政権交代が遠のく国会中継 |
女性閣僚の「矛盾」追及 選択的夫婦別姓・共働き 入閣前の発言、野党が指摘 2014年10月9日05時00分
野党は7、8日の参院予算委員会で、安倍晋三首相が「女性が輝く 社会」を掲げる中、女性閣僚の入閣前の発言がこれと矛盾しているの ではないかと突いた。共働きや夫婦別姓に否定的な発言をしていた女 性閣僚がいるためだ。自民党内では伝統的な家族観を重んじる勢力が 強く、今後も整合性を問われる場面がありそうだ。
「山谷さんは、選択的夫婦別姓について『家族解体法だ』と(以前 の)国会で発言している。なぜ、家族解体法なのか」。8日の参院予 算委員会。社民党の福島瑞穂氏は山谷えり子国家公安委員長に問いた だした。福島氏は他の4人の女性閣僚にも選択的夫婦別姓への賛否に ついて答弁を求めた。
しかし、山谷氏は「内閣の方針に従いたい。国務大臣としての発言 は控えたい」。民法を所管する松島みどり法相は「法務省は現在、選 択的夫婦別姓制度の導入はできないと考えている」とし、他の3人も 「内閣の方針に従う」と述べた。
福島氏は首相にも見解を求めたが、首相は「わが国の家族のあり方 に深く関わるもので、慎重な検討が必要だ」と答弁するにとどめた。
安倍政権は「女性が輝く社会」を成長戦略の柱の一つに位置づけ、 企業に女性登用を促す女性活躍推進法案を今国会に提出する予定だ。 しかし、自民党内には、男女の役割分担の明確化を求めるなど伝統的 な家族観を重視する意見も根強くある。夫婦別姓や共働きについて、 入閣前は否定的な発言を繰り返してきた女性閣僚もいる。
野党は首相のスローガンと、こうした伝統的家族観が矛盾している と指摘した。
民主党の蓮舫氏は7日の参院予算委で、有村治子女性活躍相が以前、 「両親が仕事を続け、家族機能が失敗した方も少なくない」などと雑 誌に寄稿していたことを挙げ、「共働きで親子関係が崩壊するのか」 と迫った。
有村氏は「共働きを否定する発言は一度もしたことがない」と反論。 「わが家も共働きだ。そういう生き方を否定してはいけないし、支援 することも大事な女性活躍の一環だ」と主張し、激しいやりとりにな った。野党は今後も一部の女性閣僚について、過去の発言の真意や現 在の発言との整合性などを追及していく方針だ。
こうした野党の攻勢に、首相は7日の参院予算委で「政府と自民党、 与党との間で意見が対立することはよくあるが、わが党はいったん方 向性が決まれば、その方向に進んでいく」と強調した。蓮舫氏が 「(閣僚の過去の発言が)女性活躍と真逆の方向だが、杞憂(きゆう) か」と問うと、首相は「杞憂でございます」と言い切った。 (今村尚徳)
■女性閣僚・自民党幹部の過去の発言
<有村治子・女性活躍担当相> 「両親が責任あるポジションに就いて仕事を続け、十数年以上たって 家族機能が破綻(はたん)し、親子関係において修羅場を経験してい る方も少なくない」(2005年の雑誌寄稿) * <高市早苗・総務相> 「他人に子どもを預けた人のほうが一方的に優遇される制度ではだめ だ」(月刊「諸君!」06年2月号) * <稲田朋美・政調会長> 「保育所増設の政策などを見ていると『ほんとに母乳を飲んでいる赤 ちゃんを預けてまで働きたいと思っているかな』と疑問に思う」 (同上) * <山谷えり子・国家公安委員長> 「選択的夫婦別姓制度を含む民法改正は家族解体法案。いま守るべ きは家族だ」(10年11月、参院予算委員会) 朝日新聞
ここの記事とは関係ないんですが、山谷えり子先生の名前が出ている 週刊誌? ウェブ上の週刊誌的な雑誌? まぁ、そんな感じのこちら。 小林よしのりも「カルト」と批判! 山谷えり子をなぜ放置するのか ↑こういうのがありましたので。無料ですよ。登録の必要もなし。
さてさて、こちらの記事ですが。 7・8段落目をごっそり引用しましょう。 > 民主党の蓮舫氏は7日の参院予算委で、有村治子女性活躍相が以前、 >「両親が仕事を続け、家族機能が失敗した方も少なくない」などと雑 >誌に寄稿していたことを挙げ、「共働きで親子関係が崩壊するのか」 >と迫った。 > >有村氏は「共働きを否定する発言は一度もしたことがない」と反論。 >「わが家も共働きだ。そういう生き方を否定してはいけないし、支援 >することも大事な女性活躍の一環だ」と主張し、激しいやりとりにな >った。野党は今後も一部の女性閣僚について、過去の発言の真意や現 >在の発言との整合性などを追及していく方針だ。
10/7(火)の参院予算委員会ですよねぇ。 たまたま私も見ましたよ。 全部は見れなかったのですが、蓮舫と有村治子大臣のバトルのあたり。 面白かったです。(?)
ビデオデッキ(ブルーレイレコーダー)が8月に壊れてしまい、使えな くなったままなので、国会中継を録画することもできず、一部を見た だけでしか判断できないのですが、、、。
ああ言えばこう言う有村治子大臣がうまく逃げ切ったという感じでし たよ~。 蓮舫議員、詰め切れなかったですよねぇ。
「■女性閣僚・自民党幹部の過去の発言」のところに、 >「両親が責任あるポジションに就いて仕事を続け、十数年以上たって >家族機能が破綻(はたん)し、親子関係において修羅場を経験してい >る方も少なくない」(2005年の雑誌寄稿) というのもありますし。
もっと鋭く斬り込むこともできたように思いますが、まぁ、蓮舫だか ら仕方ないか。と諦めるしかないですかねぇ。(>_<)
他に私の見た中では、有村治子大臣、「凶悪犯罪を犯した人を調べて みると、親が共働きで、子供の頃十分愛情を感じるような環境にな かった人がいる。これはデータとしてあるんです」 みたいな話もしてたと思いますが。
国会の議事録は、すぐにはできないようですし、YOUTUBEにも、国会 中継はないようですから、正確にはわかりませんが、そんな内容だっ たかと、、、。 おっ、参議院のインターネット中継があるみたいですが。 後で見てみます。(^_-)
だけど、これだけのことを言ってる人(有村治子大臣)に対して詰め切 れないとは、蓮舫議員、「ダメよダメダメ」ですよねぇ。(@_@) たとえば、、、
「有村大臣のお宅は共働きですよねぇ? それで、お子さんは凶悪犯罪を犯しましたか? 犯してないんですよねぇ? だったら、”共働きで育てられた子供が凶悪犯罪を犯した!”などと 言うよりも、私の家のように共働きで子供を育てても、ちゃんと子供 は育つ!と言ってくれた方が、全国の共働きで子育てしている夫婦は 励まされるんじゃないですか?
大臣は、”共働きを否定する発言は一度もしたことがない”と言いま すが、それでは、共働きの夫婦をどれだけ励ましてきたんですか? ”女性活躍担当相”というのは、そういうことをしてきた人がなる のがふさわしいと私は思いますよ。」
とこのくらい突っ込んどけば、「大臣として今後努力してまいります」 くらいの答弁となって、テレビ中継を見てる人が、「無理だろう、、、」 と感じるようなことになったのでは!?
まぁ~、これだけの材料をもらっていながら、詰め切れない野党では 政権交代は、先のまた先という感じですかねぇ。(T_T)
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