ハンバーガーの上に寝転ぶバイトさんが裸足で逃げ出す大胆さです
現役首相の娘がヌードになったということで、フランスとニュージーランドではかなりの話題になっているこの作品。でも日本人としては、作品に表現された日本文化(?)の方が気になってしまいます。例えば、タコを頭の上にのせ、タコの足を口に咥えた作品。この作品で胸の部分に「神風」とあるのは、何を意味しているのでしょう?
「女体盛り」と書かれた作品の背景に「しんじ」とあるのも気になるところです。パリでは7月上旬に「Japan Expo 14th Impact」が開催されたばかり。会場では、人気アニメシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』の展示会が人気を博していました。ひょっとして、「しんじ」とは、エヴァの主人公「碇シンジ」を指しているのでしょうか?でも、それならカタカナで書いて欲しいところです。
このように、Stephanie Key さんによる日本文化理解が微妙に気になる一連のセルフポートレート作品は、しかし、多くのアーチストからの高い評価を受けているようです。英国メディア Daily Mail によれば、ファッションフォトグラファーの Chris Sisarich 氏は「彼女に才能があるのは明らかだ」と称賛しているそう。また、Key さんの通う美術学校の学生で、作品がイベントプロモーションに採用されたのは、彼女を含めてわずか6人とのこと。確かに、才能はあるのかもしれません。
では、Key さんの父親は、この作品についてどう思っているのでしょうか? Stephanie Key 氏の父親であるニュージランド首相 John Key 氏は、ローカルテレビ局のインタビューに答え、「写真は、学校のカリキュラムの一部だ。私たちは、彼女の作品を大変誇りに思う」と語っています。
第38代ニュージランド首相 John Key 氏