『桃太郎電鉄』最新作が製作中止決定「被災地に物件がないのは悲しすぎる」

ファミコン時代から続いている『桃太郎電鉄』シリーズ。あまりゲームをしない人でもみんなとワイワイ楽しめるゲームなので、皆さんも遊んだことがあるのではないでしょうか? 最新のゲーム機だけでなく、最近はケータイでも遊べるようです。

そんな『桃太郎電鉄』シリーズの最新作となる『桃太郎電鉄2012』(仮)が、残念ながら発売されないことになりました。これは『桃太郎電鉄』シリーズの生みの親である さくまあきらさん が公式サイトでコメントして判明したもので、多くのゲームファンに衝撃を与えています。

<さくまさんの2011年4月15日の日記>
当初予定していたWii版『桃太郎電鉄2012(仮)』は、東日本大震災で、三陸沖が被災してしまったこともあって、描きづらいので、正式に製作中止となった。被災地に、物件がないのは、悲しすぎるし、何事もなかったように、いままでの物件が堂々と登場するのも変だ。実はこの辺の扱いで、東日本大震災以来、ずっと苦しんでいた。ゲーム・クリエイター桝田省治が夢で見た「東北復興編」もかなり考えたけど、非常にナーバスな問題だけに、ちょっと手元が狂っただけで、多くの人を傷つけてしまう。『桃太郎電鉄』の出番は、東北が復興し始めたときにこそ、「東北はこんなに元気になっていますよ! 東北に来てください!」と宣伝することに、協力できるようにおもう。
※さくまさんの公式サイトより一部引用しました

さくまさんにとって『桃太郎電鉄』シリーズはとても大切な作品のはずです。私たちゲームファンとしても『桃太郎電鉄2012』(仮)が出ないのは非常に悲しいことですが、さくまさんが一番悲しく、つらい決断だったのではないでしょうか?

今回は製作中止になりましたが、これで『桃太郎電鉄』シリーズが終わったわけではありません(きっと!)。いつか新しい『桃太郎電鉄』で日本全国のゲームファンたちがワイワイ楽しめる状況になるはずです。そう願います!

画像: さくまあきらホームページ:仕事人裏日記

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