tag:blogger.com,1999:blog-206982382024-12-01T07:29:18.310+09:00Peace PipeIf it's fine rain or shine I don't mind I'll take it anywayToshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]Blogger1149125tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-1921869576398506162024-06-30T14:40:00.011+09:002024-08-18T13:22:19.079+09:00良識がない馬鹿が常識がない馬鹿をバカにする現象に名前をつけたい [memo]<p> 世間の流行りにウトい私は、最近の人気アーティストを知らないことで、<br> </p><blockquote>え、◯◯◯ 知らないの?ヤバ!www<br> </blockquote><p>みたいに言われることがたまにあります。例えば音楽の趣味が合わない人 (イコール世間一般の人) とカラオケに行った時などは顕著で、彼らが歌う曲の大半を知りません。<br> <br> それがヤバいとは少しも思っていませんし、興味がないことにリソースを割くつもりもありませんが、世間の一般常識がない、という自覚はあります。<br> <br> で、そんな風に言われた時、「またかよ鬱陶しいな…」と内心思いつつも、「いやー興味ないんだよねー」と普段は適当にやり過ごしている私も、あまりにイラッとした時には、いくつか逆質問をしてみることがあります。<br> <br> そうすると、そんな風に人を小馬鹿にする人間に限って、例えば<ul> <li>可処分所得の計算 <li>日本は GDP 何位か <ul> <li>そもそも GDP とは何か <li>「総生産」なのに、なぜ内訳に「個人消費」があるのか </ul> <li>年金の仕組み <ul> <li>若い頃に納めた年金を老後に受け取る…のではないということ <li>そもそも自分はいくら受け取れるのか、何歳から受け取れるのか、繰り上げ・繰り下げするとどうなるのか <li>GPIF、付加年金、免除期間、合算期間、老齢年金以外の年金 </ul> <li>公的医療制度および、標準治療と先進医療の違い <li>総合課税と分離課税の違い、損益通算 <li>株式、投資信託、債券の仕組みと利回りの計算方法、相関係数 <li>給与明細の仕組み <ul> <li>所得税は先払い (年末調整)、住民税は後払い (前年分の所得に対して課税) であることや、社会保険料は半分しか払っていないこと </ul> <li>元利均等返済と元金均等返済の違い <li>リスクとリスクプレミアムの関係、期待リターンと実現リターンと標準偏差の関係、現在価値と将来価値とディスカウントレートの関係 <li>キャッシュフローの計算方法 <li>各種控除 (扶養、医療費、地震保険料、配偶者・配偶者特別、生命保険料) </ul>…といった、基本的な社会の仕組みはご存知ないご様子です。<br> <br> 彼らにとって、巷で流行っているアーティストに精通することは、生活に直結する仕組みを知ることより、思わず人を小馬鹿にしてしまうほど優先度が高いのでしょう。<br> <br> 「資本主義とは、無知であることと、愚かであることに、罰金を科す社会のことである」という言葉があります。やれ金がないとか老後が不安だとか言いながら、基本的な社会の仕組みも知ろうとせずに搾取され続けられる人は、はっきり言って滑稽です。<br> <br> 何が言いたいかというと、常識がないのはお互い様だということ。そして、馬鹿が馬鹿をバカにするのは、常識のみならず良識がない、ということです。<br> <br> 器の小さい、メンドクサイ大人ですみません。こちらの趣味嗜好を無視して、ちっちゃな島国の一過性のトレンドを知らないことに対してマウント取ってくるお前の方がメンドクサイよ。<br> <br> <hr><br> p.s. 「若者をターゲットにしたサービスの責任者をしてるんだから、若者の流行ぐらい把握しておけ」というご指摘は最もです。甘んじて受け入れます。<br> <br> p.p.s. 私にとって、趣味嗜好の合わない人とカラオケに行って、自分が知らない曲ばかり歌われるのは、むしろ楽しいんですよ。いろんな驚きや発見があって、「最近はこんなアーティストがいるのかー」とか、「へーいい曲だなぁ」なんて感じることは。だからせめて、無粋な一言でその楽しい時間を台無しにしないでほしい。<br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-64842461782409767032023-03-26T08:06:00.008+09:002023-03-26T14:21:29.122+09:00お金の知識 - 子供を自殺させないために,子供を犯罪者にしないために [memo]<p> 先進国 (G7) の中で,日本の自殺死亡率はぶっちぎりのトップです.また同じく G7 の中で,日本は若者 (15-39歳) の死因の第1位が自殺である,唯一の国です.<br> <br> なんでこんなことになっているんですか?<br> これが,僕らが子供を育てたい国ですか?<br> <br> 日本人が自殺をする理由の第2位,罪を犯す理由の第1位が,お金 (経済・生活問題) です.<br> <br> <hr><br> 日本人の預貯金率は54.2%.即ち,現金・預金が資産の半分以上を占めています (アメリカ人の預貯金率はわずか13.7%で,逆に株式・投資信託・債券といった金融商品が資産の半分以上を占めています).日本では貯金が美徳とされていますが,まずはっきりさせておきたいことは,「貯金とは,お金が減る行為」だということです.<br> <br> 日本で多くの人がお金に対してやる行為は,消費・浪費・貯金ですが,これらは全てお金が減る行為です (もちろん,これらを否定はしていません.浪費ですら,本当に欲しいものを買ったり,たまに贅沢をすることは,人生において不可欠です).<br> <br> 日本銀行は,2%の物価上昇 (インフレ) を目指しています.今年1月の日本の消費者物価指数前年同月比 (≒ 物価上昇率) は,それを越える4.3%でした.2022年,スシローからうまい棒まで,企業が続々と「創業以来初」「発売以来初」の値上げをしたのは記憶に新しく,実際に生活の中でもモノの値段が上がっている肌感覚はありますよね.さらにその前から,価格は変わらないけど中身が少しずつ減っている「ステルス値上げ」は行われてきました.<br> <br> 急速に進んだ歴史的な円安も,価格上昇に拍車をかけています.「日本に住んでいるから円安なんか関係ない」と思うかもしれません.ですが日本はエネルギーや食糧の海外依存度が高い国なので,円安は物流価格や資源価格にマイナスに働きます.例えば新しいモデルが発売される度に高くなっている iPhone,アメリカでは価格が変わっていないことをご存知でしたか?<br> <br> もうお分かりかと思いますが,なぜ貯金はお金が減る行為なのか.それは,貯金とは,数字の保存であり,価値の保存ではないからです.<br> <br> 日銀が毎年2%ずつの物価上昇を目指すなら (繰り返しますが現状はこれを越えています),資産も毎年2%以上増えない限り,価値が減っていきます.去年100円だったものが今年は102円になるとして,普通預金の金利が0.001%の日本の銀行に置いてあった去年の100円は,今年も100円のままなのです.<br> <br> <br> 消費・浪費・貯金に加えて,お金は投資する必要があるんです.<br> <br> 仮に文字通り「億万長者」になろうと,1億円貯めることを考えた場合,社会に出てから定年間際までの40年間,毎月10万円貯めたとすると (この条件が既に厳しいし,新卒の稼げない時や子供が生まれた時などを考えると,非現実的です),40年後には4800万になりますよね.つまり半分にもならない.S&amp;P500の過去20年平均リターンは約10%ですが,さらに無難に6%で見積もり,毎月この半分の5万円を投資すると,40年後にちょうど1億円になります.準富裕層と呼ばれる資産5千万,あるいは一時期話題になった「老後2千万円問題」の解決なら,ものすごく現実的になると思いませんか?<br> <br> <br> 世界10%のお金持ちが,世界の90%のお金を持っていると言われます.10%に入るには (少なくともお金で苦労しない為には),お金の知識が必要です.僕は,大金持ちにならなくてもいいけど,お金の心配はしたくないし,お金のためにアクセク働くのはイヤだし,お金のためにやりたいことや行動範囲が制限されるのもイヤです.若者をそんな大人にもしたくない.<br> <br> この国では,かつて農民が一揆を起こさないように儒教を捻じ曲げて取り入れ (意味不明の上下関係や年功序列,ワケのわからない同調圧力),黙って年貢をおさめる従順な農民を持ち上げてお金の知識を持つ商人を最下層に位置づけた「士農工商」の名残りが,今もあります.だから,毎日使う国語や算数は学校で教えても,同じく毎日使うお金の仕組みは学校で教えない.親が教えるしかないんです.<br> <br> 日本の累進課税は,5%->10%->20%->23%->33%…と上がりますが,なぜ20%->23%のところだけ中途半端に上がっているか考えたことはありますか? iDeCo や NISA といった制度がはじまったのは,「もう年金ムリゲーで国は助けられないから,仕組みだけ用意しといたんで後は自分で頑張って!」という国からのメッセージに聞こえませんか?<br> <br> 国を動かしている権力者にとって,国民はバカな方が都合がいいと言われます.とあるドラマのワンシーンですが,これは仕組みを作っている側の人間の,実際の本音なのかもしれません.<br> <br> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/rNhH3p4x3XY" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <br> <br> <br> <br> 「母が無知なら子供は病気になり,父が無知なら子供は貧乏になる」という言葉があります.「金融投資なんか興味がない」と言うのは勝手ですが,自分が勉強しないことで子供の未来を窮屈にしている,極端に言えば,子供の自殺率と犯罪率を上げているという,自覚を持ったらどうだろう.ボーっと生きてんじゃねーよ.<br> <br> <br> とっかかりとして,何冊か本を紹介します.どれも魚を与えるのではなく,釣り方を説く,素晴らしい本です.<br> <br> <br> <a href="https://amzn.to/3K9AG8g" target="_blank"><strong>【なぜ投資のプロはサルに負けるのか? -- 藤沢 数希】</strong></a><br> <br> <a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AD%E3%81%AF%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%81%AB%E8%B2%A0%E3%81%91%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E2%80%95-%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%84%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%8A%E9%87%91%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AA%E3%82%84%E3%82%8A%E6%96%B9-%E8%97%A4%E6%B2%A2-%E6%95%B0%E5%B8%8C/dp/4478600538?_encoding=UTF8&qid=&sr=&linkCode=li3&tag=peacepipe-22&linkId=ae54d6e75a4b8f5001248555e1ad4c3e&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4478600538&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=peacepipe-22&language=ja_JP" ></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=peacepipe-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4478600538" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /> <br> <br> もう16年以上も前の本ですが,ファイナンスの要点が学べる1冊です.また著者の結論が,「投資なんかしなくていい」という,僕と真逆のものなので,1つの意見だけを聞かずにバランスをとるという観点からもお勧めします.<br> <br> <br> <a href="https://amzn.to/3LVznuV" target="_blank"><strong>【臆病者のための億万長者入門 -- 橘 玲】</strong></a><br> <br> <a href="https://www.amazon.co.jp/%E8%87%86%E7%97%85%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%84%84%E4%B8%87%E9%95%B7%E8%80%85%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%A9%98-%E7%8E%B2/dp/416660970X?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3D6DG2C62WSY&keywords=%E8%87%86%E7%97%85%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%84%84%E4%B8%87%E9%95%B7%E8%80%85%E5%85%A5%E9%96%80&qid=1679722495&s=books&sprefix=%E8%87%86%E7%97%85%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%84%84%E4%B8%87%E9%95%B7%E8%80%85%E5%85%A5%E9%96%80+%2Cstripbooks%2C471&sr=1-1&linkCode=li3&tag=peacepipe-22&linkId=597d3bdb668b46f7d548a51c99f9bc93&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=416660970X&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=peacepipe-22&language=ja_JP" ></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=peacepipe-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=416660970X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /> <br> <br> 先の「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」と重複する部分もありますが,投資の考え方が体系的にまとまった1冊です.<br> <br> <br> <a href="https://amzn.to/3TFHEVy" target="_blank"><strong>【超簡単 お金の運用術 -- 山崎 元】</strong></a><br> <br> <a href="https://www.amazon.co.jp/%E5%85%A8%E9%9D%A2%E6%94%B9%E8%A8%82-%E8%B6%85%E7%B0%A1%E5%8D%98-%E3%81%8A%E9%87%91%E3%81%AE%E9%81%8B%E7%94%A8%E8%A1%93-%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B1%B1%E5%B4%8E/dp/4022735252?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2E0X3DJDDODGF&keywords=%E5%85%A8%E9%9D%A2%E6%94%B9%E8%A8%82+%E8%B6%85%E7%B0%A1%E5%8D%98+%E3%81%8A%E9%87%91%E3%81%AE%E9%81%8B%E7%94%A8%E8%A1%93&qid=1679722714&sprefix=%2Caps%2C271&sr=8-1&linkCode=li3&tag=peacepipe-22&linkId=658965487159dee5dc5cb0e51dc18bdd&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4022735252&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=peacepipe-22&language=ja_JP" ></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=peacepipe-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4022735252" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /> <br> <br> シンプルな投資をはじめるのに,参考になる1冊です.これも古い本なので,読み終えてから「今の時代ならどうアップデートするかな」と考えてみるのもいいと思います (かつ,今でも,このまま取り入れても間違いは起こらない良書です).<br> <br> よく似た内容で,この山崎 元氏と,水背 ケンイチ氏の共著による,<a href="https://amzn.to/3noPaYD" target="_blank">ほったらかし投資術</a> が,2022年に第3版として改訂されているので,最新情報としてこちらを合わせて読むのもオススメです.<br> <br> <a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%80%90%E5%85%A8%E9%9D%A2%E6%94%B9%E8%A8%82-%E7%AC%AC3%E7%89%88%E3%80%91%E3%81%BB%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%8B%E3%81%97%E6%8A%95%E8%B3%87%E8%A1%93-%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B1%B1%E5%B4%8E-%E5%85%83/dp/4022951672?_encoding=UTF8&qid=1679722918&sr=1-1&linkCode=li2&tag=peacepipe-22&linkId=03e77d01c463fbba7c35fd1a95aba40e&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4022951672&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=peacepipe-22&language=ja_JP" ></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=peacepipe-22&language=ja_JP&l=li2&o=9&a=4022951672" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /> <br> <br> <br> <a href="https://amzn.to/3K8Rqw0" target="_blank"><strong>【苦しかったときの話をしようか -- 森岡 毅】</strong></a><br> <br> <a href="https://www.amazon.co.jp/%E8%8B%A6%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%81%AE%E8%A9%B1%E3%82%92%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%8B-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%88%B6%E3%81%8C%E6%88%91%E3%81%8C%E5%AD%90%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E6%9B%B8%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%9F%E3%80%8C%E5%83%8D%E3%81%8F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%9C%AC%E8%B3%AA%E3%80%8D-%E6%A3%AE%E5%B2%A1-%E6%AF%85/dp/4478107823?_encoding=UTF8&qid=1679722999&sr=1-1&linkCode=li3&tag=peacepipe-22&linkId=d6cd7c019518756aa30a783c83e72f5b&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4478107823&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=peacepipe-22&language=ja_JP" ></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=peacepipe-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4478107823" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /> <br> <br> お金の知識に関する本ではありませんが,資本主義の仕組みについて触れている箇所があり,その数ページだけでも読む価値があります.また,本書が主題とするキャリア形成という点においては,若い方はもとより,全ての社会人が読むべき1冊です.実際に本書は,著者の森岡 毅氏がご息女に書きためたメッセージを書籍化したものであり,子供に伝えたい,お金と同じくらい大切な生きるためのツールを,紐解いています.<br> <br> <hr><br> 若い方には,お金を金融投資にまわすより,その何倍もリターンが高い自己投資に費やすようにアドバイスしています.若いうちは,バイト代や給料は,勉強や体験に使うのがいい.ただそのうち少しだけ,月に1回飲みに行くのをやめる程度の金額でもいいから,金融投資はするようにとつけ加えて.<br> <br> タネ銭が少なければ,お金を増やすという意味では効果は低いかもしれませんが,お金のリテラシーを身につけ,経済のアンテナを立てる手段としては,実践が一番です.僕は自分の子供に,暦年贈与の範囲で,「毎年○○万円あげるから,好きな銘柄に投資しなさい.大人になった時,全部自分のものとして好きに使っていい.但しそれが増えていても減っていても自分の責任.学費以外で足りない分は一切援助しないから,自分のお金として運用すること」と伝えています.<br> <br> 「投資は怖い」と言う人がいますが,投資をしないということは,今の収入源 (例えば今働いている会社) と日本円に,一極集中投資をしているということです.そちらの方がよっぽど怖い.つまり投資とは,やるかやらないかという話ではなく,どのようにやるかという話です.<br> <br> <br> 日本の経済・景気・平均賃金は過去30年に渡り低迷を続け,日本のビッグマック指数は先進国で最下位となり,日本企業の管理職の年収はタイに抜かれました.東南アジアの方々が日本に稼ぎに来ていた時代がありましたが,この貧しくなっていく日本において,近い将来コンビニのレジに立っているのは,彼らではなく,定年後もお金に苦労している日本人の老人かもしれません.<br> <br> そんな国に生まれた僕の子供が,人生を賭けてやりたいことを見つけた時に,お金が理由でそれを諦めなくてもいいように,これからもがむしゃらに勉強して,両足で立つ為の知恵を伝えていく所存です.<br> <br> </p><blockquote>自分の子供に自分が大切だと思うことを伝え,人生で訪れる問題にどのように立ち向かうかを教えてやりたい.自分が人生で学んだことを話して,子供が人生を歩む道しるべのひとつにしてほしい.<br> <br> -- ランディ・パウシュ<br> </blockquote><p></p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-12607932561717214952023-01-08T10:44:00.011+09:002023-01-08T13:11:22.754+09:00リスクを取らない人が,なぜ「機会損失」という最大のリスクを意識しないのか不思議 - DIE WITH ZERO [book]<p> <a href="https://www.amazon.co.jp/DIE-ZERO-%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%8C%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B%E7%A9%B6%E6%A5%B5%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B9/dp/4478109680?&linkCode=li3&tag=peacepipe-22&linkId=a512089747034559b6895227a257361e&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4478109680&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=peacepipe-22&language=ja_JP" ></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=peacepipe-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4478109680" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /> <br> <br> 「給料ゼロでタダ働きしてくれ」<br> そう言われたら,まっぴらごめんだと思うかもしれませんが,あなたはそれをやっている可能性が高い.<br> <br> 「子供にお金を残してあげたい…」<br> それは同じ忙しい毎日を送る,言い訳でしょ? あなたの子供は,残してくれるお金が少し減っても,父ちゃん (母ちゃん) と一緒に過ごす時間が増えた方が嬉しいかもよ? 小さい頃に,忘れられないような旅行でも家族でする方が,将来の財産になるかもよ?<br> <br> <br> お金を稼ぐ・増やすという内容を説く書籍が多い昨今,「人生が豊かになりすぎる究極のルール」という副題を持つ本書は,お金の使い方を紐解きます.個人的には,人間のセンスと品格が問われるのは,お金の稼ぎ方や増やし方より,使い方だと思っています.<br> <br> <br> </p><blockquote>架空の45歳の独身女性,エリザベスを例にする.<br> <br> 年収は600万円,所得税や社会保険料などを差し引いた可処分所得は489万円.週平均50時間働く彼女の正味の時給は1956円だ.30代前半に購入したマイホームの住宅ローンは完済し,この家は売れば4500万円になる.昨年は例年並みの329万円を使った (160万円を貯蓄できた).<br> <br> この条件で計算すると,エリザベスは65歳で定年退職した場合,退職時の資産は約7700万円.退職後の生活費を年間320万円 (実際には高齢になるほど少なくなる) と仮定すると彼女は24年弱生活できる.だがエリザベスが85歳のときに亡くなったとすると,1300万円の資産を使わないことになる.<br> <br> このとき,エリザベスは約1300万円分の経験を逃してしまったことになる.それ自体が残念なことだが,それだけではない.そう,エリザベスは生きているうちに使い切れない金を稼ぐために,2年半タダ働きしたのと同じだ.人生の貴重な時間とエネルギーを,もっと他のことに使えたかもしれないのに.<br> <br> だからエリザベスの例より収入が高い人にとっても,低い人にとっても,私からのメッセージは同じだ.生きているうちに金を使い切ること,つまり「ゼロで死ぬ」を目指してほしい.そうしないと,人生の限りある時間とエネルギーを無駄にしてしまう.<br> </blockquote><p><br> これは,「お金を残して死ぬことは,タダ働きをしたことになるだけでなく,できていたはずの体験を逃した」ということを,非常に論理的に説明した,本書で紹介されているエピソード (を簡略化したもの) です.<br> <br> 金融投資をされている方は,「配当」や「複利」がいかに強力かをご存知でしょう.時間と体験に対する投資にも,同等の法則が成り立ちます.例えば若い頃にバックパックで外国を訪れた旅は,それを思い出す度にニヤニヤし,その後の人生の糧になるでしょう.<br> <br> 著者の,"Each version of you dies everyday" という言葉が,心に響いています.私の娘は今年で20歳になりますが,彼女が幼い頃,一緒に子供向けの映画を観に行ったような体験は,もうできないのです.つまり,「娘と子供向けの映画を一緒に観た私」は,既に死んでいるのです.<br> <br> 「お金」を「意味のある体験」に変換する能力は,年齢を重ねるごとに弱体化していきます.90歳から水上スキーをはじめることはできません.体験は,早くすればするほど,残りの人生を豊かにします.「今日のバージョンの自分は毎日死んでいく」という考えを胸に,お金を意味のある体験に変換していこうと思います.<br> <br> <br> さて資産はいつ取り崩しはじめるべきなのか.著者は,それは45歳から60歳の間,と主張します.具体的な説明や試算方法は本書に譲りますが,ここで忘れてはならないことがあります.<br> <br> 資産のピークがいつかを決めるのは,数字ではなく,健康状態 (生物学的年齢) である,ということです.即ち,健康であればあるほど,実質的な金持ちである,ということです.<br> <br> どんなにお金があっても,健康を買うことはできません.健康でなければ,どんなにお金があっても,それを最大化することはできません.理論上,「お金」は増やすことができる資産ですが,「時間」や「健康」は増やすことができない資産…ということを考えれば,どちらが価値が高いかは自明です.<br> <br> <br> </p><blockquote>死後にもらうと,うれしさ半減,価値は激減<br> </blockquote><p>冒頭の発言で誤解を招くといけないので補足しておきますが,著者は,「子供にお金を残さず,生きているうちに全部使ってしまおう」と言っているわけではありません.あくまで子供に与えるべきお金を取り分けた後の,残りを生きているうちに使い切るべきだと主張しています.但し,「あなたが85歳,子供が60歳」の時に相続するのではなく,子供が若いうち,具体的には子供が26歳から35歳の間に,お金を渡すのが最善と説いています.私としては,子供には体験や教育には惜しみなくお金を使い,残すお金はゼロで良いと考えています.<br> <br> <br> お金の心配があるかもしれません.でも,ゴキゲンな人生を送れない心配にも,真摯に向き合うべきではないでしょうか.同じ毎日の自動運転モードから抜け出し,一度きりの人生で本当に何がしたいのかを考えてみるべきです.<br> <br> いつかお金がたまったら…?<br> いつか時間ができたら…?<br> いつかリタイアしたら…?<br> いや,物事を決めるタイミングには,「たった今」か「永久に後」の2つしかないのです.<br> <br> 死ぬ時に思い出すのは,大好きな人と一緒に過ごした思い出であり,銀行残高ではないはずです.人生の価値とは,お金ではなく,お金を使って得られる体験価値なのです.<br> <br> 今それをしないリスクを考えてみよう.一緒に経験したい誰かの顔を思い浮かべてみよう.先延ばしにせず,今その経験をすることで,どれだけこの先の人生で「思い出の配当」が得られるかを想像してみよう.<br> <br> <br> 「45歳から60歳」が資産を取り崩しはじめるゴールデン・エイジなのであれば,今年48歳になる自分に向けて,そして同世代の仲間に向けて,心をこめて書いてみました.<br> <br> <br> <iframe sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=peacepipe-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=4478109680&linkId=101ee8fc3e4b55fb7508d4d446574010"></iframe> <br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-54157897948474831562021-12-31T18:00:00.002+09:002022-01-02T11:55:18.803+09:00みなさんの新年が,魔法と夢と,善良なる狂気に満たされますように [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51791705749/in/dateposted-public/" title="L1030272.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51791705749_fe06d87c15_z.jpg" width="512" height="640" alt="L1030272.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> 何年か前にも紹介したメッセージですが,大きな転機が訪れた2021年,最後の日に,改めて再掲します.皆様,どうぞ良い年をお迎えください.<br> <br> </p><blockquote>みなさんの新年が、魔法と夢と、善良なる狂気に満たされますように。すばらしい本を読み、すばらしいと思う人にキスをして、それから芸術も忘れないでほしい。執筆したり、描いたり、作ったり、歌ったり、または、あなただけにできる生き方をしてください。そして来年のいつか、あなたが自分自身に驚かれることを期待します。<br> <br> ...あなたにとってすばらしい年になりますように。過激で突飛な夢を見る年であり、これまではあり得なかった何かを実現させる年であり、あなたが愛され慕われる年であり、その見返りとして、人々に誰かを愛し慕うように促す年であり、そしてなにより大切なことは(今の世界には、優しさと知恵が欠如していると感じられるので)、ここぞというときには賢く、そして常に優しくいられる年でありますように。<br> <br> May your coming year be filled with magic and dreams and good madness. I hope you read some fine books and kiss someone who thinks you're wonderful, and don't forget to make some art -- write or draw or build or sing or live as only you can. And I hope, somewhere in the next year, you surprise yourself.<br> <br> ...I hope you will have a wonderful year, that you'll dream dangerously and outrageously, that you'll make something that didn't exist before you made it, that you will be loved and that you will be liked, and that you will have people to love and to like in return. And, most importantly (because I think there should be more kindness and more wisdom in the world right now), that you will, when you need to be, be wise, and that you will always be kind.<br> <br> -- Neil Gaiman<br> </blockquote><p></p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-18487695337186988092021-11-20T23:49:00.003+09:002021-12-08T09:26:02.390+09:00野尻湖 202111 [diary] <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51694772794/in/album-72157720214927930/" title="IMG_0309.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51694772794_ac66a05be1_z.jpg" width="480" height="640" alt="IMG_0309.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157720214927930" target="_blank">Flickr photos: 野尻湖 202111</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-69669578021760145522021-11-07T22:47:00.005+09:002021-12-08T09:26:15.785+09:00長野 202111 [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51674383633" title="L1020897.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51674383633_4625aa7220_z.jpg" width="512" height="640" alt="L1020897.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157720134390884" target="_blank">Flickr photos: 長野 202111</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-6964473404423143022021-10-24T21:56:00.003+09:002021-12-08T09:26:08.000+09:00滋賀 202110 [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51631468005/in/album-72157720125483330/" title="L1020525.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51631468005_50d53122c1_z.jpg" width="512" height="640" alt="L1020525.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157720125483330" target="_blank">Flickr photos: 滋賀 202110</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-52887402673616977292021-10-23T14:07:00.010+09:002021-10-24T00:46:37.204+09:00スキルや経験とカルチャーフィットを同時に見る面接問題 (プロダクト人材) [memo]<p> Snap Japan で<a href="https://www.linkedin.com/posts/toshiya_international-markets-lead-japan-market-activity-6845927333262688256-7fI7" target="_blank">人材を募集していまして</a>,最近は毎日面接をしています.<br> <br> これまで,主にプロダクト方面の人材を採用する時に,いつも使っていたお気に入りの質問が1つあります.今回はもう少し総合的な人材募集ということもあり,もうこの質問は使わないと思うので,ここで紹介してみます.<br> <br> 【質問】<br> あなたに,絶対に上手くいく確信があるプロダクトアイデアがあったとします.でも周りの協力が得られません.これを実現するために,あなたならどうしますか? (実際にそういう局面で,どうしてきましたか?)<br> <br> 【出題意図】<br> 例えば外資系の会社で,日本独特の行動に基づくアイデアを海外のエンジニアに説得する場合は,カルチャーを丁寧に説明するとか,日本で流行ってるアプリの実例を用いて比較するとか,いろいろと手はあるでしょう.<br> <br> しかし,ここで導き出したい解答の1つは,「A/B テストをしてデータで証明する (してきた) 」です.その解答が出てこない場合は,「では A/B テストするとしましょう」と促がして次へ.<br> <br> 「では実際にテストを設計してみて下さい」とか「p-value は何ですか?」という基本的な質問から,「テストを実装するコストが高すぎてエンジニアのリソースが取れない場合はどうしますか?」という少し意地悪な質問などを投げかけます.<br> <br> そして肝は,「テスト結果に統計的優位性が認められなかったらどうしますか?」という質問.<br> <br> 【解答例】トラフィックを増やします<br> <br> 【質問】どうやって?<br> <br> 【解答例】画面遷移の最初の方にテストのエントリーポイントを移動します<br> <br> 【質問】それでも優位性が認められなかったら?<br> <br> …とにかく何度も,「それでも優位性が認められなかったら?」を繰り返します.<br> <br> ここでどれだけアイデアがポンポン出てくるかで,口だけではなく,どれだけ実際に手を動かしてきたかのスキルと経験が分かります.5-6個すんなり出てくれば,とりあえずこの問題はクリアです.<br> <br> ですが,もしその上で応募者が,<br> </p><blockquote>それでも結果が出ないなら,諦めて次のアイデアを試します<br> </blockquote><p>などと言うことがあれば,私なら全力でその方を獲りにいきます.<br> <br> 元々,上手くいく確信があったアイデアなんです.にも関わらず,結果が出ずに時間をかけるぐらいなら,(自分にはアイデアなんかいくらでもあるので) さっさと次のアイデアの仮説検証をします,というスピード感とフットワークの軽さを持ち合わせた方であれば,ぜひ一緒に働きたい.<br> <br> 経験・スキルと,カルチャーフィットを同時に測れる,なかなか良い質問ではないでしょうか.<br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-19609704686718154932021-09-21T13:26:00.003+09:002021-09-21T13:26:25.736+09:00人材を募集するにあたって案内を書いていたら,結局こういう人と働きたいんだと再確認しました [memo]<p> </p><blockquote>私としては、過去の経験や実績よりも、底抜けに明るく元気で、とにかくヤンチャでノリノリでゴキゲンな方と一緒に働きたいと思っています。<br> </blockquote><p><br> <a href="https://www.linkedin.com/posts/toshiya_international-markets-lead-japan-market-activity-6845927333262688256-7fI7" target="_blank">Snap Japan 日本市場リーダー募集のお知らせ</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-29618601595282385242021-09-12T20:00:00.003+09:002021-12-08T09:25:54.712+09:00Paris 202108 [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51464887986/in/album-72157719885138485/" title="L1010855.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51464887986_399b36f45d.jpg" width="500" height="500" alt="L1010855.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157719885138485" target="_blank">Flickr photos: Paris 202108</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-71163902326391202452021-09-01T16:34:00.001+09:002021-12-08T09:24:01.584+09:00Snap Inc. に入社しました [memo]<p> <div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh8dHZWS-sSg7QDsTLqRIlz3efdyd6v5kduFw6diq6KNTEECsemNaosn5YVCTlcpnZ1TT29mc9OLQrlMkO622NMGeck74p7uLRJJM9U_Ag4xYHIM9yKxA5iE8L0BQIWpAENQl2deA/s1024/snapcode.png" style="display: block; padding: 1em 0; text-align: center; "><img alt="" border="0" width="320" data-original-height="1024" data-original-width="1024" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh8dHZWS-sSg7QDsTLqRIlz3efdyd6v5kduFw6diq6KNTEECsemNaosn5YVCTlcpnZ1TT29mc9OLQrlMkO622NMGeck74p7uLRJJM9U_Ag4xYHIM9yKxA5iE8L0BQIWpAENQl2deA/s320/snapcode.png"/></a></div> <br> 日本ではまだ知名度が低いですが,海外では若者を中心に人気を集めている,Snapchat というソーシャルアプリがあります.Snapchat を運営する Snap という会社は,他にも Zenly や Bitmoji といったアプリを手掛けながらも,自らを「カメラカンパニー」と定義する,ユニークな会社です.この1年では,ユーザー数は23%増 (Snapchat の1日あたりのユーザー数は世界で2.93億人,ツイッターの同数は2.06億人),株価は234%増と,急成長を遂げている会社でもあります.<br> <br> この度,Snap の本格的な日本進出に際し,同社の日本人社員第一号として,日本市場の責任者に就任したことをご報告します.<br> <br> <a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000083919.html" target="_blank">Snap Inc. は日本国内で最初の社員を採用し、アジアでのプレゼンスを拡大|Snap Inc.のプレスリリース</a><br> <br> 皆様,今後ともどうぞよろしくお願い致します!<br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-40790057319651424242021-08-21T08:12:00.015+09:002021-08-21T08:42:32.476+09:00The Science of Well-Being - 安心感に満ち溢れ,ストレスなく心身ともに健康で,ハッピーな毎日を送る為のサイエンス [lifehack]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51314453912/in/dateposted-public/" title="L1000405.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51314453912_0eff4ea81a.jpg" width="500" height="500" alt="L1000405.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> イェール大学の "The Science of Well-Being" という講座を受講しました.復習と備忘録を兼ねて,本記事にまとめます.10週間の講座の要約なので,7000文字程度 (原稿用紙18枚分) の長文になりましたが,とてもおもしろい講座だったので,雑誌かメルマガでも読む感覚でお楽しみ頂ければと思います.どなたかの参考になれば幸いです.<br> <br> <hr><br> <strong>【これは何?】</strong><br> <ul> <li>イェール大学の人気授業を,10週間のオンライン講座としてカスタマイズしたもの <li><a href="https://www.coursera.org/learn/the-science-of-well-being" target="_blank">Coursera</a> で,無料で受講できる (修了証の発行は有料) <li>Well-Being を私なりに訳すと,「安心感に満ち溢れ,ストレスなく心身ともに健康で,ハッピーな毎日を送る」こと <li>つまり,世界屈指の名門大学が,ハッピーな毎日を送る為にはどうすれば良いかについて,スピリチュアルや根性論ではなく,あくまでサイエンスとして,科学的に紐解いている講座 </ul><br> <strong>【3行まとめ】</strong><br> <ul> <li>良い仕事,良い成績,お金,高級品,真の愛,完璧な容姿…などは,人を幸せにしない (でも人間の脳には,これらは幸せをもたらすと,錯覚する特性がある) <li>求めるべきものは,利他的に生きること,人と関わること,時間的な豊かさ,瞑想,運動,睡眠 <li>ハッピーになるには,その仕組みを知識として知っているだけではダメで,スキルとして練習して体得する必要がある </ul><br> -- 以下詳細 --<br> <br> <strong>【そもそも幸せはコントロールできるのか?】</strong><br> <br> 幸せを感じる構成要素100%のうち,<ul> <li>50%は遺伝的要素 <ul> <li>例えばコップ半分の水を,「半分も入っている」とポジティブにとらえるか,「半分は空」とネガティブにとらえるかの,生まれもった性格の部分 </ul> <li>10%は,偶然によってもたらされる <ul> <li>宝くじに当たる,不慮の事故に遭う,など </ul> <li>残りの40%が,思考や行動によって意図的にコントロールできる部分 </ul><br> <strong>【人を幸せにすると思われている (でもしない) もの】</strong><br> <br> <u>良い仕事,良い成績,お金,高級品 (awesome stuff),真の愛 (true love),完璧な容姿は,人を幸せにしない</u><br> <ul> <li>例えばお金で言うと,「お金と幸せの相関係数」は0.13 (*1) <li>特に,年収75,000ドル (現在のレートで年収820万円) を越えると,お金は幸せに作用しなくなる </ul><br> <em>(*1) 相関係数とは,2つのデータの関係性を示す,1から-1の値です (1だと完全な正の相関,0だと無関係,-1だと完全な負の相関).例えば投資の世界では,「アメリカン航空と JAL の相関係数は0.8 (海外航空株が上がれば国内航空株も上がる),US ドルとゴールドの相関係数は-0.7 (通貨の価値が下がればゴールドの価格が上がる)」のように使われます.<br> 0.13ということは,ほとんど相関がないということ.ちなみに講義の中では各国のデータが紹介されており,日本は0.18でした (誤差の範囲だと思います).</em><br> <br> <br> <strong>【良い仕事,良い成績,お金,高級品…などが幸せをもたらすと錯覚する,4つの理由】</strong><br> <br> <u>1. まず,そもそも脳は錯覚するようにできている</u><br> <ul> <li>例えば下の図で,2本の赤線は同じ長さだが,そうは見えないはず </ul> <table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgyRVTwKh6s9XIuRUeoiDXvcve6H8DxBOVHiWlFs2t_jxIPLSO-20iuxTQoHF-xCglBSfkiqpB8i9Cvecf6wrRpr_JoGs4NqdLhnl_B54-sCPxdMjZgRxpEIUyieJOG_gSSKaJOCA/s900/HvqtDCbeEeitdw4O0N7JWg_e0340ab1209d5731e4abe30a5d6b55ab_Santos_Quiz_2_Ponzo.jpeg" style="display: inline !important; margin-left: auto; margin-right: auto; padding: 1em 0px;"><img alt="" border="0" data-original-height="900" data-original-width="900" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgyRVTwKh6s9XIuRUeoiDXvcve6H8DxBOVHiWlFs2t_jxIPLSO-20iuxTQoHF-xCglBSfkiqpB8i9Cvecf6wrRpr_JoGs4NqdLhnl_B54-sCPxdMjZgRxpEIUyieJOG_gSSKaJOCA/s320/HvqtDCbeEeitdw4O0N7JWg_e0340ab1209d5731e4abe30a5d6b55ab_Santos_Quiz_2_Ponzo.jpeg" width="320" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">(出典: Coursera - The Science of Well-Being)</td></tr></tbody></table> <br> <br> <u>2. これは脳が,絶対評価ではなく,適当 (かつ多くの場合はデタラメ) な基準値 (reference point) をもとにした,相対評価をするため</u><br> <ul> <li>上の図では,基準値は黒線 <ul> <li>絶対評価ができるなら赤線は同じと気付けるが,脳は黒線を基準に判定する </ul> <li>前述の「良い仕事,良い成績,お金,高級品…」などは,人と比べやすい (ので,幸せの対象と錯覚する) <li>人間はこの「適当かつデタラメな基準値」を一切コントロールできず,無意識に受け入れる<br><br> 例えば… </ul><ul> <li>テレビの視聴時間が増えるごとに自身の年収に対する満足度は低くなり,テレビの視聴時間が週に1時間増えるごとに,週の消費が4ドルずつ増える <ul> <li>テレビの中の華やかな世界と自分を比べてしまい,贅沢がしたくなる </ul> <li>ソーシャルメディアと幸せの相関係数は-0.2 (*2) <ul> <li>他人を基準値にして,自分と比べてしまう </ul> <li>「自分が5万ドルの年収を得て周りが2万5千ドルを得る」のと,「自分が10万ドルの年収を得て周りが25万ドル得る」という選択肢では,半数以上が前者を選ぶ <ul> <li>いわゆる「地位財」 <li>実際の価値よりも,グループの中で勝ち組になる方を選んでしまう </ul> <li>金額に関わらず,人は収入が増えると,希望収入はその1.4倍上がる <ul> <li>自分自身すら,未来の自分の基準値になるという例 </ul> </ul><br> <em>(*2) 「お金と幸せの相関係数が0.13」と前述しましたが,ソーシャルメディアと幸せの相関係数は-0.2なので,講義の中で教授は,「つまり頑張って給料の高い会社に入って金を稼ぐよりも,サクっと SNS をやめる方が幸せになれるよ」と話していましたw</em><br> <br> <u>3. 人間の脳は,「慣れる」ようにできている</u><br> <ul> <li>「良い仕事,良い成績,お金,高級品…」などは,手に入れるとそれに慣れてしまい,そのうち幸せをもたらさなくなる <li>さらに,(慣れるということは) 未来の基準値を上げてしまう <li>つまり,いくら手にしてもモノ足りない,キリがない </ul><br> <u>4. 我々は,この「人間の脳は慣れるようにできている」ことを,すぐに忘れる</u><br> <ul> <li>人間には,未来に受けとる感情的インパクトの量と,その持続時間を,過大評価する傾向がある <ul> <li>例えば,「新しいスマホを買うとワクワクするが,すぐに古くなってワクワクしなくなる」ことはもう何度か経験しているはずなのに,買い換えの時はやっぱりワクワクしてしまう </ul> <li>ちなみにこの傾向は,ネガティブな事象に対する時の方が強い (想像していた最悪の事態は,起きてみるとそうでもない) </ul><br> <br> <strong>【これら「4つの脳の特性」を克服するには】</strong><br> <br> <u>モノではなく「体験」に投資する</u><br> <ul> <li>モノと違い,「体験」に慣れることはない <ul> <li>高級な新車は,時間が経つごとにその幸せに慣れるばかりか,古くなっていくことで逆に幸せを奪っていく <li>対して最高だった海外旅行は,時間が経つごとに素晴らしい想い出に変わっていく </ul> <li>年収に関わらず,体験が物質的快楽よりも多くの幸せをもたらすことに加え,年収が高い人ほどその傾向が強いことも分かっている <li>体験は,それを体験する前から幸せになれる <ul> <li>来週のスキーは,今週から既に楽しみ </ul> <li>体験は,他人をも幸せにする <ul> <li>他人に高級時計を見せびらかされたら,妬みや嫉妬が生まれる <li>対して他人にワクワクした体験を興奮しながら話されると,こちらもワクワクするし,素直に「すごいね」「よかったね」という感情が生まれる </ul> <li>体験は相対評価されにくい <ul> <li>友達が山に行った体験と,自分が海に行った体験は,比べられない </ul> </ul><br> <u>「脳が慣れること」を阻止する</u><br> <ul> <li>事象を客観的に捉え,意識して心から味わう (savoring) <ul> <li>意識して心から味わうことを心掛けると,愛するものに対するポジティブな感情が,より深く,永続的になる <li>逆に例えば,テレビでも見ながら無意識にクッキーをバクバク食べても,美味しさは感じない </ul> <li>反対を想像する (negative visualization) <ul> <li>現在手にしているものがもし無かったら,を想像する <li>例えば「配偶者とはどうやって出会ったのですか?」と聞くのと,「もし配偶者に出会ってなかったらどうなっていたと思いますか?」と聞くのでは,後者の方が感情が高まる </ul> <li>今日で最後だと仮定する <ul> <li>現在手にしているものが,明日から無くなると想像してみる </ul> <li>感謝の気持ち (gratitude) を持つ <ul> <li>感謝の気持ちを持ち,それを示すことは,気持ちを高めてストレスを下げるだけでなく,免疫力を上げ,血圧を下げ,より強いソーシャル・コネクションを感じさせてくれる </ul> </ul><br> <u>基準値 (reference point) を壊す</u><br> <ul> <li>具体的再体験 (concretely re-experience) <ul> <li>現在手にしているものが無かった頃を思い出してみる </ul> <li>具体的観察 (concretely observe) <ul> <li>自分が手にしたい何かを実際に手にしている人を,観察してみる (年収が高い人をよく見てみると,実は仕事のプレッシャーで大変そう,とか) </ul> <li>他人との比較をやめる (avoid social comparisons) <ul> <li>今あるものに感謝し,他人と比較していることに気付いたら,「ストップ」と声に出して言ってみる (*3) </ul> <li>消費を一時的にやめてみる (interrupt your consumption) <ul> <li>好きなお酒を毎日飲むより,あえて週末だけ飲む方がより美味しく感じるのは,基準値がリセットされるから </ul> <li>バリエーションを増やす (increase your variety) <ul> <li>アイスクリームのフレーバーは,1つよりたくさんの方がいい </ul> </ul><br> <em>(*3) ネガティブな思考を断ち切るのに,「ストップ」と実際に声を出すのが,意外にも驚くほど効果があるという話は,別の場所でも聞いたことがあります.<br> また「今あるものに感謝」という点について,教授の "Gratitude is a killer of envy (感謝の気持ちは嫉妬心を撃退してくれる)" という言葉も印象的です.<br> さらに他人との比較について,前述の通り人は基準値を一切コントロールできずに無意識に受け入れてしまうけど,自分がどんな基準値を受け入れているかを観察することで,健全な情報に触れるようにキュレーションすることはできる,と語っています.</em><br> <br> <br> <strong>【何が本当に幸せをもたらすか】</strong><br> <br> <u>利他的に生きること (kindness)</u><br> <ul> <li>自分より他人にお金を使う方が幸せになれる (*4) <ul> <li>他人のためにお金を使うと幸福感が得られること,また,その幸福感は自分自身にお金を使うより大きい幸福感であることは,証明されている </ul> </ul><br> <em>(*4) 講義では,まさに<a href="https://peacepipe.toshiville.com/2021/07/book.html" target="_blank">先日このブログで紹介した本</a>を用いて解説されており,その著者と教授の対談もあります.</em><br> <br> <u>人と関わること (social connection)</u><br> <ul> <li>ソーシャル・コネクションがある人ほど生き残る <li>幸せな人ほど,人と関わりを持っている <li>見知らぬ人に話しかけるだけで,ムードが高まる </ul><br> <u>時間的な豊かさ (time affluence)</u><br> <ul> <li>人は,金銭的な豊かさばかり注目し,時間がたっぷりあるという豊かさを過小評価している </ul><br> <u>瞑想 (mind control)</u><br> <ul> <li>何かをしている時,人間の脳は,実はそのうちの46.9%の時間は集中力を欠いて他のことを考えている (*5) <li>瞑想は,この「脳が他のことを考えてしまう」特性を抑制し (つまり物事に集中することを促進し),結果的に幸せをもたらす </ul><br> <em>(*5) 余談ですが,これが起きないアクティビティ,つまり人間が自然と100%集中する行為が1つだけあり,それはセックスとのことです.</em><br> <br> <u>運動・睡眠</u><br> <ul> <li>「幸福感を高め,寿命が長くなり,記憶力と創造性が向上し,外見が魅力的になり,余計な食欲がなくなり,スリムな体型の維持を可能とし,免疫力を上げ,様々な疾患のリスクを下げ,抑鬱や不安を撃退し,副作用もなく,合法で,しかもタダ」というスーパードラッグが,運動と睡眠 (やらない理由がない) <li>深刻な鬱病患者に,30分の運動を週3回やってもらうと,抗鬱剤を投与するよりも高い効果が認められた <ul> <li>運動は90%の被験者が鬱を克服,抗鬱剤は55%の被験者が鬱を克服 </ul> <li>運動はメンタルヘルスを向上するだけではなく,脳の機能や認知力を高めることも証明されている (*6) <li>睡眠を1日疎かにした時に起きること <ul> <li>空腹感を感じる,注意力が低下する,見た目がみすぼらしくなる,免疫力が低下する,脳の細胞を失う,感情のコントロールがしにくくなる </ul> <li>睡眠を慢性的に疎かにした時に起きること (*7) <ul> <li>寿命が縮む (ガンのリスクが2倍になる他,免疫機能が衰え,アルツハイマー,脳卒中,糖尿病,心血管疾患,鬱血性心不全のリスクが高まる),生殖機能が低下する,肥満になる,心の病 (鬱,不安,自殺傾向) を引き起こす </ul> </ul><br> <em>(*6) <a href="https://www.ted.com/talks/wendy_suzuki_the_brain_changing_benefits_of_exercise/transcript?language=ja" target="_blank">こちらの TED ビデオ</a>では,たった1回の運動にも即効性が認められ,神経伝達物質のレベルが高まり,集中力の向上が最低2時間持続することが証明されたと解説されています.さらに長期に渡る運動習慣は,長期記憶,注意力,集中力が改善する,気分が向上する,認知症の進行を抑制する…といった効果があり,あたかも筋トレをして筋肉がつくように,これらを司る脳の部分が実際に変化する (例えば,海馬の容積が物理的に増える) とのことです.</em><br> <br> <em>(*7) 世界で最も睡眠不足の都市は東京で,日本は国民の睡眠負債による経済損失が先進5カ国の中で最悪とのこと.GDP の3%を失っている計算になります.要は,みんなが寝れば,日本は3%も経済成長するw</em><br> <br> 「良い仕事,良い成績…」のようなものでも,それらの「正しい部分」にフォーカスすることで,健全な追い求め方ができる.<br> <ul> <li>自分を形成する強み (signature strength) <li>フロー状態 <li>上昇志向 (growth mindset) </ul><br> <strong>【知識を実践するにはどうするか】</strong><br> <br> 「ハッピーになるには,その仕組みを知識として知っているだけではダメで,スキルとして練習して体得する必要がある」ということで,この講座では実践型の宿題が毎週出され,講座自体も前半 (Week 6まで) は座学,後半 (Week 7以降) は実践練習という形でデザインされています.実践編については割愛しますが,ここではそのテクニックの部分だけ紹介します.<br> <br> <u>シチュエーションサポート</u><br> <ul> <li>目標達成する環境を作る (見える所に甘いものを置かない,スマホを触らない時間を決める,目標を書いて見えるところに貼っておく,など) </ul><br> <u>WOOP (Wish, Outcome, Obstacles, Plan)</u><br> <ul> <li>Wish: できるだけ詳細かつ明確に,自分のゴールを可視化する <li>Outcome: それが達成された時に,どんな素晴らしい結果がもたらされるかを想像する <li>Obstacles: それを実現する上で,考えられる障害を想定する <li>Plan: If/then の形で,自動的に実行される決まりを作る (例: もし雨が降ったら,ランニングの代わりに自重スクワットをすることにする) </ul><br> <br> <strong>【個人的所感】</strong><br> <br> 最後に感想を綴っておきます.まず全体を通して,マネーリテラシー,グローバルコミュニケーション,栄養学や予防医療…などと同じく,義務教育で教えてほしい,全ての人が知るべき,素晴らしい内容だったように思います.<br> <br> 要点はざっと網羅したつもりですが,ここでは紹介しきれなかった研究結果や裏づけデータ,ケーススタディが,講座ではたくさん解説されています.ここで紹介したいくつかの事例だけでも,驚くべき内容が多かったと思いますが,相関関係と因果関係はきちんと整理する必要がありそうです.<br> <br> <em>(例えば,「朝食を食べる子供は成績が良い」という話をたまに聞きますが,これは相関関係であり,因果関係は証明されていません.ギリギリに起きるよりも,朝食を食べる余裕を持って起きて,朝食時に家族とも会話することで,脳が活性化されているだけかもしれないし,朝食を食べる家庭は規律性も高く,勉強の習慣ができているだけかもしれません.もっと単純な例で言えば,「火事場に消防車は必ずいる」けど,「消防車は火事の原因」ではありません)</em><br> <br> 個人的には,なんでも詰め込みがちな自分にとって,「時間的な豊かさを持つ」というポイントが一番響きました.教授と生徒間の Q&amp;A で教授が言っていた,"You just need to take the sharp knife and cut things out (鋭いナイフでバッサリ切らなきゃダメ)" という言葉が,強く印象に残りました.曰く,<br> </p><blockquote>あなたが時間をかけていることは,本当にあなたの為になっていますか? かけた時間と得られた恩恵を,客観的に比較できていますか?<br> <br> 世の中にクールなことはたくさんあります.でも,その全てをやる時間はないのです.やりたいことをやって,「時間的な豊かさ」を失っていたら,幸せではないのです.<br> <br> 目標を全て達成しているのに,なぜかストレスを感じてモヤモヤしていませんか? それは,あなたが重要だと思い込んでいること (でもそうではないこと) に時間を使い過ぎていて,本当に大切なことを見落としているからです.<br> </blockquote><p>とのこと.耳が痛いですね.<br> <br> 健康については,40を過ぎてやっとその重要性を理解しまして,有酸素運動,及び<a href="https://peacepipe.toshiville.com/2019/08/why-do-you-work-out.html" target="_blank">筋トレは習慣的に行い</a>,身体に良いものを食べ,睡眠は1日8時間,瞑想も朝と夜のルーティーンに取り入れる…ということを,もう何年も続けています.46年生きていますが,今が一番体力に満ち溢れています.<br> <br> この講座は,貴重なきっかけだったと,解釈します.<br> <br> 物質的な快楽に心を奪われそうになったり,人と比べてマウントを取りたいエゴに駆られたりしたら,「ストップ」と声に出して脳からの束縛を離れて魂に従い,心身を鍛錬し,栄養と呼吸を整え,睡眠をたっぷりとって,ひたすら利他的に生きていきたいと思います.<br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-36008129194265808102021-07-25T22:16:00.003+09:002021-12-08T09:26:21.481+09:00長野 202107 [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51341422214/in/dateposted-public/" title="L1000684.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51341422214_1f1a81eb23.jpg" width="500" height="500" alt="L1000684.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157719599225893" target="_blank">Flickr photos: 長野 202107</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-79911111393121846952021-07-21T11:23:00.016+09:002021-07-21T13:29:00.759+09:00幸せをお金で買う方法 / 浅間温泉に花火をあげて自分もアガろう [book]<p> <a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00IKF4JO0/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00IKF4JO0&linkCode=as2&tag=peacepipe-22&linkId=dc35a2489d4f51288f3a22535371aa84"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B00IKF4JO0&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL250_&tag=peacepipe-22" ></a> <br> <br> <br> まずは,イチローさんが小学生にお金の価値観を語った,こちらの短い動画を見てみて下さい.<br> <br> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/zdbZB4pyOXs?start=3" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <br> <br> </p><blockquote>Q. 「お金が全てではない」という言葉をどう思う?<br> <br> A. どうやってお金を稼ぐかというのは,すごく大事なことだけれど,もっと大事なのは,どうやって使うかということ<br> </blockquote><p><br> そして,こんなデータがあることをご存知ですか?<ul> <li>他人のためにお金を使うと幸福感が得られることは,証明されている <ul> <li>その幸福感は,自分自身にお金を使うより大きい幸福感であることも,証明されている </ul> <li>お金を使うことと,裕福かどうかは関連性がない <li>世界で1番寄付をしている国は (必ずしも裕福ではない) ミャンマー <ul> <li>国民の90%が毎月寄付をしている </ul> <li>日本の寄付ランキングは139カ国中,111位 <ul> <li>日本は人のためにお金を使わない国 </ul> </ul>日本のランキングが低いのは,教育や習慣に寄るところも大きいと思いますが,他人のためにお金を使うことで幸福感が得られるなら,そうしない手はありません.<br> <br> <br> 冒頭で紹介した書籍には,他人のためにお金を使うと,幸福感が得られることに加えて,肉体的にも健康になり (寛大な人に比べて,ケチはコルチゾールというストレスホルモンのレベルが高い),精神的にも裕福になる (寄付をする人はしない人に比べて裕福と感じる) と書かれています.<br> <br> また余談ですが,時間にも同じ効果があることが証明されているとのこと.「いつも時間が足りない」と感じている人は,時間を節約したり時短テクニックを駆使するよりも,他人のために時間を使うことで,そう感じなくなるのです.<br> <br> <br> 他人のためにお金を使うオススメの方法で,私自身も実践しているのは,<ul> <li>収入の1%を,自動的に「プレゼント資金」として,振り分けてしまう <ul> <li>実際お金を使う時,心のバリアが微塵もないかと言われれば,正直それはあります (ありました) が,予めその予算を決めて完全に別の財布としてプールしておくことで,躊躇なく他人のためにお金を使えるようになりました </ul> <li>お金を使った時点で,そのイベントは終了と定義する <ul> <li>プレゼントを贈ったりご飯をご馳走したりして,「ありがとう」すら言われないことがあると,正直モヤッとします (していました) が,前述の通り「自身が幸福感を得て裕福な気持ちになる為」にお金を使うのですから,見返りを期待するのではなく,お金を使った時点でスッキリしてそれで終了,としています </ul> </ul><br> <br> では何に使うか.<br> 大切な人,普段お世話になっている人に,アイスクリームを買うぐらいからでもいいと思います.そして寄付ということでしたら,最近目にした,素晴らしい活動を1つ紹介します.<br> <br> <a href="https://readyfor.jp/projects/asamaonsen6-1" target="_blank"><img src="https://readyfor.jp/s3/readyfor-img/project_photos/69126/medium/0b0cf9f089db54d1009c73c5fb35a4f1407804c7.jpeg?1626234394" alt="小学生の挑戦 コロナウイルス退散祈願花火大会で浅間温泉を盛り上げたい" /></a> <br> <br> 友人が移住したこともあって私は何度か訪れていますが,松本 (浅間温泉) は本当に素晴らしい所です.地元の小学生が,そんな浅間温泉を盛り上げようと,クラウドファンディングで花火大会を開催しようとしています.500円から支援できる All-or-Nothing 方式 (目標金額に到達しなければ全額返金される) なので,ここまで読んで頂いたついでに,ぜひ寄付をして幸福感を得てみてはいかがでしょうか.<br> <br> <br> 紹介した書籍には,「他人のためにお金を使う」以外にも,お金を使って幸せになる方法が4つ解説されています.個人的には,特に<ul> <li>経験を買う <li>時間を買う </ul>の2つにも,とても共感しました.ケーススタディの紹介が多い本なので,以前<a href="https://peacepipe.toshiville.com/2021/06/book.html" target="_blank">こちらのエントリー</a>で書いた<br> </p><blockquote>「ビジネス書1冊のコアメッセージは,平均で全体の6% (その他の94%は,ページのカサ増し) 」「極端に言うと,目次を見るだけでもその本が伝えたいことの半分以上は伝わる」という話を聞いてから,読み飛ばすことへの心理的負担がなくなり,むしろ余計なエピソードやケーススタディなどは気兼ねなくすっ飛ばして,自分にとってのエッセンス6%はどこかを探すという読み方になり,読書のスピードが圧倒的に上がりました.<br> </blockquote><p>ということを意識して読むと,40分ぐらいでサクッと読めて,それでもコアメッセージは非常にパワフルという,合わせてオススメしたい書籍です.<br> <br> <iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?ref=qf_sp_asin_til&t=peacepipe-22&m=amazon&o=9&p=8&l=as1&IS1=1&detail=1&asins=B00IKF4JO0&linkId=3c3c5c889d3fad93a8213f00e2746c2e&bc1=ffffff&amp;lt1=_blank&fc1=333333&lc1=0066c0&bg1=ffffff&f=ifr"> </iframe> <br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-18907044902772795742021-07-14T20:00:00.003+09:002021-12-08T09:25:44.524+09:00熱海 202107 [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51314451957/in/dateposted-public/" title="L1000471.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51314451957_f0bf5b7f6f.jpg" width="334" height="500" alt="L1000471.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157719552663901" target="_blank">Flickr photos: 熱海 202107</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-30072935404100862012021-06-28T12:09:00.008+09:002021-06-28T12:34:20.745+09:00【聴く読書】 何をどうやって捨てるのか / うまくいったやり方から捨てなさい [book]<p> <a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4763137069/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4763137069&linkCode=as2&tag=peacepipe-22&linkId=c2b891fc4c77375a4835c02ae6c2637c"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=4763137069&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL250_&tag=peacepipe-22" ></a> <br> <br> ワークアウト中や家事をしている時などは,オーディブル (プロのナレーターが本を朗読するアマゾンのオーディオブックサービス) で本を「ながら聞き」していることが多いのですが,たまたま昨日聴了した本に,とても共感した部分があったので,自身の備忘録としてメモしておこうと思います.どなたかの参考にもなれば幸いです.<br> <br> <br> <strong>【一言まとめ】</strong><br> <br> ・勇気を持って捨てれば,余白ができて,そこを埋めるものが見つかる<br> → 捨てることは,本当に大切なものや,やりたいことを見つける,最良の方法<br> <br> では何をどうやって捨てるか (以下詳細).<br> <br> <br> <strong>【もったいないと思うものを真っ先に捨てる】</strong><br> <br> 「こんなに条件の良い仕事を辞めるのはもったいない」<br> 「せっかく取得した資格を使わないのはもったいない」<br> 「これだけ時間を費やしたのにもったない」…<br> <br> ・もったいないと思うのは,損をしたくないから<br> ・本当に大切なものは,「もったいない」とは感じないはず<br> ・未来が必ずしも,現在の延長線上にあるとは限らない<br> <br> → 喜びからやっているか,もったいないからやっているかを考える<br> → 「今,私がいるステージは,本当に私がいるべきステージだろうか」と問う<br> <br> <br> <strong>【一貫性を捨てる】</strong><br> <br> ・「過去の好き」に執着する必要はない<br>  (責任を感じて過去言ったことを守り通す必要はない)<br> ・それより「今の好き」を尊重する<br> <br> → 今の自分がどう在りたいかを大切にする<br> <br> <br> <strong>【当たり前を捨てる】</strong><br> <br> 外で飼われている鶏を小屋に入れると,ストレスで卵を産まなくなるが,生まれた時から小屋に入れられている鶏は (最初からそれが当たり前の環境だから),卵を産む.<br> <br> ・「そうすることが当たり前」に引っ張られて行動を決めていないか<br>  (大人になったら就職しなければいけない,など)<br> ・鶏と人間の違いは,あなたが入っている小屋には鍵がかかっていないこと<br> → 小屋から飛び出そう<br> <br> ではどうすればいいか?<br> <br> ・人間が環境に引っ張られる生き物なら,逆にあなたが目指している姿が既に当たり前になっている人に,引っ張ってもらう<br> → あなたの「当たり前」をぶち壊してくれる人に触れる<br> <br> <br> <strong>【さっさと手放す】</strong><br> <br> 成功の方法は様々.好きを伸ばして成功した人もいれば,得意を伸ばして成功した人もいる.計画的に成功した人もいれば,偶然成功した人もいる.良い性格で成功した人もいれば,クソみたいな奴で成功した人もいる.<br> <br> でも確実に失敗する方法ならある.<br> <br> ・たった1つの,確実に失敗する方法<br> → 完璧主義者でいること<br> <br> ・なぜなら,それは「無理」だから<br> → 辿り着けないゴールを設定しているから<br> <br> → 完璧主義とは,几帳面ということだけでなく,「万人に好かれよう」とすることも同じ<br> <br> 焼肉店は肉好きを相手に商売していて,魚好きを肉好きに変えようとはしない.寿司屋は寿司好きを相手に商売していて,肉好きを魚好きに変えようとはしない.あなたは,あなたのことを好きでいてくれる人を相手に生きればいい.<br> <br> → 本書にはない個人的な補足ですが,だからといって嫌いな人に無礼を働く必要はありません.いつか Tumblr で拾った,「好きな人には親切に.嫌いな人には丁寧に」という言葉を,合わせて記しておきます<br> <br> <br> <iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?ref=qf_sp_asin_til&t=peacepipe-22&m=amazon&o=9&p=8&l=as1&IS1=1&detail=1&asins=4763137069&linkId=434f54b674df658e73eb3c17480665f5&bc1=ffffff&amp;lt1=_blank&fc1=333333&lc1=0066c0&bg1=ffffff&f=ifr"> </iframe> <br> <br> <hr><br> <br> さて冒頭にも記しましたが,私は通常の読書に加えて,オーディブルの「聴く読書」を活用しています.時間を奪われず「ながら聞き」ができるので,読書が苦手な方にもおすすめです.しかも去年から,オーディブルが厳選したおすすめの本が月替わりでプレゼントされる「ボーナスタイトル」もはじまりました (本書も,私が読もうと思って購入した本ではなく,今年の3月のボーナスタイトルです).以下のバナーリンクから1ヶ月 (プライム会員なら3ヶ月) の無料体験ができるので,まだ試したことがない方は,ぜひ体験してみることをお勧めします.<br> <br> <br> <iframe src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?o=9&p=13&l=ur1&category=audible&banner=07J5KH0DSN7BCRWR0F82&f=ifr&linkID=37b7be6f94c4fdafd633e88094381567&t=peacepipe-22&tracking_id=peacepipe-22" width="468" height="60" scrolling="no" border="0" marginwidth="0" style="border:none;" frameborder="0"></iframe> <br> <br> <br> かつての私もそうでしたが,読書が進まない理由は,変に身構えてしまい,一字一句きちんと読まなければいけないという勘違いがあることではないでしょうか.<br> <br> 「ビジネス書1冊のコアメッセージは,平均で全体の6% (その他の94%は,ページのカサ増し) 」「極端に言うと,目次を見るだけでもその本が伝えたいことの半分以上は伝わる」という話を聞いてから,読み飛ばすことへの心理的負担がなくなり,むしろ余計なエピソードやケーススタディなどは気兼ねなくすっ飛ばして,自分にとってのエッセンス6%はどこかを探すという読み方になり,読書のスピードが圧倒的に上がりました.<br> <br> そういう意味では,「基本的には内容に注意は払わないけど,一言だけでもたまたま心に残ればいい」ぐらいの軽い気持ちで,なにかをしている時に BGM 代わりにオーディブルで本を流すのはオススメです.きっと読書の概念と体験が変わりますよ.<br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-65838444627457110262021-06-25T07:00:00.001+09:002021-06-25T07:00:00.198+09:00フェイスブックを退職します [reflection]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51269527230/in/dateposted-public/" title="IMG_0001"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51269527230_38443eec33.jpg" width="500" height="500" alt="IMG_0001"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> 本日を最終日として,フェイスブック社を退職することをご報告します.<br> <br> 圧倒的なスピード感の中で,鋭く尖りながらも優しさとユーモアを併せ持つ大人げない仲間たちと,フェイスブック・インスタグラム・オキュラスといった世界的なアプリ/サービスを手掛けることができた,プロダクトに携わる人間にとってこれ以上ないほど刺激的な4年間でした.<br> <br> 来週より有給消化に入り,実際の退職日は8月末になります.次のチャレンジにも心を躍らせていますが,まずは少し長めの夏休みをゆっくり過ごしたいと思います.皆様,引き続きよろしくお願いします!<br> <br> <br> Thank you Facebook - so proud to have been part of such a nimble company that builds social value, and where people are free to be different.<br> <br> <br> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51268497551/in/dateposted-public/" title="IMG_0002"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51268497551_703e33e5c4.jpg" width="500" height="500" alt="IMG_0002"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51269229659/in/dateposted-public/" title="IMG_0003"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51269229659_e78a713639.jpg" width="500" height="500" alt="IMG_0003"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-2664040001866206542021-04-14T16:43:00.002+09:002021-04-25T10:18:12.347+09:00金沢 202104 [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/51114497531/in/album-72157718923845688/" title="L1000478.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/51114497531_774b4b7302.jpg" width="500" height="500" alt="L1000478.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157718923845688" target="_blank">Flickr photos: 金沢 202104</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-6245887790721456532021-02-01T21:31:00.002+09:002021-02-09T21:32:09.544+09:00箱根 202008 [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/50918145842/in/album-72157718192964101/" title="L1000317.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/50918145842_62d9d3ab1f.jpg" width="400" height="500" alt="L1000317.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157718192964101" target="_blank">Flickr photos: 箱根 202101</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-75955758037871919772020-12-16T21:33:00.004+09:002020-12-16T21:48:58.839+09:00自分が大切にしている価値観を,周りの人に聞いてみる [reflection]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/50725965757/in/dateposted-public/" title="L1000016.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/50725965757_a3a9391e84.jpg" width="500" height="500" alt="L1000016.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> 自分が大切にしている価値観を把握していると,意思決定のスピードが早くなります.常識や他人の期待に左右されずに,自分のハートで行動できるので.<br> <br> 以前読んだ本にこんなことが書いてあったのを思い出しました.「自分が大切にしている価値観の中には,自分では気付いていないものがある.でもそれらも,無意識のうちに普段の言動に発揮されているから,周りの人に聞いてみるのがいい」と.<br> <br> そこで妻や友人達に,彼らから見て,自分は人生で何を大切にしていると思うかを聞いてみました.頂いたフィードバックの一部をシェアしてみます.<br> <br> </p><blockquote>・自分のルーティーンのようなもの<br> 人に惑わされず,自分のペースで毎日を生きている.<br> <br> ・自分軸で生きること<br> 仕事の選び方から,会議中の発言,所持品のチョイスまで,同調圧力とは無縁で,人と違うことを怖れない.またその自分軸を常にアップデートもしている.<br> <br> ・直感<br> ロジカルでありながらも,決める時は直感で決めている.<br> <br> ・人<br> どんな仕事をするかより,どんな人と働くかの方を大事にしている.<br> <br> ・挑戦・達成・成長<br> キャリア,リレーションシップ,子育て…のような各分野に目指すものがあり,その達成の過程を楽しんでいる.アチーバーでありながら,一方で自己を超越した世界を大切にして,時にサレンダーする重要性も認識している.<br> <br> ・お金<br> 拝金主義という意味ではなく,単に貧乏には耐えられなそうw<br> <br> ・感性を揺さぶられること<br> よく旅をしてるけど,五感で感じること以上のことを感じ取っている印象.<br> <br> ・自由と自律<br> 自由で裁量権がある環境じゃないと,あなたは呼吸ができない.<br> <br> ・自戒<br> フィードバックサイクルを回している.<br> <br> ・精神的な芯<br> 仕事も家庭も,あなたの精神的な芯を中心に廻っているものの一環のように見える.<br> <br> ・好奇心とインスピレーション<br> 安定よりも,リスクを取って環境を変え続けている.<br> <br> ・ワクワク感<br> 仕事も遊びも常にソレを求めてるように見える.<br> <br> ・幸せに向かう効率<br> ・Joy<br> …<br> </blockquote><p><br> 要は,「お前は自分勝手な人間だ」ということを,みんな無理矢理ポジティブに伝えてくれたような気もしますねw<br> <br> でもみんなありがとう.「外面を見るのは鏡で良いけど,内面を見る時に鏡になってくれるのは友達である」って誰かが言ってましたが,本当にそう思います.<br> <br> <br> で,改めて自分にとって大切なものを考えてみると…<br> <br> </p><blockquote>・健康<br> ・体力<br> </blockquote><p>成功の鍵,そして人生を楽しむ鍵は,心身の健康と体力です.<br> <br> </p><blockquote>・時間<br> </blockquote><p>「時は金なり」という言葉がありますが,時間はお金よりよっぽど大切です.また,「時間を守ること」も,自分の中では大切にしています.<br> <br> </p><blockquote>・お金<br> </blockquote><p>確かに,お金も大切ですよね.「いくら金があっても金の不安はなくならない」と言います.だから大金持ちにならなくてもいいけど,少なくともお金が理由で行動が制限されることは避けたい.そして正直に言えば,ある程度の贅沢はしたいし,家族にある程度の贅沢はさせてあげたいかな.<br> <br> </p><blockquote>・家族<br> ・友達<br> </blockquote><p>家族と友達が,ニコニコしていることが,幸せです.<br> <br> </p><blockquote>・良識<br> </blockquote><p>常識はなくとも,良識のある人間でいたい.言葉にすると陳腐ですが,迷ったら人として美しい方を選びたいと考えています.ちなみにその逆の人間,即ち,良識もないのに常識をふりかざす人が大嫌いです.<br> <br> </p><blockquote>・ピボット力<br> </blockquote><p><a href="https://peacepipe.toshiville.com/2019/08/why-do-you-work-out.html" target="_blank">筋トレを続けている理由</a> です.<br> <br> </p><blockquote>・信念<br> ・やりがい<br> ・自由で自分らしくあること<br> ・楽しんで生きること<br> ・本当にやりたいことをやること<br> </blockquote><p>友人達も挙げてくれましたが,やっぱりこの辺りって自分が大切にしている価値観だと思います.<br> <br> <br> さあ,自分が本当に大切なものも再認識できたので,高速で意思決定していきますよ.<br> <br> <br> <a href="https://peacepipe.toshiville.com/2015/01/20150103-mission-statement.html" target="_blank">Peace Pipe: ミッション・ステートメント 20150103 [mission-statement]</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-76510531356233386432020-09-11T23:57:00.018+09:002021-08-20T21:16:19.947+09:002030年という未来を想像 (創造) してみる [reflection]<p> このブログで何度か紹介していますが,私は Leo Laporte という,テック系 DJ の大ファンです.今日も,いつものように彼の番組を観ていたところ,とてもおもしろい企画が行われていました.それは,2009年に彼が予測した11年後の未来について,2020年になった今,答え合わせをするというものです.<br> <br> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/9aMOJCTTdIk?start=8430" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <br> <br> <br> これにインスパイアされて,自分も10年後の未来を予測してみました.<br> </p><blockquote>・世界のスーパー・パワーは,アメリカに代わり中国になる.第2位はインドであり,アメリカは3番手となる.<br> <br> ・日本はとても貧しくなる.但し,それがマスメディア変革のきっかけとなり,地上波テレビで真実が流れるようになる.<br> <br> ・世の中でヒットする音楽,映画,ドラマは,AI が制作するようになる.一方で,2020年の現在,「いつか AI が仕事を奪う」と言われているが,2030年にも同じことが言われている (つまりその未来は来ない).<br> <br> ・音楽や動画に加え,食品や日用品のサブスクリプション・サービス (定額制サービス) が普及する.<br> <br> ・一部のモニターは目の中に入るようになる.例えば,「AR メガネ」や「VR ゴーグル」は,それぞれ「コンタクトレンズ」になる (但し VR 自体は流行らない).<br> <br> ・コミュニケーション・メディアは音声中心になる.<br> <br> ・個人認証技術が進化し,任意のデバイスにログインできるようになる.例えば,泊まったホテルの部屋に設置してある (アマゾン・エコーのような) ホームアシスタント機器や PC は,普段自宅で使っているものと同じように使えるようになる.<br> <br> ・外食産業から派生した,「レシピ産業」が生まれる.北海道の飲食店はレシピを販売し,サービス提供者は購入者の地元素材をマッチングして調理法と共に届け,福岡にいる人は家庭にいながらその店の味を再現できるという具合.名店の全国展開,料理の楽しみの再発見,地産地消を同時に実現するサービスである.<br> <br> ・「一家に一台 3D プリンター」が当たり前になる.通販サイトでは,実際の商品に代わりそのデータが売買され,家の 3D プリンターでそれを出力する,というユースケースが生まれる.<br> <br> ・2020年の現在,GAFAM や FAANG と呼ばれる 大手 IT 企業 (Google, Amazon, Facebook, Apple, Microsoft, Netflix) が台頭している.これらのうち10年後に,どこがさらに勢力を伸ばし,どこが衰退しているかを予測することは難しいが,Tesla, Uber, Airbnb, Baidu, Alibaba, Tencent, Xiaomi のうち1つ以上は,その仲間入りをしている.<br> <br> ・大人が通う塾が流行る.そこで学ぶのは,「英語,プログラミング,栄養,マネーリテラシー」といった,学校では不十分,あるいはまったく教えない,でも生きていく上でとても役に立つ科目である.<br> <br> ・大学は「バッジ (学歴)」を買う場所になる.<br> <br> ・日本企業でもジョブ型雇用が一般的になる.<br> <br> ・予防医療が一般的になる.<br> <br> ・民間宇宙旅行が普及フェーズに入る.<br> <br> ・日本でも THC が解禁される.<br> ・同時に CBD にも注目が集まり,またアルコールを飲む人は年々少なくなるので,良質な CBD オイルを提供する「シラフ・バー」がブームになる.<br> <br> ・戦争とウイルスが航路と国境を再定義する.<br> </blockquote><p><br> …思いつくままにザッと書いてみました.<br> あと2つ,つけ足しておきましょう.<br> <br> <br> </p><blockquote>・2030年でも,Leo Laporte はバリバリの現役である.<br> </blockquote><p><br> もう12年以上も,私にインスピレーションを与え続けてくれている Leo Laporte には,感謝の言葉しかありません.いまだに,彼の人柄をよく表している,<a href="http://peacepipe.toshiville.com/2009/02/so-you-go-ahead-and-do-it-leo-laporte.html" target="_blank">このエピソード</a>が大好きです.ちょうど3年前には,<a href="https://peacepipe.toshiville.com/2017/10/im-at-twit-eastside-studio-diary.html" target="_blank">彼のスタジオを訪れること</a>もできました.ずっと現役でいてほしいですね.<br> <br> <br> </p><blockquote>・2030年,私は心身共に健康であり,お金のために働くのではなく,好きなことを突き詰めた結果それが仕事になり,ハッピーな毎日を送っている.<br> </blockquote><p><br> アラン・ケイは,「未来を予測する最善の方法は,それを発明することだ」と言いました.思いつくままに書いてみた2030年予測は,「きっと起きるだろうけど,起きてほしくないこと」と,「きっと起きないだろうけど,起きてほしいこと」が混在しています.どうせなら,後者の中で自分が一番ワクワクするものを,10年後には実際に手掛けていようと,そんなことを思った夜でした.<br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-59372558136140608782020-08-31T20:22:00.000+09:002020-09-01T20:23:45.624+09:00金沢 202008 [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/50292248038/in/dateposted-public/" title="L1000419.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/50292248038_a7c904b777.jpg" width="500" height="500" alt="L1000419.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157715794830006" target="_blank">Flickr photos: 金沢 202008</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-55004855989621611762020-08-25T18:51:00.002+09:002020-08-27T18:54:40.852+09:00大磯ロングビーチ 202008 [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/50274284392/in/dateposted-public/" title="IMG_5198.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/50274284392_0f328df1cf.jpg" width="500" height="500" alt="IMG_5198.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157715660872003" target="_blank">Flickr photos: 大磯ロングビーチ 202008</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-1264173615037782922020-08-09T20:41:00.000+09:002020-08-10T20:41:44.920+09:00松本 - 恵那 202008 [diary]<p> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/50209428608" title="L1000142.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/50209428608_819aa68b84.jpg" width="500" height="334" alt="L1000142.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> <br> <br> <a href="https://www.flickr.com/photos/toshied/albums/72157715432544123" target="_blank">Flickr photos: 松本 - 恵那 202008</a><br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0tag:blogger.com,1999:blog-20698238.post-11312929564138452102020-03-28T19:06:00.003+09:002020-05-18T17:06:16.034+09:00Hello New Normal [reflection]<p> 新型コロナウイルスに罹患された方々には謹んでお見舞い申し上げますとともに,一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます.既にこの世を去ってしまった方々,ご家族やご友人を亡くされた方々は指数関数的に増え続け,またイベントの延期・中止や顧客の減少などに伴い,雇用や収益に大きな影響が出ていることも認識しています.<br> <br> そんな中,不謹慎を承知であえて言うならば,この新型コロナウイルスは,真にリベラルな革命家であると,解釈しています.<br> <br> 人種,国籍,地位,資産,身分を一切無視して,<br> - 行き過ぎたグローバリゼーション<br> - 意図的に操作された株価と実態なく膨れ上がった経済<br> - オンラインの虚構<br> - 意思決定が遅い,あるいはできない組織<br> を,忖度なく強制的に是正する革命家.<br> <br> 犯罪や自殺を減らし,大気汚染や気候変動を軽減し,補償という名のベーシックインカムすらはじめてしまいました.個人レベルにおいても,普段の行動,常識,集団の中の在り方,衛生観念から時間の使い方まで,改めて見直すきっかけになっていることでしょう.<br> <br> 今こそ,習慣,働き方,そして生き方を変える "once in a lifetime opportunity" と理解し,今しかできないこと,今だからできることは何か,ゆっくりと考えてみたいと思います.<br> </p><blockquote>人生というものは,不公平にして不条理であり,予測不可能です.コツコツ頑張れば必ず成功するという保証はないし,仕事でもプライベートでも,想像もしなかったチャンスやピンチが,容赦なく突然やってきます.一瞬のチャンスを掴むことができるのか.ピンチを華麗にスルーすることができるのか.そんな時に身につけておきたいのは,フットワーク軽く方向転換できる,ピボット力です.<br> <br> (中略)<br> <br> 私が目指しているのは,ポジティブなことでもネガティブなことでも,それが起きた時に瞬時に判断できる瞬発力,転機をチャンスと捉えるマインド,必要であればこれまで培ってきたものを躊躇なく捨てて方向転換できる身軽さと体力,それらを可能にする人生のリズム感…総じてピボット力です.<br> <br> <a href="https://peacepipe.toshiville.com/2019/08/why-do-you-work-out.html" target="_blank">Peace Pipe: なぜ体を鍛えるのかについて,真面目に書いてみました [memo]</a><br> </blockquote><p><br> <br> それと,東日本大震災の時も感じたことですが,自粛することと,暗いムードでいることは違うと思います.明るく楽しく,自宅で自粛すればいいと思うんです.<br> <br> 皆様も,まずは睡眠・食事・運動という,基本中の基本を今一度しっかりと見直し,どうかご自愛下さいね.<br> <br> There's always light at the end of the tunnel - 「一寸先は光」と信じつつ,いつも心にユーモアを.<br> <br> <a data-flickr-embed="true" href="https://www.flickr.com/photos/toshied/48767606021/in/dateposted-public/" title="DSC01135_1.jpg"><img src="https://live.staticflickr.com/65535/48767606021_ec5d714c0c.jpg" width="500" height="400" alt="DSC01135_1.jpg"></a><script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script> <br> </p> Toshiya Hasegawahttp://www.blogger.com/profile/07861046321399030443[email protected]0