【モバマス】千夜「耳にバナナでも刺さっているのかお前は」
ちひろ「…ふぅ、これで一段落つきましたね」
ちひろ「今日は珍しく平和ですねぇ。いつもこうなら良いのに」
ダダダダダダダダダダダダダダダダ…
「…あ、短い平和でしたね」
バァンッ!
千夜「誰だ私のインナーをダイビングスーツにすり替えたのはァ!」
ちひろ「おはようございます千夜ちゃん」
千夜「…おはようございます」ハァ、ハァ
千夜「……」
ちひろ「何かお探しですか?」
千夜「あの男は、今どこに?」
ちひろ「ああ、プロデューサーさんならさっきちとせちゃんと中庭に行くって」
千夜「中庭ですね。情報提供感謝します」シュダッ
ちひろ「はぁい。いってらっしゃーい」
ちひろ「…」
ちひろ「あの子も随分馴染みましたねぇ」
ちひろ「この事務所の場合良い事なのかどうなのか微妙なところですけど」
バァンッ!
りあむ「誰だよぼくのアカウント凍結させたヤツはァ!やむぞぉ!?」
ちひろ「運営さんじゃないですか?」
りあむ「あれ?今日メンタルDV社畜は?」
ちひろ「あなたも随分馴染みましたね」
ちとせ「凄いわ!芸能事務所って中庭に釣りができる池があるのね」
P「多分うちくらいのもんだと思うけど。他にも菜園とか田んぼとか秘密の実験室とかもあるし」
ちとせ「凄いわ!もし何かあってもこの事務所の中だけで自給自足出来そうね!」ワクワク
P「ああ、菜園の果物は勝手に取っちゃ駄目だからな?食べるとインベスになる実とか泳げなくなる実とかあるから」
P「…よし出来た。それじゃあやってみ?」
ちとせ「うふふ、釣りなんて生まれて初めてだからドキドキするわ…。ねぇ、ここって何が釣れるの?」
P「んー、アジとかサバとかヒラメとかニジマスとかカンパチとか?」
ちとせ「お寿司食べたくなるラインナップね」
ちとせ「それじゃあ行くわよ~?どうせなら大物を狙いたいわ。カジキとか、あとカジキとか!」ヒュッ
P「流石に池にカジキは無理だろ」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…
P「うん?何やら白雪千夜が全力疾走してくるような地響きが…?」
千夜「お前ェ!!」ダダダダダダッ
P「鬼の形相の新人アイドルが一直線に突っ込んでくる恐怖!」
ちとせ「んー、釣れないわねぇ」
千夜「お前なぁ!この、おまっお前この野郎お前ぇ!!」ガシッ
P「ちょ、ステイステイ!落ち着けどうした!何があったか知らんが濡れ衣だ!」
千夜「嘘つけお前以外にこんなしょうもない事をする者がいるか!」
P「ちょっ、あんまり押すとバランスがっ、落ちるっ!落ちちゃうから!」
ちとせ「ポイントが悪いのかしら?それじゃあ投げ直してっと」ヒュンッ
P「ん?」プスッ
ちとせ「うんしょお!何か重たぁい」ブォンッ
P「ウェーーーーーーーーーーーーィ!!」ピューーーンッ
P「あばばばばばばばばば!?」
ちとせ「あははっ魔法使いさんが釣れちゃったわ♪」
千夜「ふん、自業自得だ」
P「あばばばばばばばばばばばば!?」バシャバシャ
ちとせ「…」
千夜「…」
P「あばばばばばばばばガボゴボガボゴボ!?」
ちとせ「…」
千夜「…」
P「……っ!………ッ!!……………」
ちとせ「…ねぇ千夜ちゃん?プロデューサーさん本気で溺れてない?」
千夜「…いや、あいつの事ですからどうせいつもの冗談では」
ちとせ「……浮いてこないわよ?」
千夜「…いやいやいやいや、騙されないでくださいお嬢様。どうせいつもの悪ふざけです」
ちとせ「……泡一つ浮いてこないわよ?」
千夜「…」
ちとせ「…」
千夜「……」
ちとせ「………」
千夜「ああ…もう世話の焼けるっ!!」ドボーン!
ちとせ「あはは♪千夜ちゃんのインナーをダイビングスーツにすり替えておいて丁度良かったわね♪」
千夜「犯人お嬢様ですかっ!」
P「え、千夜が風邪?」
ちとせ「ええ、昨日びしょ濡れになっちゃったじゃない?」
P「俺は全然平気なのになぁ…」
ちとせ「うーん、千夜ちゃんは人間だもん」
P「サラッと俺は人間じゃないみたいな言い方」
ちとせ「だから今日は朝からお世話してくれる人がいなくて」
P「ああ、だから左右の靴違うのか。あ、靴下もだわウケる」
ちとせ「ずーっと千夜ちゃんに頼り切ってたものねぇ」
P「取り合えず寝起きの卯月みたいなボサボサ頭直してやるから。ほれ」
ちとせ「はぁい」トテトテ
P「んで千夜は?」スッスッ
ちとせ「屋敷で寝てるわ。熱あるのに付いてくるって言うから大人しく休んでなさいって釘刺しておいたわ」
P「ああ、言いそう。でもってそれでも付いてきそう」
ちとせ「あんまり駄々を捏ねるから物理的に釘刺すわよ?って言ったら大人しく言う通りにしてくれたけど」
P「自称吸血鬼お嬢様怖ぇ」
ちとせ「と言う訳で今日は私が千夜ちゃんの分まで頑張るわね!」フンスッ
P「いや普通に千夜のスケジュールはキャンセルするから」
ちとせ「今日の私は千夜ちゃんの魂と共にあるから大丈夫よ!」
P「生霊引っこ抜かれた抜け殻が屋敷で横たわってる事になるんだけど」
ちとせ「トリニティちとせと呼んでくれても構わないわ」
P「1人足りてねぇ」
P「よし、今日1日俺が奴の代わりにちとせの僕になろうじゃあないか!」
ちとせ「あ、チェンジで」
P「え、ひどくない?」
ちとせ「冗談冗談♪ヴァンパイアジョークよ」
ちとせ「でも魔法使いさんに私の僕が務まるかしら?自分で言うのも何だけど私は物凄く面倒くさいわよ?」
P「夢見よりも?」
ちとせ「流石にあそこまでじゃないけど」
P「なに、この事務所には他にもお嬢様沢山いるし何とかなるさ」
ちとせ「確かにねぇ。事務所に日本の経済力どれだけ集めてるのって正直引いたわ」
P「んじゃ早速。まずは何をすればいいのかなお嬢様」
ちとせ「そうねえ。やっぱりまずは形から入らないと。僕ちゃんは僕ちゃんらしい格好をして貰わないと」
P「つまり俺が千夜の服を?」
ちとせ「別に止めやしないけど後で千夜ちゃんにシバかれるのプロデューサーさんよ?」
P(執事)「と言う訳で着替えてみました」
ちとせ「わぁ意外と似合うわ。黒目がドロッドロに濁ってるのが気になるけど」
P「小〇大輔ボイスでやった方がいい?」
ちとせ「悪魔な執事さんはちょっと遠慮したいわね」
P「小〇ボイスで吸血鬼相手…ロードローラー用意しとこうか」
ちとせ「この僕ちゃん全然ボケさせてくれない!」
凛「あれ、どうしたのプロデューサー。コスプレ?」カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ
P(執事)「ああ、ちょっとかくかくしかじかでな」
凛「ふーん、で、次予約できる?」カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ
P「そういうサービスじゃないから」
ちとせ「僕ちゃーん早くー」
まゆ「あらぁコスプレですかぁ?お似合いですよぉ」Rec
P(執事)「いや、ちょっと事情があーだこーだでな」
まゆ「ふぅん…1時間お幾らですかぁ?」Rec
ちとせ「僕ちゃんってばー早く早くー」
桃華「言い値で雇いますわ!!」バッ
P(執事)「突然白紙の小切手渡されても」
桃華「0が8個くらいまでならお小遣いで何とかなるかしら…あ、お年玉も使って…」ブツブツ
ちとせ「僕ちゃんってばぁー。遅刻しちゃうーマストレさんに怒られるの私なのよー?」
仁奈「すげー!クオリティたけーでごぜーますよ!」
P(羊)「メェェェェ~、ンメェェェェェェ」
仁奈「すげーすげー!えぐい完成度でやがります!」キャッキャッ
ちとせ「僕ちゃんエンカウント率高すぎぃー」
ガチャッ
ちとせ「よろしくお願いしまーす」
P(羊)「メェェェェ」
マストレ「時間ギリギリだぞ黒埼!あと羊を連れて来るんじゃあない!」
P「メェェェ」
ちとせ「僕ちゃんいつまで羊さんなの?」
P「いや、全然ツッコんでくれないから」スポッ
ちとせ「どちらかと言えば私ボケたいのよね」
P「俺もどちらかと言えばツッコミなんだけどな」
ちとせ「あはははははははは!」
P「爆笑されるような事は言ってない!」
ちとせ「一日臨時僕ちゃんな魔法使いさん?お嬢様は疲れて喉が渇いたわ」
P「おしることおでん缶どっちがいい?」
ちとせ「早くも千夜ちゃんが恋しい…」シクシク
P「まぁ、ちゃんと用意してるけどさ」スッ
ちとせ「隙あらばからかわないと生きていけない病か何かなのかしら……ぷはっ、伊右衛門美味しい♪」
P「綾鷹だよ」
ちとせ「それにしても、どんどんレッスンがきつくなってる気がするんだけど」
P「新人七人衆もじわじわ慣れて来た頃だからな。まだまだこれからハードになるぞ?」
ちとせ「私、もう長くないと思うの…」
P「志希のクスリと晶葉の改造どっちがいい?」
ちとせ「人としての尊厳を尊重してくれる手段をお願い」
P「また随分と難しい注文だな…」
ちとせ「えーんえーん、芸能界怖いわあ」
P「よし十分休んだな。次はボーカルレッスンでごぜーますよお嬢様」ヒョイッ
ちとせ「僕ちゃんはお嬢様を米俵みたいに担いだりしな…あ、結構楽しい♪」
千夜「へぷちっ!」
千夜「……お嬢様は今頃レッスンですね。大丈夫でしょうか…」
千夜「喉が渇いたと愚痴ってないでしょうか。疲れたからおんぶとか駄々をこねてないでしょうか。自販機押し間違えておでん缶買ったりしてないでしょうか…」
千夜「…」
千夜「……」
千夜「やはり心配だ。寝てなどいられるかっ!」ガバッ
P「ステイ」フッ
千夜「はう」プスッ
P「やれやれだぜ…こんな事になってるんじゃあねーかって来てみれば案の定ってやつだ」
千夜(な、何故、小〇大輔ボイス…?)
P「風邪を引いたらおとなしく布団に入って寝ているのが人間のルールだろう。病人は素直に寝てなさい」
千夜「びょ、病人に吹き矢を撃つか、普通…」プルプル
P「安心しろ。ただの痺れ薬だ」
千夜「お前、あとで、覚えてろよ…?」
千夜「…あと、何だ、その恰好……」
P(執事)「ああ、今日の俺は一日ちとせの僕ちゃんなんだ」
千夜「チェンジ」
P「んだとこのヤロウ」フッ
千夜「はう」プスッ
P「病人は寝てろ。意見は求めん」
千夜「すぴぃ…」
-たまに見る夢は、炎が荒れ狂う夢だった。-
-たいせつなものが、燃えていく夢。-
ファイヤー!!
-私の全てを焦がして、焼き尽くす。-
ボンバァー!!
-だから、私はなにも求めない。-
スウィーティー☆
-いつか燃えてしまうなら。 -
ヘーイ!
ヘーイ!
千夜「モノローグがやかましい!!」ガバッ
千夜「あれ、私はいつの間に寝て…」
千夜「違う、あいつに眠らされて…!」
ガチャッ
P「あ、起きてらウケる」
千夜「お前ぇ!」
P「おはよう。気分はどうだ?」
千夜「お前のお陰でこの上なく不快だ」
P「ほら体温計。熱測れ。あと食欲あるなら何か適当に用意するけど」
千夜「余計なお世話です。お前の世話になどなりません」
P「お前の次の仕事セクシーアニマルショー決定な」
千夜「お前ぇ!」
P「病気の時くらい素直に人の好意を受け取れ。さっさと治してさっさとちとせの僕ちゃんに戻りたいだろ?」
千夜「…」
千夜「借りを作ったつもりですか」
P「お前さんもまた随分面倒くさいなぁ。夢見と良い勝負だぞ」
千夜「仕事以外でお前と馴れ合うつもりはありません」
P「仕事だったら馴れ合うのか?」
千夜「お前の減らず口のせいで治るものも治らなくなりそうだ」
P「りんごでも摩り下ろしてやろうか?」
千夜「子供扱いするんじゃない」
P「あ、ビスコ買ってきたから夕飯の後で食べていいからな」
千夜「もうちょっとこっちにこい。叩いてやる」
千夜「指図は受けん」ムクッ
P「俺もお前の意見は聞かん」ペイッ
千夜「何をする」
P「病人は大人しく寝かせておくのがプロデューサーの使命ではないのか」
千夜「余計なお世話だ。退け、私はお前ほど暇では無いんだ」
P「屋敷の掃除ならもう終わったぞ?」
千夜「え」
千夜「…いや、他にもまだまだ色々とやる事は」
P「庭の手入れと洗濯と回覧板とアメトークの予約と夕飯の支度も済んでるからな」
千夜「」
P「リンゴ剥いたけど食べるか?」
千夜「お前の施しは受けません」
P「ちゃんとウサギの形にしたのに」ウサー
千夜「そういう問題では…ってリアルなウサギはやめろ!」
P「うん蜜たっぷりで瑞々しくて美味い。流石は辻野ブランド。マスコットキャラの美的センス以外は素晴らしいな」シャクシャク
千夜「…」シャクシャク
P「食欲もあるみたいで何よりだ。他に何か欲しいものあるか?」
千夜「お前のいない平和が欲しい」
P「ビスコは夕飯の後でな」
千夜「耳にバナナでも刺さっているのかお前は」
P「これでよし…と。ほら、ベッドのシーツ取り換えたからもういいぞ」
千夜「…」モソモソ
P「ちゃんと体拭けたか?」
千夜「余計なお世話だ」
P「んじゃ、しっかり毛布被ってもう少し寝てなさい。たっぷり汗かけば熱なんてすぐ下がるから」
千夜「この屈辱はいつか必ず晴らしてやる」
P「屈辱て」
千夜「甲斐甲斐しく世話を焼いても私のお前に対する感情は何も変わりませんよ。お生憎様」
P「そんなの期待してないっつの」
千夜「知ってますよ。お前、私をプロデュースする話を一度断ったんですよね」
P「お前、そんな話誰から…」
千夜「構いません。所詮私はお嬢様の一時の戯れで道化を演じる人形に過ぎません」
P「…」
千夜「お前の感情など私にはどうでもいい事です。ただ同情くらいはしてあげますよ。お前も仕事とは言え私のような者を舞台に立たせなければならないのですから。ご苦労な事です」
P「…」
千夜「まぁせいぜいお嬢様を楽しませなさい。それがお前の仕事であり義務なのですから」
P「…」
千夜「……おい、聞いているのか」
P「あ?悪いグラブルがアサルトタイムでさ」 ダンチョーチャン!
千夜「おまっ…台無しだお前ぇ!」
P「病気で心が弱ってる時のガキの妄言なんざいちいち真に受けてられっか。ほれ寝てろ」
千夜「他に何か言う事は無いのか!」
P「ラリホー!」
千夜「すぴぃ」スヤァ
P「ようやく大人しくなったか」
P「…」
P「そりゃあ、確かに上からの指示とは言え最初に聞いた時は流石に無理だと思ったよ」
P「ある意味夢見より酷かったからなぁ…お前たちの第一印象」
P「だから正直一度限りのお試し企画で終わらせるつもりだったんだけどさ」
P「……ステージの上のお前達と、ステージから降りてきた時のあの満足気な顔を見て、気が変わったんだよ」
P「…」
P「どうだ?思ってるより世界はずっと広いもんだろ」
P「お前たちはまだ若いんだ、そんな歳から勝手に自分の世界を決めつけて狭めてたらつまらないぞ」
P「俺が出来るのは舞台を用意してやる事だけだ。それからどうするかは自分で選べばいい」
P「出来ればお嬢様を言い訳にしたりしないで、な」
千夜「…」
P「って、あんまりうるさくしてると起こしちゃうか。そろそろお嬢様を迎えに行かんと」
P「ちゃんと寝てるんだぞ?良い子にしてたら後でビスコ上げるからな」
ガチャッ バタン
千夜「…」
千夜「……」
千夜「………」
千夜「…余計なお世話だ、ばーか」
P「屋敷に着きましたよお嬢様」
ちとせ「疲れてもう歩けないわー。一日僕ちゃんおんぶー」
P「ハハッお戯れを」ヒョイッ
ちとせ「脇に抱えられるなんて生まれて初めてっ」
P「すぐに晩ご飯にするから手ぇ洗ってきなさいお嬢様」
ちとせ「はぁーい♪ねぇねぇ、メニューは何かしら?」
P「今夜はおでんでごぜーますよ」
ちとせ「手洗いうがいして着替えてくるわ!」トテトテトテ
P「慌てなくてもおでんは逃げないっつの」
P「さてと、あの妖怪オマエオマエはちゃんと大人しくしてるかな?」
コンコン
P「入るぞー」ガチャッ
千夜「すぅ…」
P「よしよしちゃんと寝てるな。枕元にビスコ置いといてやろう」
ちとせ「あらあら、千夜ちゃんぐっすりねえ」
P「日頃の攻撃性が嘘みたいな穏やかな寝顔だな。本当に寝てる?加蓮に会いにいってない?」ムニィ
千夜「ふなっ」
ちとせ「攻撃性って、千夜ちゃんがあんな態度取るの魔法使いさんだけよ?」ムニーッ
千夜「むなっ」
P「アハハ変な顔。今のうち写メ撮ったろ」カシャッ
P「じゃあそろそろ帰るわ」
ちとせ「えー?泊まっていけばいいのに。部屋は沢山あるんだし」
千夜「早く帰れ」
P「そういう訳にはいかないっての。おでん沢山作ってあるからまた温めて食べなさい」
ちとせ「はぁーい」
千夜「早く帰れ」
P「千夜もすっかり元気になったみたいだし」
千夜「早く帰れ」
ちとせ「ごめんなさいねプロデューサーさん。千夜ちゃん他の人には最低限の礼儀は払うんだけど」
千夜「帰れ」
P「大丈夫大丈夫、気にしてないから」
ちとせ「そう?怒ってない?本当ははらわた煮えくり返ったりしてない?」
千夜「カエレ」
P「怒ってないって。だってこれ甘えてるだけだろ?」
千夜「ばーか、そんな訳あるかばーかばーか」
ちとせ「まぁそうなんだけど」
千夜「お嬢様!?」
P「ハハッわかりやすい奴」
千夜「ばーか、ばーかばーかばーかばーか」
ちとせ「活き活きとイチャイチャしてる千夜ちゃん尊すぎて寿命伸びるわぁ♪」
千夜「くっ…!常識人なのは私だけか!」
P「あははははははは!」
千夜「笑ったなお前このお前このっ!」
P「ゲホッ!ガホッ!ゲホゴホッ!カワゴエッ!」
P「ヴァ~…まさか1日遅れで風邪を引くとは…」
P「こんな時に限って芳乃は生放送だしアッキーは役員会議だし…」 ピンポーン
P「…なんだ誰だ俺が風邪引いてるのを知らんのか」 ピンポーン
P「はいはい、今出ますよ~…」
ガチャッ
千夜「なんだ生きていたのか」
P「チェンジ」バタンッ
千夜「言った筈だ。屈辱は必ず晴らしてやると」
P「こいつドアに足挟んでやがる!」
千夜「ステイ」フッ
P「はうっ」プスッ
千夜「さてと…まずは何から始めましょうか」
P「おま、病人に、吹き矢…」
ちひろ「あら?今日は僕ちゃんはどうしたんですか?」
ちとせ「今頃きっと報復してるんじゃないかな♪」
アッキー「終わりだ」
優「アッキー次は株主総会だよー」
と言う訳で新人の白黒コンビちーちゃんズSS、と言うより千夜SSになっちゃいましたね。何でだろ。
登場当初はある意味夢見以上に「どないせぇっちゅーねんコイツ」と思ってましたが自分なりの調理法を何となく見つけた結果がコレです。
多分次回は間に合えば某豚マイスターのお話になるかと思いますが間に合わないかもしれません。県民性のせいです。
オツカーレ
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