EDIUS6.5の発売と同時にリリースされた、Grass Valley Codec Option(無償版)。
本体よりもコッチって声がチラホラ…と聞こえて来るぐらいHQX/HQ codecのフリー化が注目されています。

Grass Valley【Canopus】HQX/HQコーデック

今回のコーデックオプションが今までと違う所は?これまでもデコード(再生)は無料で公開されていました。
では、何が違うの?

エンコードもフリー

エンコード(録画)がフリー化(無償公開)しました。
これ…Win環境でEDIUSなどグラスバレー製品を使用しているユーザーには出来て当然!それがどうした?
的な、ちょっとした機能追加なんですが…グラスバレー製品以外の映像系ソフトからもHQX/HQコーデックが書き出せるって事なんですね~
まぁEDIUS使ってないユーザーがHQX/HQコーデックを使いたいの?みたいな疑問は発生するとは思いますが、とにかく使えるようになります。

そして、映像記録装置(業務用外部レコーダー、PC用レコーダー、家庭用TVレコーダー)でも使おうと思えばHQX/HQコーデックで録画ができちゃう!って事です。
もちろん、各ソフトウェアメーカーや業務機メーカー、家電メーカーそしてユーザーが使いたいと思えば…なんですが。。

Macで使えるQuickTime版も無償化

さて、ここが目玉!
Mac版のコーデックオプションも無償リリース!そしてQuickTimeにも対応!
movファイルの内包コーデックとしてHQX/HQコーデックが使えるんです!

これが超目玉!ですね♪

MacにコーデックさえインストールすればFCPとの連携、Motionが使える!Win⇔Mac間で自由に軽快に使えて編集用途に耐えられるアルファ対応の動画コーデックが誕生しました。

Next-Zeroさんを初め、Mac版Grass Valley HQX/HQ codec optionのレビューが公開されだしました。
Mac QuickTime内では「Canopus HQX」と表示されるようですね。

Grass Valley HQX【Canopus HQX】コーデックとは

主な特徴:

EDIUS 6.5 製品情報 | テクノロジーより

●高画質・実時間高速処理
●イントラフレーム圧縮
●4:2:2コンポーネント(YCbCr 4:2:2)対応
●アルファチャネル付きデータ(YCbCrA 4:2:2:4)に対応
●10bit深度
●1920×1080 50i/59.94i、50p/59.94p にも対応
●4k(4096×2160)までの解像度に対応
●放送フォーマットに捉われないフレームサイズ/レート、フィールドオーダー、ピクセルアスペクト比に対応
●インターレース映像に効果的に対応できるアダプティブな変換処理
●プログレッシブ映像に効果的に対応できるプログレッシブモード
●高い世代耐性(圧縮・伸長を繰り返した場合の映像劣化が小さい)
●非圧縮に匹敵する高画質から低ビットレートまで、フレキシブルに適用可能
●Mac対応
●フリーコーデック

今回のコーデックの無償化で、Win・Macに関わらず無料で高品質に軽快に使える動画コーデックとして唯一無比のコーデックとなったHQX/HQコーデック。GV社からホワイトペーパーもリリースされています。

実際、技術系ではないのでテクニカルな所は詳しく理解できてもいないし、分からないんですが…

必要に足る画質+軽快さ(ファイル容量の小ささ)+環境を選ばないコーデック

って所で、Grass Valley HQX/HQ コーデックには頑張って頂きたい。
あとは、ソフトウェアベンダーやハードウェアベンダーに如何に売り込めるか…がんばって欲しい所です。

【追記120707:参考になるサイト】
MotionworksさんがMACをメインで使うユーザー目線でのGrass Valley Codec Option 動作検証を為になります。

EDIUSからMACの移動用としては有り、HQX-AVIがMACで読めるのも有り、MAC(FCPX・Premiere)からの出力コーデックとしては現時点で、まだ注意が必要なようです。

うーんなるほど!

EDIUS Pro 6.5 EPR65-STRJ EDIUS Pro 6.5 アップグレード版 EPR65-UGRJ