人気ブロガーの特徴は3つの属性のいずれかでしかない
2013年12月23日 公開

冒頭から全然関係ない話なんですが、たまにあるじゃないですか。
「このバームクーヘンをブログに書いて。」っていう無茶ぶり。もちろんうちのブログはおもしろサービスとかよさ気なものは紹介していくスタイルなので、メールで受け付けてますけど、それ以外に。
これ書いたら絶対いける。
ホッテントリ間違いなし。大拡散間違いなし。
Facebookでモテモテ、彼女も出来て、お金もバンバン入ってくる。
だからこれ書くべき的な。んまぁ、これならまだギリギリ許せるラインなんですけど、そうじゃなくて単にこれについて書いてみたいなノリ。
なんかこれについてずっと考えていた結果、突然、面白いブロガーの特徴は3つしかないなという答えが出てしまったので書いておきます。
ブログで面白い事書く人の特徴
面白いブロガー、イケてるブロガーは、だいたいからして、それなりに理由があってその地位にいるような気がします。
で、この特徴と言うのは以下の3つしかないと思います。
1)例えば、あのブロガーだったら、こういうニュースがでたら絶対なんか面白い事書いてぶつけてくるだろうな・・・はい書いたーやっぱり書いたー、おもしれーッていう流れのブログ。
よく見かけますよね、このパターン。
セキュリティの大先生のブログだったり、切り込む系の隊長のブログだったり、脱社畜系のブログだったり。
つまり「あのブロガーなら絶対に書いてくれるだろうと思わせたら勝ち」っていうポジション。
2)例えば、あのブロガーだったら、絶対何を書くか予測不能すぎて、次の記事が楽しみでしょうがない的な。
よくありますよね。もしも矢沢永吉が桃太郎だったら?とかオモコロ系とかそういうの。
つまり「自分が考える脳みそとは何か違うものをいつも考えていると思わせたら勝ち」っていうポジション。
3)例えば、あのブロガーだったら、こういう情報は絶対わかりやすく解説してくれるだろうとか、このカテゴリに関しては絶対新しい情報が掲載されているとか、とりあえず常時フォローだけはしておいて、気になるものはチェックしとこう的な。
つまり「いつもなんか役立つ情報をさらっとお届けしてくれると思わせたら勝ち」っていうポジション。
もう多分この3つに集約されちゃっているのかなと思うわけですよ。
これ以外ないだろうと。
「思わせたら勝ち」ここが重要
どれもそうですが、思わせたら勝ちなのであって、自分から攻めているというのが重要なのです。その人のセンスというか、その人が出したいタイミングであったり、取り扱うカテゴリーであったり、圧倒的閃きであったり。
逆に、自分からなんも考えずにだらだらとやっていると、印象がうすくなり、大した人気もとれずに終わるパターンが多いわけです。
これと同じようにですね、あるアンケートを実施したことがあるんですよ。
書きたい記事のタイトルをだらだら書いて、その中で一番見たいものを答えてもらい、それを書く、という企画です。
で、結果は惨敗といいますか。
5年位前なので、何を聞いたのかも覚えてないんですけど、その時は
「何を書くか予測でき、かつタイトルで答えが出るようなもの」なんて、書いててもつまらないんですよね。不思議と。
当たるか当たらないか、わからないから記事は書くのが楽しい気がするわけです。きっとそれは見る方も伝わって、つまらない物になるんだろうなと結論付けた記憶だけはあります。
つまり、これを現実に置き換えるとですね、
大好きなあの子をデートに誘うときに『全てのルート、どこへ行く、どこでどんなプレゼントをする』ということを、事前に【デートのしおり】なるものを作って渡すのと一緒じゃないかなと。

これって、渡してしまったら、渡した本人もワクワクが減って楽しみがなくなりますよね。もらった方も当たり前ですけど、ハズレデートなのかどうかが事前にわかりますが、当日のワクワクも無ければ、楽しみもあったもんじゃないですよね。
で、イケてる奴って言うのは、結局事前に何をするのかを伏せたまま、この当日を素晴らしい日にしてしまうわけじゃないですか。憧れちゃいますけど。
これと同じで、ブロガーも、決して何を書くかを悟られず、安心感も与えないけど、イケてるブロガーと言うのは、結局読み手をくすぐる事をスマートに書くんだろうなと思うわけです。
つまり、読者の要望の受けに回った時点で、もうイケてないんだと言えるわけですよ。
そのタイミングこそがブロガーのセンス?
取り扱っているネタもそうですし、書いている内容もそうですし、わかりやすさとかそういった創意工夫も大事なんですけど、上で紹介した3つの特徴に共通することっって、それらを、どのタイミングで、どの人に向けて、何を出すかを考えるそのスキルが高い事が上げられます。
これって芸人も一緒じゃないかなと。
なんか面白い芸やって。
こういう無茶ぶりで面白く出来る芸人ってそうそういないですよね。
でもそれでも面白く表現できちゃう芸人はたまにいますけど、ほとんどの芸人はどのタイミングで、何を出すかが重要なポイントであって、これやってよって言われてやって、面白いわけがないんですよね。
そんなわけでして、ブロガーにこれ書いてって言って、実際にそれをブロガーが書いたとして、面白くなるのかというと・・・かなり難しい気がするわけです。
つまりこの無茶ぶりの前には、どんなに素晴らしいネタも全て台無しになる可能性が非常に高いので、みなさんも「これ書いて」というノリには注意してくださいね、というお話でした。
それでは、また。