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Japan Blog

宇宙の日記念 JAXA と 未来館がストリートビューに登場



Google では、「宇宙の日」を記念して、種子島宇宙センターをはじめとする、宇宙航空研究開発機構(JAXA) の各施設や日本科学未来館のストリートビューを公開します。

種子島宇宙センターは、世界一美しい射場と呼ばれ、最近では宇宙ステーション補給機「こうのとり」3 号機が、ここから打ち上げられました。さっそく島の南端に位置する宇宙科学技術館内部の展示室からツアーを始めてみましょう。すぐ近くの総合司令棟内のコントロールルームものぞいて見ることができます。

[宇宙科学技術館]

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実際の打ち上げが行われる大崎射場に向かって、種子島の美しい自然を車窓に見ながら北上していくと、遠くに射点の高い塔が見えてきます。射場に向かう門を通りぬけ、右手に射点の高い塔を見ながら坂を登って行くと、目の前に広大な広場が広がります。Google マップの航空写真レイヤーを使えば、射場がどんな風になっているか空から見ることもできます。広大な射場のなかに、すくっとロケットが立ち上がっている姿が想像できますね。

[射場]

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JAXA の施設では、種子島宇宙センターに加え、筑波宇宙センター相模原キャンパス調布航空宇宙センター地球観測センター臼田宇宙空間観測所内之浦宇宙空間観測所をご覧いただけます。宇宙航空技術の地平線を切り開き続ける現場を、ぜひ、ストリートビューでご覧ください。

また、本日、日本科学未来館内のストリートビューも公開しました。美しいジオ・コスモス(地球儀)や、展示室内を歩いたり、 国際宇宙ステーションの模型を見ることができます。

[日本科学未来館]

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今回の公開に際し、JAXA からコメントをいただきましたのでご紹介します。

JAXA 寺田弘慈広報部長
「全国に点在するJAXAの施設には、年間 45 万人を超える一般の見学者が訪れています。ストリートビューによって、世界中の人が場所や時間の制約なくJAXA施設に訪れていただくことができるようになりました。インターネットと宇宙航空技術の融合により、さらに空間と時間の制約がなくなり、宇宙が身近に、そして使える宇宙となる無限の可能性を感じます。」

JAXA 宮地雄二筑波宇宙センター長
「筑波研究学園都市の一画に位置する筑波宇宙センターは、人工衛星、ロケット、国際宇宙ステーション日本実験棟などの、最先端の研究・開発・試験・運用など多彩な活動を行っており、日本の宇宙開発の中枢センターとしての役割を担っています。また、当センターでは、常時開設の展示館「スペースドーム」や、無料見学コース(要予約)などを通じて、JAXAの活動や日本の宇宙開発をご紹介しており、年間 20 万人を超えるお客様にご来場いただいています。」

JAXA 阪本成一宇宙科学広報普及主幹
「宇宙科学の研究開発の現場の雰囲気をぜひインターネット経由で仮想体験してみてください。そして、面白いと感じたら、実際に足を運んでみてください。手で触れられる展示物や臭いのする本物のロケットを体感できます。」

本日公開したストリートビューのハイライトは、ストリートビューギャラリーからご覧ください。
JAXA 各施設を撮影した際の映像も、ご紹介しています。ぜひご覧ください。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設をストリートビューで紹介する動画。
10:25

今回、JAXA、未来館のご協力をいただき、インターネットの力で、宇宙や宇宙航空技術をもっと身近に、宇宙についてより関心を持つきっかけを提供したいと考えています。今回のストリートビュー公開が、皆さんが宇宙について興味を持ち、より深く知りたいと思うきっかけとなれることを期待しています。

Google では、ストリートビューの撮影機材を、10月28日~11月29日(一部お休みをはさみます)まで、日本科学未来館で展示します。その場にいるかのようにパノラマで世界をまわる体験を届けるストリートビューの技術を、ぜひ日本科学未来館でご覧ください。

日本科学未来館の展示で体験できるストリートビューの技術を示す画像。