口あたりはふわふわ。そっと噛むと、ほろほろ崩れていく繊細な口どけ。焼き菓子ですがボソボソしていないので口の中の水分を奪うことなく、むしろバナナのジューシーなうまみを口いっぱいに満たしてくれます。ふっくら4センチくらい厚みがあって、食べごたえも文句なし。
…で、これがですね。焼くことでさらに10倍おいしくなるんですよ。
一番良いのが、ホットサンドメーカーのような挟めるホットプレートでちょっと圧をかけながら両面焼きにすること。ご家庭にある方は、ぜひ試してみてください。また、普通のホットプレートでフライ返しなどを使って手動で押し焼きにしても良いでしょう。けっこうこんがり色づくまで焼いちゃいます。
するとどうでしょう。こんがり焼けた表面はサックサクになり、何よりも香ばしさが格段にアップ!この得も言われぬ香ばしさが、バナナの甘い風味をより引き立てるのです。そして中はぎゅっと生地の目が詰まって、しっとり吸い付くような口あたりに。外側のサクサクと、中のふわふわしっとりのギャップがたまりません!
なお、ご家庭にホットプレートがなければトースターでもOK。ただしトースターだと押して焼くことができないため全体にまんべんなく、浅く火が通り、表面の香ばしさやサクサク感、ギュッと詰まったしっとり感は多少劣ります。
外と中の食感のギャップがおいしくなるポイント
また、焼くだけでは飽き足らない、さらに上を目指したいという人は、これにバターをのせても良いでしょう。よりリッチな味わいと、しっとり濃厚な口どけが楽しめます。これがバナナブレッドの究極の食べ方だと私(筆者)は思っています。
もちろん、そのまま食べるか焼いて食べるかは人それぞれ好みによりますが、コンビニやスーパーなどで割と安価に買えるバナナブレッドは焼いた方がおいしいと個人的には思います。バナナブレッドの押し焼き、ぜひ中毒性を覚悟の上で試してみてくださいね!