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架空創造地図描画日記2025 [No.8484]

 学会が終わるまではグリッドタイル画像の編集は中断して、大都の作り込みを進めることにする。画像編集は済んでいるのでデータベースの編集のみに徹することになるが、何はともあれ地名を設定しないことにはそれ以下のオブジェクトは配置できない。短期間でそこまで全部やるのは無理なので、ここは地名を並べる作業に徹することになるだろう。
 さて、大都で昔から人が集まっていた場所は、月本橋から中央区にかけてのGR中丸線内、そして追手門と浅田である。他は現在の鉄道網に沿った街道筋で、吉津・院山・本田・安田・鴨池・七世といったターミナルには街ができて活気付いていたと思われる。都心から離れた西島や未谷や丑寅は、田圃が広がるド田舎だったというのが自然な流れだろう。東京に置き換えれば、追手門は浅草、未谷は練馬、西島は世田谷のような感覚と思われる。世田谷は今では地方の県の人口を軽く上回るほど人間がひしめいているが、戦前は都心に比べて相当少なかったらしい。

架空創造地図描画日記2025 [No.8483]

 学会まであと1週間。パワポの編集も煮詰まってきたので、発表に向けてリハーサルがぼちぼち始まった。発表には自分のノートPCを使うとして、デスクトップのモニターをプロジェクターと想定。HDMIの外部端子を初めて試してみたが、ありゃ!?うまく表示されないではないか…。ノートPCの取説を見たら、キーボードのFn+F7キーにモニターの絵柄があるではないか…。そこを押したらモニターの設定ができるようになって一件落着。ごく普通に外部モニターにノートPCの画像が映るようになった。
 これでパワポの公開ができるようになったが、まだ物足りない。昨年もやったことだが、地図上のオブジェクトの編集作業が、スマホで手軽にできることを今年もPRしようと思うのである。ノートPCのスマホの二台使いで発表するとなれば、プロジェクターへ両方からHDMIケーブルを接続して、切り替える必要がある。そのための設備一式をつないで試したところ、切り替えに多少手間がかかるものの成功した。編集画面の説明はノートPCの方が大きくて見やすいので、実演だけスマホでやることにしよう。

架空創造地図描画日記2025 [No.8482]

 パワポの攻略も少しずつ進んでいる。ていうか、スライド1枚当たりの編集はWord文書の作成とあまり変わらないではないか…。文字表示はフォントとサイズを指定して、タイトルを設定して、内容は箇条書きにまとめてしまえば、それなりの発表資料ができてしまうものである。この調子で進めていけばよいわけだが、先に書いた通り、1枚のスライドに文字を詰め込み過ぎてはいけない。となると、タイトルを大きめにしてインパクトを引くとか、箇条書きにも注釈に相当する箇所はフォントのスタイルに変化を持たせていけば、ビジュアル的にも少しは映えるだろう。
 画像や音声といったファイルのインポートもすぐにできるようなので、必要なところは入れてみた。スライドを起動させてテストをしながら修正を繰り返す作業は、動画編集と同じ感覚である。まだ時間には余裕がありそうなので、もう少し突き詰めてみるか…。

架空創造地図描画日記2025 [No.8481]

 都道の路線番号の配置の修正作業が続いている。これらはアイコン画像を作成して画像の上に文字を重ねて配置するシステムの試行錯誤を続けてきたので、試作の初期段階からあったものが多い。てことは、全体的にかなりブレが発生している。配置間隔の修正や新規追加も多いが、道路の通称名や起終点の変更も発生している。
 世間一般的には、このようなものにはあらかじめデータベースを作成しておいて、それに従って配置していく流れになるだろう。当局もそうしていたわけだが、詳細図の描画作業が進むにつれてデータベースの作成は省略され、地図に描かれた線から直接路線番号・起終点・道路の通称名を定めている。もはや初期の頃に作成したデータベースは変更箇所が増え過ぎて使い物にならない。
 もしも多人数で作業を分担するならば、恐らくこの方法では効率が悪くなってセオリー通りにデータベース化した方が効率的だろう。だが、ワンオペでは話が変わるのである。後からタヌキペディア等でデータを公開しようとするとどうなるか? データベースは最初から存在しないので、jsファイルに並べられたデータリストを参照しながら直接タヌキペディアに編集する流れになるだろう。

架空創造地図描画日記2025 [No.8480]

 架空地図の作者の皆様の多くは、一つの都市に絞り込んで、そこを集中的に作り込むスタイルを確立している。月本地図はそれを国1つ分やろうとしているわけだから、どう考えてもぶっ飛び過ぎているではないか!?学会の類には過去に何度も出席して発表はしているが、何だか対等の立場に立っていない気がする。単純に考えれば、それぞれの地図とは比べようがないからかもしれない。
 そこで今回は、月本國の自治体の中で最も作り込みが進んでいる首都:大都に絞った発表を予定している。内容自体はLeafletの攻略であるが、地図をズームしても文字表示がブレずに多くの情報を表示できるという利点は、地図が高密度であればあるほど威力を発揮するものである。
 その準備として、以前から続けてきた試作段階からの下地画像の描き直しがようやく済んだところである。隙間時間に中途半端に進めていた高速道路の設定もようやく済んでアップしたところである。この後は都内全域に地名を設定できればよいのだが、それはちょっと時間が足りないか…。

架空創造地図描画日記2025 [No.8479]

 スライドの枚数に制限は無いらしい。てことは、枚数を節約しようだなんてセコイ考えは一切無用である。
 それはどういう意味か? スライド1枚当たりに表示する文字数を想定してみるとよい。文字を詰め込めるだけ詰め込めば、発表する側にとってはファイル容量がコンパクトになって、スクロールする手間は省けて合理的だろう。一方、発表を見る側にとっては、新たなスライドが表示される度にそこに出た文字を目で追わなければならない。演出等の影響もあるかもしれないが、文字の羅列を読むという作業を毎回強制されるのは難儀である。プレゼンが終わる頃には必ずや疲れて飽きてしまうのではないか?
 実はこれは過去に作者自身が得た教訓に基づいている。「月影の駅」の初版を出した際、登場人物の台詞を表示するウィンドウに文字を詰め込み過ぎてしまったせいで、多大な不評を買ってしまったのであった。確かにこれではプレーヤーを疲れさせてしまってイカンということで、リメイク版では文章ウィンドウにかなりゆとりを持たせたのであった。
 ではどのくらいの文字数が適切か? ウィンドウ内の文字を一瞬見ただけで、全部の文字が認識できる程度ではないかと思われる。速読が得意な人間ならば詰め込み過ぎでも気にしないだろうが、世の中そんな特技を持った人間はごく少数である。作者も恐らく平均以下のレベルだろうから、自分自身の裁量で決めて問題無いだろう。

架空創造地図描画日記2025 [No.8478]

 パワポで新しいスライドを追加する場合は、一番左上にあるTitle Slideを選ぶのが一番無難かもしれない。とりあえず上にタイトルが表示されて下には箇条書きが続けられるようである。過去の学会の発表で何度も見て来たスタイルだが、ワンパターンとはいえ最も基本的で単純明快な演出だろう。
 箇条書きが増えて1枚では足りなくなると、タイトルを消して箇条書きだけが必要になってくる。とはいえ、そんなテンプレートは用意されていないので悩んだものであった。調べたところ、タイトルにカーソルを合わせてShft+Delで消去できるので、それで解決したのであった。
 他のテンプレートはどうかといえば、まっさらなBlankは自由度が高そうだが、つかみどころが無さ過ぎて、何かを追加する呪文を覚えないことにはどうしょうもない。他はピンポイントでちょうどよい需要があるのかどうかが謎である。何はともあれ、まずは基本から進めていくとしよう。

架空創造地図描画日記2025 [No.8477]

 学会まであと2週間となった。当初は昨年と同じく、スマホで手軽にサクサク操作しながら発表する予定だった。だがノートPCを新規購入して、純正品のOffice2024を導入したこともあり、こいつを大阪まで運んでいこうかという予定に変更された。
 現在はもっぱらパワポの操作はノートPC側で行っている。日中はテレワークで時間が取れないのだが、深夜はデスクトップのモニターにアニメを映しているからという、何だかしょうもない使い方をしているためだとか…!?かくいうわけで、従来のモバイルPCより格段にスペックが向上したことで、作業場の環境も大きく変化したのであった。
 今回は初めてパワポを導入して発表することにしたので、ブログでもしばらくそれを扱うことにしようか…。現時点では基本的なテンプレートでタイトルと箇条書きを並べているだけという簡素な構造だが、初めて使うので何卒容赦願いたい。今回は内容を重視することにしよう。

架空創造地図描画日記2025(グリッドマップ量産編)[No.8476]

 かくして、「都会府」は、「都」と「会川」を合わせて名付けられたとされる。桧羅地方が入っていないではないか!?という突っ込みは、多分ついでに含まれたということになるのだろう。この世界でもやはり「首都のある大都会だから」…という風に思われがちだが、それはハズレ…というクイズはよく出されるらしい。
 さて、新しいノートPCにはCtrlキーが左にしか無くて、左利きにとってGIMPのズームイン/アウトが激しく操作しづらい…という難題があったが、それは先ほど解決した。Windowsにおいて、キーボードの割り当ては自分で操作しやすいようにカスタマイズできてしまうのである。その方法はWeb上に散らばっているので各自で調べられたし。レジストリー操作が最も確実とされるが、一歩間違えればPCの起動さえ不能になるリスクを伴うので、いかなる事態が生じようと当局は関知しない。
 これによって作者のノートPCのキー配列は、「ひらがな/カタカナ/ローマ字」を端折って右隣にあった「Alt」をその位置にずらし、従来の「Alt」の位置に「Ctrl」を配置した。変換は左上の「半/全/漢字」やタスクバー右のマウスクリックでも代用できるし、やはり右下のAltとCtrlはこの順番でなければ操作性が悪いのである。

架空創造地図描画日記2025(グリッドマップ量産編)[No.8475]

 では都会府の南部や東部の会川地方に属さない地域はどう称されるのか? 元々の都会府域は大都まで含まれていたわけで、単純に「都(みやこ)」又は「都地方」と称されていた。その中心が大都だったわけだが、現在の北大都市付近は都地方の地理的中間に位置していたことで、「都間(つま)」という地名があった。現在の北大都市中区は、都間郡都間町から都間市となった後に周囲の都市と合併して北大都市となった。更に都間郡の自治体はすべて市になったので、都間を名乗る自治体は完全に消えてしまった。実在世界だと埼玉県与野市がさいたま市中央区になって与野の自治体名が消えたようなものか…。
 一方、立体県境には桧羅(ひら)丘陵が連なっているが、この辺りは桧羅地方と称され、現在も農村地帯が広がる独特な雰囲気が漂う。この地域の中心都市は都北市だが、桧羅地方は都地方には属さないのに何故このネーミングなのか? かつてここの地名は田前国の果てということで「田尻」だった。市制施行の際に尻を残すのは印象が悪い、更に桧羅市にする案も田舎臭い印象があって敬遠され、結果的に「都会府の北部」ということで都北市という安易なネーミングに落ち着いたらしい。

架空創造地図描画日記2025(グリッドマップ量産編)[No.8474]

 まずは都会府の西部から北部にかけて属する会川地方から議論を始めるとするか…、ここは実在世界の東京多摩地域と埼玉県を合わせたような場所である。地名の由来は諸説あるが、山間部を流れて来た多くの河川が平野へ達したところで次々と合流する、「多くの川が出会う」という説が有力らしい。よって、「会川」という名前の河川が存在するわけではない。
 だけど川が合流すると場所となると、「会川」でなく「合川」となるべきなのではないのか!?そこは大都の「西島」が本来「西洲」となるべきところであるのと似たような理屈かもしれない。それはどういうことか? 地形的要因に則って、その意味に従った漢字を当てるならば、本来の漢字の当て方とは言えないのが共通ということである。
 都会府が属する東郷平野は、昔から「田の国」と称された一面の田圃が広がる大平原であった。当然ながら豊富な水が無ければ稲作文化は成り立たない。そこは多くの川が大地に潤いと恵みをもたらしてきたわけで、人間の暮らしは川に大きく依存していた。人や物資の移動も陸路だけでなく川を利用していたわけで、そこには多くの人の出会いがあった。まあそんなこんなで会川になったのであろう。そういえば書き忘れていたが、「会川」のふりがなは「かいがわ」である。「合川」ではその読み方には到底なり得ないではないか…。

架空創造地図描画日記2025(グリッドマップ量産編)[No.8473]

 都会府内は道路と線路だけでなく、河川の幅も適当に描いてしまったので、今更ながら修正箇所があまりに多くて嘆き悲しんでいるところである。いっそのこと最初から描き直した方が早く終わるのではないか!?…と思われるぐらいである。西側は鉄道や道路の縛りも無いので、いっそのことそうしてみるか? いやもう道路は前回の事態のように、既にほぼ全部描き直しである。
 さて、しばらく地味な作業が続くので、この辺りで都会府の話でもしてみるか? 一体どういういきさつでこの地名が付けられたのか? 多くの人は「月本の首都がある大都会だから」…と、実に安易なネーミングを予想するだろう。小学生当時の作者の脳内で設定されたわけだから、確かにそれは肯定せざるを得ない。とはいえ、この世界における設定となれば、それでは認められない。以下はもちろんフィクションであるが、その真相は次回…。

架空創造地図描画日記2025(グリッドマップ量産編)[No.8472]

 都会府神楽市の経緯度原点から東側、座標管理上はX≧0のタイルの修正作業が終わってすべてアップした。とはいえ今後も細かい道路網まで描く予定なので、最終形態ではない。経緯度原点は地図に記されているので、画面左上の座標に合わせて照準を追えばすぐ見つかるだろう。
 となると、この座標を境にして、東側は線の描き直しが終わっているが、西側はまだ終わっていないことになる。現時点で両者を比較すれば、その様子が分かるだろう。西側がビフォアで東側がアフターとなる。西側は試作段階で線の太さを模索しながら、とりあえずフリーハンドで描いてみて、均一の太さにするのが超絶面倒になって投げ出した状態である。その後でそれぞれの線の基準が確立して、均一の太さに線を描く方法も発見されて、修正されたのが西側となる。
 面積からすればこれで作業工程の半分ぐらいは済んだとなるが、最も作業量の多かった大都は全域が済んでいるので、実際は7~8割程度は終わったと思われる。そう考えると今月中の作業完了も見えてくるが、また少し忙しくなりそうなので、あまり急ぐことはできないか…。

架空創造地図描画日記2025(グリッドマップ量産編)[No.8471]

 都会府内は試作段階で真っ先に幹線道路を全路線設定してしまったので、多数の路線が描き直しの対象となっている。一部の路線は試作後の新基準で描いたのだが、それは修正不要なので残していたら、作業中のミスでややこしい事態になって、収拾がつかなくなってしまった。それまで作業が済んだ路線も含めて、結局全路線描き直しとなり、数時間分が無駄になったのであった。
 やれやれ、セコイことを考えると、かえって無駄になるというのは教訓である。金も時間も使うべき時に使わない人間はダメだと思うのである。とはいえ、今月は多忙な時期から抜けた直後のせいか、出費が非常に多い。大阪までの往復交通費にノートPCにOffice2024は公表済みだが、装備品は全体的に老朽化が激しくて、それの買い替えも少しずつ行われている。多忙が続いて投資する時間も無かったので、ここで大放出ではないか…。

架空創造地図描画日記2025(グリッドマップ量産編)[No.8470]

 大都から遠ざかると試作の領域から抜けるので、そこまで達すれば描き直しは終わりとなる。目安としてはR91又は圏環道の内側辺りまでだが、都会府から和泉県にかけては全体的に荒っぽいようである。都道府県道まで全路線を設定したのは大都・都会・植草・和泉の4都府県だが、正式に2px幅で描いてはいても、よく見ればバリが結構目立っている。それを見つけて除去するだけでも、新たに線を描き直すのと同等の時間がかかってしまうではないか…。
 新たに発生した課題は、ノートPCを併用した二台体制で作業をする場合のデータ管理である。予定では既存の外付けSSDを使うはずだったのが、USB3.0にも関わらず読み込みも書き出しもかなりノロい。こいつは使えそうにないので、外付けのUSBフラッシュメモリにしてみたら、こちらの方が結構速いではないか…。だが突然読み込みができなくなってしまった。やっぱりアキバで安く買った代物ではダメか…と思ったら、デスクトップにつないでいたUSBハブのケーブルが劣化していて銅線が剥き出しになっていたではないか…。これはもうお釈迦にしたら、ようやく普通にデータがやりくりできるようになった。ただ、既存の内蔵SSDに保存しているデータの方が読み込みは速いわけで、併用すると紛らわしくなってしまう。そこの管理体制が確立できないと古いデータを上書きする事態になってしまい、実際危なく数時間分の作業を飛ばすところだった。
管理人

ごとりん

  • 著者:ごとりん
  •  架空想像国家「月本國」の全国地図描画作業を地味に続けている貧乏クリエーター。このブログの毎日更新が途切れない限り、無事に生存しているものと関知して下さい。
Simulation Country GAPAN 月本國



 「月本國」では、2D-RPG向け現代和風素材の無償配布の他、開国(平成13年12月16日)~平成17年2月28日までの過去ログを扱っています。
「旧:月本国政府広報」
[No.1~1171]

 又、連載物「RPG制作雑記」「徒然なる200x裏技集」(↓のカテゴリーで★が付いているもの)等のwardファイル版過去ログを扱っています。このblogの過去ログが読みにくい場合は是非御利用下さい。

現代和風RPG「月影の駅」Ver2
 RPGツクール2000製フリーウェア。駅から始まり駅で終わる、オトナのドライな人間模様。
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「Made in GAPAN 歩 ~Ayumu~」
 2D-RPG向け歩行グラフィック合成ソフト。当局開発の32規格8方向部品セット他、一般的な部品セットも利用可能。各使用環境に合わせた既存素材の組み直しや、顔グラ等の合成もOK。
(上記の管理人画像はこれで合成したものです。)
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