池田信夫先生の匿名問題は、本人がmixiに行けばいいだけではないか
ウェブを「匿名の卑怯者」の楽園から脱却させるには - 池田信夫 blog
というくだりを見て、どうも腑に落ちない。そこに群れるお子様たちは、匿名で悪口を書ける(しかも反撃されない)おもちゃを取り上げられるのがいやなのだ。既得権にしがみついて自立できない古い日本人の卑しさを、彼らも受け継いでいるわけだ。
実名じゃなくてもOpenIDならOKで、匿名のはてなブックマークユーザーの反論は全て卑怯者呼ばわり。
この方こそ、実名の名において、不特定多数の人間に誹謗中傷を繰り返していると感じ、反論しておきたい。
そもそも他人のwebサービスを利用している
他人のシステムを利用し、その結果多くの人に発言するツールを得た大人の池田氏。
実名ではない、私のこの記事も、卑怯者の記事となるだろう。
OpenIDを池田氏は許しても、反論する人間みな敵だろうとさえ思える発言が多い。
はてなブックマークだって『はてな』が作ったシステムであり、それを利用しているはてなブックマーカー達もそうだけど、インターネットのwebサービスを使わせてもらっている存在です。
そのサービスにはそれぞれの特徴があり、事実池田氏のブログは、日本だろうが海外だろうが、インターネット環境さえあれば、閲覧可能な状態を自分で作り上げている。
そういうサービスを利用しているからですよね。
インターネットが自由な世界と言われたって、モバゲーには厳しいルールがあったり、FC2ブログだって一定のルールを利用者に与えている。
はてなにしてもそうですね。
つまり実名のルールが必要ならば、自分でサービスを創ればいい
それが自由で無秩序となっているインターネットのルールではないでしょうか?
しかもこんなのは昔から当たり前のルール。
と他人のサービスにケチつけるのは、池田氏にとって不愉快なブックマークコメントが付くからに他ならない。既得権にしがみついて自立できない古い日本人の卑しさを、彼らも受け継いでいるわけだ。
なぜならはてなブックマークユーザーもOpenIDだからです。
プライベートIDには発言権が与えられていませんから・・・・・・ね。
Yahoo! JAPANのアカウントがOpenIDとして利用可能に
アカウントをOpenIDとして使える日本の大規模サービスはほかに、livedoor、はてながある。
不特定多数に発言する権利を、インターネットでは簡単に手に入れる事が出来るのが面白いところでも有りますが、同時に不特定多数からの反論や批判を受ける場でもある。
反論、批判を受けたくないならインターネットで発言するのをやめればいいのではないですか?
それが嫌なら自分でそうしたブログシステムでも作れば解決するんじゃないですか?
はてなブックマークが絶対できないシステムを作ればいいだけではないですか?
人のシステムに乗っかっておいてそりゃないですよ先生。
さも己自身の力で月間100万PVになった、とか発言されてますが、はてなの力もそうとう加わってますよ先生。
彼は気づいている。ウェブを「匿名の卑怯者」の楽園から脱却させるには
たしかに人畜無害な話ばかりしていれば、誰も批判しないだろうが、そんなメディアには存在価値もない。はてなが「イデオロギーとか政治にかかわる」発言を封殺する暗黙の言論弾圧の装置になっていることに、彼は気付いているのだろうか。
あなたが100万PVのメディアになったのは『はてな』のおかげだと。
誹謗中傷の多い、はてなブックマークサービスからのアクセスを防ぎたい。
そんな池田氏にお勧めなのは『ミクシィ』です。
池田氏が望む、気持ちいいコメントのみをはべらかしたいのであれば、mixiに行けばほぼ100%解決します。
何を悩む必要があるんですか。
だけど多くの人間に影響のある発言がしたい
そんな悩みを解決するなら『ネット』じゃなく、『リアル』媒体がお勧めです。
自分で雑誌作るなり、新聞作るなりして、配ればいい。
低コストで済ませたいから『ネット』ですか?
だから反論、誹謗、中傷、批判も低コストでされちゃうんですよね?
低コストでより多くの人間に伝える事が出来るツール。
ブログを手に入れた池田先生。
既得権(ブログ)を振りかざし、紙媒体などの反論の受けにくい古い情報伝達方法にしがみつき、戦争中のような反論を許さない人為的メディアとなっている日本人の卑しさが池田先生からひしひしとにじみ出ちゃってるんですよ。
死ねばいいと言われるのは傷つくし、酷いもんです。
でも、ブログというサービスその物が、多くの人間に発言する事を、低コストで可能にする力を持っている媒体である限り、低コストで反論される媒体でもある。
ブログっていう媒体は、アイドルの誹謗中傷書けば炎上すると言ったって、アイドルだって変な事書けば炎上するんです。
それでも不特定多数に何らかの発信をするんだから、何らかの覚悟が必要なんじゃないでしょうか。
と、おっしゃいますが、自分の好き勝手な発言しかしないブログにも存在価値があるとは思えません。たしかに人畜無害な話ばかりしていれば、誰も批判しないだろうが、そんなメディアには存在価値もない。
むしろ、周りの反応を含めた媒体にこそ、webは価値があると言えます。
そういう意味では、池田先生がよく口にする『私のブログは月間100万PV』も、周りの反応があって、始めて実現している事だと言えますよね。
そんな周りの反応を操作できないからと言って非難するのは、ちょっと違うんじゃないかなと感じ、記事にさせていただきました。
ちなみに
と発言したのは自分の影響力を語りたかったんだと思いますが、それもはてなのおかげである部分が大きいと思いますよ。ウェブを「匿名の卑怯者」の楽園から脱却させるには
ブログ検索サービスの「テクノラティ」によれば、過去半年間に869個のサイトから4023のリンクが張られ、日本のブログで29位だ(2月4日現在)。
そんなこというなら、私はテクノラティによれば、日本のブログで20位(2月6日現在)ですよ。
これ、発言して虚しくないですか?(笑)