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2024年12月21日号
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今週の週刊ダイヤモンド2024年12月21日号[990円]

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特集 銀行&信金・信組 最新序列2025

本格的な金利上昇が始まって、間もなく1年。銀行の事業環境は一変した。企業や個人への貸し出しで利益を追求する一方、預金獲得も進めなければならない。投資家や金融当局からは、
政策保有株式について厳しい目が向けられている。さらに足元では、国内金利上昇による、有価証券の含み損増大リスクも浮上している。金利上昇による良しあしがはっきりと出始めた今、銀行の本業力はこれまで以上に問われている。そこで銀行103行と254の信用金庫、132の信用組合の財務データを徹底検証。金利上昇時代を生きる銀行&信金・信組の内情に迫った。

ココが見どころ

銀行・信金&信組「最新ランキング2025」、負け組5位高知・勝ち組1位は伊予!金利上昇時代に付き合うべき銀行は?

『週刊ダイヤモンド』12月21日号の第1特集は「銀行&信金・信組最新序列2025」。金利上昇時代に突入し、事業環境が好転している金融機関ですが、実はそれぞれの実力によって、勝ち負けが鮮明になっています。そこで独自の4指標を使って本業衰退度ランキングを作成し、最新序列を掲載しました。

目次

24年12月21日号

  • 【特集】銀行&信金・信組 最新序列2025


  • 「Part 1」金利上昇、日米リーダー刷新、産業構造変化… 開幕! 銀行&信金・信組 「新サバイバル戦」

  • 三菱UFJがトヨタ経済圏争奪戦でリード 新出向ポストが帯びる"特命"
  • みずほ&楽天カード提携がのろし 銀行リテール再編「第2幕」
  • 坪単価100万円でも底堅い資金需要 不動産バブルに乗る"熊本地銀"
  • (Interview)笠原慶久●九州フィナンシャルグループ社長兼肥後銀行頭取
  • PSMC撤退できらやか銀行が窮地 経営強化計画の前提崩壊
  • 伊予銀行の"お家芸"に地銀熱視線 船舶金融の高い参入障壁

  • 「Part 2」金利上昇時代に勝てる銀行・負ける銀行 銀行「本業衰退度」ランキング

  • ジリ貧筆頭は長野、勝ち組は伊予 4指標で測る地銀の"本業力"
  • 株主賛成率とPBRで市場評価を判定 地銀頭取74人ランキング
  • (Interview)高橋靖英●大分銀行頭取
  • (Column)楽天銀行1.5兆円獲得で圧倒 小売り系銀行は賞味期限切れ?

  • 「Part 3」個人投資家必見! 政策保有株分析で判明 「金持ち地銀」の実像

  • 株価が割安な"金持ち地銀"を抽出 上場地銀を二つの指標で評価
  • (Interview)井村俊哉●個人投資家
  • 金融庁が「旧政策株」開示方針を提示 株の売却圧力に地銀激震
  • (Interview)林 敬治●大垣共立銀行頭取
  • (Interview)新発田龍史●金融庁企画市場局審議官(開示担当)

  • 「Part 4」金利上昇で格差拡大! 信金・信組 最新「業績浮上力」ランキング


  • 【特集2】2025年 金融 人事コンフィデンシャル


  • 【News】

  • (Close Up)過度な便宜供与の実態を調査! FPパートナーに金融庁検査
  • (Close Up)洋上風力コンペ勝者が阿鼻叫喚 政府が「無慈悲」ルール変更

  • 「ウォール・ストリート・ジャーナル発」

  • マスク氏の比類なき権力、ライバル勢に脅威
  • バイデン氏の意外な中東和平戦略 トランプ氏と協力

  • 「政策マーケットラボ」

  • トランプ政策で米経済「独り勝ち」 高関税・移民制限の影響を読み解く
  • 長井滋人●オックスフォード・エコノミクス在日代表
  • マスク氏「政府効率化省」の"衝撃度" 政府予算「年5000億ドル削減」の大ナタ!?
  • 木内登英●野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト

  • 「Data」

  • (数字は語る)
  • 85.3% 地方から東京都への流入者数に占める20~29歳の割合●小黒一正

  • 【連載・コラム】
  • 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
  • 池上彰と増田ユリヤの世界最前線
  • 小林快次/大人のための最先端理科
  • 菅 義偉/官邸の決断
  • 山本洋子/新日本酒紀行
  • 井手ゆきえ/カラダご医見番
  • 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
  • Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
  • Book Reviews/オフタイムの楽しみ
  • Book Reviews/目利きのお気に入り
  • Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
  • 後藤謙次/永田町ライヴ!
  • From Readers From Editors
  • 世界遺産を撮る

次号予告

2024年12月28日号

特集2025総予測新時代の幕開けだ! どう変わる? 株価・賃金・物価・金利・企業業績

特集2107人の経済学者・エコノミストが選んだベスト経済書

※特集タイトルや内容は、変わることがあります。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 永吉泰貴

    バッティングは上達

     最近、バッティングセンターにはまっています。息をするように26回利用券を消費してきた日々のおかげか、気が付けば打球飛距離が伸び、スイングスピードも速くなっているのを実感します。
     片や、なぜか伸びないのが原稿の執筆スピード。記者1年目の頃からあまり向上していない気がします。さすがにバッティングセンターよりも時間を費やしてきたはずですが、この違いは何なのか。
     ChatGPTに聞いたところ、「面白い対比ですね」とちゃかされた後、「原稿は単に速く書けばいいのではありません。読者を意識した書き方など、スピードと質のバランスが重要です」と正論で𠮟られました。読者を第一に考えて書き上げた銀行特集、ぜひご笑覧ください。

  • 副編集長 臼井真粧美

    郵便局の窓口の面倒な人

     郵便局窓口に銀行関係の手続きで訪れた先日、マネーローンダリング防止などを目的に、職業や取引目的の申告を求められました。
     その内容が年収などにも及んでボリューミー。ここに至るまでの手続きで窓口側のスムーズさが欠けていたのもあって、「時間がかかって面倒だなあ」という態度を表に出してしまいました。
     窓口の女性はそんな態度、慣れたものなのか、ニコニコ。
     なんだよと思いながら手続きの最終段階に入ったとき、持参すべき書類がそろっていないことが判明。「うわ、時間を無駄にさせている面倒な人は私の方か」と申し訳なくなりながら窓口の女性を見ると、変わらずニコニコ。
     笑顔に救われながら、そそくさと帰りました。

先週号の案内2024年12月14日号

表紙

特集最新決算 勝ち組&負け組

日本国内はインフレや深刻な労働力不足に見舞われ、海外では米大統領選挙などで地政学リスクが高まり、日本企業を巡る経営環境は複雑化している。優勝劣敗が加速し、「勝ち組」と「負け組」も鮮明になっている。主要な業界や企業の最新決算を財務などを基に徹…

特集2激震! 新リース会計 財務悪化リスクランキング

2027年4月から「リース会計」の基準が変わる。帳簿上の話であり企業としての実態に変化はないものの、自己資本比率の低下といった財務指標の悪化につながる。会計新ルールの影響 を独自試算し、インパクトの大きい業種、企業をランキングであぶり出す…