの変化も体験できる。

イケウチオーガニック 東京ストア
東京都港区南青山6-2-13 2F
tel.03-6427-7870
(営)11:00〜19:30 無休

Drawing Numbers Minami Aoyama

メンズの洋服は1階に陳列。日本発のデニムブランドWASHI JEANSは国内エクスクルーシブ。2階には小さなギフトコーナーや、堀口珈琲セレクトのコーヒーやホワイトティーが飲めるカフェ。併設のギャラリーでは頻繁にイベントを開催。

洋服を中心に、コーヒーやアートが有機的に相関し繋がっていくショップ

House Industriesのアンディ・クルズ、スタイリスト小沢宏氏のほか、コーヒーのロースター、コーディネーターなどさまざまなプロフェッショナルが参加するDrawing Numbers。2階にはカフェやギャラリーも併設。

ドローイング ナンバーズ 南青山店
東京都港区南青山5-10-6
tel.03-6427-6940
(営)11:00〜20:00 不定休