作品を無断ネット配布された小説家が激怒「作者や作品への冒涜」

もしあなたが自分の著書を万引きしている人を見かけたら? ライトノベル作家の葵東(あおいあずま)先生は、まさにそんなシーンを目の当たりにした気分だろう。

葵東先生はインターネット上でさまざまなデータをやり取りできる『Google』(グーグル)でファイル交換ソフトのサイトを見つけ、自身の作品を発見。

ブログで「作者や作品への冒涜です」と不快感をあらわにしている。

葵東先生は『Google』でファイル交換ソフトの交換可能データリストの中に自身の著書『魔法の材料ございます』シリーズがあることを確認。2010年2月11日(木曜日)のブログ日記で「ファイル交換はやめてください!」というタイトルの日記を書いている。

・葵東先生の日記
拙作、魔法の材料ございますシリーズが、ファイル交換ソフトに登録されました。
宝珠が三つ66SFdjoc7xさん、ただちに公開をやめてください。
無料で読みたい人は、お近くの図書館をご利用ください。
古本屋を利用されてもかまいません。
しかしファイル交換はやめてください。
作者や作品への冒涜です。
宝珠が三つ66SFdjoc7xさん、あなたは我々物書きの敵です。

※上記ブログから引用

「宝珠が三つ66SFdjoc7xさん」というのは葵東先生の作品をインターネット上で配布している人物のハンドルネームと思われる。

ファイル交換ソフトで交換できるデータは違法アップロードされたものが多い。

それらデータは誰でもダウンロードできる状態となっているため金銭を払わずにゲームや本や映画などの作品を手に入れることが可能。

著作権を持つ人たちからすれば百害あって一理なしのツールである。

「宝珠が三つ66SFdjoc7xさん」に対して「あなたは我々物書きの敵です」と怒りをあらわにしている葵東先生。その気持ちはファイル交換ソフトユーザーたちに届くだろうか?

※2010.02.11 / 21:30 表記に誤りがございましたため訂正させていただきました。葵東先生はご自身の作品をファイル交換ソフトではなく『Google』(グーグル)で確認したとの事です。葵東先生と読者の皆様に慎んでお詫び申し上げます(編集部)

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