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スユアe-パブリシング研究会 伊藤 博
iPadの衝撃 グーグルのブック(全文)検索のためのデジタル化提案には出版業界全体が結束し黒船来港に対抗している。 昨年末のクリスマス商戦で、アマゾンが米国で電子書籍リーダー・キンドルを大ヒットさせたときも、不安は感じつつも傍観していた。しかし、アップルコンピュータのiPad の発表で一気にマスコミにも取り上げられ、発売と同時に大ヒットとなり、今秋から冬の発売が予想されるキンドルやソニーリーダーの日本語版発売にも向けて、にわかに出版・出版流通・印刷業界全体が対応を迫られることになった。 EPUBとは 米国の電子書籍標準化団体 IDPF ( International Digital Publishing Forum ) が1997年規定し公開した、電子書籍のオープン規格。2007年EPUB2.0制定から普及が始まる。Web標準化団体 W3Cの規格によるXHTMLとCSSのサブセットである。iPadやソニーリーダーなどの電子書籍リーダーで採用されている。現状では縦組、禁則処理、ルビなど日本語組版には対応していない。日本電子出版協会(JEPA)は2010年3月にIDPFに日本語要求仕様案を提出している。 米国での状況 ・電子出版ビジネスの領域 著者→エージェント・出版社(→ディストリビューター)→電子書店→eBookリーダー or PC+ビュワーソフト(読者) ・ビジネスモデル アマゾン・キンドル モデル: 書店に価格決定権がある。 エージェントモデル :出版社に価格決定権がある。アップル、ソニーの採用によりアマゾンも一部に採用。 ・電子書籍リーダー eBookリーダー eBookストア フォーマット ビュワー DRM キンドル400万台 アマゾン AZW , PDF 専用専用? ソニーリーダー ソニーリーダーストア EPUB 専用アドビACS4 Nook バーンズ&ノーブル EPUB 専用アドビACS4 iPad ・iPhone アップルiBook Store EPUB , 他(アプリ) iBooks , アプリ専用? 日本での状況 ・日本の電子出版ビジネス 携帯電話向けコンテンツ配信を中心に、PC向けコンテンツ配信も先行。コミックと写真集などを中心に世界一 500~1000億円近い電子書籍市場をつくっている。今後は携帯電話に加えて、電子書籍リーダーに書籍や 雑誌・新聞なども配信されることになろう。 ・日本産の電子書籍フォーマットとビュワーソフト フォーマット ビュワーソフト 開発元 適用先OS / 端末 .book , TTZ T-Time ボイジャー・ジャパン Win , Mac, 携帯電話 , iPhone ebi-j ebi.BookReader イーブックイニシアティブジャパン Win , Mac, 携帯電話 , iPhone BookSurfing BookSurfing セルシオ、ボイジャー・ジャパン共同開発 携帯5キャリア XMDF シャープ 携帯電話 独自 SpinMedia Browser ヤッパ iPhone 雑誌ビューア 大日本印刷 iPhone ・日本の電子書籍の取次会社(ディストリビューター) ビットウェイ シェア50% 凸版印刷グループ MBJ(モバイルブック・ジェーピー) 40% 大日本印刷グループ その他 10% パピレス、デジブックジャパンなど ・日本の電子書店 電子書店 電子書籍 URL eBook Japan コミック、書籍 http://www.ebookjapan.jp/ ビットウェイブックス 書籍、コミック http://books.bitway.ne.jp/ 電子書店パピレス コミック、書籍 http://papy.co.jp/ 電子文庫パブリ 書籍、コミック http://www.paburi.com/paburi/ (日本電子書籍出版社協会) 理想書店 コミック、書籍 http://www.dotbook.jp/store/ 楽天ダウンロード コミック、書籍 http://dl.rakuten.co.jp/ Yahoo!コミックス コミック、書籍 http://comics.yahoo.co.jp/magazine/ Space Townブックス コミック、書籍 http://books.spacetown.ne.jp/ PDABOOK..JP コミック、書籍 http://pdabook.jp/pdabook/ ウェッブの書斎 書籍、コミック http://www.shosai.ne.jp/ eブックランド 書籍、自費出版 http://www.e-bookland.net/index.html コミックシーモア 携帯コミック http://m.cmoa.jp/ MAGASTORE iPhone/iPad向け雑誌 http://www.magastore.jp/ その他iPhone/iPad向け書店(アプリ)には、電子文庫パブリ(XMDF/ドットブック対応)、理想書店Viewer、 著作権フリーの青空文庫用のアプリとして、i文庫、SkyBookや豊平文庫、英語版のiBooks、アマゾン・キンドルがある。 ・日本におけるiPad/iPhone への電子書籍配信 日本語版のアップルiBook Store が、今秋から冬の開店と推測されるため、現状では前述のようなアプリによるサードパーティの電子書籍や電子書店が主流である。 A.アプリ型電子書籍: コンテンツホルダーは、iTunes Store (App Store)を通して電子書籍アプリを販売する。 アプリはコンテンツとビュワーソフトが一体化したものである。 B.アプリ型電子書店: 電子書店は、iTunes Store (App Store)を通して電子書店アプリを販売または無料配布 する。電子書店アプリは、コンテンツ購入・保管・管理機能とビュワーで構成される。 ビュワーによりEPUBや.book, XMDF ,PDFや独自フォーマットの電子書籍ファイルを ダウンロード購入して読むことができる。 この場合も決済はiTunes Store (App Store)で 行なわれる。 アップルの販売・決済手数料は30%。アップル指定の販売価格帯から価格を設定する。
by hiro_ito777
| 2010-07-05 17:09
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