レビュー サラウンドヘッドフォンシステム Sony 「MDR-DS1000」

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Sony MDR-DS1000 サラウンドヘッドフォンシステム レビュー
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※2008年7月17日全面的に書き直しました。

MDR-DS1000 | ヘッドホン | ソニー
特徴 :
小型のヘッドフォンアンプDP-1000とヘッドホンMDR-XD050による擬似的なサラウンドヘッドフォンシステムです。
オーディオフォーマットはDolby Digital 、DTS 、Dolby Prologic IIに対応しています。
またDolby Digital Surround EXやDTS-ESにも対応しています。

アンプ側 :
次にアンプDP-1000に迫ってみます。
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前面には電源ボタン、ヘッドホン端子2つ、デジタル・アナログ入力切替、エフェクト切り替え、ボリューム。

ヘッドホン出力端子は同じ音を同時に出すことが出来ます。
2人でヘッドホン出力を楽しむも良し、片方をスピーカー、片方をヘッドホンの様に接続することも出来ます。

デジタル・アナログ入力切替はビデオデッキやテレビ側がアナログ入力のみの場合に切り替えて使う。

エフェクト切り替えはエフェクトオフ、シネマ、ミュージックモードが備わっており、
オフは通常のヘッドホン再生(ステレオ)、シネマはサラウンド感、ミュージックはリスニングルームを再現している。
ただしDolyb Prologic IIのみエフェクトオフではデコード処理されない。


背面にはアッテネータースイッチ、アナログ入力端子、デジタル入力端子、電源端子。
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アッテネータースイッチはアナログ入力の音量レベルが低いときに使用します。

アナログ入力はステレオミニプラグ端子。

デジタル入力は光角型プラグ端子。
光角型プラグ端子を持つケーブル一本が付属する。

サイズは120(幅)x120(高さ)x35(奥行)、重さは約200gとかなりコンパクト設計。
再生周波数帯域は12~22,000Hz、ひずみ率は1% (1kHz)となっています。
デジタル入力で対応しているのは最大48kHzの周波数まで。

長時間使っても本体はホンノリ暖かくなる位、ファン等ノイズを発生させるのは付いていません。

ヘッドホン側 :
付属のヘッドホンはMDR-XD050と本製品に付属するオリジナルモデルのようです。
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ケーブルは片出しでは無く、両方から出ているので片だし特有の片よりは気になりません。
デザインはシルバーとグレーで良い感じなのですが、低音に音を振りすぎている様に感じました。
音楽ソースを聞くと低音が強く(特にベースが強調される感じ)、音(サ行)が少し耳に付く感じです。
ヘッドフォンは約175gと軽くまた強く密着しないので長時間聞いていても疲れません。

再生周波数帯域は12~22,000Hzとなっています。

評価 :
まずコンパクトな本体が非常に可愛らしく、邪魔にならないサイズが好感を与えます。
また光角型ケーブルとヘッドホンが付属しているので、これ一つ買えばその日にサラウンド環境を
楽しむことが出来るのが素晴らしいです。

DVDビデオを鑑賞する際はエフェクトオフかシネマがお勧めですが、
ミュージックモードは音がセンターに寄る(頭の上で声がなっている感じ?)ので不思議な感じです。
Dolby Prologic IIの場合はエフェクトオフではデコードされないので、シネマモード利用をお勧め。

サラウンド感はDVD 映画「グラディエイター」で試してみました。
Dolby Digital 5.1ch、DTS 5.1ch両方聞いてみましたが、良い感じです。
もちろん5.1chスピーカーで聞くときと比べると擬似だなぁと分かりますが、
通常のステレオヘッドホンで聞くのと比べるとサラウンドしているのが分かります。
特に最初の矢を放つシーンや投石するところは迫力がかなり出ますね。
画面上で矢がこちら側に迫ってくるシーンでは、耳の横を突っ切る様に感じることが出来ます。
ただ、5.1chスピーカーの音が後ろで実際に鳴っている感はちょっと弱く、
耳の横辺りがサラウンドの限界点っぽいのは少々残念。

次にDolby Prologic IIはソフトに因るのかも知れませんが、もう少しサラウンド感が欲しいなと。
迫力が有って良いのですが、Dolby Digital再生時に比べると音の移動感が弱く感じました。

それとPCで音楽を聞いてみました、エフェクトオフで光デジタル端子接続です。
いつも聞いている時と比べて薄皮一枚取れたようなクリアな音になりました。
mp3やAACでエンコードされた低ビットレートの音楽を聴くと、音の悪さが気になるようになります。

TVチューナーで録画したのを再生させた時にも音声の小さなノイズも気になるようになりますね。
BF2プレイ時も使いますが、より音声がクリアに出てきますね、
これでX-Fiのサウンドで出力させたらより迫力ある音で楽しめるのでしょう。

要望的なもの? :
・AAC対応
・PS2のDolby Prologic IIとDolby Digital 5.1ch対応ゲームプレイ時オーデイオフォーマット切り替え時の
プチノイズ抑制
・入力周波数を96KHzや192KHzに対応
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コメント

管理人
コメントどうもです。
5.1chの後ろに回りこむ感覚は弱いですが、
耳より前で展開される音は結構面白いです。
今では家電量販店で結構安く売られたりしてたりするんで、
値段分は楽しめるかと。

うんとサラウンド
初めまして。
自分も最近5.1chサラウンドに興味を持ってこの商品を見つけ、
購入を迷っていたところここで
ひとつひとつ詳しく検証されていてとても参考になり助かりました^^
日付的には「今さら?」と思われるかもしれませんがw
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