新しい靴で、新しい年を迎えるのもイイもんです
いよいよ2024年も本日と大晦日を残すばかり。革靴を取り巻く環境は年を追う、日を追うごとにネガティブになってきているように感じますが、「良い靴は、素敵な場所へと連れて行ってくれる」なんて云われるように、無いよりは絶対にあった方が良い。そして、きちんとケアしてお手入れすれば、何十年ももつから、じつはエコなアイテムでもあります。
なんてったって、新しい革靴を買うと気分もモチベーションもアガるもんです。
ということで、第209弾では今年NEW INさせた靴をピックアップしたいと思います。
最近は、金運に絡むからと財布を新調する日を意識する人が増えていますが、じつは靴もお財布同様におろす日によって運気が変わるとも言われています。新しい物はエネルギーを取り入れる力が強いとされ、とくに地面、地球からの良いエネルギーを取り入れる靴は、吉日におろすのが良いのです。
最近よく聞く"一粒万倍日"は、「一粒の籾(もみ)を蒔けば、万倍の籾を持った稲穂になる」という意味を持ち、自分の言動や行動が万倍になって返ってくると言われる日。大安に並ぶ縁起の良い日と言われるため、財布や靴をおろすのに良い日とされます。
また、天照大御神の良いエネルギーを受けられるから靴は午前中におろすのが良く、故人の遺体に新しい履物を履かせて火葬場まで運び送るのを野辺送りといい、午後から始まるため、午後に新しい履物をおろすのは葬儀を連想させるから縁起が悪いとされていました。
他にも、スポーツ選手が新しい靴を履いたときは、誰か他の人に踏んでもらうと失敗やケガをしなくなるなど、いろいろなジンクスがありますが、まぁ どれも"げん担ぎ"的な話なので、信じるか信じないかはあなた次第。とりあえず、プレメンテナンスはお忘れなく!
では話をクルリンパと戻して、今年NEW INさせた靴の素敵な投稿5選をご紹介していきます!
ロリス・ローゼンミュラーの「ノヴァーリス ゲレンデ」
まずは、オールデンのコードバン靴、ローファー、新年度に履きたい黒靴の回に続いての登場となる@nonsutotsupumariburuさんの投稿から。ジロリス・ローゼンミュラー(Rolis Rosenmuller)の「ノヴァーリス ゲレンデ(Novalis Gelande)」です。
ローゼンミュラー氏が、ギレスベルガー氏のアトリエに出資するかたちで、スタートさせたロリス・ローゼンミュラー。
現在は、ビスポークの制作、限定制作、定番品の制作(LSG)の3種類の制作を行っており、@nonsutotsupumariburuさんがNEW INさせたのは、「ノヴァーリス ゲレンデ」です。
バックパック一つで世界を旅し、旅先では、山に登り、川を下り、時には強盗と闘ったローゼンミュラー氏が、旅に持っていける靴としてギレスベルガー氏とともに手がけた靴のアッパーには、原皮はボックスカーフと同じものに型押しして贅沢に使い、ベルンシュタイン・フィニッシュ加工を施すことにより、撥水性高く、傷も付きにくくく仕上げています。
もちろんタフさだけが先行するわけではなく、その作り、ラストの美しさ、土踏まずを包みこむような履き心地など、世界中700の革靴ブランドを5指標で評価して格付けするサイト、shoebrands700.comで最高ランクを獲得しているのは伊達ではありません。
2025年からガシガシ履いて、その様子をたくさん投稿してくださると、ありがたいです! そして来年以降も、素敵な愛靴を披露してください。