米Microsoftは1月10日(米国時間)、マルチテナント型に対応したCRMアプリケーション「Microsoft Dynamics CRM」(開発コード名:Titan)を、製品の早期評価・導入を行う「Technology Adoption Program」(TAP)でプレビューした。2007年半ばにリリースの予定。
Dynamics CRMは現行の「Microsoft Dynamics CRM 3.0」の進化版で、マルチテナント型アーキテクチャを採用したのが特徴。インストール型のほか、SaaSとしてホスティング形式でも提供する。インストール型とホスティング型で同一のコードベースを利用した。
ホスティングサービスは、MicrosoftのLiveブランド(Microsoft Dynamics Live CRM)のほか、パートナーからも提供される。同社によると、今年第1四半期中に300社のパートナーが、同第2四半期には1000社のパートナーがTAPに参加する予定という。
CRMなど業務アプリケーションのホスティングサービスは、米salesforce.comなどが市場をけん引し、米Oracle、独SAPなども提供を開始している。Microsoftはこれまで、パートナー経由でホスティングサービスを提供しており、自社ホスティングは初となる。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2007/jan07/01-10CRMTAPPR.mspx
( Infostand )
2007/01/11 08:54
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