【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

セガ、PS3「龍が如く3」名越稔洋総合監督のサイン&握手会を開催
体験版のファーストインプレッションも併せて掲載

1月31日 開催

会場:東京 GAMESマーヤ葛西店

会場となったGAMESマーヤ店頭は、イベントに合わせて「龍が如く3」一色に
 株式会社セガは、プレイステーション 3用アクションアドベンチャーゲーム「龍が如く3」の体験会、および名越稔洋総合監督のサイン&握手会を東京のゲームショップ3店で開催した。

 本イベントは、いよいよ2月26日に発売となる「龍が如く3」の総合監督である名越稔洋氏が、全国10店舗のゲームショップを訪れ、ファンとの交流を図るというもの。初日となる1月31日は、東京のゲームショップ3店舗で本イベントが相次いで開催された。

 本稿では、この3店舗のうちのひとつ、東京・葛西にあるGAMESマーヤで行なわれたサイン&握手会の模様と、併せてプレイできた「龍が如く3」体験版のファーストインプレッションをお送りする。



■ 多数のファンが駆けつけサイン&握手会は大盛況

本イベントのために用意された特製ポスター。ポスター上の文言は、会場ごとに異なるとのことなので、これから参加予定のファンはチェックしてみよう
 午後3時から始まったGAMESマーヤでの体験会。あいにくの小雨模様だったものの、「龍が如く3」をいち早く体験できる貴重な機会とあって、早くから熱心なファンが訪れ、「龍が如く3」の世界を楽しんでいた。

 時間が経つにつれファンの数は増え続け、名越氏が同店を訪れる午後7時前には、店内は体験プレイを待つ列と、訪れた報道陣で大混雑。

 そしていよいよ名越氏が来店すると、会場は拍手に包まれた。はじめに名越氏は「ユーザーの声にお応えして、いいものができたと思っています。今日はぜひ『龍が如く3』をやってみて、感想を聞かせてください」と挨拶した。

 続けて、GAMESマーヤの店長である秋谷夫妻との記念撮影。GAMESマーヤの名物店長として有名な秋谷久子さんは、「ポスターが『久しぶりに葛西に行ってみるか』と桐生がつぶやいている特製ポスターになっています。本日予約していただいた方には、このポスターをおみやげとして差し上げますので、よろしくお願いします。『龍が如く3』は本能を揺さぶるゲーム。こんなゲーム初めて見ました。今までにないほど予約が多くなっており、PS3で最高の数字をうちもたたき出したい」とコメントし、期待の高さを伺わせていた。

 そして、いよいよ始まったファンとのサイン&握手会では、その場で予約して手に入れた特製ポスターや、今までのシリーズのパッケージなど、ファンが持ち込んだ思い思いのアイテムに名越氏がサインを書き込んでいき、記念撮影などにも気さくに応じていた。

「龍が如く3」の総合監督である名越稔洋氏(写真中央)。GAMESマーヤの秋谷夫妻は、クラブをイメージしたと思われるタキシードと和服姿で登場 名越氏は、持ち込まれたアイテムに手慣れた様子でサインを書き込むと、来場したファンとガッチリ握手していた


■ 名越稔洋氏ミニインタビュー

 サイン&握手会の後、報道陣を集めての名越氏に対するインタビューが行なわれた。

――ファンのみなさんがプレイされているのを見た感想はいかがですか?

名越稔洋氏(以下、名越氏) 嬉しいですよね。人もたくさん来てくださってるし。ボリュームもすごく増えてきて、毎回しんどいプロジェクトなんですが、手ごたえを感じています。「龍が如く 見参!」のときも嬉しかったですが、今回のほうが手ごたえとしてはより実感しています。

――本作の目標とする数字は?

名越氏 シリーズ最多にしたいなと思っていますし……。目標ではなくて、実感値として持っていていい目標かなと、勢いを感じています。

――この次はどうしようかな、など考えていますか?

名越氏 このシリーズをどうするかという問題もあるし、このシリーズで学んだことを他で広げていかなければいけないな、という責任感もあるし……。ゆっくり考える時間はないですけど、しっかり考えます。

――GAMESマーヤさんでの体験会はちょうど1年ぶりですが、店長やお店の雰囲気で変わったなと思うことはありますか?

名越氏 相変わらずお元気な方ですよね。『1』の頃から何も変わってないです。ゲームを愛している人を大事にするお店っていうのは素晴らしいなと思います。お客さまを名前で呼ぶお店っていうのは『1』のときから新鮮でしたね。その瞬間に、いろいろなものが理解できるというか……、このお店が大事にされる理由がわかるというか。大げさじゃなく、目標になるお店なのではないかなと思います。

――本作の発売を待ち望んでいるファンの方にひとことお願いします。

 時間的なプレッシャーと毎回戦いながらなので、慣れてきたような、まだ慣れていないような……でもなんとか送り出すことができました。当然のようにできるわけではなく、毎回「大丈夫か?」という議論が何回もありながら作っているのですけれど……。届けたい最短(期間)で届けられて、チームワークもよくなってきましたし。中身としては自信があるので、「あの部分は『1』がよかった、この部分は『2』がよかった」ということもなく、すべての面で最高になっていると思っています。

――ありがとうございました。




■ 「龍が如く3」ファーストインプレッション

桐生が揉め事に巻き込まれる、スターダストでのイベントシーン。ライティングはバトルアクション中にもリアルタイムに描画されていた
 今回の体験会でプレイできたのは、主人公の桐生一馬が沖縄から神室町に戻ってくる、ストーリー中盤の一部分を抜粋した体験版。

 スターダストで揉め事に巻き込まれた桐生が、警察に見つからないように神室町を抜け、柏木が待つミレニアムタワーに向かう、という内容になっていた。

 体験版を見て最初に感じたのは、とにかくグラフィックスが精細に描かれていること。特にスターダスト内では、ミラーボールに反射した光が店中を照らす様子がリアルタイムに描かれており、前作「龍が如く 見参!」の遊郭とはひと味違ったきらびやかさが印象的だった。



■ さまざまな武器が使えるバトルアクション

方向キーで、事前に装備しておいた武器にすばやく変更できる。現在装備している武器は、画面左上に表示されているので、迷うこともない
 気になるバトルアクションでは、街を歩いているチンピラにからまれた際などは、ローディング画面に入ることなく戦闘が始まる、シームレスバトルを体験できた。これにより、ローディング画面に集中を切られることがなく、ゲームに熱中できることだろう。バトル中には、ステージ上に配置されているさまざまなアイテムを拾い、武器として使用可能となっていた。

 また、武器を事前に装備しておけば、方向キーですぐに装備を変更可能だった。今回の体験版では、メリケンサック・ヌンチャク・仕込み八角棒という3つの武器の試作品を最初から所持していたが、武器を変更すると桐生の体にオーラのようなエフェクトが表示され、一目で強くなっていることが実感できた。武器ごとにさまざまな攻撃モーションが用意されていたので、このほかの武器・攻撃モーションがどのようなものになるのかも楽しみといえそうだ。

強敵との戦闘中に発生する「超追討ちの極み」。一定量のヒートゲージを貯めると発動し、対戦格闘ゲームの投げコンボのように、さまざまな技を次々と繰り出していく。ボタンを制限時間内に正確に押し続ければ、大ダメージを与えることが可能だ


■ 人物を携帯電話で撮影して天啓を得よう

 前作「龍が如く 見参!」では、特定の場所のイベントで新たな技を習得できた天啓システム。体験版では、アドベンチャーパートでの移動中に、R3ボタンを押すことで携帯電話で写真を撮るモードに入り、特定の人物を撮影することで天啓を得るイベントに突入する。そのため、前作に比べると見つけにくそうに感じられた。他に天啓を得る手段があるかどうかは不明だが、怪しげな人物を見つけたら、まず調べてみたほうがよさそうだ。

携帯電話で特定の人物を撮影することで、イベントが発生。制限時間内に正確にボタンを押し、正しい選択肢を選ぶと天啓を得ることができる


■ キャバクラ遊びはより深い内容に

 神室町にあるクラブ「ageha」では、キャバクラ遊びを体験できた。体験版で指名できたキャバ嬢は、荒木さやかと桜井莉菜の2人。従来と同様に、食事や飲み物を注文し、キャバ嬢と会話していく中で、親密度をあげていくことができる。

 ただし、体験会の現場にいたスタッフの話では、親密度によって正解となる選択肢が変化することもあるとのこと。また、体験版では親密度を示すハートマークは10個表示されていたが、10個を超えるとさらにハートマークが追加される、という話も聞くことができた。

キャバ嬢との親密度を上げていくと、熱視線モードに突入! キャバ嬢の全身を見つめることが可能となる 胸を見つめると両手で隠されてしまった。嫌がる部分はあまり見つめないほうがよさそうだ
無難にパッチリと開かれた目を選択すると、嬉しい答えが返ってきて、キャバ嬢との親密度をさらに上げることができた


■ ゲームセンターにあるAnswer×Answerの移植度に注目!

体験会で人気の高かった場所が、このゲームセンター。2台ある体験台の両方で「ボクセリオス」が始まってしまい、何のゲームの体験会か一瞬わからなくなる場面も(笑)
 「龍が如く」シリーズの楽しみのひとつが、豊富に用意されたミニゲーム。今回の体験版では、神室町にあるゲームセンター、クラブセガ中道通り店で「ボクセリオス」、「Answer×Answer」、「UFOキャッチャー」の3つのミニゲームをプレイできた。

 「ボクセリオス」は、無敵の自機を操り、次々と現われるターゲットを制限時間内にどれだけ撃破できるかを競うシューティングゲーム。自機がやられることはないためやや緊張感に欠けるものの、ターゲットを撃破することに集中できるため、シューティングゲームが苦手という人でも安心の内容といえるだろう。ターゲットのコアを破壊すれば、一気に破壊できるので、ターゲットのコアがどこにあるかを覚えることが、高得点の鍵となりそうだ。

 「Answer×Answer」は、現在全国のアーケードスポットで続編となる「Answer×Answer2」が稼働している、同社のネットワーク対戦クイズゲームを題材にしたもの。早押しボタンの代わりに○ボタンを押すようになっており、ボタンを強く押した際には“自信アリ!”のエフェクトが表示されるなど、同作をプレイしたことがある人なら思わずニヤリとさせられる演出も見られた。特別ジャンルとして、「龍が如く」に関するさまざまな問題が出題される“龍カルトクイズ”も用意されていたので、シリーズのファンには、ぜひ挑戦してもらいたい。

 UFOキャッチャーは、アームがついたUFOを操作して景品をつかみとる、言わずと知れたプライズゲーム。今回の体験版では、“ちぃくま”のぬいぐるみが景品になっていた。気になるアームのバネはかなり強力な設定になっており、位置を合わせてガッチリとつかめば、確実に景品を獲得できた。

ミニゲームにしておくにはもったいないグラフィックの「ボクセリオン」。横スクロールシューティング風の画面構成だが、ターゲットを撃破した際にはカメラがグリグリと動く演出も見られた 「Answer×Answer」の“龍カルトクイズ”で正解した場面。「Answer×Answer2」では4人対戦がメインとなっているので、1対1のゲーム画面を懐かしく感じる人もいるのではないだろうか UFOキャッチャーでは、位置がしっかりしていれば、やや不安定なバランスでもゲット可能。側面から見ることもできるので、慎重に位置をあわせたい。取得したぬいぐるみはキャバ嬢へのプレゼントにしよう


 今回の体験版は、普通にストーリーを進めていけば10~15分程度でクリアできたが、ゲームセンターやキャバクラなどに寄り道していると、あっという間に30分以上経過してしまう、ボリュームある内容となっていた。そのため、店内が混雑してからは、体験プレイが始めのバトルアクションのみに制限され、十分に体験できなかった人も多いのではないだろうか。

 もちろんサイン&握手会は、まだまだ始まったばかり。これから先も日本各地のゲームショップで行なわれる予定なので、「龍が如く3」をもっと知りたいというファンはこちらの記事を参考に、お近くの会場に足を運んでみてはいかがだろうか。



(C)SEGA

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「龍が如く」ポータルサイト
http://ryu-ga-gotoku.com/
□「龍が如く3」のページ
http://ryu-ga-gotoku.com/three/
□関連情報
【1月29日】セガ、PS3「龍が如く3」
ゲームの見所を集めたPVを「PSS」などで配信
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090129/ryu.htm
【1月26日】セガ、PS3「龍が如く3」
名越稔洋総合監督のサイン&握手会を各地で開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090126/ryu.htm
【1月23日】セガ、PS3「龍が如く3」完成披露会を開催
渡哲也さん、藤原竜也さんら豪華キャストが大集合
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090123/ryu.htm
【1月21日】エースコックとセガ、「龍が如く3」タイアップカップめん発売
ゲーム中では実在の開発担当者が登場し、開発ストーリーを展開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090121/ryu.htm
【1月16日】セガ、PS3「龍が如く3」
ドン・キホーテとのコラボ企画を実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090121/ryu.htm
【2008年12月25日】セガ、PS3「龍が如く3」
オリジナルサウンドトラックをソフトと同時発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081225/ryu.htm

(2009年2月2日)

[Reported by 菅原哲二]


GAME Watchホームページ

Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当[email protected]

Copyright (c)2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.