『日清ラ王』で作るメチャうま「冷やしラーメン」と「つけ麺」
カップめんでまさかの涼しげメニュー
梅雨明け前なのに、既に暑い!と、お嘆きの皆さんこんにちは。こう暑いと、いつものカップめんの進みが悪いです。いや確かに昔の人は「暑いときには熱いものを食べろ」って言いました。けど、ここまで暑いとちょっとしんどいです、はい。
そこで今回は、カップめんを使った、夏向けのメニューを試してみようと思います。
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ポイントは麺、そしてスープ
今回、ラーメンのチョイスとして『日清 ラ王』(背脂濃コク醤油)をピックアップしました。これは、アレンジにも十分耐えうる麺の歯ごたえとスープのうま味がポイントです。
麺に関してはのちほどの手順でもわかるのですが、とにかく強いコシとモチモチ感を保持しているのが特徴。ノンフライの「太ストレート角」麺は、三層構造による太麺。限りなく生麺に近づけられていることにより、これまでのインスタントのカップめんにはちょっと無かった食感と言えるでしょう。
「背脂濃コク醤油」は鶏ガラベースに豚と醤油のうま味がミックスされた、輪郭のハッキリとしたスープ。これもまた、良い意味でカップめんらしからぬ次元の出来じゃあないのかな、なんて思ってしまいます。
これら2本の“柱”に関しては、多少のアレンジではびくともしないのではないか、というわけです。
「冷やしラーメン」編
ポイントは麺のゆで時間と脂抜きの工程。まずは材料から見ていきましょう。
【必要なもの】
『日清ラ王 背脂濃コク醤油』
熱湯(沸かしたてが望ましい)
器(調理用:小さなものを2~3個)
氷(余裕をもって多めに)
【今回追加してみたもの】
トマト
きゅうり
錦糸卵
白ゴマ
好みでごま油
脂抜きの準備
『日清ラ王』の場合、スープは粉末スープと液体スープの2種類が用意されています。液体スープには適度に脂分が含まれていて非常に美味しいのですが、冷やしラーメンの場合にはこの脂が口の中にまとわりついてしまいがちです。そこで事前準備の段階で、この脂分を抜いておきます。
まず、器に液体スープを出します。ここに50~100cc程度の水(お湯でも可)を加えてよく溶かします。ここに氷を数個投入したら器ごと冷凍庫(もしくは冷蔵庫)へ入れてしまいましょう。氷は多くて良いです。こうすることによって液体スープが早く冷えて、脂分だけが固化します。
具材準備と下ごしらえ
粉末スープはごく少量のお湯で、よーく溶いておきましょう。
「かやく」の袋とチャーシューは別の器にあけて、こちらにも少量のお湯をかけて戻しておいてください。
ここまでできればほぼ準備は完了です。野菜や卵などを追加する場合にはこれらも用意しましょう。食べやすい大きさであればどんな形でもいいと思います。
液体スープの脂抜き
脂分が、冷えて大体固まったようであれば、ザルを使って氷ごと脂を濾(こ)してしまいましょう。脂分は多少もったいないのですが、スープの中にも冷やしラーメンに必要な“うま味”は十分に保持されています。
麺はかなりしっかり時間をかけて
さあ、麺です。「太ストレート角」麺は、通常、熱湯で5分を要します。それでも食感は「ややかため」。今回は「冷やしラーメン」なので最終的に“氷水でシメる”のですが、そうするとかなり引き締まるため、通常の5分では硬い麺になってしまうのです。
そうした失敗を避けるためにも、麺はしっかり時間をかけて戻しましょう。カップに熱湯を注ぐ場合には、7分30秒かけて戻すことにします。7分でも大体いいのですが、若干、硬い部分が残る傾向にあるようです。あと、もうひとつ。麺は冷やす前によーくほぐしておいてください。
直接、火にかけて麺をゆでる方法でも良いです。その場合は、6分~6分30秒でよい硬さに仕上がります。
麺を調理している間に、氷水を用意します。鍋またはボールに水をはり、氷を入れてよく冷やしておきます。
麺を洗い盛り付けへ
麺がゆであがったら、水道の流水でよく洗いましょう。やさしく揉むように洗い、表面のヌメりを取るように意識してみてください。大体冷えたら先ほどの氷水に浸けて、麺を引き締めます。
そうしたらあとは、器に盛り付けるだけ。粉末スープと脂抜きした液体スープを混ぜ、氷を入れます。麺ともどしたかやくをスープに入れれば完成です!
スープは若干濃い目のはずですので、味を確認しながら薄めてみてください。
余談ですが、冷麺のように酢を入れてしまうと、塩味が相殺されてしまい、このスープの良さが半減してしまう印象がありました。ごま油はお好みでどうぞ。
冷やし中華風にも
レタスを敷いた器に盛り付けて、冷やし中華(ラーメンサラダ?)風にするのもお勧めです。野菜を目いっぱい盛り付けて、スープは濃いめにしておくのがポイントです。
もっと楽チンな「つけ麺」編
「背脂濃コク醤油」なのに背脂取っちゃったらもったいないじゃん!!という意見もおありかもしれません(ごもっとも)。
そうした向きには、つけ麺スタイルがおすすめです。つけ麺なら脂も含めた本来のうま味も楽しめる上に、手間はこちらの方がずっと少ないです。一番のポイントは「麺をよく冷やすこと」そして、「つけ汁を食べる直前に熱湯で作ること」です。
【必要なもの】
『日清ラ王 背脂濃コク醤油』
熱湯(沸かしたてが望ましい)
器
氷(余裕をもって多めに)
下準備
つけ汁の器には、液体スープを入れて準備しておきます。「かやく」「チャーシュー」は別の器の中に入れて、少量のお湯を入れて戻しておきましょう。
麺をゆでて冷やすだけ
ゆで方は、先の「冷やしラーメン」と同様です。カップに熱湯を注ぐ場合には、7分30秒、火にかけてゆでる場合には6分~6分半です。いずれも途中で麺をほぐす事を忘れないようにしましょう!
麺が仕上がったら、あらかじめ用意しておいた氷水でしっかりと引き締めます。
あとは、液体スープの器に「粉末スープ」、「かやく」、「チャーシュー」を入れ、熱々のお湯を100cc程度注いだら完成です。
つけ麺スタイルの良いところは、今回の「背脂濃コク醤油」味に限らず、「旨味豚コク味噌」味や「濃厚コク醤油豚骨」などにも応用が利くところでしょう。
手間はちょっとかかるけど報われるウマさ
いかがでしたでしょうか。ちょっと手間はかかるけれど、その分暑さも和らぐメニューになったのではないでしょうか。食べなれたラーメンも、ちょっとしたアレンジで夏バテ克服のカギになると思います。
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