団交エクスタシー
2009年5月 4日(月) 13:11 | 日記
椎名林檎のアルバムのタイトルではありません。京都大学の中にある立て看板に書かれた文字です。
京大の正門を入って正面のところで、「京都大学時間雇用職員組合」が労働争議をしています。
テントを張って、そこに職員が常駐し、横には「ストライキ決行中」と書かれた看板。やや離れたところに、タイトルの「団交エクスタシー」と書かれた看板があります。
労働争議が、その目的に即した形で行われていれば、僕はその争議を全面的に支持します。
これまで、日本の労働者はあまりにも経営者に対して従順すぎました。そうした労使間の関係の歪みも、バブル崩壊以降の不況や、現在の不況の遠因になっているような気がします。
ストやデモのような運動が、僕らにとってもっと身近でカジュアルなものになればいいんですけどね。もしかしたら「団交エクスタシー」という言葉にも、ストの重さを少しでも和らげようという意図があったのかもしれません。
テントの奥にある時計台をバックに、たくさんの人が記念撮影をしています。京大は伝統的に左翼が強い学校で、京大がある左京区は共産党が強いですから、こうした風景も、地元の人にとってはきっと見慣れたものなんでしょう。
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