こんな夜に
さっきまで曇り空だと思っていた
そんな薄暗いはずだった冬空。
夜になり深まる闇のはずなのに
なぜだか僕は外に駆け出した。
気づけば澄み渡る空に浮かぶ角のない月灯り。
こんな夜にきまって思い出すのは
君が楽しそうに笑う顔。
冬に出会い、春を楽しみ
夏に別れ、秋に途方に暮れた僕に
差し込む光は星をかき消していく。
こんな夜にどうして笑っていればいい?
こんな夜にどうして眠りにつけばいい?
ただ肌に突き刺さる寒さに
僕はひとり空を見上げています。
とりまポエム。
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