モバゲー潜入レポ2。モバゲーは広告をもっとよく選んで表示する義務があるんじゃないかな
モバゲー潜入。『25歳以上♂禁止』とかにへこむ28歳。モバゲーのゲームはおまけだったのか
今回見ていこうと思ったのは広告と、モバゲータウンの独自の文化。
・スポンサーを選ばなくなったらモバゲーは悪
・心理テストをさせて、その後に待っていたのは・・・
・オフ会禁止の理由
・メールを覗きますと言う前置き
前回の記事でも指摘を受けていた部分があったのですが、当初から書こうと思っていたので書いておきます。
ゲームサイトではない。ましてポイントサイトでもない。
前記事のはてぶコメントやコメントなどに
『ポイントサイトか』『MMORPGか』 などの言及がありました。
実際に考えてみると、モバゲーのそれは異質です。
なぜなら、通常、オンラインゲームの通貨は、オンラインゲーム内で稼ぐというのが一般的だからです。
リアルマネートレードという『現金』と『ゲーム通貨』をトレードするサービスが後をたたないけど、ファイナルファンタジー11等、禁止としているところも多い。
そのたった一つの理由は、ゲーム内の通貨はゲーム内で稼ぐという行為を強化することで、よりゲーム内に没頭させるためだ。
↑情報収集ミス。
ゲーム内アイテムを現金取引を禁止する法律が進んでいるの間違い。
ところがモバゲータウンは違う。
ゲーム内でゲームをいくらしても、その行為に対してはモバゴールド(モバゲーの通貨)を稼ぐ事は出来ない。
稼ぐためには、前回紹介したとおり、スポンサーサイトへの登録などが必要になる。
つまり登録料として、無料~300円程度の小銭を払うことでモバゴールドをもらう必要がある。
実際モバゲータウンが、それらスポンサーサイトをどうやって紹介しているのか、見たらきっとみな驚くと思う。
『モバGを楽に稼ぐ!』
こんな紹介です。パソコンもした事がないユーザー達は、スポンサーに登録することへの抵抗感などない人だっているはずです。
そんな抵抗感のないユーザーへの言葉が、楽にモバゲーを稼ぐという案内というのはどうなんでしょうか。
ポイントサイトよりも悪質に感じてしまう理由
ポイントサイトとは、モバゲータウンでいうスポンサーサイトへの登録で、ポイントをもらったり、現金をもらったりというサイトです。
例えば資料請求をするだけで500円もらえたり、クレジットカードを一枚作れば2000円もらえたりというサービスの中間にいる業者を言う。
ポイントサイトのほとんどが、現実の私達に対して、ほぼ100%報酬を支払ってくれます。
つまり、現実世界での通貨を渡されるわけですから、生活に何らかのプラスになります。
ところが、モバゲータウンはそれらの登録料に、モバゴールドという通貨を渡します。
この違いは非常に大きなポイントです。
スポンサーなどに登録するときには、住所や名前を聞かれるサイトもあれば、メールアドレスだけですむところもあります。
無料のところは大体個人情報を聞かれます。
有料(100~300円程度)のところは何も聞かれない所もあります。
ただサイトに登録し、毎月お金を電話料金に乗せればいいだけなんです。
親指一つで契約が終わり、最終的には携帯料金の請求に乗ってやってきます。
はて。
いったい誰がそのお金を払っているのだろうか。
モバゲータウンで、それなりにすばらしいアバターを持ち、さらに毎日違う服を着ている人なんてゴロゴロいる。
その年齢というのが18歳未満というのが非常に多い。
アルバイトでもして自分で稼ぎ、自分で携帯料金を支払っている人になんて、だれも文句も言いません。
でも実際は親が支払っている人もいるだろう。
そう考えると、このサイクルが、いかに有名なサイトであろうと、悪質に感じてしまう。
ポイントがほしいユーザーに対する稼がせ方が、いやらしすぎ。
なぜもっと早く、多くの人が、これに対して何も言わないのか不思議なくらいです。
いい大人たちが、若者をターゲットに、『携帯電話料金支払いサイクル』という請求を利用し、その親から知らないうちに現金を回収しようとしているように見える。
スポンサーを選ばなくなったら完全な悪ではないか
現在はスポンサーを選んでいると聞く。
だからよほどの事がない限り、変なスポンサーに行き着くことはないそうですが、今日は色々とスポンサー周りをして確認したことが一つある。
それは、資格案内サイトのスポンサーが結構多い。
その仕掛けは、若者向けに作られており、道の決まっていない人たちにとっては十分な仕掛けが満載だ。
例えば、『あなたの深層心理を無料で診断』なんていう広告を『踏む』と、心理テストが始まった。
通常であれば私はそんなものすぐに閉じますが、今回はレポートなので全てやることにした。
すると、色々な2択が出てくる。
その2択をといていくと、診断結果が出てくるのですが、これがまたひどい。
『あなたにもっとも適した仕事は心理学者で、次のような資格が求められます』(内容はこんな感じであり、正確ではない)
こんな感じで、アロマなんとかという資格を推し進められるのだが、道の決まっていない中高生にとって、これはいかがなものか。
将来に向けてどんな夢をももてない人もいるだろうし、せっかく持てても、それに自信を持てない人だっている。
そんな中高生の道を、たった4問の心理テストで変えさせて、資格を取らせて、いったいどうしようというのだろう。
そんなスポンサーを堂々と表示するモバゲータウンに、自分達の子供がはまっているという状況を、もっと大人が気がついてあげなければいけないのではないかと思う。
それでも気がつかない理由はただ一つ
だれもこれまで、何も言わない理由というのはなんだろうと考えると、答えは一つ。
大人と呼ばれる人たちが、このモバゲータウンを利用する気にならないように、巧妙に仕組まれている。
1)現実で会う事禁止
最大の理由はこれではないだろうか。
コミュニティーの形成の基本は、最終的に会う事だと思う。
出会い系サイト等もそうだし、ミクシーにしてもそうだけど、会う事を禁止するという行為は、モバゲータウン最大の肝。
その理由はお互いがコミニケーションをとる為には、モバゲーにアクセスしなければならないという状況を作り出すため以外、恐らく存在しませんよね?
これは、俗に言うスナックとか、そういう類のものではないか。
とにかくそこに行かなければコミュニケーションが取れないようにしている。メールもモバゲーのウェブメールを推奨し、基本的に現実のメールアドレスなどの交換は禁止されているのだ。
いい大人が、完全にモバゲーの中に住むことなどありえない。
まして、それを利用して会う事が禁止されているのであれば、ビジネスにも全く適さないのは当然。
これこそが大人を寄せ付けない強固な扉となっている。
2)メールの内容確認します
これも不思議すぎるが、名目は上の禁止行為を確認するために行うという。
パソコンユーザーが、わざわざそんな覗かれるとわかっているメール等あまり使わないと思う。
3)モバゲーから送られてくるメールが不愉快
人それぞれだとは思いますが、突然『モバゲーのマキです♪もう秋冬物買ったー!みんなもAU支払いサポートで、ルフィーになりきっちゃおう♪』なんてメールをよこしてくる。
誰だよと突っ込みたくなる人も少なくないはずです。
ちなみにアバターを、アニメワンピースのキャラクターにすることが出来るらしいのですが、現金でたしか300円取られます。
そして、おまけとしてモバゴールドが300Gついて来るそうです。
こういった理由から、完全な若者向けであり、あくまでもモバイルユーザーをターゲットとしている。
パソコンユーザーは多分このモバゲーを始めても、あらゆることが不可解だろうと思う。
そんなわけで、みなさんも始めてみませんか
私にとって異空間とも言えるこの世界。
勉強になるところは多い。それはモバイルという世界のあり方です。
これが良いなんて私は思わないのですが、やはり成功しているサイトの潜入は勉強になりますよ。
是非、みなさんの新しいレポートを待っています。
では。