神戸、今度はウルグアイ代表DFカセレス獲り 大型補強“バルサ化”着々
神戸がセリエAラツィオのウルグアイ代表DFマルティン・カセレス(31)の獲得に動いていることが23日、分かった。欧州代理人筋の話によると、すでに正式オファーを提示。W杯3度出場の守備のスペシャリストで、獲得が決まれば今季新加入の元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)に続く大型補強になる。
悲願のJ1リーグ優勝を目指す神戸の妥協なき姿勢の表れだ。関係者によると、カセレス側に接触。推定年俸250万ユーロ(約3億1000万円)の複数年契約とみられる正式オファーを提示し、交渉を進めているという。
カセレスは現役ウルグアイ代表で、昨年10月16日の日本代表との親善試合でも来日。本職はセンターバックだが両サイドバックも可能な守備のスペシャリストで、国際Aマッチ通算86試合を誇る。10年南ア大会からW杯は3大会連続出場。18年ロシア大会では全5試合フル出場し、ベスト8進出に貢献した。
1メートル78と上背はないが強さと速さを高い水準で備え、抜群のフィード能力で攻撃の起点にもなれる。12年から所属したユベントスでは、リーグ戦とカップ戦を合わせて計6冠獲得。レギュラーをつかむことはできなかったが、08~09年シーズンにはバルセロナでもプレーした。元スペイン代表MFイニエスタとは元同僚で、“バルサ化”を進める神戸のスタイルには合致する。
今季、ラツィオではリーグ戦4試合出場のみ。1月末に契約が切れるが、クラブ側は契約延長オプションを行使しない見込みとなっている。移籍金なしで獲得できるためボローニャやミランなど複数クラブとの争奪戦になっているが、加入が正式決定すれば攻守ともに盤石の体制が整う。
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